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日興フロッギーのdポイント投資が終了へ 惜しまれる理由

日興フロッギーのdポイント投資が終了へ

SMBC日興証券は2026年9月30日、dポイントに関するサービスを2027年3月31日(予定)で終了すると発表しました。日興フロッギーを通じて、dポイントで株式を購入できるサービスも終了します。

この発表が惜しまれている理由の一つは、期間・用途限定のdポイントで株を買い、その株を売却して現金を受け取る、いわゆる「現金化」の手段として利用できたためです。

期限のあるポイントを買い物で使い切るだけでなく、株式や現金に変えられる選択肢が減ることになります。ただし、今回の終了はSMBC日興証券のサービスについてのもので、他社を含めた期間限定dポイントの投資利用がすべて終了するわけではありません。

期間限定dポイントが現金になる仕組み

日興フロッギーは、投資に関する記事を読みながら、SMBC日興証券の「キンカブ」を通じて株式などを少額から購入できるサービスです。

現行の「日興フロッギー+docomo」では、証券口座とdアカウントを連携することで、通常のdポイントだけでなく、期間・用途限定ポイントも1ポイント=1円として株式の購入に使えます。

その後に株式を売却すると、売却代金はdポイントではなく、現金で証券口座に入金されます。これが「フロッギーでdポイントを現金化する」といわれる仕組みです。

  1. 期間・用途限定のdポイントを使って、日興フロッギーで株式などを購入する。
  2. 購入した株式などを売却し、売却代金を現金で証券口座に受け取る。
  3. 出金可能になった資金を、登録した銀行口座などへ出金する。

例えば、月末で期限が切れる1万ポイントを持っていた場合、そのポイントで1万円分の株式を購入できます。後日、その株式を売却すれば、売却時の価格に応じた代金を現金で受け取れます。

実際の株式売買を経由するため、手元に残る現金が必ず1万円になるわけではありません。それでも、使える期間や用途が限られるポイントを、お金として受け取れる点が便利でした。

SMBC日興証券の公式FAQでも、dポイントで購入したキンカブの売却代金は、現金で証券総合口座に入金されると案内されています。

なぜ「悲報」なのか。期限付きポイントの使い道が減るため

期間・用途限定のdポイントは、キャンペーンなどでまとまった額を受け取ることがあります。一方で、有効期限が決まっており、通常ポイントと比べて使えるサービスにも制限があります。

日常の買い物で無理なく使い切れる人なら、それほど困らないかもしれません。しかし、短期間に多くのポイントを受け取る人や、ポイントを使えるお店であまり買い物をしない人には、使い道を考える負担があります。

フロッギーなら、そうしたポイントを株式の購入に回し、そのまま保有することも、売却して現金を受け取ることもできました。ポイントを失効させないために、急いで買い物をする必要性を減らせることがメリットだったわけです。

ポイント交換の増量キャンペーンとの相性もありました。他社ポイントをdポイントへ交換すると、増量分が期間・用途限定ポイントとして付与されるキャンペーンもあります。その増量分も株式購入に利用できたため、ポイントを効率よく活用したい人にとって、フロッギーは使い道の一つになっていました。

今回失われるのは、ポイントで株式を買う楽しみだけではありません。期限付きポイントを、買い物以外にも回せる選択肢が一つ減ることが、惜しまれている理由です。

「1ポイント=1円で必ず現金になる」わけではない

フロッギーを通じた現金化には、価格変動と取引コストがあります。

キンカブでは、100万円以下の買付にスプレッドはかかりませんが、100万円以下の売却では0.5%のスプレッドがかかります。スプレッドとは、売買価格に含まれる実質的な取引コストです。実際の約定単価には端数処理もあります。

また、購入してから売却するまでに株価が下がれば、受け取れる現金も減ります。短期間の売買でも値動きはあるため、ポイントを額面どおりの現金へ交換できることが保証されていたわけではありません。

「現金化」という言葉だけを見ると単純な交換のように感じますが、利用者はこうしたコストや値動きを伴う株式売買を行っていました。

終了は2027年3月末。ポイント利用は3月31日午前11時30分から不可

今回終了するのは、株式購入へのdポイント利用に加え、取引や記事閲覧などに伴うポイント進呈です。

終了するサービス終了時期・最終対象最後のポイント進呈予定
キンカブ取引でのdポイント利用2027年3月31日午前11時30分から利用不可―
現物株式・キンカブ・投信つみたて・日興フロッギーの記事閲覧に伴うdポイント進呈2027年3月31日までの対象取引・記事閲覧2027年4月中旬
日興iDeCo for docomoによるdポイント進呈2027年3月拠出分まで2027年8月下旬

※いずれも2026年9月30日の発表に基づく予定です。

2026年9月30日時点で、すでにポイント投資ができなくなったわけではありません。終了までには期間があります。ただし、最後のポイント利用は3月31日の夜までではなく、同日午前11時30分から不可となる点に注意が必要です。

また、終了するのは期間・用途限定ポイントの利用だけではなく、通常ポイントを含むdポイントでのキンカブ購入です。記事を読んでdポイントを受け取る特典なども終了対象に含まれます。

現在の利用上限は月5万ポイント。保有株の売却期限ではない

現行のフロッギーでのdポイント利用は、100ポイントから100ポイント単位、上限は1カ月で5万ポイントです。多くのポイントを持っていても、終了直前にすべてまとめて投資に回せるとは限りません。

この「1カ月」は、月初日の午前5時から翌月初日の午前1時59分までを指します。ポイント自体の有効期限もあるため、サービスの終了日とは別に確認する必要があります。

一方、今回の告知はdポイントの利用・進呈サービスを対象としており、すでに保有している株式を、2027年3月末までに売却するよう求める内容ではありません。日興フロッギーやキンカブそのものの終了も、今回の告知では発表されていません。

参考:SMBC日興証券のdポイントサービス

マネックス証券では期間限定dポイントで投資信託を購入できる

今回の発表で、期間限定dポイントを金融商品に使う方法がすべてなくなるわけではありません。

2026年9月30日時点では、マネックス証券で通常ポイント・期間・用途限定ポイントを使って投資信託を購入できます。必要に応じて購入するスポット買付に加え、ポイントを利用した投信積立にも対応しています。

  • 投資対象は、対象となる投資信託。
  • 通常のdポイントと期間・用途限定ポイントを利用可能。
  • dアカウント連携が必要。
  • dポイントの利用上限は、スポット買付と積立などを合算して月5万ポイント。

    購入した投資信託を売却すれば、売却代金を現金で受け取ることもできます。ただし、投資信託にも値動きがあり、売却から出金できるようになるまでの日数や費用はファンドによって異なります。

    フロッギーで個別株やETFなどを買っていた人にとっては、購入できる商品や取引方法が変わります。また、フロッギーとマネックス証券を併用していた人には、月々のポイントを投資に回す先が一つ減る影響があります。

    期限までに日用品などの必要な買い物で使い切れるなら、対応する加盟店でそのままポイントを使う方法もあります。金融商品の価格変動を受けずに、普段の支出を減らせる使い方です。

    現金いらず.com 運営チーム
    著者:現金いらず制作チーム
    2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず(旧 現金いらず.com)運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー2.5万人)、動画で理解したい方はYouTubeでも日々情報を共有しています。