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PayPayカード、翌月以降の請求もポイント・残高で前払い可能に どんな時に便利?

PayPayカード、翌月以降の請求もポイント・残高で前払い可能に

PayPayとPayPayカードは2026年9月3日、PayPayカードの請求予定額をPayPayポイントやPayPayマネーで支払える機能を拡充しました。

これまでは毎月12日頃から当月の請求分だけを支払える仕組みでしたが、今後は月ごとに設定される受付開始日から利用でき、当月分に加えて翌月以降の請求予定分も支払えます。

これは店頭でPayPay残高とクレジットカードを併用する機能ではありません。貯まっているPayPayポイントやPayPayマネーを、PayPayカードの請求へ前もって充当する機能です。

PayPayカードの請求をポイントや残高で前払いする機能

今回の機能を簡単にいうと、PayPayカードの利用代金を、銀行口座から引き落とされる前にPayPayポイントまたはPayPayマネーで支払えるというものです。

PayPayアプリに表示されている請求予定額の一部または全部を支払うと、その分だけ請求予定額が減ります。支払った金額はカードの利用可能額にも反映されるため、通常の口座振替日を待たずに利用可能枠を戻すこともできます。

従来変更後
受付開始請求額が仮確定する毎月12日頃月ごとに設定される受付開始日の10時
支払える請求当月の請求分当月分に加えて、画面に表示されている翌月以降の請求予定分
受付終了原則20日、一部の口座は15日の15時原則20日、一部の口座は15日の15時

受付期間が月の前半へ広がったうえ、翌月以降の請求予定分も対象になったことが今回の変更点です。

具体的にはどうなる?

例えば、PayPayアプリに次の請求予定額が表示されているとします。

  • 当月の請求予定額:50,000円
  • 翌月以降の請求予定額:30,000円
  • 合計:80,000円

従来は、毎月12日頃以降に当月分の50,000円だけがPayPayポイント・PayPayマネーによる支払いの対象でした。

変更後は、受付開始日以降であれば、画面に表示されている翌月以降の30,000円も含め、合計80,000円の一部または全部を前もって支払えます。例えば10,000円分を支払えば、表示されている請求予定額の合計は50,000円と30,000円を合わせた80,000円から70,000円へ減るイメージです。

お店での買い物が値引きされるわけではなく、保有しているポイントや残高をカードの債務の支払いに回す仕組みと考えるとわかりやすいでしょう。

どのようなケースで役立つ?

貯まったPayPayポイントをカードの支払いに使いたい

最もわかりやすい使い方です。PayPayを利用できる店舗を探してポイントを消化しなくても、PayPayカードの請求へまとめて充当できます。

ポイントを「貯める」に設定している人や、キャンペーンなどで通常のPayPayポイントがまとまって貯まった人にとって、使い道の自由度が高くなります。

PayPayマネーはあるが、引き落とし口座の負担を減らしたい

送金で受け取った残高や給与受取などによりPayPayマネーを保有している場合、その残高をPayPayカードの支払いに回せます。

例えば、銀行口座の残高はあまり減らしたくない一方で、PayPayマネーが余っている場合に便利です。ただし、銀行口座からわざわざPayPayマネーへチャージしてカード代金を支払っても、基本的にはお金の置き場所を移すだけです。ポイント還元が増えるわけではありません。

大きな買い物の前にカードの利用可能枠を戻したい

PayPayポイントやPayPayマネーで支払った金額は、カードの利用可能額へ反映されます。

高額な決済で利用可能枠が少なくなっているときや、旅行・引っ越し・家電購入などを控えているときに、毎月27日の口座振替を待たずに枠を戻せる点は実用的です。

翌月以降の支払いも先に整理しておきたい

すでに画面へ反映されている翌月以降の請求予定額も支払えるため、将来の請求を早めに減らして家計を整理したい人にも役立ちます。

ただし、手続き後に新しいカード利用や返金、売上情報の到着などがあれば請求予定額は変わります。「将来の請求がすべて確定する」という意味ではありません。

利用できるポイント・残高

PayPayと付く残高やポイントがすべて対象になるわけではありません。

利用できる利用できない
PayPayポイント(通常)PayPayポイント(期間限定)
PayPayマネーPayPayマネーライト
PayPayマネー(給与)PayPay商品券など

本人確認前に銀行口座やセブン銀行ATM、ローソン銀行ATMなどからチャージした残高はPayPayマネーライトとなるため、カードの請求には使えません。

また、LINEヤフーから発行されるPayPayポイント(期間限定)も対象外です。ポイント画面に残高が表示されていても、種類によっては利用できない点に注意してください。

利用条件と上限

必要な設定PayPayアプリにPayPayカードを登録し、PayPayクレジットを設定
利用できる会員本会員
利用できない会員家族会員
回数上限1カ月合計30回
金額上限PayPayアカウント1件につき1カ月合計100万円

1カ月以上カードの支払いが確認できない状態、解約済みカードの請求、キャッシング利用分を含む請求では利用できません。

また、翌月以降に分割払いの請求がある場合は、今回拡大された「翌月以降の請求予定分を支払う」機能の対象外です。この場合は従来通り、仮確定期間中に当月の請求金額だけを支払えます。

受付期間は毎月変わる

手続きは、毎月設定される受付開始日の10時から、原則として20日の15時まで可能です。登録している支払い口座によっては15日の15時が締め切りになります。

2026年9月の受付開始日は9月2日です。ただし、9月は連休の影響で通常20日に請求額が確定する人も締め切りが9月17日15時へ前倒しされます。一部金融機関の利用者は9月15日15時、支払い口座が未登録の人は9月10日15時が締め切りです。

  • 受付開始日は月によって異なる
  • 毎月10日15時から11日18時までは手続きできない
  • 支払い口座が未登録の場合は毎月10日15時まで
  • 金融機関や休日の並びにより締め切りが早まることがある

実際の締め切りは、PayPayアプリの「支払い金額調整」に表示される日付を確認してください。

PayPayアプリからの利用方法

  1. PayPayアプリでPayPayカードの「支払い金額調整」を開く
  2. 「PayPayポイントですぐ払う」を選択する
  3. 「手続きに進む」を選択する
  4. 支払う金額と支払い方法を指定し、内容を確認して手続きを完了する

手続きした時間帯によって反映時刻は異なります。カードの利用可能額はほぼ即時または翌日4時までに反映されるのが基本ですが、請求予定額などへの反映には最大2日間かかる場合があります。

手続き後はキャンセルできない

受付完了後の支払いはキャンセルできません。生活費に使う予定のPayPayマネーまで誤って充当しないように、金額を確認してから手続きしましょう。

支払い済みのカード利用が後から取り消された場合は、未確定の請求明細などへ充当されます。充当できず返還となる場合は、登録している支払い口座へ現金で返金され、ポイントやPayPayマネーでは戻りません。

なお、この機能による支払い自体はPayPayポイントの付与対象外です。カード利用で得られる特典とは別に、充当額に対して新たなポイントが上乗せされる仕組みではありません。

便利になったが、お得度が上がったわけではない

今回の変更は、PayPayカードの請求へポイントや残高を使える期間と対象を広げる、わかりやすい利便性の改善です。特に、PayPayポイントを多く保有している人、PayPayマネーが余っている人、カードの利用可能枠を早く戻したい人には役立ちます。

一方で、還元率が上がったり、支払額が自動的に割引されたりする変更ではありません。PayPayマネーで支払う場合は、あくまで残高をカード代金へ移すだけです。

「ポイントや残高をどこで使うか」という選択肢が増え、カードの繰り上げ返済がアプリ内でしやすくなった機能と評価するのが適切でしょう。

現金いらず.com 運営チーム
著者:現金いらず制作チーム
2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず(旧 現金いらず.com)運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー2.5万人)、動画で理解したい方はYouTubeでも日々情報を共有しています。