
つくばエクスプレス(TX)で、クレジットカードなどのタッチ決済を使った早朝割引「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」の第2弾が実施されます。
実施期間は2026年10月1日から2027年1月31日までの平日で、祝日にあたる平日も対象です。指定された駅から対象時刻までにタッチ決済で入場し、秋葉原駅など5駅のいずれかで出場すると、普通旅客運賃が20%割引になります。
第1弾との大きな違いは、青井駅から流山セントラルパーク駅までの6駅で、対象となる入場時刻が午前6時30分までから午前7時までに広がることです。対象駅や割引率は変わりませんが、都心に近い区間では利用しやすくなりました。
「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」第2弾の概要
| 実施期間 | 2026年10月1日(木)~2027年1月31日(日)の平日(祝日を含む) |
|---|---|
| 午前6時30分までの入場が対象となる駅 | つくば、研究学園、万博記念公園、みどりの、みらい平、守谷、柏たなか、柏の葉キャンパス、流山おおたかの森 |
| 午前7時までの入場が対象となる駅 | 流山セントラルパーク、南流山、三郷中央、八潮、六町、青井 |
| 対象出場駅 | 秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住 |
| 対象の支払い方法 | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯のタッチ決済に対応したクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、またはそれらを設定したスマートフォンなど |
| 特典 | 普通旅客運賃(10円単位運賃)から20%割引 |
対象駅であればどの区間でも割引されるわけではありません。指定された15駅のいずれかから対象時刻までに入場し、秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住のいずれかで出場する必要があります。
第1弾との違い
| 第1弾 | 第2弾 | |
|---|---|---|
| 実施期間 | 2026年5月11日~7月31日の平日 | 2026年10月1日~2027年1月31日の平日 |
| 対象となる入場時刻 | 対象15駅すべてで午前6時30分まで | 9駅は午前6時30分まで、青井~流山セントラルパークの6駅は午前7時まで |
| 対象入場駅 | 15駅 | 15駅(変更なし) |
| 対象出場駅 | 秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住 | 同じ5駅(変更なし) |
| 割引率 | 普通旅客運賃から20%割引 | 普通旅客運賃から20%割引(変更なし) |
| 対応ブランド | 7ブランド | 同じ7ブランド(変更なし) |
変更の中心は、都心に近い6駅の締め切り時刻を30分遅らせたことです。第1弾では青井駅や八潮駅などから利用する場合も午前6時30分までに入場する必要がありましたが、第2弾では午前7時まで対象になります。
一方、流山おおたかの森駅より北側の9駅は、引き続き午前6時30分までの入場が条件です。すべての対象駅で午前7時まで利用できるわけではないので注意してください。
青井駅や八潮駅などから早朝に都心へ向かう人ほど使いやすく
第2弾の恩恵が大きいのは、青井、六町、八潮、三郷中央、南流山、流山セントラルパークの各駅から、北千住や秋葉原方面へ早朝に移動する人です。
例えば午前6時30分を少し過ぎてから八潮駅や南流山駅に入場する場合、第1弾では対象外でしたが、第2弾では午前7時までに入場すれば割引の対象になります。勤務開始時刻が比較的早い人だけでなく、午前7時までに移動できる人も利用しやすくなった形です。
なお、これは利用額の20%が後日戻るポイント還元やキャッシュバックではありません。条件を満たした乗車の普通旅客運賃そのものが20%引きになります。第1弾の公式例では、つくば駅から秋葉原駅までの1,280円が1,030円に、流山おおたかの森駅から北千住駅までの580円が470円になっていました。
利用時は同じカードやスマートフォンで入出場する
利用にあたって事前エントリーは案内されていません。対象となるタッチ決済対応のカードやスマートフォンを、入場時と出場時に改札機へタッチします。
- 対象入場駅と対象出場駅の組み合わせで利用する
- 駅ごとに定められた時刻までに入場する
- 入場時と出場時は同じカード、または同じスマートフォンなどを使う
- 交通系ICカードやきっぷではなく、対象ブランドのタッチ決済で乗車する
カード現物と、そのカードを設定したスマートフォンは、決済上は別のカード番号として扱われることがあります。入場時にカード現物を使った場合は出場時もカード現物を使うなど、同じ媒体で統一するのが安全です。
また、タッチ決済による乗車は定期券とは異なります。すでに定期券を持っている区間では、20%割引だけを理由に毎回タッチ決済へ切り替えると、かえって負担が増える可能性があります。普段は都度運賃を支払っている人や、利用日数が少ない人ほど検討しやすいキャンペーンです。
30分の拡大で実用性は向上、ただし対象区間は限定的
第2弾は、割引率を引き上げるのではなく、比較的都心に近い6駅で対象時間を30分広げる内容です。午前6時30分までという第1弾の条件は使える人が限られましたが、午前7時までなら選択肢に入る利用者は増えるでしょう。
ただし、対象出場駅は秋葉原から北千住までの5駅に限られ、反対方向の移動や対象外駅での出場には適用されません。また、現時点では期間限定の施策であり、恒久的な早朝割引ではありません。
第1弾の具体的な利用実績や混雑緩和の効果は今回の発表では示されていません。それでも第2弾として期間を延ばし、一部駅の対象時間を緩和したことから、TXがクレカ乗車のデータを活用しながら、利用時間帯を分散させる仕組みを引き続き検証する段階にあるといえます。

