SBI新生銀行は2026年8月27日、キャッシュカードを使わず、スマートフォンだけでコンビニATMから現金を入出金できる「スマホATM」の提供を開始しました。 対応するのは全国のセブン銀行ATMとローソン銀行ATMです。SBI新生銀行アプリでATMに表示されたQRコードを読み取ることで、キャッシュカードを持っていなくても現金の預け入れ・引き出しができます。 預け入れ手数料は無料。引き出しはシルバーステージ以上なら何回でも無料、スタンダードステージでも月5回まで無料です。 SBI新生銀行が「スマホATM」を開始 SBI新生銀行のスマホATMは、SBI新生銀行アプリをキャッシュカード代わりにしてATMを利用するサービスです。 サービスの概要は以下の通りです。 サービス開始日 2026年8月27日 対応ATM セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM 利用できる取引 現金の預け入れ、引き出し 預け入れ手数料 無料 引き出し手数料 シルバーステージ以上:何回でも無料 スタンダードステージ:月5回まで無料、月6回目以降は1回110円(税込) 必要なもの 最新版のSBI新生銀行アプリ、スマホ認証の登録 これまでSBI新生銀行のATM取引には基本的にキャッシュカードが必要でしたが、今回の対応により、財布やキャッシュカードを持たずに外出した場合でもスマートフォンだけで現金を引き出せるようになりました。 スマホATMの利用方法 利用方法はシンプルです。 SBI新生銀行アプリを起動し、「スマホATM」を選択する セブン銀行ATMまたはローソン銀行ATMで、引き出し・預け入れメニューから「スマートフォンでの取引」を選択する ATMに表示されたQRコードをSBI新生銀行アプリで読み取る アプリとATMの案内に沿って操作する 利用にはSBI新生銀行アプリを最新版へアップデートし、事前に「スマホ認証」を登録しておく必要があります。 硬貨は取り扱い不可 ATMの設置先営業時間やメンテナンス中は利用不可 無料回数はステップアッププログラムのステージによって異なる なお、SBI新生銀行の店舗内に設置されているセブン銀行ATMでも利用できます。 シルバーステージ以上なら引き出し手数料が何回でも無料 スマホATMの預け入れ手数料は、ステージに関係なく無料です。 引き出しについても、SBI新生銀行のステップアッププログラムでシルバーステージ以上なら回数制限なく無料。スタンダードステージでも月5回まで無料で、月6回目以降は1回110円(税込)です。 カードレスで利用できるだけでなく、スタンダードステージにも月5回の無料枠が用意されているため、普段使いには十分な内容といえます。 ただし、キャッシュカードを使ったATM取引とスマホATMでは手数料条件が異なる場合があります。実際に利用する際は、アプリや公式サイトで現在のステージと無料回数を確認しておきましょう。 住信SBIネット銀行がドコモの銀行になった直後にSBI新生銀行が機能強化 今回のスマホATM対応で注目したいのは、SBIグループを取り巻く銀行事業の変化です。 住信SBIネット銀行は2025年10月1日にNTTドコモの連結子会社となり、2026年8月3日には正式名称を「ドコモSMTBネット銀行」へ変更しました。個人向けサービスのブランド名は「ドコモの銀行」です。 一方、SBI新生銀行は現在もSBIホールディングスの連結子会社であり、SBIグループの銀行関連事業における中核会社に位置付けられています。 両行を巡る主な出来事を時系列で並べると、以下のようになります。 時期 主な出来事 2020年10月 住信SBIネット銀行が、キャッシュカード不要の「アプリでATM」を開始 2025年5月 SBIホールディングスが、保有する住信SBIネット銀行株式の全株式を譲渡する方針を発表 2025年10月1日 住信SBIネット銀行がNTTドコモの連結子会社となり、ドコモと三井住友信託銀行による共同経営体制へ移行 2026年8月3日 住信SBIネット銀行が「ドコモSMTBネット銀行」へ商号変更。個人向けブランドは「ドコモの銀行」に 2026年8月27日 SBI新生銀行がセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMで使える「スマホATM」を開始 スマホATMは旧住信SBIネット銀行にも存在していた ここは誤解しやすい点ですが、スマホATM自体は、旧住信SBIネット銀行が2020年10月から「アプリでATM」として提供していました。 したがって、「旧住信SBIネット銀行にもなかった新機能をSBI新生銀行が初めて実現した」というわけではありません。 正確には、住信SBIネット銀行がSBIグループのネット銀行だった時代、SBI新生銀行側にはスマホATMがありませんでした。住信SBIネット銀行がNTTドコモ傘下に移り「ドコモの銀行」へ変わった後、SBIグループに残ったSBI新生銀行が、これまで同行になかったカードレスATM機能を新たに搭載したという構図です。 ドコモSMTBネット銀行への商号変更からわずか24日後のサービス開始となっており、SBIグループがSBI新生銀行のデジタル機能を引き上げ、旧住信SBIネット銀行が担っていた利便性の高い個人向け銀行サービスを補おうとしている動きと見ることもできます。 ただし、SBI新生銀行は今回のスマホATM開始について、ドコモSMTBネット銀行への対抗策だとは説明していません。この点は発表時期や両行の機能から見た推測です。 正直な評価、目新しくはないがSBI新生銀行には大きな改善 スマホだけでセブン銀行ATMやローソン銀行ATMを使うサービスは、旧住信SBIネット銀行をはじめ、すでに複数の銀行が提供しています。そのため、銀行業界全体で見れば今回の機能に強い目新しさはありません。 一方で、SBI新生銀行の利用者にとっては明確な改善です。特に、以下の点は使い勝手を大きく向上させます。 キャッシュカードを持ち歩かなくても現金を入出金できる セブン銀行ATMとローソン銀行ATMの両方に対応する 預け入れ手数料は無料 スタンダードステージでも月5回まで引き出し無料 シルバーステージ以上なら引き出しも何回でも無料 住信SBIネット銀行という有力なネット銀行がSBIグループを離れた一方で、SBI新生銀行はアプリ認証の刷新やスマホATM対応など、個人向けデジタルサービスを着実に強化しています。 スマホATMは革新的な新サービスではありませんが、SBI新生銀行がSBIグループの中核銀行として使い勝手を高めていくうえで、欠けていた重要な機能がようやく追加されたと評価できます。
エムット Excellent Clubが2027年3月開始|年会費無料(資産は必要)のプラチナ・アメックスも発行へ

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は2026年8月26日、富裕層向けの新たな会員組織「エムット Excellent Club」を2027年3月に開始すると発表しました。 特に注目したいのが、会員だけが申し込める「エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス®・カード」です。本人会員・家族会員ともに年会費無料で、三菱UFJ銀行の預かり金融資産残高に応じてポイント還元率が上がります。 ただし、クラブの入会には原則として三菱UFJ銀行の預かり金融資産残高3,000万円以上、または資産運用残高1,000万円以上という条件があります。誰でも申し込める無料のプラチナカードではありません。 「エムット Excellent Club」は2027年3月に開始 エムット Excellent Clubは、MUFGの金融サービスブランド「エムット」を富裕層向けに拡大する会員制サービスです。三菱UFJ銀行だけでなく、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどのグループ各社が連携し、金融・非金融の両面から会員本人と家族を支援します。 サービス名 エムット Excellent Club 開始時期 2027年3月予定 本人会員の入会資格 三菱UFJ銀行の預かり金融資産残高3,000万円以上、または資産運用残高1,000万円以上 家族会員 本人会員の配偶者および3親等以内の個人 入会金・年会費 無料 入会方法 本人からの申し込み、または三菱UFJ銀行から対象者への招待 預かり金融資産残高は、資産運用残高と円預金残高の合計です。資産運用残高には投資信託、MUFGファンドラップ、国債などの公共債、外貨預金、対象となる証券取引、生命保険などが含まれ、円預金は含まれません。 入会資格は現在の「三菱UFJ銀行 エクセレント倶楽部」と同じです。MUFGは対象者を順次招待するオプトアウト方式も予定していますが、具体的な入会手続きや意思確認の方法は今後の案内を確認する必要があります。 年会費無料のプラチナ・アメックスを発行 「エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス®・カード」は、エムット Excellent Clubの本人会員だけが申し込める会員限定カードです。 最大の特徴は、一般的なプラチナカードのような高額な年会費がかからないことです。本人カードだけでなく家族カードも年会費無料で、会員資格を維持している限り、複雑な年間利用条件なしで無料となる予定です。 カード名 エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス®・カード 国際ブランド American Express 申込対象 エムット Excellent Clubの本人会員で、日本国内に住む20歳以上の個人 本人カード年会費 無料 家族カード年会費 無料 ポイント還元率 預かり金融資産残高3,000万円以上で1.0%、残高に応じて最大1.6%予定 対象店での還元 ポイントアッププログラムにより最大20%予定 クレカ積立 最大7.0%還元予定 付帯サービス トラベル、グルメ、保険などを予定 発行時期 2027年度上期予定 クラブ自体は2027年3月に始まりますが、カードの発行は2027年度上期ごろの予定です。 預かり金融資産残高3,000万円で1.0%、最大1.6%還元 このカードは、三菱UFJ銀行によると国内初の本格的な銀行預金残高連動型クレジットカードです。特許も出願中とされています。 預かり金融資産残高が3,000万円以上なら、通常の買い物で1.0%還元となり、残高が増えるほど還元率も上がって最大1.6%になる予定です。年会費無料のプラチナカードとして、通常還元率1.0%の時点でも十分に高く、最大1.6%が広い範囲の支払いに適用されるのであれば非常に強力です。 3,000万円を超えた後の残高区分と還元率は未公表 最大1.6%になるために必要な残高は未公表 ポイントの付与単位、月間・年間上限、対象外取引は未公表 3,000万円未満の還元率は未公表 なお、資産運用残高1,000万円以上でもクラブの本人会員になれますが、預かり金融資産残高が3,000万円未満の場合にカードが何%還元になるのかは、今回の発表では明らかにされていません。 対象店で最大20%、クレカ積立で最大7.0%還元 対象店舗で利用すると、ポイントアッププログラムにより最大20%還元となる予定です。また、クレジットカードによる投資信託などの積立では最大7.0%還元が予定されています。 どちらも「最大」の数字であり、すべての支払いや積立が20%・7.0%還元になるわけではありません。対象店舗、積立の対象サービス、利用条件、上限金額などはまだ公表されていないため、現時点では数字だけでカードの実質的な価値を判断しないほうがよいでしょう。 トラベル、グルメ、保険などのプラチナサービスも予定されていますが、空港ラウンジやコンシェルジュを含むかどうかなど、具体的な内容は未発表です。 「エムット Excellent Club」の主な会員特典 エムット Excellent Clubでは、クレジットカード以外にも、専門家への相談、預金・ローンの優遇、会員限定体験などが用意されます。 サービス 主な内容 会員限定カード 年会費無料のプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード エムット Excellent Brains 金融、資産運用、資産管理、相続、不動産、税務の専門家にオンラインで相談 預金金利の優遇 円定期預金と投資信託のセット、外貨定期預金、退職金向け円定期預金などの優遇プラン ローン金利の優遇 住宅ローン、ネットDEマイカーローン、カードローン「バンクイック」の金利優遇 銀行窓口の優遇 来店・相談予約の優先枠、会員専用の紙袋や封筒 家族への資格承継 本人会員の死亡後、家族会員は入会資格を満たさなくても1年間会員資格を継続可能 会員限定体験 人気スポーツのVIP席、学芸員の解説付き美術館貸切、旅行や文化体験など Club Off…
楽天ペイ、スーパー・ドラッグストアで最大10%還元 毎月最終日曜と5のつく日に実施

楽天ペイメントは、全国26社のスーパーマーケットやドラッグストアと連携し、「楽天ペイ」の生活応援キャンペーン企画第1弾を実施します。 毎月の最終日曜日は対象店舗で最大10%、5のつく日は最大3%の楽天ポイント還元を受けられます。どちらもエントリーは不要ですが、対象日、対象店舗、支払い方法、ポイント上限が決められています。 また、楽天ペイを初めて使う人や、しばらく利用していなかった人を対象に、2,500円以上の利用で500ポイントを進呈するキャンペーンも実施されています。 楽天ペイ生活応援キャンペーンの概要 キャンペーン 対象期間・対象日 還元・特典 上限 エントリー 毎月最終日曜日 2026年8月30日~12月27日の対象日 最大10%還元 対象日1日につき 2,000ポイント 不要 毎月5のつく日 2026年9月5日~12月25日の5日・15日・25日 最大3%還元 1カ月につき 2,000ポイント 不要 ようこそ&おかえり 2026年8月1日~2027年1月31日 対象月ごとに期間を設定 500ポイント 全期間を通して 1回限り 必要 最大10%と最大3%には、楽天ペイの通常のポイント還元プログラムによる最大1.5%分が含まれています。キャンペーンだけで10%または3%が追加されるわけではありません。 毎月最終日曜日は最大10%還元 キャンペーン期間中の毎月最終日曜日に、対象のスーパーやドラッグストアで楽天ペイのコード・QR払いまたはセルフ払いを利用すると、最大10%分の楽天ポイントが還元されます。 対象日 2026年8月30日、9月27日、10月25日、11月29日、12月27日 最大還元率 10% 還元率の内訳 キャンペーン特典8.5%+通常還元最大1.5% キャンペーン特典上限 対象日1日につき2,000ポイント エントリー 不要 ポイント進呈 支払日の翌々月末頃 ポイントの種類 キャンペーン特典分は期間限定ポイント 進呈日から2カ月間有効 通常の対象店舗では、キャンペーン特典分が8.5%のため、約23,530円の利用で特典上限の2,000ポイントに達する計算です。最大1.5%の通常還元分は、2,000ポイントのキャンペーン特典上限とは別に進呈されます。 ただし、ポイントは1回の決済ごとに小数点以下が切り捨てられるため、複数回に分けて支払った場合は、上限に達する利用額が多少変わることがあります。 かねひでは還元率の内訳が異なり、キャンペーン特典9.0%と通常還元最大1.0%を合わせて最大10%となります。 店舗によって対象日が異なる 西友は8月30日と12月27日のみが対象です。いとく、ヤマザワ、ヤマザワ薬品、セブンスターは8月30日が対象外となります。 ほかの店舗でも対象外店舗があるほか、キャンペーン期間中に対象店舗が追加・変更される可能性があります。利用前に公式キャンペーンページで対象店舗を確認したほうが確実です。 毎月5のつく日は最大3%還元 2026年9月から12月までの毎月5日・15日・25日には、対象店舗で最大3%分の楽天ポイントが還元されます。 対象日 2026年9月~12月の毎月5日・15日・25日 合計12日間 最大還元率 3% 還元率の内訳 キャンペーン特典1.5%+通常還元最大1.5% キャンペーン特典上限 1カ月につき2,000ポイント エントリー 不要 ポイント進呈 支払日の翌々月末頃 ポイントの種類 キャンペーン特典分は期間限定ポイント 進呈日から2カ月間有効 通常の対象店舗ではキャンペーン特典分が1.5%なので、特典上限の2,000ポイントに達する利用額は1カ月あたり約13万3,334円です。上限は1日ごとではなく、同じ月の5日・15日・25日の合計で判定されます。 かねひではキャンペーン特典2.0%、通常還元最大1.0%の合計最大3%です。 西友は12月5日・15日・25日の3日間のみが対象となり、9月から11月までの5のつく日は対象外です。 対象となるスーパー・ドラッグストア キャンペーンには全国26社が参加し、複数のスーパー、ドラッグストア、酒販店などが対象になります。 区分 主な対象店舗 全国・複数地域 ツルハドラッグ、サンドラッグ、ドラッグセイムス、西友、ダイコクドラッグ、ベイシア 東北・関東 いとく、ヤマザワ、ヤマザワ薬品、くすりの福太郎、コモディイイダ、セキ薬品、東急ストアなど 中部・近畿 アミカ、大阪屋ショップ、杏林堂薬局、ドラッグトップス、アカカベ、ドラッグユタカ、マツゲンなど 中国・四国・九州・沖縄 ウェルネス、ウォンツ、セブンスター、レデイ薬局、かねひで、ドラッグイレブン、まるたか生鮮市場など 同じチェーンでも一部店舗や一部商品が対象外になる場合があります。対象店舗の詳細は公式ページに掲載されている一覧で確認できます。 対象はコード・QR払いとセルフ払い 最大10%・最大3%キャンペーンで対象になるのは、楽天ペイアプリのコード・QR払いとセルフ払いです。 次の支払い方法は対象外です。 楽天ペイの請求書払い 楽天ペイアプリ内の楽天ポイントカードによる支払い 楽天Edyへのチャージ、楽天Edyでの支払い 楽天カードのタッチ決済 Suicaへのチャージ、Suicaでの支払い インターネット上での楽天ペイの支払い 同じ楽天ペイアプリ内の決済でも、楽天カードのタッチ決済や楽天Edy、Suicaは対象になりません。店舗で支払う際は「コード・QR払い」の画面を利用しましょう。 初めて・久しぶりの利用なら500ポイント 楽天ペイのコード・QR払いを初めて利用する人、または前月を含む直近3カ月間に利用していない人は、「楽天ペイへようこそ&おかえりキャンペーン!」にも参加できます。 キャンペーン期間 2026年8月1日~2027年1月31日 対象者 楽天ペイのコード・QR払いを初めて利用する人、または対象となる直近3カ月間に利用していない人 利用条件 エントリーした対象月の決済対象期間に合計2,500円以上利用 特典 500ポイント 上限 全期間を通して1人500ポイント、1回限り エントリー 必要…
ドコモSMTBネット銀行がdアカウント連携開始、対象スマホ決済は初年度最大4.5%還元

ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)は2026年8月20日、銀行口座とdアカウントを連携できるサービスを開始しました。 dアカウントを連携すると、給与・年金の受け取りや口座振替、デビットカードの利用などでdポイントがたまります。さらに、条件を満たせばd払い・dカードのスマホ決済の還元率が上がるほか、dカード GOLDまたはdカード PLATINUMの年会費相当額をdポイントで受け取れるプログラムも利用できます。 特に目を引くのは、dカード PLATINUMの対象決済が初年度最大3.0%還元となり、マネックス証券の条件も達成すると最大4.5%還元になることです。ただし、対象となるのは街のお店でのスマホ決済に限られ、銀行引落しや投資積立など複数の条件があります。 dアカウント連携で始まる4つの特典 特典 主な内容 銀行の利用でdポイント 給与・年金の受け取りで月100ポイント、口座振替で1件3ポイント、デビットカードで最大2.5%還元 ためたdポイントを利用 dポイント加盟店やd払いなどで利用可能 d払い・dカードの還元率アップ 銀行引落し特典で初年度最大+2.0%、マネックス証券特典で最大+1.5% dカード年会費還元 預金残高などの条件達成で、GOLDまたはPLATINUMの年会費半額・全額相当をdポイントで還元 dアカウントを持っていない場合は、新たに無料で作成できます。ドコモの携帯電話を契約していない人でもdアカウントを作成し、銀行口座と連携できます。 給与受取・口座振替・デビットカードでdポイントがたまる dアカウントを連携すると、ドコモSMTBネット銀行の「スマートプログラム」で進呈されるポイントがdポイントになります。 対象となる取引 進呈ポイント・還元率 ポイントの種類 給与または年金の受け取り 月100ポイント dポイント(期間・用途限定) 口座振替 1件につき3ポイント dポイント(期間・用途限定) デビットカード 利用額の最大2.5% 基本還元分は通常ポイント ランク上乗せ分は期間・用途限定 デビットカードの還元率は、カードの種類とスマートプログラムのランクによって異なります。 スマートプログラムのランク プラチナデビットカード デビットカード Point+ ベーシック 1.25% 1.25% シルバー 1.50% 1.25% ゴールド 1.75% 1.50% VIP 2.00% 1.75% プラチナVIP 2.50% 2.00% ランクは預金残高や給与・年金の受け取り、口座振替などで決まります。残高だけで判定する場合の目安は、シルバーが50万円以上、ゴールドが100万円以上、VIPが500万円以上、プラチナVIPが1,000万円以上です。対象カードの契約など、残高以外の条件でランクが上がる場合もあります。 ATMと他行宛振込の無料回数もランクに応じて増え、プラチナVIPではそれぞれ月20回、VIPでは月15回、ゴールドでは月10回、シルバーでは月5回となります。 保有中のスマプロポイントはdポイントへ移行 フルーツの名前が付いた支店などでスマプロポイントを保有している場合、dアカウントを連携すると、保有ポイントを含むすべてのスマプロポイントがdポイントへ切り替わります。一度切り替えるとスマプロポイントには戻せません。 スイーツの名前が付いた支店では、dアカウントを連携していない間は「dポイント(未連携)」としてたまりますが、利用するにはdアカウントとの連携が必要です。 ためたdポイントはd払いなどに使える 銀行の利用でためたdポイントは、dポイント加盟店での買い物、d払い、ドコモの商品購入や携帯電話料金などに利用できます。 一方で、ドコモSMTBネット銀行が発行するデビットカードの支払いにはdポイントを充当できません。デビットカードの利用でdポイントをためることはできますが、そのデビットカードでポイントを使うことはできないため注意が必要です。 d払い・dカードのスマホ決済は初年度最大4.5%還元 dアカウント連携とdカードの引落口座設定などの条件を満たすと、街のお店で利用するd払いとdカードのスマホ決済に「ドコモの銀行引落し特典」が上乗せされます。 初年度の還元率はカードによって異なり、マネックス証券の条件も達成した場合は最大1.5%がさらに上乗せされます。 カード 通常還元率 銀行引落し特典 初年度 銀行特典適用後 マネックス証券特典も含む最大還元率 dカード 1.0% +0.25% 1.25% 2.75% dカード GOLD U 1.0% +1.0% 2.0% 3.5% dカード GOLD 1.0% +1.0% 2.0% 3.5% dカード PLATINUM 1.0% +2.0% 3.0% 4.5% 銀行引落し特典の対象となる買い物は2026年9月以降です。原則として毎月20日までに銀行口座とdアカウントを連携し、dカードの引落口座をドコモSMTBネット銀行に設定したうえで、翌月にdカードの利用料金が実際に引き落とされると、翌月の対象決済から還元率が上がります。 対象は街のお店でのスマホ決済 決済方法 対象となる支払い d払い 支払い方法をdカードに設定したコード決済、d払いタッチ dカード Apple Pay、Google Pay、おサイフケータイのiDを利用したスマートフォンのタッチ決済 プラスチックカードをそのまま店舗で利用する決済や、ETCカード、携帯電話料金、年会費、各種手数料、電子マネー・プリペイドカードへのチャージなどは上乗せ特典の対象外です。d払いでも、dポイント・クーポンで支払った分、モバイルSuicaへのチャージ、請求書払いなどは対象になりません。 銀行引落し特典の上乗せ分は月3,000ポイントが上限です。進呈されるのは有効期限94日間のdポイント(期間・用途限定)で、100円未満の決済は対象外となります。 対象となるdカードは、カード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれかで始まる新しいカードです。それ以外の旧カードを保有している場合は、新しいdカードへの切り替えが必要です。 2年目以降はカード利用額によって上乗せ率が変わる 銀行引落し特典の初年度にはカード利用額の条件がありませんが、特典の初回引落月から13カ月目以降は、前々月16日から前月15日までのショッピング利用額によって上乗せ率が決まります。 判定対象期間のカード利用額…
ANAアメックスが2026年9月に年会費・サービス内容とデザインをリニューアル

アメリカン・エキスプレスは、ANAアメックスの提携カードを2026年9月2日にリニューアルします。 対象となるのは、ANAアメリカン・エキスプレス・カード、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの3券種です。 ゴールドとプレミアムには「利用ボーナスマイル」「POWER LOUNGE PREMIUM」「ダイニングキャッシュバック」の3特典が追加される一方、年会費も引き上げられます。プレミアムでは海外旅行傷害保険の自動付帯も終了します。 先に率直な結論を述べると、ゴールドは新特典を使いこなせる人にとっては条件付きの改善ですが、プレミアムは多くの既存会員にとって改悪寄りの内容です。年間利用額がボーナス条件に届かず、羽田空港の対象ラウンジやポケットコンシェルジュも使わない人にとっては、単純な値上げになります。 ANAアメックスのリニューアル概要 カード 改定前の年会費 改定後の年会費 増加額 ANAアメックス 7,700円 7,700円 変更なし ANAアメックス・ゴールド 34,100円 42,900円 +8,800円 約25.8%増 ANAアメックス・プレミアム 165,000円 187,000円 +22,000円 約13.3%増 ANAアメックス・ゴールドの家族カードは、1枚17,050円から21,450円へ4,400円値上げされます。ANAアメックス・プレミアムの家族カードは、引き続き4枚まで無料です。 ANAアメックス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カードと、スーパーフライヤーズ・プレミアム・カードも今回の改定対象に含まれます。 一般カードのANAアメックスは年会費・家族カード年会費・特典ともに変更されず、カードデザインだけが新しくなります。 ゴールドとプレミアムに3つの新特典 新特典 ゴールド プレミアム 利用ボーナスマイル 年間400万円以上の利用で15,000マイル 年間600万円以上の利用で30,000マイル POWER LOUNGE PREMIUM 回数制限なし 同伴者1名まで無料 回数制限なし 同伴者1名まで無料 ダイニングキャッシュバック 20%還元 年間最大20,000円 20%還元 年間最大40,000円 年間利用額に応じてボーナスマイルを進呈 2027年1月から、従来の「ANA SKY コイン獲得プログラム」に代わり「利用ボーナスマイル」が始まります。 カード 従来のANA SKY コイン獲得プログラム 新しい利用ボーナスマイル ゴールド 年間300万円以上の利用で10,000コイン 年間400万円以上の利用で15,000マイル プレミアム 年間500万円以上の利用で30,000コイン 年間600万円以上の利用で30,000マイル 集計期間は毎年1月1日から12月31日までで、条件を達成すると翌年3月末までにマイルが進呈されます。年会費、遅延損害金、分割払いやリボ払いの手数料など、一部の利用は集計対象外です。 マイルは特典航空券に使えば1マイルあたり1円を超える価値を得やすいため、受け取る特典そのものはANA SKY コインより魅力的です。ただし、ゴールドもプレミアムも達成に必要な年間利用額が100万円引き上げられています。 毎月の平均利用額に直すと、ゴールドは約33万3,000円、プレミアムは50万円です。ボーナスのために無理に支払いを集約する金額ではなく、もともと年間400万円・600万円以上を自然に使う人向けの特典と考えるべきでしょう。 2026年中は移行特別期間 2026年9月2日以降に新規入会した場合、2026年12月31日までの移行特別期間は、ゴールドが100万円以上の利用で5,000マイル、プレミアムが150万円以上の利用で10,000マイルを受け取れます。 2026年9月1日までにカードを保有または申し込んだ会員には、2026年末まで従来のANA SKY コイン獲得プログラムが適用されます。 羽田空港のPOWER LOUNGE PREMIUMが無料 ゴールドとプレミアムの会員は、羽田空港第2ターミナル国際線エリアにある「POWER LOUNGE PREMIUM」を、2026年9月2日から回数制限なく利用できます。 通常料金は1人4,400円で、基本カード会員・家族カード会員ともに同伴者1名まで無料です。料理ブッフェ、フリードリンク、シャワールームなどが用意されています。 ただし、対象は羽田空港第2ターミナルの国際線ラウンジ1カ所であり、ANAラウンジではありません。利用時は対象カードの現物と、本人名義の当日の搭乗券または航空券が必要です。アメックスのアプリやデジタルウォレットのカード画面だけでは入室できません。 ポケットコンシェルジュで20%キャッシュバック 対象となる国内約1,000店舗を「ポケットコンシェルジュ」で予約・決済すると、利用額の20%がキャッシュバックされます。 年間上限はゴールドが20,000円、プレミアムが40,000円です。ゴールドは年間100,000円、プレミアムは年間200,000円を対象店で利用すると、年間上限まで受け取れます。 上限は1月~6月と7月~12月に分かれており、ゴールドは各期間最大10,000円、プレミアムは各期間最大20,000円です。利用にはAmex Offersでの事前登録が必要で、登録できるのは基本カード会員に限られます。 プレミアムは海外旅行保険の自動付帯が終了 ANAアメックス・プレミアムでは、2026年11月1日から海外旅行傷害保険の適用条件が自動付帯から利用付帯へ変更されます。 改定後は、旅行代金をANAアメックス・プレミアムで決済しなければ保険が適用されません。補償内容自体は変わらないと案内されていますが、カードを持っているだけで補償された従来と比べると、これは明確な改悪です。 年会費を22,000円引き上げながら、プレミアムカードの重要な安心特典を利用付帯へ変更する点は、かなり厳しく評価せざるを得ません。 カードデザインもリニューアル、以前のごちゃごちゃした印象からスマートな印象へ 新しいカードはANAの尾翼をモチーフにしたデザインとなり、カード番号、有効期限、セキュリティコード、ANAマイレージクラブお客様番号などの情報は裏面に集約されます。 2026年9月2日以降の新規申込分から新デザインになります。既存会員は、有効期限が2026年10月の更新カードから順次切り替わります。 有効期限前に新デザインへ変更することもできますが、再発行扱いとなりカード番号が変わります。公共料金やサブスクリプションなどに登録している場合は変更手続きが必要になるため、デザインだけを目的に急いで再発行する必要はないでしょう。 新特典と年会費の適用時期 項目 2026年9月1日までの既存・申込会員 2026年9月2日以降の新規会員 新しい年会費 2026年11月以降の年会費請求分から順次 請求月によっては2027年から 入会時から新年会費 利用ボーナスマイル 2027年1月1日から 2026年9月2日から移行特別期間を適用 POWER LOUNGE PREMIUM 2026年9月2日から 2026年9月2日から ダイニングキャッシュバック…
au PAY プリペイドカードがGoogle Payに対応、ようやくAndroidでもタッチ決済が可能に

auフィナンシャルサービスは2026年8月19日、「au PAY プリペイドカード」がGoogle Payに対応したと発表しました。 Android 9以降の端末を利用しているユーザーは、au PAY プリペイドカードをGoogle ウォレットに登録することで、スマートフォンや対応するウェアラブル端末を使ったタッチ決済が可能になります。Google Payに対応するアプリやオンライン加盟店での支払いにも利用できます。 au PAY プリペイドカードは、あらかじめチャージしたau PAY 残高の範囲内で利用できるMastercardブランドのプリペイドカードです。クレジットカードのような後払いではないため使い過ぎを抑えやすく、対象となる買い物ではPontaポイントも貯まります。 au PAY プリペイドカードのGoogle Pay対応概要 対応開始日 2026年8月19日 対象カード au PAY プリペイドカード 対象端末 Android 9以降のスマートフォン・対応するウェアラブル端末 登録先 Google ウォレット 店頭で利用できる場所 Mastercardのタッチ決済に対応する加盟店 オンラインでの利用 Google Payに対応するアプリ・オンライン加盟店 支払いに使う残高 au PAY 残高 Google Payへの登録後は、Mastercardのタッチ決済マークがある店舗で、端末を決済機にかざして支払えます。カード番号をその都度入力する必要がないGoogle Pay対応のアプリやオンラインサービスでも利用可能です。 Google Pay対応でできるようになること Androidスマートフォンでタッチ決済 今回の対応により、Androidユーザーもau PAY プリペイドカードをスマートフォンに登録し、Mastercardのタッチ決済対応店で支払えるようになりました。プラスチックカードを財布から取り出さず、スマートフォンや対応するウェアラブル端末を決済機にかざして支払いを完了できます。 アプリやオンライン加盟店での支払い Google Payに対応するアプリやオンライン加盟店では、登録したau PAY プリペイドカードを支払い方法として選択できます。配送先やカード情報などの入力を減らせるため、ネットショッピングの手続きも簡単になります。 チャージしたau PAY 残高をそのまま利用 Google Payでの支払いにも、au PAY プリペイドカードと共通のau PAY 残高を使用します。チャージした金額の範囲内で利用する仕組みは変わりません。au PAY プリペイドカードの通常のポイント還元率は、対象となる利用200円(税込)につき1Pontaポイントの0.5%です。 Apple Payには2017年7月から対応済み au PAY プリペイドカードは、旧名称の「au WALLET プリペイドカード」だった2017年7月4日からApple Payに対応しています。サービス開始当時は、カードをApple Payに登録することで、iPhoneやApple Watchを使ってQUICPay+対応店やオンラインサービスなどで支払えるようになりました。 2024年4月には、プラスチックカードを発行せずau PAY アプリ上にカード情報を表示できる「バーチャルカード」も登場しました。バーチャルカードもApple Payに設定すれば、対応する実店舗で利用できます。 これまでiPhoneなどのApple製端末ではApple Payを利用できましたが、今回Google Payにも対応したことで、Androidユーザーを含むより幅広い利用者がスマートフォンでタッチ決済を利用できるようになった形です。 カード発行からGoogle Pay対応までの主な出来事 au PAY プリペイドカードは、2014年に「au WALLET カード」として始まりました。当初はチャージ式のプラスチックカードでしたが、モバイル決済への対応やブランド変更、カード自体の機能強化を重ねています。 時期 主な出来事 2014年5月21日 「au WALLET」サービスを開始し、チャージ式の「au WALLET カード」の発行を開始。Mastercard加盟店で利用できるプリペイド型の電子マネーカードとして登場。 2017年7月4日 「au WALLET プリペイドカード」がApple Payに対応。iPhoneやApple Watchを使い、QUICPay+対応店などで支払いが可能に。 2020年2月以降 決済関連サービスをau PAYブランドへ順次統一。「au WALLET プリペイドカード」から「au PAY プリペイドカード」へ名称を変更。2020年5月以降は新しい券面へ順次切り替え、付与ポイントもPontaポイントへ移行。 2024年4月23日…
名古屋市営地下鉄、9月3日から全駅で「クレカ乗車」 対応、名鉄13駅とも相互利用

名古屋市交通局と三井住友カードなどは2026年8月17日、名古屋市営地下鉄の全駅で、クレジットカードなどのタッチ決済による「クレカ乗車」サービスを9月3日の始発から開始すると発表した。タッチ決済対応のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードのほか、カードを設定したスマートフォンなどを専用リーダーにかざすだけで乗車できる。 2026年9月に愛知・名古屋で開かれるアジア競技大会、10月のアジアパラ競技大会を前に、国内外からの来訪者を受け入れる交通環境を強化する。日本の券売機や交通系ICカードに不慣れな旅行者でも、普段使っている決済手段で移動しやすくなる。 名古屋市営地下鉄「クレカ乗車」の概要 項目 内容 開始日時 2026年9月3日(木)始発 対象 名古屋市営地下鉄の全駅 利用できる媒体 タッチ決済対応のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、カードを設定したスマートフォンなど 対応ブランド Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯 利用方法 入場時と出場時に、改札機や窓口に設置された専用リーダーへ同じカード・端末をタッチ 利用履歴 「Q-move」で会員登録すると確認可能 乗車前の会員登録やチャージは不要。対応カードやスマートフォンを改札で直接使える。乗車履歴を確認する場合のみ、QUADRACが運営する「Q-move」への無料会員登録が必要となる。 名鉄の対応13駅と相互利用 名古屋エリアでは、名古屋鉄道が2024年3月から一部駅でクレカ乗車を導入している。今回の地下鉄全駅対応により、名鉄側の対応13駅と名古屋市営地下鉄の間で相互利用が可能になる。 事業者 タッチ決済の対応範囲 名古屋市営地下鉄 全駅(2026年9月3日から) 名古屋鉄道 中部国際空港、名鉄名古屋、金山、東岡崎、神宮前、国府宮、名鉄一宮、新木曽川、笠松、名鉄岐阜、犬山、知多半田、西尾の13駅 名鉄では対応駅が13駅に限られる。非対応駅を利用する場合は、連絡きっぷを購入するか、交通系ICカードを利用する必要がある。利用できる改札口も駅によって異なるため、専用リーダーの設置場所を確認しておきたい。 全国の交通タッチ決済、直近の対応状況 交通分野のタッチ決済は、空港アクセスや観光路線を中心とした個別導入から、都市圏の全駅展開、事業者をまたぐ相互利用、1日上限運賃へと段階を進めている。2026年8月17日時点で確認できる主な動きは次の通り。 地域・サービス 直近の対応状況 時点 全国 三井住友カードの「stera transit」は45都道府県、累計232事業が導入を公表。政府答弁では、代表的な民間事業者の集計として鉄道約2,200駅、バス約7,000台への導入が示されている。なお、政府は全国全体を網羅した数値ではないとしている 事業数は2026年6月末、駅・車両数は同年3月末 関東の鉄道11社局 小田急、京王、京急、相鉄、西武、東急、東京メトロ、都営地下鉄、東武、横浜高速鉄道など11社局で相互利用を開始。54路線・729駅が対象 2026年3月25日から 札幌市営地下鉄 全3路線・49駅で利用可能。1日の利用額が平日830円、土日祝などは520円に達すると、それ以降の地下鉄運賃がかからない上限運賃サービスを導入 上限運賃は2026年3月26日から JR九州 実証実験から本格導入へ移行。現在は福岡エリア50駅に対応し、2026年秋ごろに香椎線、福北ゆたか線、若松線を加えた計92駅へ拡大予定 本格導入は2026年4月1日から 名古屋市営地下鉄 全駅へ導入し、名鉄の対応13駅との相互利用を開始予定 2026年9月3日から 一方で、タッチ決済は全国共通の交通系ICカードと同じように、すべての鉄道・バスを無条件で乗り継げる仕組みではない。対応駅、対応改札、利用できるブランド、他社線への乗り越し範囲は交通事業者ごとに異なる。入場と出場で別のカードや端末を使うと正しく運賃計算できないため、同じ媒体を使うことも重要だ。 大型イベント後の日常利用にも注目 名古屋市営地下鉄への導入は、アジア競技大会・アジアパラ競技大会を見据えたインバウンド対応という位置付けが大きい。ただ、事前チャージやきっぷ購入が不要になるため、市民や国内旅行者にとっても決済手段の選択肢が増える。 今回の発表では、札幌市営地下鉄のような1日上限運賃や、小児・各種割引運賃の取り扱いについては明らかにされていない。運賃、乗り継ぎ、利用できる改札口などの詳細は、サービス開始までに公表される名古屋市交通局の案内を確認したい。
V NEOBANKが11月に大幅改悪 デビット1.25%へ、普通預金50pt廃止・被振込ポイント半減

住信SBIネット銀行は2026年7月31日、V NEOBANK(Vポイント支店)のポイントプログラムを、同年11月から改定すると発表しました。 円普通預金でもらえる月50ポイントを廃止するほか、デビットカードの還元率を1.5%から1.25%へ引き下げ。他行からの振込でもらえるポイントも半減し、電子マネーへのチャージや公共料金、税金、病院などはポイント対象外になります。 V NEOBANKの主な改悪内容 対象サービス 変更前 変更後 円普通預金 10万円以上で月50ポイント 特典を廃止 デビットカード 利用額の1.5%還元 1.25%還元、対象外取引を新設 他行からの振込 1件20ポイント、月最大500ポイント 1件10ポイント、月最大250ポイント 住信SBIネット銀行は「ドコモSMTBネット銀行」へ 住信SBIネット銀行は2026年8月3日、正式な銀行名を「株式会社ドコモSMTBネット銀行」に変更します。 「ドコモ」はNTTドコモ、「SMTB」は三井住友信託銀行の英語名であるSumitomo Mitsui Trust Bankを示すものです。長年使われてきた「SBI」の名称が消え、現在の共同経営者であるドコモと三井住友信託銀行を前面に出した銀行名になります。 銀行本体が個人向けに展開するサービスブランドも、従来の「d NEOBANK」から「ドコモの銀行」へ変更されます。 時期 主な出来事 2025年5月 NTTドコモが住信SBIネット銀行へのTOBを発表 2025年10月 住信SBIネット銀行がドコモの連結子会社に 2026年7月1日 ドコモFGが新たな親会社・筆頭株主に 2026年7月9日 「ドコモの銀行」とdポイント新特典を発表 2026年7月31日 V NEOBANKのポイント改悪を発表 2026年8月3日 「ドコモSMTBネット銀行」へ商号変更 2026年8月20日 dアカウント連携とdポイント特典を開始予定 2026年11月 V NEOBANKの新条件を適用 V NEOBANKも中身は同じ「ドコモ傘下の銀行」 V NEOBANKは、住信SBIネット銀行とは別の銀行ではありません。 CCCライフパートナーズが銀行代理業者となり、住信SBIネット銀行のBaaS(Banking as a Service)基盤を利用して提供している「Vポイント支店」です。 銀行本体の個人向けブランドが「ドコモの銀行」になった後も、V NEOBANKやJAL NEOBANK、京王NEOBANKなどの提携サービスは「NEOBANK」ブランドを継続します。 つまり、V NEOBANKというサービス名やVポイント支店という位置付けは残りますが、その預金口座を提供する銀行の正式名称は「ドコモSMTBネット銀行」になります。 ポイントプログラムは提携先ごとに異なるものの、口座、決済、システム、デビットカードなどの基盤を提供しているのは同じ銀行です。そのため、ドコモ傘下入り後の経営方針や商品設計と、V NEOBANKの改定を完全に切り離して考えることはできません。 dポイントは拡充、Vポイントは縮小 今回の改悪が注目される最大の理由は、「ドコモの銀行」でdポイント特典の拡充が進むのとほぼ同時に、V NEOBANKのVポイント特典が縮小されることです。 ドコモ・フィナンシャルグループは2026年7月9日、「ドコモの銀行」とdアカウントを連携し、銀行取引に応じてdポイントが貯まる新制度を発表しました。 さらに、ドコモの銀行をdカードの引き落とし口座に設定し、所定のスマホ決済を利用すると、基本還元を含め初年度最大3.0%還元。マネックス証券との自動入金や積立条件も満たすと、合計で初年度最大4.5%還元になると案内しています。 最大還元率には対象決済、利用額、ポイント上限などの条件がありますが、ドコモグループが銀行口座、dカード、d払い、dポイント、マネックス証券を組み合わせた経済圏を構築しようとしていることは明らかです。 その一方で、Vポイント支店では次の特典が削られます。 10万円の預金でもらえる月50ポイントを廃止 他行からの振込ポイントを半減 デビットカードの還元率を1.5%から1.25%へ引き下げ 他社決済サービスへのチャージをポイント対象外に 公共料金、税金、鉄道、病院などもポイント対象外に 外形的に見れば、ポイント施策の軸足が、Vポイント単独で貯める利用方法から、dカードやd払い、マネックス証券などドコモグループ内のサービスを組み合わせる利用方法へ移りつつあるように見えます。 1.25%への変更は銀行本体との「標準化」か V NEOBANKデビットの新しい還元率である1.25%は、銀行本体の対象支店で提供されている「デビットカード Point+」やプラチナデビットカードの基本還元率と同じです。 この点だけを見ると、V NEOBANKだけに設けられていた1.5%還元を終了し、銀行本体の標準的な還元率へ揃える狙いがあるとも考えられます。 ただし、条件が完全に統一されるわけではありません。 銀行本体のデビットカードでは、鉄道、公共料金、税金、病院などの一部利用先について0.3%還元と案内されています。一方、改定後のV NEOBANKでは、同じ種類の取引がポイント付与対象外、つまり0%になります。 少なくとも公表条件を比較する限り、一部の支払いではV NEOBANKのほうが銀行本体のデビットカードより厳しい条件になります。 これまでどのようにお得に使われていたのか 10万円を月末から翌月5日まで置く これまでは、月末の円普通預金残高が10万円以上で、翌月1日から5日まで毎日10万円以上を維持すると、月50ポイントが付与されました。 年間では最大600ポイントです。ポイント分だけを単純計算すると、10万円に対して年0.6%相当となるため、預金金利とは別の上乗せ特典として利用されていました。 この特典は2026年11月末の残高判定から廃止されます。 他行の無料振込枠で月500ポイント 他行から1回1万円以上の振込を受けると、1件につき20ポイント、月25件まで最大500ポイントを獲得できました。 他行側の無料振込枠や自動振込を利用し、自己名義のV NEOBANK口座へ1万円以上の振込を複数回設定することで、年間最大6,000ポイントを獲得する使い方が可能でした。 改定後は1件10ポイント、月最大250ポイントとなり、年間上限も3,000ポイントへ半減します。 デビットカードをチャージルートの起点にする V NEOBANKデビットは、月間1,000円以上の利用で1.5%のVポイントが貯まる年会費無料のデビットカードでした。 通常の買い物だけでなく、ANA Pay、au PAY、Suicaなどの決済サービスや電子マネーへのチャージでもポイントを獲得できたため、チャージ後の決済で得られるポイントやマイルと組み合わせる使い方が注目されていました。 改定後は、電子マネー、コード決済、交通系IC、自治体PAYなどを含む他社決済サービスへのチャージがポイント対象外になります。 鉄道、公共料金、NTT東日本・西日本の料金、税金、国民年金、国民健康保険料、病院、診療所、寄付なども対象外です。 年間でどのくらいポイントが減る? 「普通預金10万円」「他行からの振込を月25件」「通常のデビット決済を月10万円」というケースで比較すると、次のようになります。 対象 変更前 変更後 円普通預金 月50ポイント 0ポイント…
精神障害者割引がネット予約に対応 JR東日本・西日本・九州が開始、何が便利に?

JR東日本、JR西日本、JR九州は、精神障害者割引を適用した乗車券をインターネットで申し込めるサービスを、2026年7月31日から開始します。 利用するのは、JR東日本の「えきねっと」、JR西日本の「e5489」、JR九州の「JR九州インターネット列車予約サービス」です。マイナンバーカードを使ってマイナポータルから精神障害者保健福祉手帳の情報を取得し、各予約サービスの会員情報と連携します。 これまで駅での購入が中心だった精神障害者割引乗車券を、自宅などから事前に申し込めるようになるのが最大の変更点です。 割引制度の新設ではなく、ネット予約への対応 JRグループの精神障害者割引制度自体は、2025年4月1日に導入されています。ただし、各社のネット予約で扱っていた障害者割引乗車券は、これまで主に身体障害者割引と知的障害者割引が対象で、精神障害者割引はオンライン手続きの対象外でした。 今回、マイナポータルで精神障害者保健福祉手帳の「旅客鉄道株式会社等旅客運賃減額」の第1種・第2種に関する情報連携が可能になったことから、ネット予約にも対象が広がります。 割引率や適用条件が新しく変わるわけではなく、購入手段が便利になるサービス拡充です。 3社のサービス内容を比較 会社 予約サービス 開始予定 主な特徴 JR東日本 えきねっと 7月31日14時 取扱条件の範囲でJR6社の割引乗車券を購入可能。精神障害者割引を適用した「新幹線eチケット」にも対応。在来線特急では割引乗車券と特急券をワンストップで購入できる JR西日本 e5489 7月31日 精神障害者割引を適用した乗車券をオンラインで申し込み可能。乗車前に駅の券売機や窓口で受け取る JR九州 JR九州インターネット列車予約 7月31日 精神障害者割引乗車券をオンラインで申し込み可能。乗車前の受け取りが必要で、特急券などは別途申し込む どこが便利になった? 駅へ出向く前に申し込める これまでは、精神障害者割引乗車券を購入するために、手帳を用意して駅の窓口へ出向く必要がありました。新サービスでは、マイナンバーカードとマイナポータルを利用してオンラインで利用資格を確認できます。 自宅などから事前に申し込めるため、窓口の営業時間を気にして駅へ行ったり、列に並んだりする負担を減らせます。 JR東日本では新幹線の受け取りも不要に 3社の中で特に利便性が高まるのが、JR東日本の「新幹線eチケット」への対応です。 対象となる東北・北海道、秋田、山形、上越、北陸新幹線では、予約した座席と交通系ICカードやモバイルSuicaをひも付けることで、紙のきっぷを受け取らずに改札機へタッチして乗車できます。 在来線特急についても、精神障害者割引乗車券と必要な特急券を「えきねっと」で一緒に購入できるため、乗車券と特急券を別々に手配する手間が減ります。 JR西日本・JR九州も窓口待ちを短縮 JR西日本とJR九州では、予約した紙のきっぷを乗車前に駅の券売機や窓口などで受け取る必要があります。それでも、割引乗車券の申し込みと利用資格の確認を事前に済ませられるため、従来より手続きが簡単になります。 なお、JR九州では、割引乗車券のほかに特急券などが必要な場合、別途申し込みが必要です。 利用に必要なもの マイナポータルから手帳情報を取得するためのマイナンバーカード JR東日本は「えきねっと」の会員登録 JR西日本は「WESTER ID」 JR九州は「JR九州Web会員ID」 マイナポータルに連携された、有効な精神障害者保健福祉手帳情報 割引の対象条件や乗車時に必要な証明、きっぷの受取場所は、利用区間や商品によって異なります。また、新幹線や在来線特急では、原則として乗車券部分のほかに特急料金が必要です。 移動前の負担を減らす一歩に 精神障害者割引のオンライン対応により、旅行の計画から乗車券の申し込みまでを自宅で進められるようになります。特に、窓口の混雑や対面手続きが負担になっていた利用者にとって、大きな改善といえそうです。 一方、JR西日本とJR九州では紙のきっぷの受け取りが残るなど、完全なチケットレス化ではありません。今後は受取方法を含め、さらに使いやすいサービスへ発展するかが注目されます。
Pixel Watch/Galaxy WatchのSuicaが定期券に対応 グリーン券やおトクなきっぷも利用可能に

JR東日本は2026年7月23日、Google Pixel WatchとSamsung Galaxy WatchのSuicaで、定期券やSuicaグリーン券、おトクなきっぷを利用できるようにすると発表した。Androidスマートフォンの「モバイルSuica」アプリから各種券を購入し、スマートウォッチで改札の通過や乗車に利用できる。サービスは2026年8月中旬以降、対象端末へ順次提供される。 これまでWear OS搭載スマートウォッチのSuicaは、Google ウォレットで発行・チャージし、交通機関や店舗で利用することが中心だった。今回の更新により、スマートフォンを操作画面として使いながら、購入した定期券などをスマートウォッチで利用できるようになる。 モバイルSuicaアプリから4つの操作に対応 新たに利用可能になるのは、次の機能だ。 モバイルSuicaアプリに登録したクレジットカードからのチャージ 定期券の購入 Suicaグリーン券の購入 おトクなきっぷの購入 スマートウォッチ内のSuicaは、AndroidスマートフォンのモバイルSuicaアプリ上に表示される。券面左上には時計マークが付き、スマートウォッチとひも付いたSuicaであることを確認できる仕組みだ。 すでにスマートウォッチでSuicaを利用している場合は、対応開始後にモバイルSuicaアプリへ自動的に表示される。新たにスマートフォンからSuicaを移行する場合は、おサイフケータイアプリでカードを預けた後、スマートウォッチのGoogle ウォレットから追加する。 利用にはモバイルSuicaアプリのインストールとログインが必要。スマートフォンとスマートウォッチの各アプリ、Google ウォレット、関連するシステムアプリについても最新版へ更新する必要がある。 対応するPixel WatchとGalaxy Watch 発表時点の対応機種は以下の通り。いずれも日本国内で購入した端末に限られる。 Google Pixel Watch(初代) Google Pixel Watch 2 Google Pixel Watch 3 Google Pixel Watch 4 Samsung Galaxy Watch6 Samsung Galaxy Watch6 Classic Samsung Galaxy Watch7 Samsung Galaxy Watch8 Samsung Galaxy Watch8 Classic Samsung Galaxy Watch9 Samsung Galaxy Watch Ultra Samsung Galaxy Watch Ultra2 Galaxy Watch4/5や、かつて販売されたMoto 360、Huawei Watch、ASUS ZenWatchなどの旧Android Wear端末は対象リストに含まれていない。JR東日本は、対象機種を今後拡大する予定としている。 Androidのスマートウォッチは、なぜSuica対応が遅かったのか Googleが腕時計向けOS「Android Wear」を発表したのは2014年。LG G WatchやSamsung Gear Liveを皮切りに、モトローラ、ファーウェイ、ASUS、カシオなど多くのメーカーが参入した。2018年には名称が「Wear OS by Google」へ変更されている。 しかし、初期のAndroid Wear端末は通知、音声操作、地図、フィットネスなどが主な用途で、日本向けのFeliCaやSuicaには対応しなかった。その間、Apple Watchでは2016年にSuicaが利用可能になり、Androidスマートフォン利用者との間に大きな機能差が生まれていた。 ウェアラブル端末のSuicaは、2020年にGarminとソニーのwena 3、2021年にFitbitへ広がった。ただし、これらはWear OS搭載端末ではない。Wear OSでSuicaが利用できるようになったのは、初代Google Pixel Watchが発売された2022年10月からだった。 Wear OS自体も大きな転換期を迎えている。GoogleとSamsungは2021年、Wear OSとSamsungのTizenを統合する方針を発表。Googleは2022年に自社ブランドのPixel Watchを投入し、Samsungも2023年発売のGalaxy Watch6世代から、日本でSuica、iD、QUICPayに対応した。 つまり、初期のAndroid Wear端末がそのまま進化して現在のSuica対応に至ったのではない。GoogleとSamsungを中心にOSとハードウェアの構成を作り直した結果、現在のPixel Watch/Galaxy Watchへつながった格好だ。 PASMOに続き、Suicaも定期券対応へ Wear OSでは2025年6月からPASMOも利用可能になり、定期券の利用や更新に対応していた。一方、Suicaは決済やチャージが中心で、定期券やSuicaグリーン券を購入できない状態が続いていた。 今回の更新は、この機能差を埋めるものとなる。特に通勤定期券を利用する人や、普通列車グリーン車を日常的に使う人にとっては、Androidスマートフォンとスマートウォッチの組み合わせを選びやすくなる。 ただし、スマートフォン版モバイルSuicaの全機能が、そのままスマートウォッチ向けに開放されるわけではない。今回の発表では、オートチャージや払い戻しなどは追加機能として明記されていない。 また、提供開始は「2026年8月中旬以降順次」とされており、機種やアプリの更新状況によって利用開始時期が異なる可能性がある。 AndroidのスマートウォッチでSuicaが使えるようになってから約4年。今回のモバイルSuicaアプリ連携によって、Wear OSのSuicaはようやく「腕時計で支払える電子マネー」から、定期券や乗車券も管理できる本格的な交通サービスへ一歩進む。
JAL×Marriott Bonvoyが提携 最大4万FLY ONポイント、ホテル上級会員も少ない宿泊数で獲得可能に

日本航空(JAL)とマリオット・インターナショナルは、JALマイレージバンクとMarriott Bonvoyの会員特典を連携する戦略的パートナーシップを発表した。 両サービスのアカウントを連携すると、Marriott Bonvoy会員には年間最大4万FLY ONポイントが付与される。JALマイレージバンク会員は、保有するFLY ONステイタスに応じて、Marriott Bonvoyの上級会員資格を通常より少ない宿泊数で獲得できる。 どのくらいお得?最大40泊分を短縮 特にお得なのが、JMBダイヤモンドおよびダイヤモンドメタル会員向けの特典だ。 Marriott Bonvoyのプラチナエリート資格は通常、年間50泊が必要となる。今回の特典では、対象会員が6カ月以内に10泊するとプラチナエリートを獲得できる。 通常50泊のところ10泊で達成できるため、40泊分、割合にして80%の宿泊数を短縮できる計算だ。 JMB会員向けの主な特典 ステイタスなし:6カ月以内に6泊でシルバーエリート クリスタル:6カ月以内に4泊でシルバーエリート サファイア:シルバーエリートを自動取得し、10泊でゴールドエリート JGCプレミア:ゴールドエリートを自動取得し、16泊で1万ポイント ダイヤモンド:ゴールドエリートを自動取得し、初年度は10泊でプラチナエリート、16泊で1万5,000ポイント ダイヤモンドメタル:ゴールドエリートを自動取得し、10泊でプラチナエリート、16泊で1万5,000ポイント 通常、Marriott Bonvoyのシルバーエリートは年間10泊、ゴールドエリートは25泊、プラチナエリートは50泊が必要となる。 サファイア会員は、通常25泊が必要なゴールドエリートを10泊で獲得できるため、15泊分、60%の短縮となる。JGCプレミア以上の会員は、宿泊実績なしでゴールドエリートを取得できる。 Marriott Bonvoy会員には最大4万FLY ONポイント Marriott Bonvoy会員には、会員ランクに応じて毎年FLY ONポイントが付与される。 一般会員:2,000ポイント シルバーエリート:5,000ポイント ゴールドエリート:1万ポイント プラチナエリート:2万ポイント チタンエリート:3万ポイント アンバサダーエリート:4万ポイント JALの通常基準では、クリスタルの獲得に3万FLY ONポイント、サファイアの獲得に5万FLY ONポイントが必要となる。 単純比較では、チタンエリートに付与される3万ポイントはクリスタルの総ポイント基準と同水準。アンバサダーエリートに付与される4万ポイントは、サファイア基準の80%に相当する。 ただし、通常のJALステイタス獲得には、JALグループ便で積算するFLY ONポイントの条件もある。付与されたポイントだけで必ずステイタスを獲得できるわけではない点には注意が必要だ。 ホテル上級会員になるメリット Marriott Bonvoyのゴールドエリートでは、対象利用額に対するボーナスポイント、空室状況に応じた客室アップグレード、午後2時までのレイトチェックアウトなどを利用できる。 プラチナエリートでは、ボーナスポイントがさらに増えるほか、一部スイートを含む客室アップグレード、午後4時までのレイトチェックアウト、ホテルブランドによっては朝食を含むウェルカムギフトなどが提供される。 まとめ 今回の提携で最も大きな恩恵を受けるのは、JMBダイヤモンド・ダイヤモンドメタル会員と、Marriott Bonvoyのチタン・アンバサダー会員だ。 JMB会員はホテル上級資格の取得に必要な宿泊数を最大40泊分短縮でき、Marriott Bonvoy会員は年間最大4万FLY ONポイントを獲得できる。 なお、FLY ONポイントは特典航空券などに交換できるJALマイルとは異なり、JALの上級会員資格を判定するためのポイントとなる。具体的なサービス開始日やアカウント連携方法、ステイタスの有効期間などは、今後発表される詳細を確認したい。

