
楽天カードは2026年9月16日、Android端末向けに提供している「楽天カードタッチ決済」を、2027年1月中旬から2月中旬頃に終了すると発表しました。
楽天カードタッチ決済は、楽天ペイアプリにVisaまたはMastercardブランドの楽天カードを設定し、Androidスマートフォンを決済端末にかざして支払えるサービスです。サービス終了後は楽天ペイアプリからタッチ決済を利用できなくなり、2026年秋に提供予定の「新しいウォレット決済サービス」へ移行することになります。
新しいサービスの名称や対応する決済方式はまだ発表されていませんが、Google Pay(Google ウォレット)におけるVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済への対応を準備している可能性も考えられます。
楽天ペイアプリの「楽天カードタッチ決済」が終了
終了するのは、楽天ペイアプリから設定するAndroid端末向けの「楽天カードタッチ決済」です。
楽天ペイのコード・QR払いそのものが終了するわけではなく、楽天ペイアプリに設定した楽天カードを使って、Visaのタッチ決済またはMastercardタッチ決済として支払う機能が対象です。
- 対象:Android端末向け「楽天カードタッチ決済」
- 新規設定受付終了:2026年9月30日13時
- サービス終了:2027年1月中旬~2月中旬頃
- 新しいウォレット決済サービス開始:2026年10月下旬~11月中旬頃
2026年9月30日13時までに設定を完了している利用者は、サービス終了日まで引き続き利用できます。それ以降は、楽天カードタッチ決済を新たに設定することはできません。
具体的な終了日は、確定後に楽天カードのお知らせやメールなどで案内されます。
サービス終了までのスケジュール
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年9月30日13時 | 楽天カードタッチ決済の新規設定受付を終了 |
| 2026年10月下旬~11月中旬頃 | 新しいウォレット決済サービスの提供開始予定 |
| 2027年1月中旬~2月中旬頃 | 楽天ペイアプリの楽天カードタッチ決済を終了 |
新しいウォレット決済サービスの開始後も、現在の楽天カードタッチ決済は一定期間利用できます。数カ月間の移行期間を設け、利用者に新サービスへの設定変更を促す形です。
楽天カードタッチ決済とは?
楽天カードタッチ決済は2022年10月に開始されたサービスで、NFC(Type A/B)に対応したAndroid端末に、VisaまたはMastercardブランドの楽天カードを設定して利用します。
楽天キャッシュや楽天ペイの残高をタッチして使う機能ではありません。楽天ペイアプリを通じて設定した楽天カードで支払う、クレジットカードのタッチ決済です。
| 設定・支払い方法 | 利用できる決済 |
|---|---|
| 楽天ペイアプリ | Visaのタッチ決済/Mastercardタッチ決済 |
| Google Pay(現在) | QUICPay |
現在の楽天カードはGoogle Payにも対応していますが、店頭での支払い方法はQUICPayです。Google ウォレットに楽天カードを登録しても、楽天カードでVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済が使えるわけではありません。
Visa/Mastercardのタッチ決済をスマートフォンで使うには楽天ペイアプリを設定し、Android側で楽天ペイを優先する決済アプリに指定する必要がありました。他社カードをGoogle ウォレットのタッチ決済で利用している場合、決済アプリを切り替える必要があるなど、分かりにくさもありました。
楽天カードタッチ決済の詳しい仕組みや設定方法は、以下の記事で解説しています。
Google PayのVisaタッチ決済に移行する可能性は?
楽天カードが案内しているのは、あくまで「新しいウォレット決済サービス」です。現時点ではサービス名、利用するアプリ、対応する国際ブランド、対応端末などは明らかにされていません。
ただし、移行先として考えられる候補の一つが、Google Pay(Google ウォレット)におけるVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済への対応です。
- Google ウォレットはVisaのタッチ決済とMastercardタッチ決済に対応している
- 現在の楽天カードはGoogle PayではQUICPayのみ利用可能
- 現行サービスは楽天ペイアプリを優先決済アプリにする必要があり、他社カードとの使い分けが複雑
- 新サービスは「より快適な決済体験」を目的としている
仮にGoogle ウォレットへ移行するのであれば、楽天ペイアプリとGoogle ウォレットを切り替える必要がなくなり、他社カードとまとめて管理しやすくなります。また、おサイフケータイに対応していないNFC搭載Android端末でも、国際ブランドのタッチ決済を利用できる可能性があります。
一方で、楽天カードはGoogle PayへのVisa/Mastercardタッチ決済対応を正式発表していません。新しい独自ウォレットや、楽天カードアプリを利用する別サービスである可能性も残されています。
公式発表にGoogle Payの名称が記載されているのは、現在提供中のGoogle Pay・QUICPayが引き続き利用できることを説明するためです。Google Payという記載だけを根拠に、移行先がGoogle ウォレットであると断定することはできません。
Google PayのQUICPayとApple Payは継続
今回の終了対象は、楽天ペイアプリから設定するAndroid向けの楽天カードタッチ決済です。
楽天カードをGoogle Payに設定して利用するQUICPayは、サービス終了後も引き続き利用できます。iPhoneのApple Payも終了対象ではありません。
| サービス | 今後の扱い |
|---|---|
| 楽天ペイアプリの楽天カードタッチ決済 | 2027年1月中旬~2月中旬頃に終了 |
| Google PayのQUICPay | 継続して利用可能 |
| Apple Pay | 継続して利用可能 |
| 新しいウォレット決済サービス | 2026年10月下旬~11月中旬頃に開始予定。詳細は後日発表 |
利用者は何をすればよい?
現在、楽天ペイアプリの楽天カードタッチ決済を利用している人は、すぐに設定を変更する必要はありません。新しいウォレット決済サービスの詳細が発表されるまでは、これまでどおり利用できます。
新サービスの開始後は設定手続きが必要です。端末によっては利用できない場合もあるため、対象機種や移行方法の案内を確認した上で設定しましょう。
これから楽天カードタッチ決済を使いたい人は、2026年9月30日13時が新規設定の期限です。ただし、終了までの利用期間が限られるため、新サービスの詳細を待つ選択肢もあります。
まとめ
楽天ペイアプリから設定する楽天カードタッチ決済は、2027年1月中旬から2月中旬頃に終了します。楽天ペイのコード・QR払い、Google PayのQUICPay、Apple Payは終了対象ではありません。
新しいウォレット決済サービスは2026年10月下旬から11月中旬頃に始まる予定ですが、詳細はまだ公表されていません。Google PayでVisaのタッチ決済やMastercardタッチ決済に対応すれば、現在より分かりやすく便利になる可能性がありますが、現段階では推測にとどまります。

