Vポイントマーケティング、三井住友カード、Visa、QUADRACと鉄道4社は、2026年10月7日から「クレカ乗車」に対するVポイントの付与を始めると発表しました。対象は京王電鉄、つくばエクスプレス、ゆりかもめ、江ノ島電鉄の全線全駅です。4社では2年間の実証実験として導入します。 新しい乗車ポイントは三井住友カード専用ではなく、Visaブランドの対象カードなら発行会社を問わず、乗車額200円(税込)につきVポイントが1ポイント貯まります。還元率は0.5%相当。利用にはVポイントと「Q-move」の連携、乗車に使うカードの登録が必要です。 対象のVisaで乗車すると、乗車額の0.5%相当が貯まる 乗車ポイントの対象となる決済ブランドは、サービス開始時点ではVisaのみです。Visaブランドのクレジットカードのほか、タッチ決済対応のデビットカードやプリペイドカード、対象カードを設定したスマートフォンなども利用できます。カード現物での乗車も対象です。 クレカ乗車そのものはカードを改札の専用端末にタッチすれば利用できますが、今回のVポイントを貯めるには事前の設定が必要です。Vポイントアプリの「乗車で貯める」からQ-moveへ進み、Q-moveへの会員登録・ログインとV会員番号の連携を済ませます。そのうえで、Q-moveに登録したVisaのカードやスマートフォンで乗車します。 ポイントは月間の対象乗車額に応じて計算され、乗車した翌月の10日前後に付与されます。例えば対象路線で1か月に合計1,000円(税込)乗れば、乗車ポイントは5ポイントです。Suica・PASMOでの乗車や、各社の改札で使えるほかの国際ブランドによる乗車は、今回のVポイント付与の対象ではありません。相互直通運転で他社線まで乗る場合も、他社線の区間は付与対象外です。 カードの決済ポイントは別。三井住友カードには独自の乗車特典も 今回加わる0.5%相当の乗車ポイントは、乗車に使ったカードの決済ポイントとは別に付与されます。カード決済分のポイントが付くか、どれだけ付くかはカードごとの条件によって異なります。 別の特典として、三井住友カードは現在、4社を含む対象路線でスマートフォンのタッチ決済乗車にポイントを付与しています。三井住友カード(NL)など対象のクレジットカードは通常ポイント込みで7%相当、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードは同8%相当です。10月7日以降、これらの対象カードをスマートフォンのVisaのタッチ決済で使い、乗車ポイントの連携も済ませれば、それぞれ合計7.5%相当、8.5%相当になります。 ただし、三井住友カードの7%・8%特典は対象カードを設定したスマートフォンでの乗車限定で、カード現物でのタッチ乗車は対象外です。Oliveもクレジットモード以外の乗車には8%が付きません。カード側の特典にはカード券種ごとに月1,000ポイント(通常ポイントを含む)の上限があります。一方、新しい0.5%相当の乗車ポイントは、登録したVisaのカード現物で乗車した場合にも対象となります。 なお、京王電鉄には登録したPASMOで乗ると貯まる「京王トレインポイント」もあります。大人の定期外乗車では運賃の5%分が貯まりますが、こちらは登録PASMOでの乗車が条件です。今回のVisaによる乗車ポイントと同じ乗車で両取りすることはできません。京王線を日常的に利用する人は、利用するカードの決済特典も含めて比較するとよいでしょう。 クレカ乗車導入から、乗車ポイント開始までの経緯 4社とも、Vポイント付与に先立ってクレカ乗車を導入しています。主な経緯は次の通りです。 2023年4月15日:江ノ島電鉄が全駅でタッチ決済による乗車を開始。 2024年3月25日・11月6日:京王電鉄が一部駅で実証実験を始め、11月に京王線・井の頭線の全駅へ拡大。 2025年3月17日:ゆりかもめが全16駅でクレカ乗車を開始。 2025年8月31日・2026年2月7日:つくばエクスプレスが一部駅で実証実験を始め、2026年2月に全20駅へ拡大。 2026年10月7日:4社のクレカ乗車で、登録したVisaによる乗車額に応じたVポイントの付与を開始予定。 これまでは「普段のカードを改札で使える」ことが主な利点でした。今回の実証実験で、移動そのものに共通ポイントが付くようになります。対象の鉄道事業者は今後増やす方針ですが、4社での実証実験を続けるかどうかは、2年間の利用状況などを踏まえて判断されます。
JR九州「JQ BANK」構想を発表 SBIの銀行・証券と連携、JRE BANK・WESTERミライバンクとの違いは?

JR九州とSBIが「JQ BANK」構想を発表 銀行・証券・JRキューポを一つのアプリへ JR九州とSBIグループは2026年9月25日、JR九州Web会員向けの金融サービス「JQ BANK(仮称)」の提供に向けて基本合意したと発表しました。SBI新生銀行の銀行機能に加え、SBI証券を通じた投資なども一つのアプリから利用できる「金融スーパーアプリ」を目指します。サービス開始の目標は2027年度中です。 JR東日本の「JRE BANK」はすでにサービスを提供しており、JR西日本も「WESTERミライバンク(仮称)」を準備中です。JR九州の構想は、預金と鉄道特典の連携に加え、JQ CARDでの投信積立やJRキューポを使った投資まで視野に入れている点が特徴です。ただし、発表時点では基本合意の段階で、特典の還元率や銀行手数料の無料回数などは決まっていません。 JQ BANKで何ができるようになる? JQ BANKは、JR九州Web会員IDとJRキューポを軸に、JR九州の鉄道・駅ビル・ホテルなどのサービスと、SBIグループの金融サービスを結びつける構想です。JR九州はSBI新生銀行を所属銀行とする銀行代理業の許可を取得することを前提に、2027年度中の提供開始を目指します。預金を受け入れる銀行はSBI新生銀行であり、JR九州が新たに銀行を設立するという発表ではありません。 現時点で検討・準備されている主な内容は次の通りです。 銀行サービスの利用に応じた鉄道優待やJRキューポなどの特典 「SBIハイパー預金」の提供と、その預金残高に応じたJRキューポの付与 コンビニATMの出金手数料や他行宛振込手数料の無料回数の設定 JR九州の利用者向け住宅ローンの特別金利 JQ CARDで投資信託を積み立てる「JQ CARD積立」と、積立額に応じたJRキューポの加算 JRキューポを使った国内株式・投資信託への投資や、証券口座を開設せずに試せるポイント運用 SBIハイパー預金は、預金残高がSBI証券の株式や投資信託の買付余力に自動で反映されるサービスです。JQ BANKで実現すれば、預金でJRキューポを貯めながら、その資金を投資にも回しやすくなります。また、JQ CARD積立やJRキューポによる投資が実現すれば、JR九州のサービスで貯めたポイントを資産形成へつなげられます。 SBIグループは保険、暗号資産、FX、ステーブルコイン決済、AIエージェントなども組み込める総合金融プラットフォームを開発するとしています。ただし、これらすべてがJQ BANKの開始時から利用できると決まったわけではありません。 JRE BANK・WESTERミライバンクとの違い 3つのサービスはいずれも「鉄道会社の会員基盤と銀行機能を結びつける」点では共通します。一方、提携先、サービスの広がり、鉄道会社の事業への関わり方は異なります。 項目 JRE BANK(JR東日本) WESTERミライバンク(JR西日本) JQ BANK(JR九州) 状況 2024年5月に開始済み 2027年度中の開始を目指す構想 2027年度中の開始を目指す基本合意 銀行機能の提供元 楽天銀行 関西みらい銀行 SBI新生銀行 銀行代理業者 JR東日本グループのビューカード JR西日本を予定(許可取得が前提) JR九州を予定(許可取得が前提) 主な連携 預金・給与受取・ビューカード引落などと、JR東日本の鉄道特典 WESTERポイント、決済、沿線の商業施設・まちづくり JRキューポ、鉄道・ホテル等の特典に加え、SBI証券との連携 事業上の特徴 楽天銀行の銀行基盤を使い、JR東日本グループの利用を促す JR西日本が関西みらい銀行の株式20%を取得する予定 SBIグループの銀行・証券・金融アプリ基盤を組み合わせる構想 JRE BANKでは、楽天銀行を所属銀行とするビューカードが銀行代理業を担います。口座残高やビューカードの引き落としなどの条件に応じて、JR東日本の列車を対象とする「JRE BANK優待割引券(4割引)」やモバイルSuica用のグリーン券などを提供しています。すでに利用できるサービスという点は、開発前の2サービスとの大きな違いです。 WESTERミライバンクは、りそなグループの関西みらい銀行を銀行機能の提供元とする予定です。JR西日本は許認可などを前提に900億円を投じて関西みらい銀行の株式20%を取得する計画で、銀行の経営にも資本面から関わります。口座・チャージ・ポイントの残高や決済履歴を一つのアプリで管理する「おさいふWESTER」も進める方針です。ただし、具体的なポイント付与条件や特典の詳細は、今後の発表を待つ必要があります。 今回のJQ BANKでは、SBI新生銀行の預金サービスとSBI証券の投資サービスをJR九州の会員向けアプリに組み込む構想が示されました。JRE BANKやWESTERミライバンクでも銀行と鉄道サービスの連携が軸ですが、JQ BANKは証券取引やポイント投資を構想の中心に据えている点で、打ち出し方が異なります。 ビジネスモデルの違いは「銀行にどこまで関わるか」 JRE BANKは、楽天銀行の銀行機能とJR東日本グループの顧客接点・鉄道特典を組み合わせるモデルです。JR東日本は銀行サービスを入り口に、ビューカードや鉄道などグループサービスの利用を増やす狙いがあります。 WESTERミライバンクでは、JR西日本が関西みらい銀行の株式20%を取得する予定です。銀行代理業によるサービス提供に加え、提携銀行の成長にも出資者として関わる形で、決済や沿線開発まで含めた地域ビジネスを共同で広げようとしています。 JQ BANKは、JR九州の会員・ポイント・鉄道や生活サービスと、SBIグループの銀行・証券・金融アプリの基盤を組み合わせるモデルです。現時点の発表では、JR西日本のような提携銀行への出資は示されていません。JR九州にとっては、金融サービスの利用をJRキューポやグループ施設の利用につなげ、顧客との接点を増やす狙いが読み取れます。各社間の手数料や収益配分は公表されていません。 利用者にとって注目すべきなのは、預金残高に対するJRキューポの付与率、JQ CARD積立の対象カード・ポイント率、鉄道優待の内容、ATM・振込手数料の無料条件です。これらはまだ発表されていないため、現時点でJRE BANKとのお得度を数字で比較することはできません。銀行と証券を一つのアプリにまとめる構想が、実際にどこまで便利でお得なサービスになるかは、今後の詳細発表で判断したいところです。
TXのクレカ早朝割引が第2弾、青井〜流山セントラルパークは午前7時まで運賃20%オフ

つくばエクスプレス(TX)で、クレジットカードなどのタッチ決済を使った早朝割引「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」の第2弾が実施されます。 実施期間は2026年10月1日から2027年1月31日までの平日で、祝日にあたる平日も対象です。指定された駅から対象時刻までにタッチ決済で入場し、秋葉原駅など5駅のいずれかで出場すると、普通旅客運賃が20%割引になります。 第1弾との大きな違いは、青井駅から流山セントラルパーク駅までの6駅で、対象となる入場時刻が午前6時30分までから午前7時までに広がることです。対象駅や割引率は変わりませんが、都心に近い区間では利用しやすくなりました。 「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」第2弾の概要 実施期間 2026年10月1日(木)~2027年1月31日(日)の平日(祝日を含む) 午前6時30分までの入場が対象となる駅 つくば、研究学園、万博記念公園、みどりの、みらい平、守谷、柏たなか、柏の葉キャンパス、流山おおたかの森 午前7時までの入場が対象となる駅 流山セントラルパーク、南流山、三郷中央、八潮、六町、青井 対象出場駅 秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住 対象の支払い方法 Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯のタッチ決済に対応したクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、またはそれらを設定したスマートフォンなど 特典 普通旅客運賃(10円単位運賃)から20%割引 対象駅であればどの区間でも割引されるわけではありません。指定された15駅のいずれかから対象時刻までに入場し、秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住のいずれかで出場する必要があります。 第1弾との違い 第1弾 第2弾 実施期間 2026年5月11日~7月31日の平日 2026年10月1日~2027年1月31日の平日 対象となる入場時刻 対象15駅すべてで午前6時30分まで 9駅は午前6時30分まで、青井~流山セントラルパークの6駅は午前7時まで 対象入場駅 15駅 15駅(変更なし) 対象出場駅 秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住 同じ5駅(変更なし) 割引率 普通旅客運賃から20%割引 普通旅客運賃から20%割引(変更なし) 対応ブランド 7ブランド 同じ7ブランド(変更なし) 変更の中心は、都心に近い6駅の締め切り時刻を30分遅らせたことです。第1弾では青井駅や八潮駅などから利用する場合も午前6時30分までに入場する必要がありましたが、第2弾では午前7時まで対象になります。 一方、流山おおたかの森駅より北側の9駅は、引き続き午前6時30分までの入場が条件です。すべての対象駅で午前7時まで利用できるわけではないので注意してください。 青井駅や八潮駅などから早朝に都心へ向かう人ほど使いやすく 第2弾の恩恵が大きいのは、青井、六町、八潮、三郷中央、南流山、流山セントラルパークの各駅から、北千住や秋葉原方面へ早朝に移動する人です。 例えば午前6時30分を少し過ぎてから八潮駅や南流山駅に入場する場合、第1弾では対象外でしたが、第2弾では午前7時までに入場すれば割引の対象になります。勤務開始時刻が比較的早い人だけでなく、午前7時までに移動できる人も利用しやすくなった形です。 なお、これは利用額の20%が後日戻るポイント還元やキャッシュバックではありません。条件を満たした乗車の普通旅客運賃そのものが20%引きになります。第1弾の公式例では、つくば駅から秋葉原駅までの1,280円が1,030円に、流山おおたかの森駅から北千住駅までの580円が470円になっていました。 利用時は同じカードやスマートフォンで入出場する 利用にあたって事前エントリーは案内されていません。対象となるタッチ決済対応のカードやスマートフォンを、入場時と出場時に改札機へタッチします。 対象入場駅と対象出場駅の組み合わせで利用する 駅ごとに定められた時刻までに入場する 入場時と出場時は同じカード、または同じスマートフォンなどを使う 交通系ICカードやきっぷではなく、対象ブランドのタッチ決済で乗車する カード現物と、そのカードを設定したスマートフォンは、決済上は別のカード番号として扱われることがあります。入場時にカード現物を使った場合は出場時もカード現物を使うなど、同じ媒体で統一するのが安全です。 また、タッチ決済による乗車は定期券とは異なります。すでに定期券を持っている区間では、20%割引だけを理由に毎回タッチ決済へ切り替えると、かえって負担が増える可能性があります。普段は都度運賃を支払っている人や、利用日数が少ない人ほど検討しやすいキャンペーンです。 30分の拡大で実用性は向上、ただし対象区間は限定的 第2弾は、割引率を引き上げるのではなく、比較的都心に近い6駅で対象時間を30分広げる内容です。午前6時30分までという第1弾の条件は使える人が限られましたが、午前7時までなら選択肢に入る利用者は増えるでしょう。 ただし、対象出場駅は秋葉原から北千住までの5駅に限られ、反対方向の移動や対象外駅での出場には適用されません。また、現時点では期間限定の施策であり、恒久的な早朝割引ではありません。 第1弾の具体的な利用実績や混雑緩和の効果は今回の発表では示されていません。それでも第2弾として期間を延ばし、一部駅の対象時間を緩和したことから、TXがクレカ乗車のデータを活用しながら、利用時間帯を分散させる仕組みを引き続き検証する段階にあるといえます。
楽天ペイの「楽天カードタッチ決済」が終了へ 新ウォレットはGoogle PayのVisaタッチ対応か?

楽天カードは2026年9月16日、Android端末向けに提供している「楽天カードタッチ決済」を、2027年1月中旬から2月中旬頃に終了すると発表しました。 楽天カードタッチ決済は、楽天ペイアプリにVisaまたはMastercardブランドの楽天カードを設定し、Androidスマートフォンを決済端末にかざして支払えるサービスです。サービス終了後は楽天ペイアプリからタッチ決済を利用できなくなり、2026年秋に提供予定の「新しいウォレット決済サービス」へ移行することになります。 新しいサービスの名称や対応する決済方式はまだ発表されていませんが、Google Pay(Google ウォレット)におけるVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済への対応を準備している可能性も考えられます。 楽天ペイアプリの「楽天カードタッチ決済」が終了 終了するのは、楽天ペイアプリから設定するAndroid端末向けの「楽天カードタッチ決済」です。 楽天ペイのコード・QR払いそのものが終了するわけではなく、楽天ペイアプリに設定した楽天カードを使って、Visaのタッチ決済またはMastercardタッチ決済として支払う機能が対象です。 対象:Android端末向け「楽天カードタッチ決済」 新規設定受付終了:2026年9月30日13時 サービス終了:2027年1月中旬~2月中旬頃 新しいウォレット決済サービス開始:2026年10月下旬~11月中旬頃 2026年9月30日13時までに設定を完了している利用者は、サービス終了日まで引き続き利用できます。それ以降は、楽天カードタッチ決済を新たに設定することはできません。 具体的な終了日は、確定後に楽天カードのお知らせやメールなどで案内されます。 サービス終了までのスケジュール 時期 内容 2026年9月30日13時 楽天カードタッチ決済の新規設定受付を終了 2026年10月下旬~11月中旬頃 新しいウォレット決済サービスの提供開始予定 2027年1月中旬~2月中旬頃 楽天ペイアプリの楽天カードタッチ決済を終了 新しいウォレット決済サービスの開始後も、現在の楽天カードタッチ決済は一定期間利用できます。数カ月間の移行期間を設け、利用者に新サービスへの設定変更を促す形です。 楽天カードタッチ決済とは? 楽天カードタッチ決済は2022年10月に開始されたサービスで、NFC(Type A/B)に対応したAndroid端末に、VisaまたはMastercardブランドの楽天カードを設定して利用します。 楽天キャッシュや楽天ペイの残高をタッチして使う機能ではありません。楽天ペイアプリを通じて設定した楽天カードで支払う、クレジットカードのタッチ決済です。 設定・支払い方法 利用できる決済 楽天ペイアプリ Visaのタッチ決済/Mastercardタッチ決済 Google Pay(現在) QUICPay 現在の楽天カードはGoogle Payにも対応していますが、店頭での支払い方法はQUICPayです。Google ウォレットに楽天カードを登録しても、楽天カードでVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済が使えるわけではありません。 Visa/Mastercardのタッチ決済をスマートフォンで使うには楽天ペイアプリを設定し、Android側で楽天ペイを優先する決済アプリに指定する必要がありました。他社カードをGoogle ウォレットのタッチ決済で利用している場合、決済アプリを切り替える必要があるなど、分かりにくさもありました。 楽天カードタッチ決済の詳しい仕組みや設定方法は、以下の記事で解説しています。 Androidでの楽天カードの「タッチ決済」を解説 Google PayのVisaタッチ決済に移行する可能性は? 楽天カードが案内しているのは、あくまで「新しいウォレット決済サービス」です。現時点ではサービス名、利用するアプリ、対応する国際ブランド、対応端末などは明らかにされていません。 ただし、移行先として考えられる候補の一つが、Google Pay(Google ウォレット)におけるVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済への対応です。 Google ウォレットはVisaのタッチ決済とMastercardタッチ決済に対応している 現在の楽天カードはGoogle PayではQUICPayのみ利用可能 現行サービスは楽天ペイアプリを優先決済アプリにする必要があり、他社カードとの使い分けが複雑 新サービスは「より快適な決済体験」を目的としている 仮にGoogle ウォレットへ移行するのであれば、楽天ペイアプリとGoogle ウォレットを切り替える必要がなくなり、他社カードとまとめて管理しやすくなります。また、おサイフケータイに対応していないNFC搭載Android端末でも、国際ブランドのタッチ決済を利用できる可能性があります。 一方で、楽天カードはGoogle PayへのVisa/Mastercardタッチ決済対応を正式発表していません。新しい独自ウォレットや、楽天カードアプリを利用する別サービスである可能性も残されています。 公式発表にGoogle Payの名称が記載されているのは、現在提供中のGoogle Pay・QUICPayが引き続き利用できることを説明するためです。Google Payという記載だけを根拠に、移行先がGoogle ウォレットであると断定することはできません。 Google PayのQUICPayとApple Payは継続 今回の終了対象は、楽天ペイアプリから設定するAndroid向けの楽天カードタッチ決済です。 楽天カードをGoogle Payに設定して利用するQUICPayは、サービス終了後も引き続き利用できます。iPhoneのApple Payも終了対象ではありません。 サービス 今後の扱い 楽天ペイアプリの楽天カードタッチ決済 2027年1月中旬~2月中旬頃に終了 Google PayのQUICPay 継続して利用可能 Apple Pay 継続して利用可能 新しいウォレット決済サービス 2026年10月下旬~11月中旬頃に開始予定。詳細は後日発表 利用者は何をすればよい? 現在、楽天ペイアプリの楽天カードタッチ決済を利用している人は、すぐに設定を変更する必要はありません。新しいウォレット決済サービスの詳細が発表されるまでは、これまでどおり利用できます。 新サービスの開始後は設定手続きが必要です。端末によっては利用できない場合もあるため、対象機種や移行方法の案内を確認した上で設定しましょう。 これから楽天カードタッチ決済を使いたい人は、2026年9月30日13時が新規設定の期限です。ただし、終了までの利用期間が限られるため、新サービスの詳細を待つ選択肢もあります。 まとめ 楽天ペイアプリから設定する楽天カードタッチ決済は、2027年1月中旬から2月中旬頃に終了します。楽天ペイのコード・QR払い、Google PayのQUICPay、Apple Payは終了対象ではありません。 新しいウォレット決済サービスは2026年10月下旬から11月中旬頃に始まる予定ですが、詳細はまだ公表されていません。Google PayでVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済に対応すれば、現在より分かりやすく便利になる可能性がありますが、現段階では推測にとどまります。 楽天カードから今後発表されるサービス、対応ブランド、対象端末、設定方法に注目です。
本人限定受取郵便が2027年4月から変更 クレジットカード受取はIC付き本人確認書類4種に限定

日本郵便は2026年9月14日、本人限定受取郵便のサービスを2027年4月1日から見直すと発表しました。 大きな変更点は、受け取りに使える本人確認書類が、ICチップを搭載した顔写真付きの4種類に限定されることです。一方で、特定事項伝達型ではスマートフォンに搭載したマイナンバーカードによる本人確認が可能になり、基本型は郵便窓口だけでなく住所・居所への配達にも対応します。 本人限定受取郵便は、クレジットカードや金融機関からの重要書類の発送にも使われています。2027年4月以降にカードなどを受け取る可能性がある人は、新しい本人確認書類の条件を確認しておきましょう。 本人限定受取郵便は2027年4月1日から変更 本人限定受取郵便は、郵便物に記載された名あて人本人であることを確認した上で郵便物を渡すサービスです。現在は基本型、特例型、特定事項伝達型の3種類がありますが、2027年4月からは本人確認方法や受取方法が見直され、特例型は廃止されます。 受取時に使える本人確認書類を、顔写真・ICチップ付きの4種類に限定 特定事項伝達型では、本人確認書類のICチップ情報を確認 特定事項伝達型は、スマートフォンに搭載したマイナンバーカードに対応 基本型は、郵便窓口に加えて住所・居所への配達に対応 特例型は2027年3月31日で終了 主な変更点 項目 変更内容 実施日 2027年4月1日 本人確認書類 運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書の4種類に限定 特定事項伝達型の確認方法 本人確認書類のICチップに記録された情報を確認 スマホのマイナンバーカード 特定事項伝達型で利用可能。基本型では利用不可 基本型の受取場所 郵便窓口に加え、希望に応じて住所・居所への配達に対応 特例型 2027年3月31日でサービス終了 受取時に使える本人確認書類は4種類だけに 2027年4月1日以降、基本型と特定事項伝達型で利用できる本人確認書類は、次の4種類のうちいずれか1点です。 運転免許証 マイナンバーカード 在留カード 特別永住者証明書 いずれも顔写真とICチップが付いていることが条件です。パスポートなど、上記以外の本人確認書類は対象外になります。 変更前 2027年4月1日以降 パスポートを含む写真付き本人確認書類などが利用可能。基本型では、写真のない本人確認書類や写真付き職員証・学生証などを2点提示する方法も利用可能 顔写真・ICチップ付きの指定4種類から1点を提示。パスポートや職員証、学生証などは対象外となり、基本型の2点提示も終了 顔写真付きのパスポートであっても対象外になる点は、特に注意が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなどを持っていない人は、本人限定受取郵便を受け取れない可能性があります。 特定事項伝達型はICチップの読み取りが必要 特定事項伝達型では、本人確認書類を目視するだけではなく、ICチップに記録された情報が本人確認書類の記載内容と一致していることを確認した上で、名あて人本人かどうかを確認します。 運転免許証のICチップを読み取る際は、4桁の暗証番号を2組入力する必要があります。暗証番号を忘れている場合は、受取前に確認しておいたほうがよいでしょう。 特定事項伝達型は、犯罪収益移転防止法などの関係法令に対応したサービスです。クレジットカードの申し込みなどで使われることがあり、今回の変更は不正受取や本人確認書類の偽造対策を強化するものと考えられます。 スマートフォンのマイナンバーカードでも本人確認可能に 利便性向上策として、特定事項伝達型ではスマートフォンに搭載したマイナンバーカードによる本人確認が可能になります。 郵便物を受け取る際、スマートフォンに搭載されたマイナンバーカードの情報を送信し、その情報を使って名あて人本人であることを確認します。物理的なマイナンバーカードを取り出さずに本人確認できるようになるため、対応済みのスマートフォンを利用している人にとっては便利な変更です。 ただし、事前にアプリをインストールするなどの設定が必要です。また、スマートフォンのマイナンバーカードを利用できるのは特定事項伝達型のみで、基本型では利用できません。 基本型は自宅などへの配達に対応 基本型は現在、郵便窓口での受け取りが原則ですが、2027年4月以降は、希望に応じて受取人の住所・居所への配達も行われます。 これまで郵便局まで出向く必要があった人にとっては、受取場所を選べるようになるのがメリットです。ただし、配達時にも指定された4種類の本人確認書類のうち1点を提示する必要があります。 特例型は2027年3月31日で廃止 現在の特例型は2027年3月31日をもって終了し、以後は基本型を利用する形になります。 2027年3月31日以前に特例型として差し出された郵便物でも、受け取りが4月1日以降になる場合は、変更後の基本型として取り扱われます。 クレジットカードなどを受け取る人への影響 今回の見直しで特に注意したいのは、本人限定受取郵便を使って発送されるクレジットカードや金融関連の郵便物を受け取る場合です。 パスポートだけでは受け取れなくなる 基本型で利用できた本人確認書類の2点提示ができなくなる 運転免許証を使う場合、特定事項伝達型では暗証番号2組が必要 郵便物の氏名・住所と本人確認書類の記載が一致している必要がある 特定事項伝達型なら、設定済みのスマホのマイナンバーカードも利用可能 すべてのクレジットカードが本人限定受取郵便で届くわけではありませんが、カード会社や金融機関がこの方法を採用している場合は影響を受けます。申し込み後に引っ越しや改姓をした場合は、郵便物の宛名と本人確認書類の情報が一致するかも確認しておきましょう。 まとめ 本人限定受取郵便は2027年4月1日から、本人確認の厳格化と利便性向上が同時に行われます。 特定事項伝達型でスマートフォンのマイナンバーカードが使えるようになることや、基本型が自宅などへの配達に対応する点は改善です。一方、パスポートや複数書類の組み合わせが使えなくなり、本人確認書類が4種類に限定されるため、対象書類を持っていない人にとっては受け取りのハードルが上がります。 2027年4月以降にクレジットカードなどを申し込む際は、受取方法と利用できる本人確認書類を事前に確認しておくことが重要です。
みずほ楽天カードが最大2%還元に 高還元率カードと比較

みずほ楽天カードが、2026年9月から通常のカード利用で最大合計2%還元となりました。 年会費無料で、年間利用額や利用回数の条件を達成しなくても、一般的な買い物で最大合計2%相当が貯まる点は非常に強力です。 かつてはリクルートカードプラスが通常2%還元のカードとして知られていましたが、同カードは新規募集を終了しているうえ、2026年3月から還元率が1.5%へ引き下げられました。 今回は、みずほ楽天カードと現在の主な高還元率クレジットカードを比較します。単純な還元率だけでなく、年会費、達成条件、ポイントの使いやすさ、リボ払い専用カードであるかといったデメリットも含めて見ていきます。 なお、本記事では原則として、入会キャンペーンや特定店舗だけのポイントアップを除き、一般加盟店での買い物を中心に比較しています。 みずほ楽天カードは最大合計2%還元に みずほ楽天カードでは、通常のカード利用100円につき、楽天ポイント1ポイントとみずほポイント1ポイントが貯まります。 年会費 永年無料 通常還元率 最大合計2% ポイントの内訳 楽天ポイント1%+みずほポイント1% 利用代金の引落口座 みずほ銀行の普通預金口座のみ 国際ブランド Visa ポイントアップの期間・上限 従来の「最長1年間・みずほポイント最大1万ポイント」という制限を撤廃 みずほポイントの主な使い道 楽天ポイントへ1対1で交換、AmazonギフトカードやPayPayポイントなどへ1ポイント=1円相当で交換 以前の「Wポイントプラン」では、追加でもらえるみずほポイントに最長1年間、最大1万ポイントという制限がありました。 新しいダブルポイントでは、この期間と上限の制限がなくなり、2026年9月1日利用分から既存会員も含めて最大合計2%還元となっています。 特定のコンビニや飲食店だけではなく、楽天グループ以外の一般的な買い物でも最大合計2%となるのが大きな特徴です。 最大2%を受けるための条件 みずほポイントを受け取るには、カードを持っているだけでは不十分です。利用月の末日までに、以下の準備を済ませる必要があります。 みずほ銀行の普通預金口座をカードの引落口座に設定 みずほマイレージクラブへ入会 みずほダイレクトを契約して初回登録 みずほポイントモールへ初回アクセスし、規約に同意 みずほポイントはカード利用の翌々月初めを目安に進呈されます。楽天ポイントとは進呈時期が異なります。 公共料金や税金は合計0.4%相当 「毎日、どこでも最大合計2%」と案内されていますが、すべての支払いが2%になるわけではありません。 楽天カードでは、対象となる電気・ガス・水道料金、税金、国民年金保険料などは500円につき楽天ポイント1ポイント、つまり0.2%還元です。 みずほポイントは楽天ポイントの進呈対象と還元率に準じるため、これらの支払いでは楽天ポイント0.2%+みずほポイント0.2%の合計0.4%相当となります。 また、nanaco、WAON、モバイルSuica、モバイルPASMO、au PAY、ファミペイなど、楽天カードでポイント対象外となるチャージは、みずほポイントも対象外です。 主な高還元率クレジットカードを比較 カード 一般利用時の還元率 年会費 主な条件・注意点 みずほ楽天カード 最大合計2% 無料 楽天ポイント1%+みずほポイント1%。みずほ銀行口座と各種サービスの登録が必要 リクルートカードプラス 1.5% 以前は2% 1,650円 新規募集終了。2026年3月16日利用分から1.5%へ変更 P-one Wiz 約1.3%相当 交換先によって約1.4%相当 無料 請求時1%引き+ポイント。ショッピングリボ払い専用 リクルートカード 1.2% 無料 年間利用条件なし。リクルートポイントが貯まる apollostation THE PLATINUM 1.2% 22,000円 年間300万円以上で次年度無料 プラチナ特典や給油値引きを含めて判断するカード 三井住友カード ゴールド(NL) 通常0.5% 年間100万円利用時は実質1.5%相当 5,500円 年間100万円利用で翌年以降永年無料 年間100万円利用で1万ポイント。100万円付近が最も効率的 JQ CARD エポスゴールド 通常0.5% 年間100万円利用時は実質1.5%相当 初年度無料、通常5,000円 年間50万円以上で翌年以降永年無料 年間100万円利用で1万JRキューポ。選べるポイントアップショップは最大2倍 PayPayカード ゴールド 通常1% PayPayステップ達成で最大1.5% 11,000円 月30回・合計10万円以上などの条件あり。年間100万円利用特典は年会費相当で、2回目以降の年会費基本請求月から開始 三井住友カード プラチナプリファード 通常1% 年間利用特典を含めると最大2%相当 33,000円 年間100万円ごとに1万ポイント、最大4万ポイント。年会費を差し引く必要あり みずほ楽天カードの2%は、特定店舗の利用や年間100万円の達成ボーナスを含めた数字ではありません。 年会費無料で、一般加盟店の対象利用に対して最大合計2%となるため、現在申し込めるカードの中では突出しています。 みずほ楽天カードのメリット・デメリット メリット 年会費が永年無料 一般的な買い物で最大合計2%還元 年間利用額や利用回数の達成条件がない みずほポイントを楽天ポイントへ1対1で交換可能 楽天市場ではSPUを含めて最大合計4% 月1回以上のカード利用などで、みずほ銀行・イオン銀行ATMの時間外手数料無料などの条件を満たせる デメリット 引落口座をみずほ銀行に限定される 楽天ポイントとみずほポイントの2種類に分かれて貯まる みずほポイントを受け取るための登録が必要 公共料金や税金は合計0.4%相当まで下がる…
「セゾンバンク(仮称)」2027年初頭開始へ セゾンPortalで預金残高を確認、金利優遇も検討

クレディセゾンとスルガ銀行は2026年9月10日、新たなデジタルバンキングサービス「セゾンバンク(仮称)」を2027年初頭に開始すると発表しました。 セゾンカードアプリ「セゾンPortal」で銀行口座の残高を確認できるようにし、スルガ銀行の預金・振込機能と、セゾンカードの決済・ポイント・会員向け特典を一体的に利用できるサービスを目指すとのこと。 ただし、クレディセゾンが新しく銀行を設立するわけではありません。実際の預金口座や振込などの銀行サービスはスルガ銀行が提供し、クレディセゾンは銀行代理業者として口座開設などの契約を仲介します。 具体的な預金金利、振込手数料、ATM手数料、口座開設条件、提供する特典などは、2026年9月10日時点では発表されていません。 「セゾンバンク(仮称)」とは サービス名 セゾンバンク(仮称) サービス開始時期 2027年初頭予定 銀行サービスの提供者 スルガ銀行 口座を提供する支店 スルガ銀行のインターネット支店「セゾン支店」 クレディセゾンの立場 スルガ銀行を所属銀行とする銀行代理業者 中心となる連携 銀行口座、セゾンカード、永久不滅ポイント、セゾンPortal、パートナー企業の特典 名称・ロゴ 現時点では仮称・変更される可能性あり 「セゾンバンク(仮称)」は独立した銀行の名称ではなく、スルガ銀行の銀行機能とクレディセゾンのカード・アプリ・特典を組み合わせたデジタルバンキングサービスのブランド名です。 預金の受け入れや振込などはスルガ銀行が行います。クレディセゾンは、スルガ銀行の銀行代理業者として、預金口座や為替取引に関する契約締結を仲介します。 どこが新しい? これまでもクレディセゾンとスルガ銀行は、住宅ローン、提携クレジットカード、永久不滅ポイントの口座入金などで協業していました。 今回新しいのは、それぞれ個別に提供してきたサービスを「セゾンバンク」というブランドのもとでまとめ、日常的に使う銀行口座とセゾンカードをデジタル上で一体化しようとしている点です。 これまで セゾンバンク開始後の予定 セゾンPortal カード利用額、明細、永久不滅ポイントなどを管理 スルガ銀行の預金残高も確認可能に 銀行とカードの関係 銀行口座とセゾンカードを基本的に別々のサービスとして管理 預金、振込、カード決済、ポイントを連携 カード利用による銀行優遇 一部の提携サービスに限定 利用状況に応じた普通預金金利の優遇などを検討 会員向け特典 セゾンカードごとに用意 銀行利用も含め、パートナー経済圏の特典と連動することを検討 両社の協業分野 住宅ローンなど貸出関連が中心 預金、振込、決済を含む日常の金融サービスへ拡大 単にスルガ銀行の口座へ「セゾン」という名称を付けるだけでなく、セゾンカード会員が普段使っているアプリやポイント、カード利用実績と銀行サービスをつなぐことが、従来の銀行口座との大きな違いです。 セゾンPortalで預金残高を確認可能に 現在のセゾンPortalは、セゾンカードやUCカードの利用明細、支払額、利用可能額、永久不滅ポイントなどを確認するためのカード会員向けアプリです。 セゾンバンクでは、セゾンPortalからスルガ銀行セゾン支店の預金残高も確認できるようにする予定です。 カードの引き落とし前に銀行口座の残高が足りているかを確認したり、カードの利用額と現在の預金残高を同じアプリ上で把握したりしやすくなります。 ただし、セゾンPortal内で振込、口座振替の設定、定期預金や投資信託の取引まで完結できるかは発表されていません。現時点で明確に案内されているアプリ連携は、預金残高の確認などです。 カード利用者向けの普通預金金利優遇を検討 クレディセゾンとスルガ銀行は、セゾンカードやセゾンバンクの利用状況に応じて、普通預金金利を優遇する仕組みを検討しています。 実現すれば、セゾンカードを日常的に使っている人や、カードの引き落とし口座としてセゾンバンクを利用する人ほど、預金面でも優遇を受けられる可能性があります。 一方で、優遇金利の水準や判定条件は未発表です。 対象となるセゾンカード 必要なカード利用額 給与受取や口座振替などの条件 優遇される普通預金金利 金利優遇の上限残高 優遇期間 これらは今後発表される予定です。「セゾンカードを持っているだけで高金利になる」と決まったわけではありません。 映画・旅行・音楽・推し活などの特典も検討 セゾンバンクでは、金利や手数料といった銀行の経済的なメリットだけでなく、クレディセゾンのパートナー企業と連携した体験型特典も検討されています。 ショッピング 映画・エンターテインメント 旅行 スポーツ 音楽・ライブ IP・キャラクター 推し活・イベント グルメ 生活サービス 例えば、カードや銀行口座の利用に応じて、映画・ライブ・スポーツ・旅行などの優待や限定企画を提供するサービスが考えられます。 ただし、発表資料に掲載された内容は現時点でのコンセプトイメージです。具体的な提携先、特典内容、必要な利用条件は決まっていません。 現在すでに利用できる連携サービスもある セゾンバンクの開始前でも、永久不滅ポイントをスルガ銀行の普通預金口座へ現金として入金する交換サービスはすでに提供されています。 交換レート 永久不滅ポイント100ポイント=400円 最低交換数 200ポイント以上、100ポイント単位 対象者 セゾンカード会員で、スルガ銀行の普通預金口座を保有し、インターネットバンキングへ登録している人 入金時期 原則として申し込み完了後の翌営業日まで このポイント入金サービス自体が今回初めて始まるわけではありません。 セゾンバンクでは、こうした既存のポイント連携に加えて、預金残高の確認、カード利用状況に応じた銀行優遇、パートナー企業の特典などをまとめて提供する方向です。 確定していること・まだ検討中のこと 確定・発表済み 検討中・未発表 2027年初頭に開始予定 具体的な開始日 スルガ銀行セゾン支店を通じて提供 口座開設の対象者・申込条件 銀行サービスはスルガ銀行が提供 普通預金・定期預金の金利 クレディセゾンは銀行代理業者として契約を仲介 振込手数料・ATM手数料・無料回数 セゾンPortalで預金残高を確認できる機能を予定 セゾンPortalで利用できる銀行取引の範囲 カード・銀行・ポイント・特典を連携する方針 金利優遇やパートナー特典の詳細条件 名称とロゴは仮称 正式名称・正式ロゴ 発表時点では、サービスの基本構想と開始予定時期が示された段階です。一般的なネット銀行と比較して本当にお得かどうかは、金利や手数料、特典の条件が発表されるまで判断できません。 誰にとって便利になりそう? セゾンカードをメインカードにしている人 セゾンPortalでカードの利用額と銀行口座の残高を確認できれば、引き落としに必要な金額を把握しやすくなります。 カード利用額に応じた金利優遇が導入されれば、日常の決済をセゾンカードへまとめている人ほどメリットを受けやすくなる可能性があります。 永久不滅ポイントを現金に近い形で使いたい人 永久不滅ポイントはスルガ銀行口座へ入金できるため、商品や他社ポイントへ交換せず、預金として受け取れます。 セゾンバンク開始後にポイント交換がアプリ上でどこまで簡単になるかは未発表ですが、カード、ポイント、銀行口座の連携が強化されれば管理しやすくなる可能性があります。 映画・旅行・ライブなどの優待を重視する人 クレディセゾンは、金融面の優遇だけでなく、エンターテインメントや旅行、スポーツ、推し活などの特典をセゾンバンクの特徴にする方針です。…
Suica新キャラクター候補3案を公開 9月23日まで一般投票、2027年4月デビュー

JR東日本は2026年9月8日、Suicaの新たなイメージキャラクター候補3案を公開し、一般投票を開始しました。 候補は「リス」「うさぎ」「オレンジの子とモグラ」をモチーフにした3案です。投票は2026年9月23日23時59分まで、特設サイトで1人1回受け付けます。 最多票を獲得した候補が新しいSuicaのイメージキャラクターに採用され、Suica誕生25周年にあたる2026年11月18日に発表されます。 2001年のSuica導入時から親しまれてきた「Suicaのペンギン」は2027年3月31日に卒業し、新キャラクターは翌日の2027年4月1日にデビューします。 Suica新キャラクターの一般投票がスタート 投票期間 2026年9月8日15時~9月23日23時59分 投票方法 特設サイトから候補を1つ選択 投票回数 1人1回まで 投票資格 規約に同意し、応募フォームの必須項目へ回答できる人 年齢、性別、職業、国籍などは不問 決定方法 得票数が最も多い候補を採用 結果発表 2026年11月18日 新キャラクターのデビュー 2027年4月1日 投票は国内外から可能で、年齢や国籍などによる制限はありません。Suicaを持っていることも投票条件として案内されていません。 Suica新キャラクターデザイン投票サイトはこちら 新キャラクター候補はA・B・Cの3案 候補3案は、JR東日本グループ社員から集めた新キャラクターへの期待と、「Suica Renaissance」が掲げる世界観をもとに、若手クリエイターが制作しました。 選考委員会が「長く愛されるキャラクターになり得るか」「幅広い層が共感できる多様性があるか」「豊かな物語を想像できるか」といった観点から審査し、3案に絞り込んでいます。 候補 モチーフ 特徴・コンセプト A案 リス 頭から尻尾までを1本のラインでつなぎ、鉄道やJR東日本が人々の生活をつなぐ姿を表現 B案 うさぎ 周囲の声に耳を傾け、人と街、未来をつなぐ存在。安心を表す青と、感動を表す赤を混ぜた紫色を採用 C案 オレンジの子とモグラ 外の世界を知らないモグラをポシェットに入れ、さまざまな場所を見せてあげる物語で、お出かけの楽しさを表現 A案は鉄道のようなラインでつながったリス A案は、オレンジ色を基調としたリスのキャラクターです。 身体の模様が頭から尻尾の先まで1本のラインでつながっており、「日本をつなぎ、人々の生活をつなぐJR東日本」から着想を得ています。 身体全体は柔らかな曲線で描かれ、友達のように生活へ寄り添う親しみやすさが重視されています。表情が豊かで、幅広い層に親しまれる可能性が評価されました。 B案は未来へ跳び進む紫色のうさぎ B案は、大きな耳が特徴的な紫色のうさぎです。 鉄道などの移動手段を超え、人と街、未来をつなぐ存在として、周囲の声に耳を傾けながら未来へ跳び進む姿を表現しています。 紫色は、「スイスイ」という安心を象徴する青と、「ワクワク」という感動を象徴する赤を混ぜた色です。選考委員会からは、インパクトとオリジナリティがあり、アニメーションで耳が動く姿も印象的になりそうだと評価されています。 C案はモグラを連れて出かけるオレンジの子 C案は、オレンジ色の大きなキャラクターが、小さなモグラをポシェットに入れて出かけるデザインです。 土の中しか見たことがないモグラに、Suicaを使ってさまざまな場所を見せてあげようとする物語になっています。 オレンジの子が何の動物なのか、あえて明確にしていない点も特徴です。選考委員会からは、かわいらしさと頼もしさがあり、「見たことのない世界を見せてあげたい」という優しさがSuicaの目指す方向性に合っていると評価されています。 投票は3案から1つを選ぶ 投票の流れはシンプルです。 パソコンまたはスマートフォンで投票サイトを開く 候補3案のデザインと制作意図を確認する 投票規約へ同意する 3案のうち1案を選び、必須項目へ回答して投票する 同一人物による複数回の投票、不正アクセス、プログラムを使った自動投票などは禁止されています。不正と判断された票は無効になる場合があります。 投票では重複防止のためCookieが使用されます。また、フォームで回答した属性やアンケート情報は、個人を特定しない形で企画の分析や今後のサービス改善などに利用されます。 任意のコメントを入力した場合、内容がJR東日本のウェブサイト、公式SNS、宣伝媒体などで要約・編集のうえ掲載される可能性があります。 結果発表後は新キャラクターの愛称も公募 新キャラクターは、得票数が最も多かった候補に決定します。結果は2026年11月18日に開催されるキャラクターお披露目式で発表されます。 11月18日は、2001年にSuicaが誕生してから25周年を迎える記念日です。 デザイン決定後は、新キャラクターの愛称も一般から募集します。愛称は単純な最多投票ではなく、公募された案を選考委員会が審査して決定します。 時期 新キャラクター決定までの流れ 2026年3月 JR東日本グループ社員から新キャラクターへの期待を募集 2026年7月 若手クリエイターが原案を制作 2026年8月 選考委員会が最終候補3案を選出 2026年9月8日~23日 一般投票 2026年11月18日 新キャラクターのデザインを発表し、愛称募集を開始 2027年1月 選考委員会が愛称を審査 2027年3月 愛称発表・「Suicaのペンギン」とのバトンタッチ式 2027年4月1日 新キャラクターがデビュー 選考委員会には津田健次郎氏ら7人が参加 候補3案を選定した選考委員会は、放送作家・脚本家の小山薫堂氏が座長を務めています。 小山薫堂氏(放送作家・脚本家) 市川紗椰氏(モデル) きはらようすけ氏(キャラクターデザイナー・イラストレーター) 篠原ともえ氏(デザイナー・アーティスト) しまぐちニケ氏(アニメ作家・キャラクターデザイナー) 津田健次郎氏(声優・俳優) 水野学氏(クリエイティブディレクター・クリエイティブコンサルタント) JR東日本は、次の世代を担う若手クリエイターが活躍できる機会をつくることも目的として、選考委員が推薦した若手クリエイターへ原案制作を依頼しました。 現在の「Suicaのペンギン」券面は在庫限り キャラクターの交代に伴い、「Suicaのペンギン」が描かれた現在のSuicaカードは、各発売箇所の在庫がなくなり次第、販売を終了します。 その後は、キャラクターを使用しない無地のSuicaカードが販売されます。Appleウォレットに表示されるSuicaの券面についても、一時的に無地のデザインへ変更される予定です。 新キャラクターはバトンタッチ後、モバイルSuicaなどに登場する予定ですが、新キャラクターを使用した物理カードの発売時期やデザインは発表されていません。 すでに持っているSuicaカードが使えなくなるという案内ではなく、今後新たに販売されるカードの券面デザインが変わるという内容です。 Suicaのペンギンは2027年3月31日に卒業 「Suicaのペンギン」は、Suicaがサービスを開始した2001年から25年間にわたりイメージキャラクターを務めてきました。 JR東日本は「Penguin Years」と題したキャンペーンを展開し、Suicaのペンギンの歴史を振り返る企画やイベントを実施します。 時期 主な企画 2026年9月14日~11月30日 「Suica・Suicaのペンギンと私」をテーマにした思い出のエピソードを募集 2026年10月1日~12月25日 エキタグアプリを使った「Suicaのペンギン デジタルスタンプラリー」 2026年10月30日~11月4日 上野駅で歴史展示、メッセージ企画、フォトスポット、グッズ販売などのファン感謝イベント 2026年11月…
三井住友銀行・VpassアプリでPayPay残高を確認可能に Oliveの「PayPayモード」も提供予定

三井住友銀行と三井住友カードは2026年9月8日、SMBC IDとPayPayアカウントの連携を開始しました。 アカウントを連携すると、「三井住友銀行アプリ」と「Vpassアプリ」でPayPay残高を確認できます。三井住友銀行アプリでは、通常のPayPayポイントも確認可能です。 銀行口座の残高、クレジットカードの利用状況、PayPay残高が別々のアプリに分散している人にとって、お金の状況を把握しやすくなる機能です。 ただし、現時点で追加されたのは主に残高の確認機能です。三井住友銀行アプリやVpassアプリだけでPayPay決済が完結したり、銀行口座とPayPay残高が自動的に合算されたりするわけではありません。 三井住友銀行・VpassアプリでPayPay残高を確認可能に 今回の連携で利用できる機能は、アプリによって異なります。 三井住友銀行アプリ Vpassアプリ PayPay残高の確認 可能 可能 PayPay残高の内訳 PayPayマネー、PayPayマネーライトを表示 残高を表示 通常のPayPayポイントの確認 可能 不可 期間限定のPayPayポイントの確認 不可 不可 PayPayアプリへの移動 可能 可能 三井住友銀行アプリでは、PayPay残高の合計だけでなく、PayPayマネーとPayPayマネーライトの内訳も確認できます。 また、アプリ内のボタンからPayPayアプリへ移動できます。チャージ、銀行口座への出金、QRコード決済などを行いたい場合は、PayPayアプリへ移動して操作します。 何が便利になる? 銀行口座とPayPay残高を同じアプリで確認できる 三井住友銀行をメインバンクにしている人は、銀行口座の残高を確認する流れでPayPay残高も確認できます。 買い物前に「PayPayにいくら残っていたか」を確認するためだけにアプリを切り替える必要がなくなり、残高を忘れて重複してチャージすることも防ぎやすくなります。 カードの利用状況とPayPay残高をまとめて見られる Vpassアプリを日常的に利用している人は、三井住友カードの支払額や利用明細を確認する際に、PayPay残高も確認できます。 銀行口座、クレジットカード、コード決済に分かれている「現在使えるお金」と「後日支払うお金」の状況を把握しやすくなる点がメリットです。 必要な操作はPayPayアプリへすぐ移れる 残高を確認した後、そのままPayPayアプリへ移動できます。 残高が足りなければPayPayアプリでチャージし、銀行口座へ戻したいPayPayマネーがあれば出金画面へ進む、といった操作がしやすくなります。 ただし、三井住友銀行アプリやVpassアプリの中でチャージや出金が完了するのではなく、実際の操作はPayPayアプリで行います。 今回できるようになったこと・まだできないこと できること まだできないこと 三井住友銀行アプリとVpassアプリでPayPay残高を確認 両アプリ内でPayPayのQRコードを表示して支払う 三井住友銀行アプリで通常のPayPayポイントを確認 VpassアプリでPayPayポイントを確認 両アプリからPayPayアプリへ移動 銀行口座残高とPayPay残高を1つの残高として利用 PayPayマネーとPayPayマネーライトの内訳を確認(三井住友銀行アプリ) 期間限定のPayPayポイントを確認 現段階では家計簿サービスのようにPayPayの利用履歴まで一括管理する機能ではなく、残高を横断して確認するための連携と考えるとわかりやすいでしょう。 サービス開始日と対応アプリ サービス開始日 2026年9月8日 利用条件 SMBC IDとPayPayアカウントの連携 三井住友銀行アプリ iOS版12.5.1以上 Android版12.8.1以上 Vpassアプリ iOS版・Android版ともに5.13.0以上 機能を利用するには、各アプリを対応バージョン以上へアップデートする必要があります。 SMBC IDとPayPayアカウントを連携する方法 三井住友銀行アプリから連携する場合 ホーム画面のPayPay残高欄にある「連携する」を選択 「PayPayを連携する」を選択 連携内容を確認して「同意して次へ」を選択 PayPayアプリへ移動し、「上記に同意して続ける」を選択 Vpassアプリから連携する場合 ホーム画面の「PayPayを連携する」を選択 「PayPayを連携する」を選択 連携内容を確認してチェックを入れ、「同意してはじめる」を選択 PayPayアプリへ移動し、「上記に同意して続ける」を選択 どちらのアプリから始めても、最後はPayPayアプリ側で同意して連携を完了します。 将来はOliveに「PayPayモード」を追加予定 今回の発表でより大きな変化となりそうなのが、Oliveフレキシブルペイへの「PayPayモード」の追加です。 PayPayモードでは、事前にチャージしたPayPay残高を使い、国内だけでなく世界中のVisa加盟店で支払えるようになる予定です。 現在のPayPay残高は、基本的にPayPayに対応する店舗やサービスで使用します。PayPayモードが予定通り実現すれば、PayPayのコード決済に対応していなくても、Visaに対応している店舗ならOliveフレキシブルペイを通じてPayPay残高を使える場面が増えることになります。 今回開始したアカウント連携 今後予定されるPayPayモード 主な機能 PayPay残高の確認 PayPay残高による支払い 利用するアプリ・カード 三井住友銀行アプリ、Vpassアプリ Oliveフレキシブルペイ 支払える場所 支払い機能は追加されない 国内・海外のVisa加盟店を予定 提供時期 2026年9月8日 未発表 PayPayモードの開始日、対象となるPayPay残高の種類、具体的な利用方法、ポイント付与などの詳細は発表されていません。 2026年9月8日時点ではPayPayモードを利用できないため、今回の残高確認機能と混同しないようにしましょう。 三井住友カードは2026年9月1日以降もPayPayで利用可能 アカウント連携とは別に、対象となる三井住友カード発行の個人向けカードなどは、2026年9月1日以降もPayPayの支払い方法として登録して利用できます。 対象カードをPayPayへ登録して本人認証を行えば、PayPay残高へ事前にチャージせず、PayPayのQRコードを使ってクレジットカード払いが可能です。 この支払いではカード利用分として通常のVポイントが貯まりますが、PayPayポイントは付与されません。また、対象外カードや利用できない加盟店もあります。 PayPayへの三井住友カード登録 OliveのPayPayモード 支払い元 登録した三井住友カード 事前にチャージしたPayPay残高 支払い場所 対象となるPayPay加盟店 国内・海外のVisa加盟店を予定 提供状況 提供中 今後提供予定 「PayPayに三井住友カードを登録すること」「SMBC…
JR東日本、Suicaの6エリアを2026年度末に統合 2030年代初めの全駅対応を目指す

JR東日本は2026年9月8日、「Suica Renaissance」の第5弾として、2026年度末に現在6つに分かれているSuica利用エリアを統合すると発表しました。 首都圏、仙台、新潟、青森、盛岡、秋田の各SuicaエリアがJR東日本全体で1つになり、Suica対応駅同士であれば、これまで利用できなかったエリアをまたぐ移動でもタッチ&ゴーで乗車できるようになります。 さらに、タブレット端末などを改札機として使用する「どこでも改札(仮称)」を2030年度から導入し、2030年代初めにはJR東日本の全駅でSuicaを利用できる状態を目指します。 2026年度末に6つのSuica利用エリアを統合 現在、JR東日本のSuica利用エリアは以下の6つに分かれています。 首都圏エリア 仙台エリア 新潟エリア 青森エリア 盛岡エリア 秋田エリア Suica対応駅であっても、異なるエリアをまたいで利用することはできません。エリアを越えて移動する場合は、原則として事前にきっぷを購入する必要があります。 JR東日本は、2023年5月から運賃計算を各駅の改札機ではなく、センターサーバーで行う「新しいSuica改札システム」の導入を進めています。 このシステムの導入が2026年度末に完了することに合わせ、6つのSuica利用エリアを1つに統合します。 現在 2026年度末以降 Suica利用エリア 首都圏・仙台・新潟・青森・盛岡・秋田の6エリア JR東日本全体で1つのエリアに統合 エリアをまたぐ乗車 Suicaでは原則不可 Suica対応駅同士ならタッチ&ゴーで乗車可能 利用できるSuica Suicaカード・モバイルSuica Suicaカード・モバイルSuica JR東日本全駅に占める対応駅の割合 エリアごとに分散 約60% サービスの具体的な開始日は、決まり次第あらためて発表されます。 何が便利になる? エリアの境界を気にしてきっぷを買う必要が減る 今回のエリア統合で最もわかりやすい変化は、乗車駅と降車駅が異なるSuicaエリアに属していても、両方がSuica対応駅ならSuicaで乗車できるようになることです。 現在は、出発駅と目的地の両方がSuica対応駅であっても、例えば首都圏エリアから仙台エリアへ移動するようなエリアをまたぐ利用はできません。利用者はエリアの境界を事前に確認し、きっぷを購入する必要があります。 統合後はJR東日本のSuica対応駅が1つのエリアとして扱われるため、旅行や帰省などで普段とは異なる地域へ移動するときも、エリアの違いを意識する場面が減ります。 エリア外の駅で現金精算するトラブルが減る 現在、Suica対応駅から乗車し、Suicaを利用できない駅まで乗り越した場合、降車駅で現金精算が必要です。 さらに、Suicaには最初の駅で入場した記録が残るため、次回Suicaを利用するときに、Suica対応駅で前回の入場記録を取り消してもらわなければならない場合があります。 将来、JR東日本の全駅がSuicaに対応すれば、このような現金精算や入場記録の取り消し手続きが原則として不要になります。 地方の小さな駅でもSuicaカードを使える JR東日本は2030年度から、タブレット端末などを利用する「どこでも改札(仮称)」を順次導入します。 従来型の大型自動改札機を設置する必要がないため、利用者が少ない駅や運転本数の少ない路線にもSuicaを導入しやすくなります。 端末は駅だけでなく車両への設置も検討されています。GPS機能を使って1台の端末で複数の駅に対応する仕組みも想定されています。 「どこでも改札」はSuicaカードとモバイルSuicaの両方に対応する予定なので、スマートフォンを持っていない人も利用できます。 地方旅行で現金やきっぷを用意する機会が減る Suica非対応駅を含む地方路線では、乗車前にきっぷを購入したり、降車時に現金で精算したりする必要があります。 全駅対応が実現すれば、首都圏などで普段使用しているSuicaカードやモバイルSuicaを、そのまま地方の駅でも利用しやすくなります。 駅に券売機や従来型の自動改札機を設置しにくい地域でも、汎用端末で対応できる点が大きなメリットです。 「どこでも改札」と「スマホ改札」の違い 今回の発表では、「どこでも改札(仮称)」と「スマホ改札(仮称)」という2種類の新しい改札方式が示されました。 どこでも改札(仮称) スマホ改札(仮称) 導入時期 2030年度から順次 2030年代中頃を目標 利用方法 タブレットなどの端末へSuicaをタッチ スマートフォンのGPSなどで入出場を判定 Suicaカード 利用可能 利用不可 モバイルSuica 利用可能 利用可能 駅や車両への設備 汎用端末を設置 改札機などを設置せず利用者のスマートフォンを活用 2030年代初めの全駅対応は、先に導入される「どこでも改札」によって実現する計画です。 その後に予定されている「スマホ改札」は、スマートフォンのGPSなどを利用して入場・出場を判定します。実現すれば、モバイルSuica利用者は端末へスマートフォンをタッチせずに乗車できる可能性があります。 ただし、「スマホ改札」はモバイルSuica専用で、Suicaカードには対応しません。また、具体的な利用方法や対応機種などは現時点で発表されていません。 2030年代初めにJR東日本全駅でのSuica利用を目指す 2026年度末にSuicaエリアが統合されても、すぐにJR東日本のすべての駅でSuicaが使えるわけではありません。 エリア統合時点でSuicaを利用できる駅は、JR東日本全駅の約60%です。その後、従来型のSuica対応改札機や新しい改札方式を導入し、2029年度末に約70%、2030年代初めに100%を目指します。 時期 予定されている内容 2026年度末 センターサーバー方式への移行完了 6つのSuica利用エリアを統合 全駅の約60%でSuica対応 2029年度末 Suica対応駅を全駅の約70%まで拡大 2030年度から 「どこでも改札」を順次導入 2030年代初め JR東日本全駅でのSuica利用を目指す 2030年代中頃 GPSなどを使う「スマホ改札」の実現を目指す 2026年度末に32駅が新たにSuica対応 JR東日本は、エリア統合に合わせて、2026年度末に以下の32駅で新たにSuicaを利用できるようにする予定です。 路線 新たにSuicaを利用できる駅 東北本線 高久、黒田原、豊原、白坂、新白河、白河、久田野、泉崎 常磐線 桃内 奥羽本線 横手、大曲、東能代、大館 羽越本線 鶴岡、酒田、羽後本荘 大船渡線 気仙沼 上越線 越後中里、岩原スキー場前、越後湯沢、石打、上越国際スキー場前 久留里線 祇園、上総清川、東清川、横田、東横田、馬来田、下郡、小櫃、俵田、久留里 各駅の具体的なサービス開始日は、決まり次第発表されます。 JR東日本以外のすべての駅が対象になるわけではない 今回発表された「全駅」は、JR東日本管内の全駅を指します。 JR東海、JR西日本、私鉄、地下鉄などを含む日本全国のすべての鉄道駅が、2030年代初めまでにSuica対応になるという発表ではありません。 また、2026年度末のエリア統合直後に利用できるのは、Suicaに対応している駅同士です。乗車駅または降車駅がSuica非対応の場合は、全駅対応が完了するまで従来通りきっぷや現金での精算が必要になる可能性があります。…
みずほ楽天カードが最大2%還元に刷新 楽天ポイント+みずほポイントをダブル進呈

みずほ銀行は2026年9月7日、個人向けの新しい統合プロモーション「ナットク!みずほ」を開始しました。 第1弾施策として、みずほ銀行と楽天カードが発行する「みずほ楽天カード」のポイントプログラムを刷新。通常のカード利用で楽天ポイント1%に加えて、同じポイント数のみずほポイントが貯まり、最大合計2%還元となります。 従来も新規会員向けに「Wポイントプラン」が提供されていましたが、対象は2025年6月30日以降の新規契約者に限られ、みずほポイントの進呈は最大10,000ポイント、最長1年間という制限がありました。 新しい「ダブルポイント」は既存会員も対象です。旧プランの上限や対象期間に達した人を含め、2026年9月1日のカード利用分から新制度によるポイント計算が始まります。 みずほ楽天カードが「ダブルポイント」に刷新 みずほ楽天カードは、カード利用によって楽天ポイントが貯まることに加え、みずほ銀行のATM手数料優遇なども受けられる提携クレジットカードです。 これまでは通常利用で100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まり、基本還元率は1%でした。 新制度では、楽天ポイントの通常進呈分と同じ数のみずほポイントが追加されます。一般的な買い物では100円につき楽天ポイント1ポイント、みずほポイント1ポイントの合計2ポイントとなり、最大合計還元率は2%です。 楽天ポイント みずほポイント 合計還元率 通常の買い物 100円につき1ポイント 100円につき1ポイント 最大2% 楽天市場 通常分とSPUを合わせて最大3% 通常の楽天ポイントと同数の最大1% 最大4% 楽天市場の最大4%には、楽天市場のお買い物通常ポイントと楽天カード特典分が含まれます。すべてがみずほ楽天カード独自の還元ではなく、SPUの条件や月間上限もある点には注意してください。 旧Wポイントプランとの違い 今回のポイント刷新で重要なのは、単に名称が「Wポイント」から「ダブルポイント」へ変わったことではありません。 これまで新規会員向けの期間・上限付き特典だった追加1%分が、既存会員を含む通常のカード特典として案内されるようになった点が大きな変更です。 旧Wポイントプラン 新ダブルポイント 主な対象者 2025年6月30日以降に新規契約し、期限内に口座振替設定を完了した人 既存会員と新規会員 追加されるポイント 通常の楽天ポイントと同数のみずほポイント 通常の楽天ポイントと同数のみずほポイント 進呈上限 みずほポイント最大10,000ポイント 旧プランのような10,000ポイント上限の記載なし 対象期間 条件達成月の月初から最長1年間 旧プランのような1年間限定の記載なし 新制度の計算開始 2026年9月1日の利用分から 公式サイトでは、新しいダブルポイントについて旧Wポイントプランにあった「最大10,000ポイント」「最長1年間」という制限は案内されていません。 ただし、公式サイトにはポイントプログラムを予告なく変更・中止する場合がある旨も記載されています。将来にわたって条件が一切変わらないことを保証するものではありません。 年間100万円利用なら合計約20,000ポイント ポイント進呈対象となる買い物で年間100万円を利用した場合、単純計算では次のポイントが貯まります。 楽天ポイント:10,000ポイント みずほポイント:10,000ポイント 合計:20,000ポイント相当 通常の楽天カードや従来のみずほ楽天カードは基本1%還元なので、追加されるみずほポイントを1ポイント=1円相当で活用できれば、還元価値は単純計算で約2倍になります。 一方、公共料金や保険料など一部の利用先は、楽天ポイントの還元率が異なる場合やポイント進呈の対象外となる場合があります。楽天ポイントが進呈されない利用分には、みずほポイントも追加されません。 みずほポイントは楽天ポイントへ等価交換できる 最大2%のうち、半分は楽天ポイントではなく「みずほポイント」で進呈されます。 みずほポイントは、みずほ銀行アプリから利用できる「みずほポイントモール」で、楽天ポイント、PayPayポイント、dポイントなどへ1ポイント=1円相当で交換できます。楽天ポイントへは1対1で交換できるため、楽天経済圏を利用している人もポイントをまとめやすくなっています。 ただし、楽天ポイントとみずほポイントは別々に進呈され、付与時期も同じではありません。みずほポイントは原則としてカード利用月の翌々月初に進呈されます。 みずほポイントの有効期限は、ポイント付与月の24カ月後の月末までです。楽天ポイントなどへ交換せず放置する場合は、失効にも注意しましょう。 2%還元を受けるために必要な設定 みずほ楽天カードを持っているだけで、必ずみずほポイントが進呈されるわけではありません。カードを利用する月の末日までに、以下の準備を完了しておく必要があります。 みずほマイレージクラブへ入会する みずほダイレクトを契約し、初回登録を完了する みずほ銀行アプリからみずほポイントモールへ初回アクセスし、規約へ同意する みずほ楽天カードの引き落とし口座をみずほ銀行の普通預金口座に設定する 口座振替設定を完了した月は、その月の1日以降のカード利用分からポイント進呈の対象になります。 家族カードの利用分は本カードの利用額と合算されますが、みずほポイントの進呈先は本会員です。また、ポイント進呈時点でカードを退会・切り替えしている場合は、ダブルポイントの対象外となります。 みずほ楽天カードの基本情報 年会費 永年無料 基本還元率 最大合計2% 楽天ポイント1%+みずほポイント1% 楽天市場 SPUなどを含めて最大合計4% 国際ブランド Visa 利用可能枠 最高100万円 引き落とし口座 みずほ銀行の普通預金口座のみ キャッシュカード機能 なし 家族カード 発行可能 ETCカード 発行可能 楽天会員ランクがダイヤモンド・プラチナの場合は年会費無料、それ以外は550円(税込) 楽天Edy 付帯を選択可能 発行手数料330円(税込) カードの発行会社は楽天カードで、みずほ銀行は募集などの業務を担当します。みずほ銀行のキャッシュカード機能は付いていないため、クレジットカードとキャッシュカードは別々に持つ形です。 楽天カードを持っている人も2枚目として申し込める すでに通常の楽天カードを1枚持っている場合でも、2枚目の楽天カードとしてみずほ楽天カードを申し込めます。 日常利用をみずほ楽天カードへ切り替えれば、楽天ポイントを貯めながら、みずほポイントの追加還元を受けることが可能です。 ただし、すでに楽天カードを2枚持っている人は申し込めません。また、1枚目として楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天カード アカデミーを持っている人も対象外です。 みずほ銀行のATM手数料優遇にもつながる みずほ楽天カードの利用は、みずほマイレージクラブの「うれしい特典」の判定条件にもなります。 みずほマイレージクラブへ加入し、カードの引き落とし口座などの条件を満たすと、取引状況に応じて、みずほ銀行・イオン銀行ATMの時間外手数料、コンビニATMの利用手数料、みずほダイレクトの他行宛振込手数料などが無料になります。 カードのポイントだけでなく、みずほ銀行をメインバンクとして利用している人ほどメリットを得やすい設計です。 新規口座開設とカード発行で最大15,000円相当 みずほ銀行は「ナットク!みずほ」の開始に合わせて、2026年9月7日から「秋トクキャンペーン」も実施しています。 新しくみずほ銀行の普通預金口座を開設し、みずほ楽天カードを発行・利用するなどの条件を満たすと、カード関連では最大15,000円相当を受け取れます。 特典 ポイント数 主な条件 みずほポイント 10,000ポイント 新規口座開設、みずほ楽天カードの新規発行、1回以上の利用、引き落とし口座設定、エントリーなど 楽天ポイント 最大5,000ポイント みずほ楽天カードの新規入会、3回利用、引き落とし口座設定など みずほポイント10,000ポイントの対象となるカード申込期間は2026年9月7日から11月12日まで、エントリー期限は11月30日です。楽天ポイントの特典は常時開催ですが、時期によって内容や条件が変わる場合があります。 このほか、口座開設後の預金残高や給与受取などの条件をすべて満たした場合、キャンペーン全体では最大50,000円相当となります。ただし、それぞれエントリーや残高判定、利用期限などが設定されており、口座を開設するだけで50,000円相当がもらえるわけではありません。 みずほ銀行ユーザーには非常に強い無料カードへ…

