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Kyashについて(個人間送金の決定版となり得るアプリ、プリペイドカード)

Kyash

チャージ方法 クレジットカードチャージ / Pay-easy / コンビニチャージ
チャージに使えるカード VISA / MasterCard
送金手数料 無料
1日の利用限度額 5万円以下1日のキャッシュバックは最大1,000円分(2018年9月18日に3万円から変更)。バーチャルカードのみのユーザーは1日3万円まで。
月間の利用限度額 12万円以下月のキャッシュバックは最大2,400円分。
Kyashカードの有効期限(5年間)の利用限度額 100万円以下100万円を超過した場合は要カード更新。有効期限内のキャッシュバックは最大20,000円分。
1回あたりの送金限度額 5万円以下2018年9月18日に3万円から変更。バーチャルカードのみのユーザーは1日3万円まで。
ウォレット内保有限度額 1000万円
公式HP https://kyash.co/

Kyashはローンチ前から資金として10億円オーバーを調達している株式会社kyashが発表した期待の個人間送金アプリ。

Google Payに登録したらQUICPayが付与されて実店舗でも使えるようになる予定となっています。さらにVISAブランドが付与されたリアルカードの発行も開始しました。

これによって、実店舗ではVISAブランドが使えるところ、及び電子マネーのQUICPayが使えるところでの決済が可能になります。

Kyashの仕組み

Kyashを利用するためにはアプリのダウンロードが必須。iPhoneアプリとAndroidアプリ共に用意されています。

ダウンロード&起動して、登録が完了するとすぐにバーチャルカードが発行されます。

Kyashのバーチャルカード

このバーチャルカードはSuicaや楽天Edyなどと同じチャージ式の電子マネーです。Kyashではこの電子マネーに入出金される形で個人間でお金のやり取りが行われます。

実カードであるKyashリアルカード(VISAブランド付き、要別途申し込み)もこのアカウントと完全に連動していて、残高分だけが使える国際ブランド付きプリペイドカードです。

なお、この入金されたお金(電子マネー)の名称もKyashで、チャージ残高は(Kyash)残高と呼ばれます。

Kyashへのチャージ方法

Kyashのチャージ方法は、クレジットカードからのチャージ、コンビニでの現金チャージ、銀行のPay-easyを使ったチャージの3種類です。

クレジットカードからのチャージ

Kyashでメインになるであろうチャージ方法がこのクレジットカードからのチャージです。

Kyashにクレジットカードでチャージ

使えるカードはVISAとMasterCardブランドのみ。

JCB、American Express、Dinersは登録できません。

クレジットカードだけではなく、デビットカードも登録可能です。

カードからチャージをすることでポイントの2重取りが可能になります。

コンビニでの現金チャージ

Kyashはコンビニからのチャージも可能です。

Kyashにコンビニでチャージ

ローソン、ミニストップ、ファミリーマート、サークルKサンクス、セイコーマートでチャージができます(セブンイレブンは不可)。

端末で番号を入力して発券、レジで支払いましょう。支払い方法は現金のみです。

1日のチャージ限度額は3万円となっています。

銀行口座からのチャージ(Pay-easy)

KyashはPay-easyを利用して銀行口座からチャージをすることもできます。

Kyashに銀行口座からチャージ

姓名を入力して番号を発行したら対応している銀行のサイト、ATMからチャージを行います。

ただ、銀行がデビットカードを発行している場合はデビットカードからチャージをしたほうが簡単です。

1日のチャージ限度額は3万円となっています。

Kyashリアルカードが登場

Kyashでは2018年6月7日からリアルカード(実カード)の発行も開始されました。ICは付与していない磁気タイプのカードです。

バーチャルカード同様に国際ブランドにはVISAが付与されていて、VISAが使えるお店ならどこでも使える=クレジットカードが使えるところなら多くの場所で使えるようになりました。

Kyashリアルカードの有効化手続き

Kyashリアルカードは申し込みから数日で到着します。

Kyashリアルカード

到着したらKyashアプリからカードを登録して有効化します。

アプリから到着したリアルカードのカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力すればOKです。

Kyashリアルカードの有効化

Kyashリアルカードを有効化すると、初期段階のKyashのバーチャルカードの番号がリセットされるという点には注意してください。

Kyashリアルカードの使い方

クレジットカードと同様にレジでカードを渡して「一括払いで」と伝えればOKです。

注意したいのは、KyashリアルカードはICチップが搭載されていない磁気タイプのカードだという点。さらに、JIS2という国内の磁気の規格に準した磁気カードではないという点にも注意が必要です。

ICチップが搭載されていないので、端末にカードを差し込んで暗証番号(4桁のPIN)を入力して決済をすることはできません。サインが必要になります(サインレスの店舗を除く)。

例えばマクドナルドではカードを差し込むのではなく、端末の横を擦る形で決済を行います。

セキュリティ的には弱いです。

Kyashリアルカードが使えない場所・サービス

上記の通り、Kyashリアルカードは、暗証番号が設定できないカード(かつJIS2非搭載)なので、暗証番号が求められるような一部の場所では使えません。主な利用不可な場所はガソリンスタンド、高速道路の通行料金、JR東日本のみどりの窓口など。

また、WEBサービスにおいても、nanacoや楽天Edyへのクレジットカードチャージ(モバイルSuicaのみ条件付きで可)、毎月の継続課金サービス(Netflixやdアニメなど)、公共料金の支払いでも当面は利用不可だと考えたほうが良さそうです。

Kyash残高の使い方

Kyashにチャージしたお金、受け取ったお金は現在のところ、現金として引き出すことはできません。

代わりに、クレジットカードが使える実店舗でのリアルカードのKyashでの決済、AmazonなどのネットショッピングでバーチャルカードのKyashでの決済として利用可能です。

例えばAmazonで使う場合などは、クレジットカードの入力欄で、表示されているバーチャルカードの番号とセキュリティーコード、有効期限、そして姓名とのところは「KYASH MEMBER」と入力すれば使えます。

Kyash残高をAmazonで使う

残高は使わずに次回誰かへの送金に使うことも可能です。

Kyashの決済のキャッシュバック制度

Kyashは2018年6月7日にリアルカードの発行を開始したタイミングでキャッシュバック制度を設けることを発表しました。

利用した分の2%が翌月末までにKyash残高にキャッシュバックされるという形です。

Kyashの利用分が翌月末にキャッシュバックされた画面

ポイントが貯まるような仕組みよりもわかりやすいです。

クレジットカード/デビットカードからのチャージでポイント2重取り

Kyashで最もおすすめのチャージ方法はカードからのチャージです。なぜなら、Kyashはクレジットカード、デビットカードからチャージした際に、カード側のポイントも貰えるからです。

リクルートカードなど還元率1%超えのカードからチャージをしてKyashリアルカードで支払えば、還元率は3%超えになります。

まだ発表されたばかりですので、今後カード側でポイント付与の規制は出てくるかもしれません。

KyashはモバイルSuicaにチャージをしてもキャッシュバックされる

KyashカードからモバイルSuicaにチャージ、モバイルSuica内の決済でも2%のキャッシュバックが適応されます。Suicaにチャージをしてこんなに還元率が高いカードは他にありません。

ただし、6,000円以上からという条件が付いているので、KyashからモバイルSuicaにチャージをする際にはまとめてチャージをしましょう。

クレジットカードからチャージをしてカードのポイントGET→KyashでモバイルSuicaにチャージして2%キャッシュバック→モバイルSuicaでJREポイントが貯まる場所で支払い、という手順を取れば、ポイントの3重取りも可能になります。

キャッシュバック付与対象外の決済

Kyashでは基本的に2%キャッシュバックですが、対象外となる決済もあります。

  • モバイルSuica(6,000円以上)以外の楽天Edyやnanaco、WAONなどへのチャージ。
  • Paypal経由の決済。
  • ポストペイ型電子マネーでの決済(Google PayでのQUICPay決済はキャッシュバック対象とのこと)。
  • 商品券の購入。
  • 税金やふるさと納税の支払い。

一部定額制のウェブサービスはPaypal経由だと決済可能だったのですが、その場合ポイントは付かないのでご注意ください。

【要注意】Kyashカードの利用制限

ここまで見ると、Kyashカード(リアルカード、バーチャルカード)は2%還元で最強だと思われるかもしれませんが、この最強モードには制限があります。

Kyashカードが使えるのは1日5万円以下、月間12万円以下、有効期間(5年)内100万円以下の支払い

という制限です。リアルカードをまだお持ちでない方(バーチャルカードのみの方)は1日3万円以下となります(月間12万円までは同じ)

カード有効期限は5年間ですから、年間にすると20万円ほどしかカード決済はできないということです。

この制限を元に、キャッシュバックの上限を換算してみると以下の通り。

日数 利用限度額 キャッシュバックの上限
1日あたり 5万円 1,000円分
1月あたり 12万円 2400円分
5年あたり 100万円 20,000円分(1年あたり4,000円分ほど)

2%還元といっても、この上限があることは事前に知っておいたほうが良いでしょう。

とはいえ、

利用上限が100万円を超えてもKyash Visaカードを更新することで継続してご利用頂けます。

という記載が公式サイトにありましたので、100万円使い切ったら、カードを再発行する必要はありますが、その後は一切使えないということはないです(Kyash残高は引き継げる)。

KyashはGoogle Payに登録可能に

このKyashのバーチャルカードは、2018年の夏にGoogle Payに登録可能になることが発表されています。Google Payに登録すると電子マネーのQUICPayが付与されて、QUICPayが使えるお店で決済が可能になります。

個人間でやり取りしたKyash残高をコンビニなどでカードレスで支払いに使えるのですから便利です!

Kyashで送金する方法

KyashではチャージされているKyash残高から送金が行われます。ちょっとわかりにくいのと、チャージされるタイミングが独特なのでまずは手順から見ていきましょう。

事前準備として、Kyashアカウントにクレジットカードやデビットカードを登録しておきます。

Kyashアカウントに登録できるカードは国際ブランドにVISAかMasterCardが付与されているクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード(Vプリカなど)のみ。それ以外のJCBやAmerican Express、DinersClubのカードは登録不可です。なので、LINE Payカードも当然登録不可です。

準備が整ったら、まず送金額送金する相手を選びます。

Kyashで送金相手を選ぶ

相手もKyashを使っている場合はIDと名前検索で簡単に相手に送金ができますが、相手がKyashを使っていない、使っているかどうかわからない場合は、送金リンクを作って、そのリンクを送る形になるので、相手を選ばずに「送金リンクを作成」をクリックします。

Kyashの送金確認画面

ここで注意してほしいのが、Kyashでは送金額がKyash残高では足りていなかった場合には、登録しているカードから差額が即時チャージ(入金)されるという点。相手がお金を受け取って送金が確定した後にカードから入金が行われるのではなく、事前にチャージしてから送金が行われます。

よって、↑の画面でスライドをしたら足りない分は即時入金されます。この事前入金という手順を取ることで本人確認書類の提出を不要にしているという裏事情もあります。

チャージされたらその後キャンセルはできないので、「まだ実際に送金していないから支払いは行われないでしょー!」と気軽に先に進まないようにご注意ください。

例えば、Kyash残高が500円あって、送金額が1,000円の場合、↑の画面でスライドをして送金することを決定すると、VISAのクレジットカードから差額の500円がKyashカードにチャージされることになります。実際に送金を行わなくても、キャンセルはできません(当然、チャージされた分は別の機会に使えますが)。

相手がKyashユーザーではない場合、発行されるリンクを相手に送ることで送金できます。

Kyashで送金リンクを作成する

送金を受け取った相手もKyashをインストール必須

送金を受け取った相手はリンクをクリックして↓のようなページに移動します。

Kyashで送金を受け取る

Kyashにおいて送金を受け取るというのは、バーチャルカードに入金される、ということです。

既にKyashをダウンロードしている方はスムーズに受け取り可能ですが、まだの方はKyashのアプリをダウンロードすることで初めて受け取りが可能になります。

Kyashの請求方法

請求をする際の基本的な流れは送金のときと同じです。

Kyashの請求画面

請求をして相手が支払いをしたら、Kyash残高に請求分が反映されます。

Kyashを使っていない人に請求をすることも可能ですが、送金時のように相手がKyashをダウンロードしないと入金してもらえません。

KyashとPaymo、LINE Payとの違い

同じ個人間送金サービスとしてはPaymoやLINE Payがあります。

Paymoとは

Paymoは割り勘専用のアプリです。送金をする際にはレシートの撮影が必須になっています。

Paymo

このレシートの撮影および割り勘専用というのがPaymoのキモの部分で、割り勘専用になると「個人間送金」には当たらないので、本人確認書類の提出がいらないというメリットがあります。

入金された分はAnyPay対応店で利用するか、手数料200円で銀行から出金することも可能です。

ただし割り勘の請求をするためには相手もPaymoを使っている必要があるのと、実店舗では使いにくいというデメリットもあります。

LINE Payとは

LINE PayはLINEの提供する代表的な個人間送金サービス。LINEの友達相手に送金、割り勘などをすることが可能です。

LINEPayの割り勘機能

入金された分は提携ショップで利用可能。さらにLINE Payカードを作れば、実店舗でもJCBが使えるところで利用可能になります。

手数料200円で銀行から引き出すことも可能。

ただし、LINE Payで送金機能や引き出しなどを使うためには本人確認書類を提出するといった手間がかかります(アカウントをLINE Moneyにする必要がある)。

>>LINE Payについての詳細はこちらにまとめてあります

比較表

サービス 送金可能な人 本人確認書類の提出 日本円での出金 残高の利用
Paymo Paymoをインストールしている人 不要 AnyPay対応店
LINE Pay LINEの友達 必須 JCB加盟店(実店舗含む)
Kyash 誰にでも(受け取るためにはダウンロード必須) 不要 不可 VISA加盟店(実店舗含む)

Kyashのメリット

LINE PayやPaymoと比較して、Kyashのメリットとして挙げられるのは、まず本人確認がいらないという点。

上記「Kyashで送金する方法」でも説明しましたが、事前にチャージをした分を支払いに利用するという手順を取ることで法的に本人確認書類の提出が必要ない形にしました。Paymoも本人確認書類の提出は必要ありませんが、それはあくまで割り勘専用という特性ゆえです。

また「誰にでも送金依頼が出来る」という点もメリットだと言えるでしょう。

LINE Payは送金できるのはLINEの友達だけ、Paymoは割り勘できるのはダウンロードしている人のみです。

Kyashも実際に送金&入金してもらうためにはKyashのアプリをダウンロードする必要があるのですが、ID検索、Facebookの友達やメールアドレスを使ってアプリ上から「誰にでも送金依頼ができる」(依頼画面でダウンロードを促せる)というのは地味にメリットです。

また、国際ブランドが世界シェアNO1のVISAというのもアドバンテージだと言えるでしょう。

Kyashのデメリット

Kyashは現状だとLINE PayやPaymoと違ってお金を引き出すことができません。

ネットショッピングやリアルカードを通じてVISA加盟店で利用することはできますが、利用金額に制限があるので、現金化できる他のサービスと比べると安心感は劣ると言えます。

また、やはりカードの利用限度額が1日5万円という制限があるのは、しょうがないことですが、メインとして使うには弱いかなという印象です。

Kyashは広まるのか

個人的にKyashは個人間送金サービスの王道的な存在になり得ると思っています。それぞれ一長一短があった個人間送金サービスの中でようやく「ちょうど良いサービス」が出てきたなと感じました。

現在のところ個人間送金サービスの代表格はLINEブランドを保有しているLINE Payですが、本人確認が超絶めんどくさいのでLINEを使っていない人はいなくてもLINE Pay(LINE Moneyアカウント)を使っている人はほとんどいません。ですが、Kyashなら本人確認も必要なく、かつ、シンプルに送金ができるので人に勧めやすいです。

この「人に勧めやすい」というのは個人間送金サービスにおいてかなり重要なことだと考えます。

今後、Kyashカードが広まって、早く知名度が上がってみんなが使うようになれば・・・。