Ways to pay in Japan introduces how to make a payment at Japanese shops. It makes your travel awesome to know the way of payment.

ニュースカテゴリー:クレジットカード

ビックカメラ×teppayで最大35%還元キャンペーン、11月4日から。参加手順・2万円条件・上限を解説

ビックカメラは、JR東日本のコード決済「teppay(テッペイ)」を利用したキャンペーンを案内しています。teppayの20%還元と、ビックカメラSuicaカードの連携支払いによる最大15%を組み合わせると、合計最大35%還元になります。 期間は2026年11月4日(水)〜12月25日(金)。ただし、どちらも予算上限に達すると早期終了する場合があります。 重要なのは、teppayで払えば誰でも35%になるわけではないこと。事前エントリー、ビックカメラSuicaカードの連携、ビックカメラ公式アプリの提示、1会計2万円以上の支払いなどの条件を満たす必要があります。 キャンペーンは2本立て。20%と最大15%で条件が異なる 今回の企画は、以下の2つを組み合わせる仕組みです。 特典 主な条件 還元上限 付与されるポイント・時期 みんなでteppay!20%還元 事前エントリー後、対象店舗で税込500円以上をteppayのコード決済で支払う 期間中1人5,000ポイント 期間限定teppayポイント。決済完了から7営業日後 ビックカメラSuica×teppay決済キャンペーン ビックカメラSuicaカードを連携したteppayで、1会計税込2万円以上を「ビューカード連携支払い」で支払う 追加4%分は期間中1人5,000ビックポイント 追加4%分のビックポイントは2027年2月下旬ごろを予定 最大15%は、通常ポイントを含む数字です。通常10%ポイントサービス商品の場合、内訳は次のようになります。 店舗の通常ポイント:8%分のビックポイント ビックカメラ公式アプリ提示の優待:2%分のビックポイント ビックカメラSuicaカードの利用特典:0.5%分のビックポイント+0.5%相当のJRE POINT 今回の追加特典:4%分のビックポイント 合計が最大15%で、ここに別企画の20%分のteppayポイントを合わせると最大35%です。35%すべてがビックポイントとして付くわけではなく、15%が丸ごと新たに上乗せされるわけでもありません。 なお、20%還元だけならビックカメラSuicaカードは必須ではなく、teppay残高によるコード決済も対象です。ただし、残高払いでは今回の追加4%の条件を満たせません。 最大35%還元を受ける手順 モバイルSuicaアプリでteppayを使える状態にする モバイルSuicaにログインし、teppayのマークから切り替えて利用を開始します。独立したteppayアプリを新たに入れる方式ではありません。 ビックカメラSuicaカードをteppayに登録する teppayの「サービス一覧」→「アカウント」→「連携サービスの管理」からクレジットカードを登録します。登録にはSMS認証が必要です。モバイルSuicaにカードを登録済みでも、teppay側への登録が別途必要です。 買い物の前に20%還元キャンペーンへエントリーする teppayトップ画面下部の「キャンペーン」から「みんなでteppay!20%還元」のバナーを開き、エントリーボタンを押します。エントリー前の支払いは対象になりません。 会計時にビックカメラ公式アプリを提示する 通常8%のビックポイントを10%にするためのアプリ優待を受けます。最大35%を狙う場合は、この提示も忘れないようにしましょう。 1会計税込2万円以上を「ビューカード連携支払い」で支払う teppayで支払い用のコードを表示し、支払い方法がビックカメラSuicaカードによる「ビューカード連携支払い」になっていることを確認して、レジで読み取ってもらいます。 ビューカード連携支払いは、クレジットカードから直接支払う方式なので、事前にteppay残高へチャージする必要はありません。残高払いとの併用はできません。 また、カード現物で直接支払ったり、スマートフォンをSuicaとしてタッチしたりする方法は、今回のカード連携キャンペーンの対象決済とは異なります。必ずteppayの連携支払いを使ってください。 開始時点でteppayを使うのはモバイルSuicaアプリです。モバイルPASMOでの対応は2027年春の予定となっています。 20%は2万5,000円で上限。高額な買い物がすべて35%になるわけではない 20%還元は1人5,000ポイントまでなので、対象の支払い合計2万5,000円で上限に達する計算です。この上限はビックカメラだけの別枠ではなく、同じ20%還元キャンペーンの対象店全体で共通です。 一方、ビックカメラ側の追加4%は5,000ビックポイントまで。こちらは対象となる支払い合計12万5,000円で上限に達する計算です。ただし、追加4%の対象は1会計税込2万円以上で、複数の会計を合算して2万円にすることはできません。 通常10%ポイントサービスの商品を購入し、アプリ提示などの条件を満たした場合の還元目安は以下のとおりです。 1会計の支払額 teppayの20%特典 ビックの追加4% 通常分など最大11% 合計の目安 2万円 4,000ポイント 800ポイント 2,200ポイント相当 7,000ポイント相当(35%) 2万5,000円 5,000ポイント 1,000ポイント 2,750ポイント相当 8,750ポイント相当(35%) 5万円 5,000ポイント 2,000ポイント 5,500ポイント相当 12,500ポイント相当(25%) ※各キャンペーンの上限をまだ使っていない場合の目安です。ポイントの計算単位や端数、商品の通常ポイント率などによって実際の付与数は異なります。 つまり、最大35%という数字を活用しやすいのは、条件を満たす2万円〜2万5,000円程度の買い物です。すでに他店で20%還元の上限を使っている場合は、その残りも確認しましょう。 対象はビックカメラ・Air BicCamera。通販やコジマなどは対象外 ビックカメラ側の追加4%キャンペーンは、ビックカメラ店舗とAir BicCameraが対象です。 ビックカメラ.com、楽天ビック、コジマネット、ソフマップドットコムなどの通販、コジマ・コジマ×ビックカメラ・ソフマップ・じゃんぱらの店舗は対象外です。ビックカメラ店内のテナントでの利用も対象外となります。 また、すべての商品が通常10%ポイントサービスとは限りません。通常ポイント率の低い商品では、合計還元率も下がります。対象外商品もあるため、購入前に店頭で対象になるか確認すると確実です。 20%還元についても、Suicaへのチャージ、モバイルSuicaの定期券・おトクなきっぷ・グリーン券の購入、teppay JCBプリカでの支払いは対象外です。 ポイントはまとめて即時付与ではない。期間限定分の期限にも注意 店舗の通常ポイントとアプリ提示分は即時還元ですが、カード利用特典とキャンペーンの追加分は後日付与となります。 20%分は決済完了から7営業日後に付く期間限定teppayポイントです。ビックポイントやJRE POINTではありません。有効期限は付与された時期などにより異なるため、アプリで確認してください。 追加4%分のビックポイントは、2027年2月下旬ごろの付与予定です。購入直後に全額分のポイントを使えるわけではありません。 また、返品した利用や、ポイント付与前に対象カード・サービスを退会した場合などは対象外になります。いずれのキャンペーンも予算到達による早期終了があるため、購入時点で継続しているかも確認しましょう。 teppay自体は10月20日からビックカメラで利用できますが、今回の還元キャンペーンは11月4日開始です。開始前の買い物と混同しないように注意してください。 詳細はビックカメラのキャンペーン案内、エントリー方法は20%還元キャンペーンのページで確認できます。

三菱UFJニコス「応援+カード」開始。ブルーロック・ChroNoiRなど10コンテンツ、15歳から使えるVisaプリペイド

三菱UFJニコスは2026年10月19日、ゲームやアニメ、スポーツ、アーティストなどと日常の支払いを結びつける「応援+カード(オウエンプラスカード)」の提供を開始しました。 好きなコンテンツのデザインを選び、買い物で貯めたポイントを限定グッズやデジタルコンテンツなどに交換できるサービスです。開始時は10コンテンツ・28種類のカードデザインを用意しています。 名前に「カード」とありますが、クレジットカードではありません。事前にチャージして使うVisaプリペイドカードで、15歳から申し込めます。 年会費無料のVisaプリペイド。Apple Pay・Google Payにも対応 応援+カードは、アプリで発行するバーチャルカードを基本に、希望者は有料で実物のリアルカードも発行できる仕組みです。年会費とバーチャルカードの発行手数料は無料です。 スマートフォンではApple Pay・Google Payに登録し、店頭でVisaのタッチ決済を利用できます。ネットショッピングではカード番号を入力して支払えます。ただし、一部利用できない加盟店・取引があります。 項目 内容 サービス開始日 2026年10月19日 カードの種類 チャージ式のVisaプリペイドカード 申込対象 日本国内在住の15歳以上。未成年者は親権者などの同意が必要 年会費・発行手数料 年会費・バーチャルカード発行は無料。リアルカードは有料で、料金はコンテンツ・デザインによって異なる チャージ方法 対象の三菱UFJカード、またはBank Pay対応の銀行口座 チャージ単位・手数料 1,000円以上、1,000円単位。チャージ手数料無料 チャージ上限 1回3万円、月間累計30万円、保有残高10万円まで 三菱UFJカードを持っていなくても、対応する本人名義の銀行口座からチャージして利用できます。クレジットカードを持てない15〜17歳にも利用の選択肢があります。 ブルーロック、ChroNoiR、しろたんなど10コンテンツを用意 開始時のラインアップは以下のとおりです。 コジマプロダクション ブルーロック SV.LEAGUE 大阪ブルテオン ChroNoiR なとり アール・ブリュットデザイン しろたん BRUNCH BROTHER トリィ カードのデザインだけでなく、アプリの壁紙も選べます。同じコンテンツ内ではカードデザインを切り替えられるため、気分に合わせて使い分けられます。 ただし、同時に選択できるコンテンツは1つです。別のコンテンツへの変更もできますが、カード番号が変わり、発行済みのリアルカードは使えなくなります。チャージ残高とポイント残高は引き継がれます。 独自の「応援+ポイント」を、コンテンツの特典に交換 支払いで貯まるのは、独自の「応援+ポイント」です。選択中のコンテンツの特典に交換でき、特典には画像・動画・音声などのデジタル特典や、ステッカー・ぬいぐるみなどの実物特典があります。内容や必要ポイント数はコンテンツによって異なります。 公表されているポイント付与率は以下のとおりです。 登録するチャージ方法 応援+カード利用時の付与率 対象の三菱UFJカード 利用金額の0.5%分の応援+ポイント 銀行口座 利用金額の0.1%分の応援+ポイント 付与率は、ポイント集計時点で登録されているチャージ方法によって判定されます。ポイントは毎月10日ごろに付与され、通常ポイントの有効期限は最後に加算された月の1年後の月末です。期間限定ポイントには別の期限があります。 なお、0.5%という数字は「現金が0.5%戻る」という意味ではありません。応援+ポイントはコンテンツの特典に交換するポイントなので、欲しい特典と必要ポイント数を見て判断する必要があります。 三菱UFJカードのポイントを移行可能。ただしチャージ時の両取りは不可 三菱UFJカードで貯めたグローバルポイントは、1ポイントにつき応援+ポイント5ポイントに交換できます。交換は100グローバルポイント以上、100ポイント単位です。例えば100グローバルポイントなら、応援+ポイント500ポイントになります。 普段のカード利用で貯めたポイントを、好きな作品やアーティストの特典に振り向けられる点が特徴です。 一方、三菱UFJカードから応援+カードへチャージしても、チャージ元のクレジットカードのポイントは付きません。「チャージでグローバルポイントを獲得し、支払いで応援+ポイントも獲得する」という両取りはできません。 また、チャージできるのは対象の三菱UFJカードです。三菱UFJニコス発行のカードすべてが対象ではなく、他社のクレジットカードも登録できません。 提供開始に合わせ、対象の三菱UFJカードをチャージ方法に登録すると、応援+ポイント200ポイントを進呈する特典も用意しています。エントリーは不要で、登録完了後に即時付与されます。 還元率より「欲しい特典があるか」で選ぶサービス 応援+カードの新しさは、支払いに好きなコンテンツのデザインを使えるだけでなく、貯めたポイントをそのコンテンツの特典に交換できることです。 逆に、支払いを安く済ませることや、汎用ポイントを効率よく貯めることだけが目的なら、積極的に乗り換える理由は強くありません。チャージ元カードのポイントは付かず、応援+ポイントの価値も交換する特典次第だからです。 「応援」という名称から、決済額の一定割合が自動で応援先へ寄付される共通制度を想像するかもしれませんが、そのような仕組みは公表されていません。一方、アール・ブリュットデザインでは、貯めたポイントを障がい者アート協会への寄付に使える仕組みが案内されています。コンテンツごとの特典・応援方法を確認するとよいでしょう。 好きなデザインを日常の支払いで使いたい方や、欲しい限定特典がある方に向いたサービスです。まずはアプリで特典内容と必要ポイント数を確認し、無理のない金額で使うのがよさそうです。

エムアイカード最上位Visa Infiniteの招待制クレカ「MICARD+THE ONE」発表 百貨店最大11%還元 プラチナは年会費77,000円へ

エムアイカードは2026年10月16日、三越伊勢丹グループの最上位カード「MICARD+ THE ONE(エムアイカード プラス ザ・ワン)」を、2027年2月上旬に発行開始すると発表しました。 Visaの最上位ランク「Visa Infinite」を採用する招待制カードで、年会費は77,000円(税込)。三越伊勢丹グループ百貨店で最大11%のポイントが貯まり、JALマイルへの優遇交換や年間利用ボーナスなども用意されます。同社によると、国内百貨店業界では初のVisa Infinite導入です。 新カードの追加だけではなく、既存の「エムアイカード プラス プラチナ」もTHE ONEへリニューアルします。標準カードの年会費は55,000円から77,000円へ、22,000円・40%の引き上げとなります。 「MICARD+ THE ONE」の基本情報 項目 内容 発行開始 2027年2月上旬予定 国際ブランド・ランク Visa Infinite 入会方法 招待制。エムアイカードが定める条件を満たした人を招待 本会員年会費 77,000円(税込) 家族カード 4枚まで年会費無料 三越伊勢丹グループ百貨店 最大11%。対象外・付与率が異なる商品や売場あり グループ百貨店以外の基本還元率 1% 年間利用ボーナス 年間500万円以上から。最大50,000ポイント 券面は、重要無形文化財「髹漆(きゅうしつ)」保持者で人間国宝の小森邦衞氏が監修。黒を基調としたデザインです。(公式商品ページ) 既存プラチナも移行。年会費は40%アップ 既存のエムアイカード プラス プラチナ会員については、2027年2月からサービスがリニューアルされます。年会費は、2027年2月以降、それぞれの入会月に改定後の金額を請求する仕組みで、全員が2月に一斉に請求されるわけではありません。 2027年1月31日時点のプラチナ会員には、2月から新デザインのカードを順次発送します。新カードが届く前でも、手元のプラチナカードで新サービスを利用できます。 なお、東京建物 ブリリア エムアイカード プラス ザ・ワンなど、一部提携カードは年会費などの条件が異なります。他のカードへの切り替えを希望する場合は、10月下旬に発送される案内に記載の窓口へ連絡する必要があります。 百貨店で最大11%。税抜9%と税込2%の合計に注意 三越伊勢丹グループ百貨店では、対象商品をカードで支払うと、百貨店ポイント9%とクレジットポイント2%を合わせて、最大11%のエムアイポイントが貯まります。 ただし、2つのポイントは計算の基準が異なります。 百貨店ポイント9%:商品ごとの税抜金額を基準に計算し、会計後すぐに付与 クレジットポイント2%:レシート単位の税込クレジット決済額を基準に計算し、後日付与 例えば、消費税10%の対象商品を税抜10,000円(税込11,000円)購入した場合、百貨店ポイント900ポイントとクレジットポイント220ポイントで、合計1,120ポイントになります。税込支払額に、そのまま11%を掛ける計算ではありません。 百貨店ポイントの対象は、原則として一品3,000円(税抜)以上の商品です。一品3,000円未満の商品、食料品、レストラン・喫茶、セール品、一部ブランド、送料・加工料などや、ボーナス1回払いの利用分は、クレジットポイント2%のみとなります。 これまでポイントが付かなかった一部の買い物にも付与対象を広げる変更ですが、すべての商品・サービスに必ず2%が付くわけではありません。一部対象外や付与率が異なる売場などがあります。 JALマイルは1対1で交換可能。ただし年間上限あり THE ONEでは、エムアイポイントを「1ポイント=1マイル」でJALマイルへ交換できます。 交換は3,000ポイント以上、1,000ポイント単位。優遇レートの適用上限は、年間30万ポイントです。集計期間は4月1日から翌年3月31日までで、上限を超えた分は通常レートになります。 三越伊勢丹で貯めたポイントを百貨店で使うだけでなく、JALマイルにまとめたい人にとっても注目できる特典です。ただし、交換にはWebエムアイカード会員番号とJMBお得意様番号の事前の紐づけ登録などが必要です。 年間利用ボーナスは500万円から。最大5万ポイントは年1,000万円が条件 年間のショッピング利用額に応じ、通常のポイントとは別にボーナスポイントが付与されます。 年間ショッピング利用額 ボーナスポイント 500万円以上800万円未満 25,000ポイント 800万円以上1,000万円未満 40,000ポイント 1,000万円以上 50,000ポイント 「最大5万ポイント」は保有するだけでもらえる特典ではなく、年間1,000万円以上の利用が必要です。年間500万円未満では、THE ONEの年間利用ボーナスはありません。また、各段階のポイントが累積して付くわけではありません。 集計期間は毎年1月1日から12月31日で、翌年2月上旬に進呈。2027年1月1日の利用分から集計を始めるため、初回の進呈は2028年2月上旬となる予定です。 本会員のWebエムアイカード会員登録が必要で、家族カードの利用分も合算します。年会費、各種手数料、キャッシングなどは集計対象外です。ボーナスは期間限定ポイントで、進呈月から13か月後の月末まで利用できます。 百貨店のゴールドステージや旅行・ダイニング優待も 三越伊勢丹アプリと連携すると、三越伊勢丹・カスタマープログラムで、ホワイト・シルバーステージの会員も自動的にゴールドステージへ上がります。 ゴールドステージは通常、年間お買いあげ額100万円(税込)以上が基準です。駐車料金割引、各店のサロン・ラウンジ、ストアアテンダントなどを、店舗ごとの条件に応じて利用できます。プラチナやプレミアダイヤモンドといった最上位ステージが自動付与されるわけではありません。 また、ゴールドステージからのスタートは、同時期の制度見直しで対象のゴールドカードにも導入予定です。THE ONEだけの独占的な特典ではありません。 そのほか、次のサービスなどが案内されています。 会員専用コンシェルジュ 対象レストランの所定コースを大人2人以上で利用すると、1人分のコース料金が無料になるダイニング優待 プライオリティ・パスによる空港ラウンジサービス 国内・海外旅行傷害保険:死亡・後遺障害は最高1億円、自動付帯・家族特約付き 国際線利用時の手荷物宅配:自宅と空港間で、往路・復路それぞれスーツケース3個まで無料 三越伊勢丹ニッコウトラベルの厳選ツアー優先手配や、会員限定イベント 特典には対象施設や利用条件があるため、詳細は正式なサービス案内の確認が必要です。一方、従来のプラチナ・ゴールド会員専用クーポン券は2026年度版で終了することも案内されており、既存サービスをそのまま残して特典だけが上乗せされるわけではありません。 百貨店の高額利用者に向けた再編。年会費増も含めて判断したい THE ONEは、三越伊勢丹での対象商品の買い物、JALマイルへの交換、家族カード、旅行・ダイニング優待などを組み合わせて使う人に向けたカードです。年間500万円以上の決済をまとめられる人なら、年間利用ボーナスも検討材料になります。 一方、百貨店以外の基本還元率は1%で、年間利用ボーナスのハードルも高めです。既存プラチナ会員は年会費が40%上がるため、Visa Infiniteへの格上げや最大11%という数字だけで、一律にお得になったとはいえません。 新しい優待をどれだけ使うか、終了する従来特典をどれだけ利用していたかまで含めて判断したいリニューアルです。

nimocleカード、nimocaチャージ1.5%還元で登場 既存のクレジットnimocaと何が違う?

西日本鉄道、ニモカ、三井住友カードは2026年10月16日、新たな提携クレジットカード「nimocleカード(ニモクルカード)」を11月16日に発行予定と発表しました。 nimocaへのアプリチャージで1.5%、西鉄電車・対象の西鉄バスの定期券購入で1.5%のVポイントが貯まるほか、ソラリアプラザでは西鉄ショッピングポイントと合わせて合計7%還元となるカードです。 ただし、従来のクレジットnimocaとは異なり、nimocleカード自体に交通系ICカードのnimoca機能はありません。また、年会費の金額・無料条件は今回の発表資料には記載されておらず、正式な商品案内の確認が必要です。 既存の「nimoca三井住友VISAカード」から何が変わる? 西鉄グループと三井住友カードは、2008年5月から「nimoca三井住友VISAカード」を発行してきました。クレジットカードと交通系ICカードが一体になり、オートチャージも利用できる商品です。 これに対してnimocleカードは、交通系IC機能を切り離し、Visaのタッチ決済による乗車と、別に持つnimocaへのアプリチャージに対応する設計です。クレジット決済で貯まるポイントも、nimocaポイントからVポイントに変わります。 項目 nimocleカード 既存のnimoca三井住友VISAカード 国際ブランド Visa Visa 年会費 今回の発表資料に金額・無料条件の記載なし 初年度無料。通常1,375円(税込)、前年に年1回以上のクレジット利用があれば翌年度無料 通常のクレジット決済 Vポイント0.5% nimocaポイント0.3%(1,000円につき3ポイント) 交通系IC機能 なし。nimocaとして使うには別のnimocaカードが必要 nimoca一体型 nimocaへのチャージ nimocaチャージアプリからのチャージでVポイント1.5% 一体型nimocaのオートチャージ・クイックチャージに対応。オートチャージでもnimocaポイントが貯まる カード自体のVisaのタッチ決済 対応 非対応。ただしApple Pay・Google Pay等によるタッチ決済は可能 年間利用特典 年50万円以上で3,000ポイント。抽選当選者はさらに3,000ポイント 今回の比較資料では設定なし 既存カードの年会費無料条件には、オートチャージの利用も含まれます。日常的に利用している人なら、従来カードも年会費無料で維持できる仕組みでした。 なお、クレジットnimocaにはJCB、セゾン、銀行提携カードなどもあり、すべてが同じ年会費・還元率ではありません。上の表は、今回の発表で比較対象となっている「nimoca三井住友VISAカード」との比較です。 nimocaチャージは1.5%還元。別のnimocaカードと組み合わせて使う nimocleカードの分かりやすい強みは、同じ11月16日に始まる「nimocaチャージアプリ」からnimocaにチャージすると、1.5%のVポイントが貯まることです。例えば1万円をチャージした場合、還元率換算では150円相当となります。 チャージする際は、アプリに決済手段を登録し、手持ちのnimocaカードをスマートフォンで読み取って入金します。駅の券売機やコンビニなどに行かずに、カードの残高を増やせる仕組みです。 従来のクレジットnimocaが「1枚のカードにクレジット機能とnimoca機能をまとめる」方式だったのに対し、nimocleカードは「クレジットカードとnimocaを別々に持ち、アプリでつなぐ」方式になります。 nimocaとして乗車する場合、改札や車内の読取機にかざすのはチャージ先のnimocaカードです。一方、Visaのタッチ決済に対応した路線では、nimocleカードを使った「クレカ乗車」を選べます。この2つは別の支払い方法です。 交通利用の還元率。西鉄電車のクレカ乗車は条件付きで合計1.5% 主な交通利用の還元率は次のとおりです。以下は期間限定の入会特典を含まない付与率です。 利用方法 Vポイント還元率 注意点 nimocaへのアプリチャージ 1.5% nimocaチャージアプリ経由が対象 西鉄電車・対象の西鉄バスの定期券購入 1.5% 西鉄バスは西鉄・北九州・筑豊・久留米・佐賀・大牟田 西鉄電車のクレカ乗車 決済分1%+乗車ポイント最大0.5% 乗車ポイントは事前設定が必要 対象の西鉄バスのクレカ乗車 1% タッチ決済対応路線・車両で利用可能 亀の井バスの定期券購入・クレカ乗車 1% 西鉄電車の乗車ポイントとは別 筑豊電気鉄道の定期券購入 1% クレカ乗車の優遇ではない 西鉄電車では11月16日から、Visaカードなどを事前設定してクレカ乗車すると、運賃200円(税込)につき1ポイントが貯まるサービスも、2年間の実証実験として始まる予定です。 この乗車ポイント最大0.5%は、nimocleカードだけの限定特典ではありません。対応する他のVisaカード等でも、設定条件を満たせば獲得できます。nimocleカードの場合は、カードの決済分1%と合わせて最大1.5%になる、という関係です。 また、「nimocaチャージ1.5%」と「クレカ乗車1%+乗車ポイント最大0.5%」を、同じ乗車で重ねて受け取れるわけではありません。nimoca残高で乗るか、Visaのタッチ決済で乗るかを選ぶことになります。 ソラリアプラザは合計7%。すべてVポイントではない 商業施設などでも優遇がありますが、最大7%という数字は、Vポイントと西鉄ショッピングポイントを合算したものです。 主な利用先 合計還元率 内訳 ソラリアプラザ 7% Vポイント1%+西鉄ショッピングポイント6% ONE FUKUOKA BLDG.・ソラリアステージ・レイリア大橋/春日原/久留米 3% Vポイント1%+西鉄ショッピングポイント2% インキューブ天神店・久留米店 3% Vポイント1%+西鉄ショッピングポイント2% ONE FUKUOKA HOTELのレストラン 6% Vポイント6% マリンワールド海の中道 6% Vポイント6%。チケット・お土産売り場が対象で、レストランは対象外 西鉄イン・西鉄ホテルクルーム・ソラリア西鉄ホテル・西鉄グランドホテル等の対象支払い 1% Vポイント1%。フロント・自動精算機での支払いが対象 西鉄グループ外の通常利用 0.5% Vポイント0.5% 西鉄ショッピングポイントの利用にはLINEミニアプリへの登録、獲得にはID連携が必要です。上記の合計還元率には、会員証提示で貯まる西鉄ショッピングポイント1%も含まれます。 ホテルの優遇は、オンライン旅行代理店やインターネット経由の支払いは対象外です。施設名だけで判断せず、支払い場所や方法も確認する必要があります。 年間50万円で3,000ポイント。「最大6,000ポイント」の半分は抽選 年間利用額が50万円(税込)以上になると、対象者全員に3,000ポイントが付与されます。さらに、年間1,200人の抽選当選者に追加で3,000ポイントが付与され、合計最大6,000ポイントになります。 50万円使えば全員が6,000ポイントをもらえるわけではありません。確実にもらえる利用特典として計算するなら、3,000ポイントで見る必要があります。 例えば、基本還元率0.5%の対象利用だけで年間50万円を使った場合、通常分2,500ポイントと年間特典3,000ポイントを合わせて5,500ポイント。年会費を考慮する前の還元率は、計算上1.1%相当です。抽選分や期間限定特典は含めていません。 集計には西鉄グループ外の対象利用も含まれます。一方、年会費・手数料、国民年金保険料、モバイルSuica・WAON・nanaco・楽天Edyなど一部電子マネーへのチャージは対象外です。nimocaへのチャージは、この電子マネーチャージの除外扱いには含まれません。 入会特典は最大12,000円相当。ただしリボ払い特典を含む 入会・利用特典も用意されます。主な内容は次のとおりです。 新規入会:Vポイント1,000ポイント nimocaへのアプリチャージ:通常1.5%に加えて+6.5%。入会月を含む4か月間、特典分上限1,000ポイント スマホのタッチ決済利用:+5%。入会月を含む4か月間、特典分上限5,000ポイント マイ・ペイすリボの登録・利用:条件達成で5,000円キャッシュバック 上記の合計が最大12,000円相当です。このうち5,000円は、所定期間の6万円以上の買い物、Vpassからのエントリー、リボ払いの手数料発生などが必要な特典なので、単にカードを作って通常利用するだけでもらえる金額ではありません。リボ払い特典を除く3つの特典は合計最大7,000ポイントです。 アプリチャージは、期間中は通常分と合わせて8%相当になりますが、+6.5%分の上限は期間合計1,000ポイントです。ずっと8%でチャージできるわけではありません。…

熊本のバス・市電・鉄道でタッチ決済50%割引、10月29日開始 ひのくに号も半額に

熊本の交通事業者と三井住友カード、JCBなどは、2026年10月29日から「熊本応援プロジェクト」を開始します。対象のバス・市電・鉄道でクレジットカードなどのタッチ決済を利用すると、乗車運賃が50%割引になります。 熊本県内の移動だけでなく、福岡~熊本の高速バス「ひのくに号」も対象です。桜町バスターミナル~天神バスターミナルは、通常片道2,500円のところ1,250円になります。 ひのくに号も1回目から半額。共同運行便も対象 今回の割引には、ひのくに号の共同運行便も含まれます。九州産交便だけでなく、西鉄便も対象となり、対応するタッチ決済で支払えば1回目の乗車から半額になります。 桜町~天神を大人1人が往復する場合、通常は片道2,500円×2回で5,000円ですが、両方の乗車がキャンペーン対象なら合計2,500円です。福岡への買い物やイベント参加、熊本への観光・帰省などにも使いやすい割引です。 ひのくに号では通常、同じ運賃区間を同じカードで30日以内に4回利用すると、4回目の運賃が半額になる「クレカ乗車割引」を実施しています。ただし、今回のキャンペーン期間中、この通常割引は一時停止します。通常割引との二重適用ではなく、1回目から半額になる仕組みです。 熊本市電や県内のバス・鉄道も半額に 対象となるのは、九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの対象路線に加え、熊本市電、南阿蘇鉄道などです。乗車用のタッチ決済端末が設置された対象路線で利用できます。 市内の短距離移動だけでなく、菊池・山都・天草方面などへの移動にも割引が適用されます。主な運賃例は以下の通りです。 区間・路線 通常運賃 キャンペーン運賃 桜町バスターミナル~天神バスターミナル(ひのくに号) 2,500円 1,250円 熊本駅前~通町筋(対象バス・熊本市電) 200円 100円 桜町バスターミナル~菊池温泉・市民広場前(熊本電鉄バス) 1,180円 590円 桜町バスターミナル~通潤橋前(熊本バス) 1,480円 740円 桜町バスターミナル~本渡バスセンター(産交バス) 2,700円 1,350円 通勤・通学や日常の買い物はもちろん、熊本市内を拠点に周辺地域へ出かける人にとっても、交通費を抑えられる施策です。 事前登録不要。カードでもスマホでも対象 キャンペーンへの事前登録や、窓口での手続きは不要です。対象ブランドのタッチ決済対応カード、またはそのカードを設定した対応スマートフォン・ウェアラブル端末で乗車すると、自動的に半額運賃が適用されます。 対象ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。クレジットカードだけでなく、対応するデビットカード・プリペイドカードも利用できます。 三井住友カードやJCBが発行するカードだけに限定された企画ではなく、スマートフォン限定でもありません。対応するカード現物のタッチ決済も対象です。一方、現金や交通系ICカードなどで支払った運賃を半額にする企画ではありません。 ひのくに号では、乗車時と降車時に同じカード・同じ端末を読み取り部にかざします。同じカードを登録していても、乗車時はカード現物、降車時はスマートフォンといった使い分けは避けてください。ほかの交通機関では、必要なタッチのタイミングを車内や駅の案内で確認しましょう。 なお、乗車端末の画面には割引前の運賃が表示されますが、実際の決済には割引後の運賃が適用されます。後日ポイントで50%相当が戻る方式ではなく、支払う運賃自体が半額になります。 割引後の利用履歴は、交通決済サービス「Q-move」のマイページで確認できます。Q-moveへの登録は、割引を受けるための事前エントリーではありません。 熊本空港リムジンバスなど、一部路線は対象外 対象路線は広いものの、熊本に関係するバスがすべて半額になるわけではありません。以下の路線は対象外です。 熊本空港リムジンバス やまびこ号(熊本~大分) たかちほ号(熊本~高千穂) 九州横断バス 阿蘇山上線(熊本~阿蘇山上) たかもり号(熊本~高森) 特に、空港から熊本市内へ向かう熊本空港リムジンバスは対象外です。旅行で利用する場合は、ひのくに号や県内の対象路線と混同しないようにしましょう。 10月29日開始。予算上限に達すると終了 開始日は2026年10月29日です。終了日は現時点では決まっておらず、予算上限に達し次第終了します。終了時期は、決まり次第、各交通事業者の公式サイトなどで案内されます。 今回のプロジェクトは、復興支援や地域の人流・消費の活性化に加え、2027年4月に開始予定のタッチ決済を使った新しい共通定期サービスの普及につなげる狙いもあります。 ひのくに号で福岡~熊本を移動し、到着後も対象のバス・市電・鉄道をタッチ決済で利用すれば、長距離移動と現地の移動の両方で割引を活用できます。ただし、利用予定日までキャンペーンが継続しているか、出発前に公式案内を確認しておきましょう。

ラグジュアリーカードが年会費を最大約36%値上げ。ゴールドは年7万5,000円増、既存会員も対象に

ラグジュアリーカードは2026年10月5日、チタン・ブラック・ゴールドなどの年会費を引き上げると発表しました。 通常の3券種は、本会員の年会費が約34〜36%上昇します。チタンは55,000円から75,000円、ブラックは110,000円から150,000円、ゴールドは220,000円から295,000円となります。 新規申込者だけでなく、現在カードを持っている会員も対象です。家族・追加カードも値上げされるため、複数枚を持っている場合はさらに負担が増えます。 会社側はサービス品質の向上や新たな優待への投資を理由にしていますが、利用者にとっては、まず毎年の固定費が大きく増える改悪です。 本会員の年会費は最大約36.4%値上げ 個人・法人決済用カードの本会員年会費は、以下のように変わります。 カード 改定前 改定後 年間の値上げ額 値上げ率 チタン 55,000円 75,000円 20,000円 約36.4% ブラック 110,000円 150,000円 40,000円 約36.4% ゴールド 220,000円 295,000円 75,000円 約34.1% 馬主向けブラック (Racehorse Owners Mastercard Black Card) 143,000円 183,000円 40,000円 約28.0% ※金額はすべて税込。値上げ率は「値上げ額÷改定前の年会費×100」で計算し、小数第1位まで表示しています。 チタンとブラックは約1.36倍、ゴールドも約1.34倍になる大幅な値上げです。もともと年会費が高いカードなので、値上げ率だけでなく、毎年2万円・4万円・7万5,000円という追加負担も見逃せません。 家族・追加カードも値上げ。ゴールドは本会員と1枚で年368,500円に 家族・追加会員の年会費も、以下のように引き上げられます。 カード 改定前 改定後 年間の値上げ額 値上げ率 チタン 16,500円 22,500円 6,000円 約36.4% ブラック 27,500円 37,500円 10,000円 約36.4% ゴールド 55,000円 73,500円 18,500円 約33.6% 馬主向けブラック 27,500円 37,500円 10,000円 約36.4% ※金額はすべて税込。家族・追加カード1枚あたりの年会費です。 本会員カードと家族・追加カード1枚を持つ場合の、年間負担は以下の通りです。 チタン:71,500円→97,500円(年間26,000円増) ブラック:137,500円→187,500円(年間50,000円増) ゴールド:275,000円→368,500円(年間93,500円増) ゴールドを本会員と家族1人で使っている場合、毎年の負担は約37万円に達します。家族カードを複数発行していれば、追加負担はさらに大きくなります。 いつから値上げ?新規申込者と既存会員で異なる 新しい年会費の適用時期は、以下の通りです。 新規申込者:2027年1月1日以降の申し込みから 既存会員:2027年2月以降の年会費請求分から順次 既存会員全員に2027年2月に年会費が請求されるわけではありません。それぞれの年会費請求月が2027年2月以降に到来した際、新料金が適用されます。 一方、ブラックダイヤモンド、JAL Luxury Card、JAL Luxury Card Limitedは今回の年会費改定の対象外です。 値上げの理由はサービスへの投資。ただし新特典の詳細はこれから ラグジュアリーカードは2016年に日本でのカード発行を開始し、2026年11月に10周年を迎えます。会社側は、これまで年会費を据え置きながら優待やサービスを拡充してきたと説明し、今回を日本での発行開始以来初の年会費改定としています。 改定の理由として挙げているのは、サービス品質の向上、新たな優待や体験への継続的な投資です。現在提供している優待・サービスは引き続き利用でき、新たな内容は公式アプリなどで順次案内される予定です。 ただし、今回の告知では、値上げと同時に全会員が受けられる具体的な新特典や、値上げ分を補う還元の拡充は示されていません。 今後サービスが充実する可能性はありますが、「将来の価値向上」と「毎年の負担増」は分けて考える必要があります。利用者が確実に負担する金額は決まっている一方、その対価となる新しいメリットは、現時点では十分に判断できないということです。 ポイント還元率は同じ。決済額が多いだけでは負担増を埋められない 年会費改定の案内に掲載されている還元率は、チタン1.0%、ブラック1.25%、ゴールド1.5%で、現在と同じです。今回、年会費の上昇に合わせた還元率の引き上げは案内されていません。 同じ金額を使い、同じ特典を利用し続けるなら、年会費が増えた分だけ実質的なメリットは減ります。 例えば、ゴールドの値上げ分75,000円を1.5%のキャッシュバック還元だけで補うには、単純計算で年間500万円の追加利用が必要です。チタンなら200万円、ブラックなら320万円の追加利用に相当します。 ※通常の還元率が適用される利用を前提とした試算です。ポイント付与対象外の取引や、別途発生する手数料などは考慮していません。 もちろん、年会費を取り戻すために不要な支出を増やしては本末転倒です。継続するかどうかは、コンシェルジュや旅行・飲食関連の優待など、実際に使っているサービスに新しい年会費を払う価値があるかで判断したいところです。 継続しない場合は、自分の年会費請求月と解約期限を確認 年会費請求月は、カード裏面にある有効期限の「月」の翌々月です。例えば、有効期限が「01/30」なら、年会費請求月は3月となります。Luxury Card Online(My APLUS)のお知らせ欄でも確認できます。 公式FAQでは、新しい年会費が請求される前に解約したい場合、自分の年会費請求月を確認し、その前月末日までに解約手続きを行うよう案内されています。 例えば、2027年3月に年会費が請求される場合は、2027年2月末日までの手続きが必要です。全員共通の期限ではないので、自分の請求月を確認しておきましょう。 現時点では明確な改悪。今後の特典は「自分が使えるか」が重要 今回の変更は、既存特典が一斉に廃止されるものではありません。しかし、通常の3券種で年会費が一度に約34〜36%上がり、既存会員や家族カードも対象になる以上、費用面では明確な改悪です。 今後、新しい優待が追加されたとしても、高額な旅行や特定の店舗の利用が必要な特典なら、全会員が同じように恩恵を受けられるわけではありません。 「特典の総額が大きい」「プレミアムな体験が増える」という説明だけでなく、自分が無理なく使える特典なのか、利用条件や追加費用はどうかまで確認したうえで、新しい年会費に納得できるかを判断する必要があります。

ANA、会員の声を受けSFC改定を一部修正 年間300万円未満でもラウンジ利用可能に

ANAは2026年9月、2028年4月から導入する「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)」の新制度について、一部見直しを発表しました。 2026年4月の発表では、ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円未満の「SFC LITE」会員は、ANAラウンジを利用できなくなる予定でした。今回、この方針を修正し、国内線では混雑時を除いて利用可能、国際線では羽田・成田・ホノルルのANAラウンジを利用可能とします。 会員からの不満に対応した見直しですが、年間300万円を境にサービスを分ける仕組みは維持されます。SFC LITEのスターアライアンス資格をゴールドからシルバーに変更する方針も撤回されておらず、従来の制度に完全に戻るわけではありません。 会員の声を受け、「300万円未満はラウンジ利用不可」を修正 SFCは、ANAのプラチナサービス・ダイヤモンドサービスのステイタス獲得など、所定の条件を満たした人が申し込めるクレジットカードです。会員には、ANAラウンジや優先搭乗などの特典が用意されています。 2026年4月に発表された改定では、ANAカード・ANA Payの年間決済額によって、会員を以下の2区分に分けることになりました。 SFC PLUS:年間決済額300万円以上。ラウンジ利用やスターアライアンス・ゴールド資格などを維持し、SFCマイル特典として5,000マイルを進呈。 SFC LITE:年間決済額300万円未満。ラウンジ利用を対象外とし、スターアライアンス資格はシルバーへ変更。 これまでの特典を維持するために新たな決済条件を求める内容で、特にラウンジ利用ができなくなる点が大きな問題となっていました。 ANAも今回、ラウンジ利用に関する会員の声が多かったことと、実現可能な改善策を検討した結果、利用条件を変更したと説明しています。一方、ラウンジの混雑を懸念する声もあるため、全面的に利用制限をなくすのではなく、混雑状況に応じた運用を取り入れます。 SFC LITEはどう変わる? 当初の改定との比較 年間決済額300万円未満のSFC LITEについて、現行制度、4月の改定案、今回の見直しを比較すると、以下のようになります。 項目 現行制度 2028年3月31日まで 2026年4月の改定案 2026年9月の見直し 国内線ANAラウンジ 所定の搭乗条件で利用可能 利用不可 混雑時を除いて利用可能。事前予約の仕組みを導入 国際線ANAラウンジ 所定の搭乗条件で利用可能 利用不可 ANAグループ運航便への搭乗時に、羽田・成田・ホノルルのANAラウンジを利用可能 スターアライアンス資格 ゴールド シルバー シルバー。変更方針は維持 ANAグループ運航便での優先チェックイン・優先搭乗など 利用可能 継続 継続 今回改善されたのは、主にANAラウンジの利用条件です。スターアライアンス・ゴールド資格まで維持できるようになったわけではありません。 国内線ラウンジは混雑時に制限。事前予約は必須ではない SFC LITE会員も、国内線のANAラウンジや対象の共用ラウンジを利用できるようにします。ただし、年末年始・ゴールデンウィークなどの大型連休や、出発便が集中する期間・時間帯には利用できない場合があります。 また、SFC LITE会員向けに、国内線ラウンジの事前予約制度を導入します。予約枠には限りがあり、詳しい仕組みは2027年度中に案内する予定です。 事前予約がないと必ず入れない、という制度ではありません。予約を持っていない場合も、搭乗日当日にラウンジ受付で利用できるか確認できます。ただし、混雑時には利用を断られる可能性があります。 事前予約を利用できるのは、ANAグループ運航便かつANA便名の便を予約している場合です。また、以下のラウンジは事前予約の対象外となります。 成田空港のANA ARRIVAL LOUNGE(国内線出発ラウンジ) 名古屋(中部)・関西・熊本・宮崎の国内線共用ラウンジ これらは「事前予約の対象外」であり、ラウンジ自体を一律に利用できなくするという意味ではありません。 なお、SFC PLUS会員には、今回導入する事前予約は必要ありません。 国際線は羽田・成田・ホノルルが対象。他社のラウンジ特典は戻らない SFC LITE会員は、ANAグループ運航便に搭乗する際、羽田・成田・ホノルルのANAラウンジを利用できます。 例えば、ANA便で羽田から海外へ出発する人にとっては、年間300万円の決済を達成していなくても、対象のANAラウンジを利用できる内容になりました。 ただし、海外の空港やスターアライアンス加盟航空会社のラウンジを、従来どおり幅広く利用できるわけではありません。SFC LITEの資格はスターアライアンス・シルバーとなるため、他社便を利用する際のラウンジ、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物の優先受け取りなどは原則として対象外です。 ANA便を中心に利用する人と、海外でスターアライアンス他社便もよく利用する人では、今回の見直しの評価が大きく変わります。後者にとっては、ゴールド資格を失う影響が依然として残ります。 年間300万円の条件は維持。航空券以外の支払いも対象 SFC PLUSとSFC LITEを分ける年間300万円の決済条件は変更されません。年間300万円は、月平均にすると25万円です。 判定対象は航空券の購入だけではなく、ANAカード・ANA Payによる公共料金、スーパー、飲食店、日用品などの対象決済も含みます。家族カードの利用分は本会員に合算され、家族カードのサービス区分も本会員と同じになります。 ただし、ANAカードからANA Payへのチャージ金額は判定対象外です。チャージと、その残高を使ったANA Payの支払いを二重に数えられるわけではありません。年会費や各種手数料、キャッシングなども対象外となります。 年間300万円に届かなくてもSFCを退会させられるわけではなく、翌年度にSFC LITEのサービスが適用されます。区分の判定は毎年行われるため、一度300万円を達成すれば、その後ずっとSFC PLUSになる仕組みでもありません。 例外として、SFC会員で100万ANAライフタイムマイルに到達している人は、決済額にかかわらずSFC PLUSとなります。ただし、5,000マイルのSFCマイル特典を受け取るには、年間300万円以上の決済が必要です。 また、ANAカードプレミアムの本会員は、SFCの区分とは別に、カード独自の特典で国内線ANAラウンジを利用できます。この特典は本会員本人が対象であり、家族会員や同行者まで同じ条件で入室できるものではありません。 当初の改定を受けて退会した人には、再入会の特例 今回の見直しでは、4月の制度改定発表を受けてSFCを退会した人に対して、特例で再入会の手続きを受け付けます。 対象となるのは、以下の両方の条件を満たす人です。 2026年4月23日〜2026年9月29日の間にSFCを退会・解約していること 退会理由が、2026年4月に発表されたSFC制度改定によるものであること 専用Webフォームの送信期限は、2027年3月31日です。ANA公式ページ内の再入会申請フォームから申し込みます。 ただし、無条件に元のカードが復活するわけではありません。提携カード会社による審査があり、再入会時には年会費も発生します。クレジットカード番号とANAマイレージクラブのお客様番号は、新しく発行されます。 申込書の送付には1〜2カ月程度かかる場合もあるため、再入会を希望する人は、余裕を持って手続きを進めたほうがよいでしょう。 新制度は2028年4月1日開始。今すぐラウンジ条件が変わるわけではない 今回の見直しは、2028年4月から導入する制度の内容を修正したものです。今すぐSFCのラウンジ利用条件が変わるという話ではありません。 2026年12月16日〜2027年12月15日:最初の決済額判定期間 2027年度中:国内線ラウンジの事前予約制度について詳細を案内予定 2028年4月1日:SFC PLUS・SFC LITEによる新サービスを開始 判定期間は1月〜12月の暦年ではありません。年末の利用については、決済データが所定の期間に到着するかによって対象になる年度が変わる場合もあるため、300万円ぎりぎりを目指す人は注意が必要です。 SFCへの申込条件自体は変更されず、ANAのプラチナサービス・ダイヤモンドサービスのステイタス獲得、またはANAグループ運航便で100万ライフタイムマイルに到達することが条件となります。 当初案より改善。ただし、現行制度より制限が増える点は変わらない 年間300万円未満の会員を、ANAラウンジから一律に締め出す方針を修正した点は、当初の改定案より明確な改善です。会員の声を受けて条件を緩和し、退会者向けの再入会特例も設けたことは評価できます。 一方、混雑しやすい年末年始や大型連休は、旅行や帰省でラウンジを使いたい人も多い時期です。まさに使いたい日に利用できない可能性があることや、予約枠が限られる点は、今までとの違いとして残ります。 さらに、スターアライアンス・ゴールド資格を維持するための年間300万円条件も残ります。「SFC改定が撤回された」ではなく、「ラウンジ利用不可という厳しい変更を、条件付き利用へ緩和した」と捉えるのが正確です。 ANA便中心で、混雑しにくい時期にラウンジを使う人には救済となる一方、繁忙期の利用や海外での他社便利用を重視する人には、なお特典縮小の影響が大きい見直しといえます。

ダイナースに20〜39歳向け「ゴールド」登場、年間100万円利用で翌年度無料 従来カードは「プラチナ」へ

三井住友トラストクラブは2026年9月29日、20〜39歳を入会対象とする新カード「ダイナースクラブ ゴールド」を発表しました。申込受付は、2026年10月1日です。 年会費は11,000円(税込)ですが、初年度は無料。さらに、前年度に100万円以上利用すると翌年度も無料になります。対象サービスでポイントが最大10倍になるほか、食べログプレミアムの月額料金キャッシュバックなど、日常生活で使いやすい特典を用意しています。 あわせて、従来の「ダイナースクラブカード」は2027年1月に「ダイナースクラブ プラチナ」へ名称を変更する予定です。今回の変更によって、ダイナースの主要なカードラインナップは「ゴールド→プラチナ→プレミアム→ロイヤルプレミアム」の4段階に整理されます。 ダイナースクラブ ゴールドは20〜39歳向けの新カード ダイナースクラブ ゴールドは、20〜30代を対象にした新しいカードです。入会対象年齢は20〜39歳で、申込みはオンライン限定となります。 年会費:11,000円(税込) 初年度の年会費:無料 2年目以降:前年度100万円以上の利用で翌年度の年会費が無料 家族カード:1枚無料 カードデザイン:「グローブ」「スター」の2種類から選択 申込受付:2026年10月1日開始予定 重要なのは、一度100万円を利用すれば、その後ずっと年会費無料になるわけではないという点です。2年目以降は、前年度の利用額によって翌年度の年会費が決まります。 毎年100万円以上を無理なく利用できる方なら、継続して年会費無料を狙えます。一方、条件を満たさない年度の翌年度は、11,000円(税込)の年会費がかかります。 スターバックスやサブスク、通信料金などでポイント最大10倍 通常のポイント付与は100円につき1ポイント。「いつものお店でポイントボーナス for ゴールド」では、対象サービスの利用でポイントが最大10倍になります。 対象サービス・分野 主な対象として案内されている支払い スターバックス スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ。店舗での直接支払いは対象外 Uber Uber Eats、Uberタクシー 宅配食 冷凍宅配弁当のnosh 動画配信サービス Hulu、U-NEXT 公共交通機関 対象となる電車・バスの乗車 通信料金 対象となる携帯電話料金 外食や旅行のときだけでなく、毎月のサブスクや携帯電話料金などでもポイントを貯めやすくする設計です。対象サービスを普段から使っている方には、活用しやすい特典といえます。 ただし、「ポイント最大10倍」は、そのまま「最大10%還元」を意味するわけではありません。ポイントを何に交換するかによって価値が変わるため、他社カードの還元率と比較するときは、交換先まで含めて考える必要があります。 また、「電車・バス」が対象として挙げられていても、交通系電子マネーへのチャージや定期券購入などがすべて対象になるとは限りません。申込みの際は、対象事業者・支払い方法・ポイント倍率・付与上限などの詳細条件を確認しておきましょう。 食べログプレミアム、国内空港ラウンジなどの特典も ポイント以外では、以下の優待が案内されています。 食べログプレミアム:月額料金を全額キャッシュバック。有料サービスのランキング検索や限定クーポンなどを実質無料で利用できます。 一休.com:「一休プレミアサービス」のプラチナ会員資格を6カ月間体験できます。 国内空港ラウンジ:国内主要空港の対象ラウンジを無料で利用できます。 家族カード:1枚無料で追加できます。 コンパニオンカード:「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を、本会員・家族会員ともに年会費無料で追加できます。 一休.comの特典は6カ月間の体験であり、プラチナ会員資格を無期限で維持できる特典ではありません。また、国内空港ラウンジの特典を、海外ラウンジや航空会社の上級会員向けラウンジまで無料になるものと混同しないようにしましょう。 コンパニオンカードは、ダイナースとあわせてMastercardも持てる仕組みです。ダイナースに対応していない店舗でも、Mastercardに対応していれば支払いに使えます。 なお、この追加カードの名称に「プラチナ」と付いていても、ダイナースクラブ ゴールド自体が「ダイナースクラブ プラチナ」になるわけではありません。別ブランドの追加カードです。 ダイナースのランク分けはどう変わる? 今回の変更は、単にゴールドカードを追加するだけではありません。従来の主力カードに「プラチナ」という名称を付けることで、ラインナップの位置づけを分かりやすくするものです。 主要な独自ブランドカードを下位から順に整理すると、以下のようになります。航空会社との提携カードなどをすべて一律に改称するという発表ではありません。 これまでの名称 変更後の名称・位置づけ 入会方法 該当なし ダイナースクラブ ゴールド 若年層向けの新しい入口 20〜39歳を対象とした申込制。オンライン限定 ダイナースクラブカード ダイナースクラブ プラチナ 従来の主力カードを改称 申込制 ダイナースクラブ プレミアムカード プレミアム プラチナより上位のカード 招待制 ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード ロイヤルプレミアム 最上位のカード 完全招待制・999枚限定 つまり、従来の「ダイナースクラブカード→プレミアム→ロイヤルプレミアム」という構成にゴールドを追加し、従来カードをプラチナへ改称する形です。 ロイヤルプレミアムは今回初めて登場するカードではなく、すでに存在する最上位カードです。また、ゴールドを持てば自動的にプラチナやプレミアムへ移行できる、という仕組みが発表されたわけではありません。 なお、現在のダイナースクラブ プレミアムカードの本会員年会費は165,000円(税込)です。名称の似た「プラチナ」と「プレミアム」は別のカードで、年会費やサービスも異なります。 従来カードは2027年1月に「プラチナ」へ。年会費は据え置き 従来のダイナースクラブカードは、2027年1月に「ダイナースクラブ プラチナ」へリニューアルする予定です。 年会費は変更せず、本会員29,700円(税込)、家族会員5,500円(税込)。既存サービスも継続します。今回の改称に伴って、年会費がさらに上がるという内容ではありません。 リニューアル後の新規入会では、「Platinum」の文字を入れた新デザインのカードを発行する予定です。既存会員のカードがいつ新デザインへ切り替わるかは、今回の発表では具体的に案内されていません。 さらに、プラチナ向けのメタルカードも予定されています。プレミアムのメタルカードとは異なるデザインコンセプトになるとしていますが、発行費用や申込条件などの詳細は現時点では明らかになっていません。デザインなどの詳細は2027年1月に発表する予定です。 既存会員にとっては、まずは「年会費と従来サービスを維持したまま、カード名とデザインを変更する」と捉えるのが適切です。「プラチナ」という名前になるだけで、招待制のプレミアムと同じ特典が付くわけではありません。 日常使いのゴールドと、従来路線のプラチナを分ける再編 今回のゴールドは、従来のダイナースをそのまま安くしたカードというより、20〜30代の日常利用に合わせて特典を組み直したカードと見るのがよさそうです。 スターバックスや対象サブスクを利用し、年間100万円以上の支払いを無理なくまとめられる方なら、年会費を抑えながら特典を活用できます。一方、ポイントの使い道が合わない方や、対象サービスをあまり使わない方は、「最大10倍」という数字だけで選ばないほうがよいでしょう。 既存カードのプラチナ改称については、カードの位置づけが分かりやすくなる変更です。ただし、名称変更だけで利用者のお得度が大きく上がるとはいえません。メタルカードについても、費用や条件が分かってから評価する必要があります。 若年層向けに持ちやすい入口を設けつつ、従来の主力カードはプラチナとして位置づけ直す。今回の再編は、ダイナースの顧客層を広げる動きといえます。カード選びではランク名よりも、年会費、普段の支払い先、ポイントの使い道、実際に使う優待を比較することが重要です。

楽天ブラックカード、クレカ積立が最大3.2%に 年400万円利用が条件、みずほ楽天カードと比較

楽天証券と楽天カードは2026年9月28日、楽天ブラックカードによる投資信託のクレカ積立について、ポイント還元率を現在の一律2%から最大3.2%に引き上げると発表しました。 適用は2027年1月の積立購入分から。3.2%還元には、前年の楽天カードのショッピング利用額が合計400万円以上という条件があります。400万円未満の場合も、従来の2%還元は維持されます。 積立の還元率は魅力的ですが、楽天ブラックカードの年会費は33,000円(税込)。年会費無料のみずほ楽天カードと比べると、積立ポイントだけで判断してよいとは限りません。 最大3.2%還元の条件は前年400万円利用。積立額は含まれない 新しい還元率は、積立購入年の前年1月1日から12月31日までのショッピング利用額で決まります。2027年の積立なら、2026年中の利用額が判定対象です。 前年のショッピング利用額400万円以上:3.2%還元 前年のショッピング利用額400万円未満:2%還元 重要なのは、楽天証券の投信積立額は400万円の集計に含まれないことです。毎月10万円、年間120万円を積み立てても、それとは別に対象となるショッピング利用が必要です。 一方、家族カードや、複数枚持っている楽天カードのショッピング利用分は合算されます。年の途中で別の楽天カードからブラックカードに切り替えた場合も、切り替え前の利用分を含めて判定されます。ブラックカード単体で400万円使わなければならないわけではありません。 利用額は明細上の利用日で判定され、翌年1月31日までに楽天カードへ到着した利用情報が対象になります。年末ぎりぎりの利用は、明細の日付や売上情報の到着時期にも注意が必要です。 新還元率は2027年1月購入分(2026年11月13日以降の積立設定分)から適用されます。 毎月10万円の積立で年間38,400ポイント 楽天証券のクレカ積立は月10万円が上限です。毎月上限まで積み立てた場合、3.2%還元なら月3,200ポイント、年間38,400ポイントを獲得できます。 従来の2%還元では年間24,000ポイントなので、今回の引き上げによる増加分は年間14,400ポイントです。 3.2%のうち従来分の2%は積立注文月の15日前後、上乗せ分の1.2%は翌月末頃に通常ポイントとして進呈されます。まとめて同じ日に付くわけではありません。 みずほ楽天カードとの違いは?買い物と積立の還元率を分けて比較 みずほ楽天カードは、通常の買い物で楽天ポイント1%とみずほポイント1%を合わせた合計2%還元になる年会費無料のカードです。 ただし、投信積立がすべて2%還元になるわけではありません。信託報酬のうち販売会社が受け取る「代行手数料」が年率0.4%(税込)未満の投信では、楽天ポイント0.5%とみずほポイント0.5%を合わせた合計1%還元です。代行手数料が年率0.4%以上の投信では合計2%になります。 比較項目 楽天ブラックカード みずほ楽天カード 年会費 33,000円(税込) 永年無料 通常の買い物 基本1% 基本合計2% 代行手数料0.4%未満の投信積立 2%/条件達成で3.2% 合計1% 代行手数料0.4%以上の投信積立 2%/条件達成で3.2% 合計2% 積立の年間利用額条件 3.2%には前年の対象ショッピング利用400万円以上が必要 年間ショッピング利用額の条件なし 貯まるポイント 楽天ポイント 楽天ポイント+みずほポイント クレカ積立の上限 月10万円 月10万円 ※楽天ブラックカードの3.2%還元は2027年1月購入分から。通常の買い物にはポイント対象外や還元率が異なる利用先があります。 みずほ楽天カードは引き落とし口座がみずほ銀行に限られます。また、みずほポイントを受け取るには、みずほマイレージクラブへの加入、みずほダイレクトの契約・初回登録、みずほポイントモールの規約同意などが必要です。みずほポイントは楽天ポイントへ等価交換できます。 年会費を含めると、積立ポイントだけではみずほ楽天カードが有利 代行手数料0.4%未満の投信を毎月10万円積み立てる場合、年間のポイントは楽天ブラックカードが条件達成で38,400ポイント、みずほ楽天カードが合計12,000ポイントです。差は26,400ポイントになります。 しかし、楽天ブラックカードには年会費33,000円がかかります。1ポイント=1円相当として、積立ポイントから年会費を差し引くだけの単純比較では、次のようになります。 楽天ブラックカード:38,400ポイント-年会費33,000円=5,400円相当 みずほ楽天カード:12,000ポイント-年会費0円=12,000円相当 3.2%の条件を達成し、月10万円を積み立てても、積立ポイントだけで年会費まで比較すると、みずほ楽天カードが6,600円相当上回ります。 すでに楽天ブラックカードを持ち、ラウンジやコンシェルジュなどの特典も利用している人には、今回の上乗せは素直にうれしい改善です。一方、積立ポイントだけを目的に新しくブラックカードを持つメリットは薄いといえます。 「買い物はみずほ、積立はブラック」という使い分けも 今回の400万円条件は、複数枚持っている楽天カードのショッピング利用分も合算する仕組みです。 この集計ルールを踏まえると、両カードを保有している人は、普段の買い物は合計2%還元のみずほ楽天カード、投信積立は最大3.2%の楽天ブラックカードという使い分けも考えられます。通常の買い物で基本1%還元のブラックカードに、すべての決済を集中させる必要はありません。 ただし、カードの追加発行には保有枚数や組み合わせなどの条件があります。すでに楽天カードを2枚持っている場合などは、そのままみずほ楽天カードを追加できるわけではありません。 既存のブラックカード会員には改善。無理な400万円利用は避けたい 今回の変更は、400万円未満でも2%還元を維持したまま、利用額の多い会員に1.2%を上乗せするものです。楽天ブラックカードをすでに使い、楽天カード全体で年間400万円以上を自然に利用している人には、メリットのある改善です。 なお、積立3.2%の「400万円」と、ブラックカードの通常の申し込み対象条件である「12カ月間の請求額500万円以上」は別の条件です。通常の申し込みでは、楽天プレミアムカードの契約から12カ月以上経過していることなども求められます。 毎月10万円を積み立てても、従来の2%から増えるポイントは年14,400ポイント。条件達成のために不要な買い物を増やしたり、無理に支出を寄せたりすれば、上乗せ分は簡単に消えてしまいます。 年会費無料で買い物も積立も使いやすいのはみずほ楽天カード。ブラックカードの付帯特典も活用し、年間利用条件を自然に満たせる人には、今回の3.2%還元が魅力という整理がよさそうです。 ※3.2%は投資の運用利回りではなく、クレジットカード決済額に対するポイント還元率です。投資信託には価格変動や元本割れのリスク、信託報酬などの費用があります。ポイントだけを理由に、必要以上にコストの高い投信を選ぶことは避けたいところです。

京王・TX・ゆりかもめ・江ノ電の「クレカ乗車」でVポイントが貯まる 10月7日から乗車額の0.5%相当

Vポイントマーケティング、三井住友カード、Visa、QUADRACと鉄道4社は、2026年10月7日から「クレカ乗車」に対するVポイントの付与を始めると発表しました。対象は京王電鉄、つくばエクスプレス、ゆりかもめ、江ノ島電鉄の全線全駅です。4社では2年間の実証実験として導入します。 新しい乗車ポイントは三井住友カード専用ではなく、Visaブランドの対象カードなら発行会社を問わず、乗車額200円(税込)につきVポイントが1ポイント貯まります。還元率は0.5%相当。利用にはVポイントと「Q-move」の連携、乗車に使うカードの登録が必要です。 対象のVisaで乗車すると、乗車額の0.5%相当が貯まる 乗車ポイントの対象となる決済ブランドは、サービス開始時点ではVisaのみです。Visaブランドのクレジットカードのほか、タッチ決済対応のデビットカードやプリペイドカード、対象カードを設定したスマートフォンなども利用できます。カード現物での乗車も対象です。 クレカ乗車そのものはカードを改札の専用端末にタッチすれば利用できますが、今回のVポイントを貯めるには事前の設定が必要です。Vポイントアプリの「乗車で貯める」からQ-moveへ進み、Q-moveへの会員登録・ログインとV会員番号の連携を済ませます。そのうえで、Q-moveに登録したVisaのカードやスマートフォンで乗車します。 ポイントは月間の対象乗車額に応じて計算され、乗車した翌月の10日前後に付与されます。例えば対象路線で1か月に合計1,000円(税込)乗れば、乗車ポイントは5ポイントです。Suica・PASMOでの乗車や、各社の改札で使えるほかの国際ブランドによる乗車は、今回のVポイント付与の対象ではありません。相互直通運転で他社線まで乗る場合も、他社線の区間は付与対象外です。 カードの決済ポイントは別。三井住友カードには独自の乗車特典も 今回加わる0.5%相当の乗車ポイントは、乗車に使ったカードの決済ポイントとは別に付与されます。カード決済分のポイントが付くか、どれだけ付くかはカードごとの条件によって異なります。 別の特典として、三井住友カードは現在、4社を含む対象路線でスマートフォンのタッチ決済乗車にポイントを付与しています。三井住友カード(NL)など対象のクレジットカードは通常ポイント込みで7%相当、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードは同8%相当です。10月7日以降、これらの対象カードをスマートフォンのVisaのタッチ決済で使い、乗車ポイントの連携も済ませれば、それぞれ合計7.5%相当、8.5%相当になります。 ただし、三井住友カードの7%・8%特典は対象カードを設定したスマートフォンでの乗車限定で、カード現物でのタッチ乗車は対象外です。Oliveもクレジットモード以外の乗車には8%が付きません。カード側の特典にはカード券種ごとに月1,000ポイント(通常ポイントを含む)の上限があります。一方、新しい0.5%相当の乗車ポイントは、登録したVisaのカード現物で乗車した場合にも対象となります。 なお、京王電鉄には登録したPASMOで乗ると貯まる「京王トレインポイント」もあります。大人の定期外乗車では運賃の5%分が貯まりますが、こちらは登録PASMOでの乗車が条件です。今回のVisaによる乗車ポイントと同じ乗車で両取りすることはできません。京王線を日常的に利用する人は、利用するカードの決済特典も含めて比較するとよいでしょう。 クレカ乗車導入から、乗車ポイント開始までの経緯 4社とも、Vポイント付与に先立ってクレカ乗車を導入しています。主な経緯は次の通りです。 2023年4月15日:江ノ島電鉄が全駅でタッチ決済による乗車を開始。 2024年3月25日・11月6日:京王電鉄が一部駅で実証実験を始め、11月に京王線・井の頭線の全駅へ拡大。 2025年3月17日:ゆりかもめが全16駅でクレカ乗車を開始。 2025年8月31日・2026年2月7日:つくばエクスプレスが一部駅で実証実験を始め、2026年2月に全20駅へ拡大。 2026年10月7日:4社のクレカ乗車で、登録したVisaによる乗車額に応じたVポイントの付与を開始予定。 これまでは「普段のカードを改札で使える」ことが主な利点でした。今回の実証実験で、移動そのものに共通ポイントが付くようになります。対象の鉄道事業者は今後増やす方針ですが、4社での実証実験を続けるかどうかは、2年間の利用状況などを踏まえて判断されます。

TXのクレカ早朝割引が第2弾、青井〜流山セントラルパークは午前7時まで運賃20%オフ

つくばエクスプレス(TX)で、クレジットカードなどのタッチ決済を使った早朝割引「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」の第2弾が実施されます。 実施期間は2026年10月1日から2027年1月31日までの平日で、祝日にあたる平日も対象です。指定された駅から対象時刻までにタッチ決済で入場し、秋葉原駅など5駅のいずれかで出場すると、普通旅客運賃が20%割引になります。 第1弾との大きな違いは、青井駅から流山セントラルパーク駅までの6駅で、対象となる入場時刻が午前6時30分までから午前7時までに広がることです。対象駅や割引率は変わりませんが、都心に近い区間では利用しやすくなりました。 「クレカタッチでゆとり通勤キャンペーン」第2弾の概要 実施期間 2026年10月1日(木)~2027年1月31日(日)の平日(祝日を含む) 午前6時30分までの入場が対象となる駅 つくば、研究学園、万博記念公園、みどりの、みらい平、守谷、柏たなか、柏の葉キャンパス、流山おおたかの森 午前7時までの入場が対象となる駅 流山セントラルパーク、南流山、三郷中央、八潮、六町、青井 対象出場駅 秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住 対象の支払い方法 Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯のタッチ決済に対応したクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、またはそれらを設定したスマートフォンなど 特典 普通旅客運賃(10円単位運賃)から20%割引 対象駅であればどの区間でも割引されるわけではありません。指定された15駅のいずれかから対象時刻までに入場し、秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住のいずれかで出場する必要があります。 第1弾との違い 第1弾 第2弾 実施期間 2026年5月11日~7月31日の平日 2026年10月1日~2027年1月31日の平日 対象となる入場時刻 対象15駅すべてで午前6時30分まで 9駅は午前6時30分まで、青井~流山セントラルパークの6駅は午前7時まで 対象入場駅 15駅 15駅(変更なし) 対象出場駅 秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住 同じ5駅(変更なし) 割引率 普通旅客運賃から20%割引 普通旅客運賃から20%割引(変更なし) 対応ブランド 7ブランド 同じ7ブランド(変更なし) 変更の中心は、都心に近い6駅の締め切り時刻を30分遅らせたことです。第1弾では青井駅や八潮駅などから利用する場合も午前6時30分までに入場する必要がありましたが、第2弾では午前7時まで対象になります。 一方、流山おおたかの森駅より北側の9駅は、引き続き午前6時30分までの入場が条件です。すべての対象駅で午前7時まで利用できるわけではないので注意してください。 青井駅や八潮駅などから早朝に都心へ向かう人ほど使いやすく 第2弾の恩恵が大きいのは、青井、六町、八潮、三郷中央、南流山、流山セントラルパークの各駅から、北千住や秋葉原方面へ早朝に移動する人です。 例えば午前6時30分を少し過ぎてから八潮駅や南流山駅に入場する場合、第1弾では対象外でしたが、第2弾では午前7時までに入場すれば割引の対象になります。勤務開始時刻が比較的早い人だけでなく、午前7時までに移動できる人も利用しやすくなった形です。 なお、これは利用額の20%が後日戻るポイント還元やキャッシュバックではありません。条件を満たした乗車の普通旅客運賃そのものが20%引きになります。第1弾の公式例では、つくば駅から秋葉原駅までの1,280円が1,030円に、流山おおたかの森駅から北千住駅までの580円が470円になっていました。 利用時は同じカードやスマートフォンで入出場する 利用にあたって事前エントリーは案内されていません。対象となるタッチ決済対応のカードやスマートフォンを、入場時と出場時に改札機へタッチします。 対象入場駅と対象出場駅の組み合わせで利用する 駅ごとに定められた時刻までに入場する 入場時と出場時は同じカード、または同じスマートフォンなどを使う 交通系ICカードやきっぷではなく、対象ブランドのタッチ決済で乗車する カード現物と、そのカードを設定したスマートフォンは、決済上は別のカード番号として扱われることがあります。入場時にカード現物を使った場合は出場時もカード現物を使うなど、同じ媒体で統一するのが安全です。 また、タッチ決済による乗車は定期券とは異なります。すでに定期券を持っている区間では、20%割引だけを理由に毎回タッチ決済へ切り替えると、かえって負担が増える可能性があります。普段は都度運賃を支払っている人や、利用日数が少ない人ほど検討しやすいキャンペーンです。 30分の拡大で実用性は向上、ただし対象区間は限定的 第2弾は、割引率を引き上げるのではなく、比較的都心に近い6駅で対象時間を30分広げる内容です。午前6時30分までという第1弾の条件は使える人が限られましたが、午前7時までなら選択肢に入る利用者は増えるでしょう。 ただし、対象出場駅は秋葉原から北千住までの5駅に限られ、反対方向の移動や対象外駅での出場には適用されません。また、現時点では期間限定の施策であり、恒久的な早朝割引ではありません。 第1弾の具体的な利用実績や混雑緩和の効果は今回の発表では示されていません。それでも第2弾として期間を延ばし、一部駅の対象時間を緩和したことから、TXがクレカ乗車のデータを活用しながら、利用時間帯を分散させる仕組みを引き続き検証する段階にあるといえます。