
PayPayとLINEヤフーは、2026年夏以降、「LINE」と「PayPay」のアカウント連携を開始すると発表しました。
今回の連携で特に注目したいのが、PayPayアプリ上に「LINE」の友だちリストを表示できるようになる点です。
これにより、電話番号やPayPay IDを確認しなくても、LINEでつながっている友だちにPayPay残高を送りやすくなります。
飲み会の割り勘、友だちへの立て替え精算、家族への送金、お祝い金、お年玉など、普段のLINEでのやり取りとPayPayの送金機能がより近くなる形です。
PayPayの送金機能はこれまでも便利でしたが、相手を探すときに電話番号やPayPay IDを確認する手間がありました。
今回のLINE連携によって、普段やり取りしているLINEの友だちに、そのままPayPayで送れるようになるため、個人間送金の使い勝手はかなり上がりそうです。
今回の発表内容まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始時期 | 2026年夏以降、順次開始 |
| 対象サービス | LINE、PayPay |
| 主な内容 | LINEとPayPayのアカウント連携 |
| 注目機能 | PayPayアプリ上にLINEの友だちリストを表示 |
| できること | LINEの友だちへPayPay残高を送りやすくなる |
| LINEトーク上の機能 | PayPay残高の送る・受け取る、グループ支払いによる割り勘 |
| LINEミニアプリ版PayPay | 残高・ポイント確認、送る・受け取る、取引履歴確認、ATMチャージなどを提供予定 |
| ポイント | LINEポイントをPayPayポイントへ統合予定 |
| 注意点 | アカウント連携にはユーザーの同意が必要 |
PayPayアプリに「LINE」の友だちリストが表示可能に
今回の連携で一番わかりやすく便利になるのは、PayPayアプリ上に「LINE」の友だちリストを表示できるようになる点です。
これまでもPayPayでは、PayPay残高を友だちや家族に送ることができました。
ただ、相手を指定するには、PayPay ID、電話番号、QRコード、リンクなどを使う必要がありました。
普段LINEでやり取りしている相手でも、PayPay上では別途相手を探す必要があったわけです。
今回のアカウント連携後は、ユーザーが設定することで、PayPayアプリ上にLINEの友だちが表示されます。
これにより、電話番号やPayPay IDを確認しなくても、LINEでつながっている友だちへPayPay残高を送れるようになります。
つまり、「LINEで連絡している相手に、PayPayで送る」という流れがかなりスムーズになります。
特に、友だち同士の割り勘や立て替え精算ではかなり便利になりそうです。
勝手にLINEの友だちが表示されるわけではない
ここで注意したいのは、LINEの友だちリストがPayPayアプリに勝手に表示されるわけではない点です。
今回の連携は、ユーザーの同意が必要です。
PayPayアプリ上にLINEの友だちを表示する機能についても、ユーザーが設定することで利用できると案内されています。
そのため、「LINEの友だちが自動的にPayPayに全部出てくる」というより、連携に同意し、設定した人が便利に使える機能と考えたほうがよさそうです。
また、連携しない場合でも、LINEとPayPayの基本的な機能はこれまで通り利用できます。
ただし、アカウント連携が必要な機能は使えません。
LINEの友だちリスト表示や、LINE上でのPayPay連携機能を使いたい人は、連携設定が必要になります。
LINEの友だちにPayPay残高を送りやすくなる
PayPayの「送る・受け取る」機能は、個人間でPayPay残高を送れる機能です。
友だちとの食事代、旅行代、プレゼント代、家族間のお金のやり取りなどで使っている人も多いと思います。
今回のLINE連携では、この「送る・受け取る」がLINEの友だち関係とつながるのが大きなポイントです。
例えば、飲み会の後に幹事がまとめて支払った場合、これまではPayPayで相手を探したり、リンクを送ったりする必要がありました。
今後は、PayPayアプリ内でLINEの友だちを選び、その相手に送る流れが使いやすくなります。
相手のPayPay IDを知らなくても、LINEでつながっていれば探しやすくなるため、送金ミスや相手探しの手間も減りそうです。
特に、連絡先には入っていないけれどLINEではつながっている相手、久しぶりに会った友だち、グループLINEでやり取りしている相手との精算で便利になりそうです。
LINEトーク上でもPayPay残高の送金や割り勘が可能に
今回の連携では、PayPayアプリ側だけではなく、LINE側でもPayPayの機能が使いやすくなります。
アカウント連携により、LINEのトーク上でPayPay残高の「送る・受け取る」機能が利用できるようになります。
さらに、グループ支払い機能による割り勘も、LINE上で利用できるようになる予定です。
これはかなり実用的です。
友だちとのやり取りはLINE、支払いはPayPayという人は多いと思います。
これまでは、LINEで金額を相談してからPayPayアプリを開いて送金する、という流れでした。
今後は、LINEのトーク上で会話しながら、そのままPayPay残高を送ったり、グループの割り勘をしたりできるようになります。
飲み会、旅行、共同購入、プレゼント代の精算など、グループでのお金のやり取りはかなりラクになりそうです。
LINEだけ使っている人もPayPayを始めやすくなる
今回の連携では、PayPayをまだ使っていないLINEユーザーにも影響があります。
PayPayを利用していないLINEユーザーは、PayPayアプリを介さず、LINE上でPayPayアカウントを登録できるようになります。
これは、PayPay側にとっても大きな意味があります。
LINEは国内で非常に多くの人が使っているコミュニケーションアプリです。
そのLINE上からPayPayを登録できるようになることで、PayPayをまだ使っていない人でも、送金や割り勘をきっかけに使い始めやすくなります。
例えば、LINEグループで割り勘をする場面で、まだPayPayを使っていない人がいた場合でも、LINE上から登録しやすくなるわけです。
「アプリを別で入れて登録する」というハードルが下がるため、LINEユーザーにPayPayがさらに広がる可能性があります。
LINEミニアプリ版のPayPayも提供予定
PayPayとLINEの連携では、「LINEミニアプリ」版のPayPayも提供予定です。
LINEミニアプリ版PayPayでは、LINEアプリ内でPayPayの一部機能が使えるようになります。
具体的には、PayPay残高の確認、保有しているPayPayポイントの確認、「送る・受け取る」機能、取引履歴の確認、ATMからのチャージなどが利用できる予定です。
これにより、PayPayアプリを開かなくても、LINE上でPayPayの基本的な確認や送金関連の操作がしやすくなります。
ただし、LINEミニアプリ版PayPayでは、決済やポイント運用などの機能は利用できません。
店頭での支払いなど、通常のPayPay決済を使う場合は、引き続きPayPayアプリが中心になります。
LINEポイントはPayPayポイントへ統合予定
今回の連携では、LINEポイントとPayPayポイントの統合も予定されています。
アカウント連携を行うことで、LINEポイントは有効期限のないPayPayポイントへ自動的に移行される予定です。
PayPayポイントは、PayPay決済での利用、PayPayポイント運用、PayPay証券、PayPayほけん、寄付、PayPayカードの支払いへの充当など、さまざまな用途で使えます。
LINEポイントの使い道がPayPay側に寄っていくことで、LINEとPayPayの経済圏がさらに一体化していく形です。
ただし、アカウント連携を行わない場合は注意が必要です。
ポイント統合前から持っているLINEポイントは引き続きLINEポイントとして使えます。
一方で、ポイント統合後にLINEサービス上で獲得したポイントは、獲得後28日間「未連携PayPayポイント」として保持され、その間に連携しない場合は消滅すると案内されています。
LINE関連サービスでポイントを貯める人は、今後のポイント統合ルールを確認しておいたほうがよさそうです。
ユーザーにとってのメリット
今回のLINEとPayPayの連携は、特に個人間送金や割り勘をよく使う人にメリットが大きいです。
- PayPayアプリ上でLINEの友だちを探せるようになる
- 電話番号やPayPay IDを確認する手間が減る
- LINEでつながっている相手にPayPay残高を送りやすくなる
- LINEトーク上で送金や割り勘がしやすくなる
- グループLINEでの精算がスムーズになる
- LINEだけ使っている人もPayPayを始めやすくなる
- LINEポイントをPayPayポイントへまとめられる
特に大きいのは、やはり「相手探し」の手間が減ることです。
送金や割り勘で面倒なのは、金額の計算だけではありません。
相手のPayPay IDを聞いたり、リンクを送ったり、QRコードを読み取ったりする手間もあります。
LINEの友だちリストがPayPayアプリ上に表示できるようになれば、その手間が減ります。
普段の連絡先であるLINEと、実際の支払い・送金であるPayPayがつながるため、日常利用ではかなり便利になりそうです。
注意点:連携には同意が必要。使わない選択もできる
一方で、LINEの友だちリストがPayPayアプリに表示されると聞くと、プライバシー面が気になる人もいると思います。
この点について、今回のアカウント連携はユーザーの同意が必要です。
また、連携しない場合でも、LINEとPayPayの基本的な機能は従来通り利用できます。
つまり、便利に使いたい人は連携し、分けて使いたい人は連携しないという選択ができます。
ただし、LINEトーク上でのPayPay送金、PayPayアプリ上でのLINE友だちリスト表示、ポイント統合後の一部ポイント利用など、連携が前提になる機能は使えません。
LINEとPayPayを日常的に使っている人は連携メリットが大きいですが、アカウントを分けておきたい人は、連携画面の説明をよく確認してから判断したほうがよいでしょう。
家族・友だち・飲み会での使い勝手が大きく変わりそう
今回の連携は、店舗での決済機能の追加というより、個人間のお金のやり取りを便利にする改定です。
特に影響が大きそうなのは、家族や友だちとの間でPayPayの送金機能をよく使う人です。
例えば、以下のような場面で便利になります。
- 飲み会後の割り勘
- 旅行代やホテル代の精算
- 友だちへの立て替え払いの返金
- 家族への生活費やお小遣いの送金
- 共同購入した商品の代金回収
- プレゼント代の集金
- お祝い金やお年玉のやり取り
これらの場面では、すでにLINEで連絡を取り合っていることが多いです。
そこにPayPayの送金や割り勘機能が自然に入ってくることで、「連絡」と「精算」がかなり近くなります。
グループLINEで金額を決め、そのままPayPayで割り勘や送金ができるようになれば、幹事や立て替えた人の負担も減りそうです。
PayPayとLINEの一体化がさらに進む
今回の発表は、単なる機能追加ではなく、PayPayとLINEの一体化がさらに進む動きです。
LINEはコミュニケーションの入口、PayPayは決済や送金の入口として使われています。
この2つがつながることで、ユーザーはLINEで話し、PayPayで支払い、PayPayポイントを貯めて使うという流れをより自然に使えるようになります。
特に、PayPayアプリ上にLINEの友だちリストが表示される点は、PayPayの個人間送金をより日常的な機能にする可能性があります。
これまでは「PayPayで送るからID教えて」と聞く必要があった場面でも、LINEの友だちから選べるようになれば、送金のハードルはかなり下がります。
今後は、LINEのトーク、LINEミニアプリ、PayPayアプリ、PayPayポイントがより密接につながっていく流れになりそうです。
まとめ:LINEの友だちにPayPayで送るのがかなりラクに
PayPayとLINEヤフーは、2026年夏以降、「LINE」と「PayPay」のアカウント連携を開始します。
今回の連携で特に注目したいのは、PayPayアプリ上に「LINE」の友だちリストを表示できるようになる点です。
ユーザーが設定することで、LINEでつながっている友だちがPayPayアプリ上に表示され、電話番号やPayPay IDを確認せずにPayPay残高を送りやすくなります。
また、LINEのトーク上でもPayPay残高の送る・受け取る機能や、グループ支払いによる割り勘が利用できるようになる予定です。
これにより、飲み会、旅行、家族間送金、友だちとの立て替え精算などがかなりスムーズになりそうです。
一方で、アカウント連携にはユーザーの同意が必要です。
LINEの友だちリスト表示も、ユーザーが設定することで利用できる機能なので、プライバシー面が気になる人は連携画面の内容を確認してから判断しましょう。
PayPayとLINEを普段から使っている人にとっては、今回の連携はかなり実用的なアップデートです。
特に「LINEでやり取りして、PayPayで送る」という流れが多い人は、開始後に設定を確認しておくと便利に使えそうです。

