
JCBは2026年4月16日、ポイントアップサービス「J-POINTパートナー」の対象ショップに牛丼チェーン「すき家」を追加した。無料のポイントアップ登録を済ませたうえで、JCB ORIGINAL SERIES対象カードで支払うと、同日利用分から優待の対象になる。ポイントアップ期間は2026年4月16日からで、予告なく終了または延期する場合がある。
「20倍」は実質何%なのか
JCBカードで分かりにくいのは、広報上の見せ方が「10%還元」と「20倍」で分かれている点だ。結論からいえば、同じ優待を違う表現で示している。
J-POINTは通常200円(税込)ごとに1ポイント付与され、MyJCB Payなどでは1ポイント=1円相当で使える。このため、すき家の「20倍」は200円ごとに20ポイント=20円相当となり、実質10.0%還元になる。さらにJCB Card W/W plus Lは通常時からポイント2倍のため、すき家では合計21倍となり、実質10.5%相当まで上がる。
三井住友カードと比べると
すき家は三井住友カードでも優待対象店だ。三井住友カード(NLなど対象カード)は、スマホのタッチ決済またはモバイルオーダーで7.0%、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードなら8.0%が基本線となる。シンプルな常設条件で比べると、JCBの10.0%〜10.5%は高い水準にある。
一方で、三井住友カード側には上振れ余地がある。家族ポイントやVポイントアッププログラムの対象サービスを積み上げると、Oliveではすき家でも最大20%還元まで伸ばせる。ただし、これは家族登録や各種サービス利用など複数条件を満たした場合の最大値で、誰でもすぐに到達できる還元率ではない。
見えてきた使い分け
JCBの強みは、比較的シンプルに高還元を取りにいけることだ。無料のポイントアップ登録さえ済ませれば、すき家で10%前後の還元を狙える。特にJCB Card Wユーザーにとっては、メリットの大きい優待追加といえそうだ。
対して三井住友カードの強みは、事前エントリー不要で使いやすいことにある。対象カードをスマホに設定し、タッチ決済かモバイルオーダーで払えば7〜8%を取りにいける。Oliveや家族ポイント、Vポイントアッププログラムを普段から組み合わせているユーザーなら、JCBを上回る還元率まで伸ばせる可能性もある。
比較早見表
| カード・サービス | すき家での還元率の目安 | 主な条件 |
|---|---|---|
| JCB Card S系 | 実質10.0% | 無料のポイントアップ登録が必要。J-POINTを1ポイント=1円相当で使う場合 |
| JCB Card W / W plus L | 実質10.5% | 上記に加えて、通常時ポイント2倍 |
| 三井住友カード(NLなど対象カード) | 7.0% | スマホのタッチ決済またはモバイルオーダー |
| Oliveフレキシブルペイ(クレジットモード) | 8.0% | スマホのタッチ決済またはモバイルオーダー |
| Olive+家族ポイント+Vポイントアッププログラム | 最大20.0% | 家族ポイント5人以上登録、対象サービス利用など複数条件 |
注意点
JCBは無料のポイントアップ登録が必要で、QUICPay(Apple Pay、Google Payを含む)は対象外。10.0%/10.5%という数字は、J-POINTを1ポイント=1円相当で使った場合の実質値で、交換先によって価値は変わる。
三井住友カードは事前エントリー不要だが、対象になるのはスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーでの利用分。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外で、商業施設内の一部店舗も対象外となる。


