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ラグジュアリーカードが年会費を最大約36%値上げ。ゴールドは年7万5,000円増、既存会員も対象に

ラグジュアリーカードが年会費を最大約36%値上げ

ラグジュアリーカードは2026年10月5日、チタン・ブラック・ゴールドなどの年会費を引き上げると発表しました。

通常の3券種は、本会員の年会費が約34〜36%上昇します。チタンは55,000円から75,000円、ブラックは110,000円から150,000円、ゴールドは220,000円から295,000円となります。

新規申込者だけでなく、現在カードを持っている会員も対象です。家族・追加カードも値上げされるため、複数枚を持っている場合はさらに負担が増えます。

会社側はサービス品質の向上や新たな優待への投資を理由にしていますが、利用者にとっては、まず毎年の固定費が大きく増える改悪です。

本会員の年会費は最大約36.4%値上げ

個人・法人決済用カードの本会員年会費は、以下のように変わります。

カード改定前改定後年間の値上げ額値上げ率
チタン55,000円75,000円20,000円約36.4%
ブラック110,000円150,000円40,000円約36.4%
ゴールド220,000円295,000円75,000円約34.1%
馬主向けブラック
(Racehorse Owners Mastercard Black Card)
143,000円183,000円40,000円約28.0%

※金額はすべて税込。値上げ率は「値上げ額÷改定前の年会費×100」で計算し、小数第1位まで表示しています。

チタンとブラックは約1.36倍、ゴールドも約1.34倍になる大幅な値上げです。もともと年会費が高いカードなので、値上げ率だけでなく、毎年2万円・4万円・7万5,000円という追加負担も見逃せません。

家族・追加カードも値上げ。ゴールドは本会員と1枚で年368,500円に

家族・追加会員の年会費も、以下のように引き上げられます。

カード改定前改定後年間の値上げ額値上げ率
チタン16,500円22,500円6,000円約36.4%
ブラック27,500円37,500円10,000円約36.4%
ゴールド55,000円73,500円18,500円約33.6%
馬主向けブラック27,500円37,500円10,000円約36.4%

※金額はすべて税込。家族・追加カード1枚あたりの年会費です。

本会員カードと家族・追加カード1枚を持つ場合の、年間負担は以下の通りです。

  • チタン:71,500円→97,500円(年間26,000円増)
  • ブラック:137,500円→187,500円(年間50,000円増)
  • ゴールド:275,000円→368,500円(年間93,500円増)

ゴールドを本会員と家族1人で使っている場合、毎年の負担は約37万円に達します。家族カードを複数発行していれば、追加負担はさらに大きくなります。

いつから値上げ?新規申込者と既存会員で異なる

新しい年会費の適用時期は、以下の通りです。

  • 新規申込者:2027年1月1日以降の申し込みから
  • 既存会員:2027年2月以降の年会費請求分から順次

既存会員全員に2027年2月に年会費が請求されるわけではありません。それぞれの年会費請求月が2027年2月以降に到来した際、新料金が適用されます。

一方、ブラックダイヤモンド、JAL Luxury Card、JAL Luxury Card Limitedは今回の年会費改定の対象外です。

値上げの理由はサービスへの投資。ただし新特典の詳細はこれから

ラグジュアリーカードは2016年に日本でのカード発行を開始し、2026年11月に10周年を迎えます。会社側は、これまで年会費を据え置きながら優待やサービスを拡充してきたと説明し、今回を日本での発行開始以来初の年会費改定としています。

改定の理由として挙げているのは、サービス品質の向上、新たな優待や体験への継続的な投資です。現在提供している優待・サービスは引き続き利用でき、新たな内容は公式アプリなどで順次案内される予定です。

ただし、今回の告知では、値上げと同時に全会員が受けられる具体的な新特典や、値上げ分を補う還元の拡充は示されていません。

今後サービスが充実する可能性はありますが、「将来の価値向上」と「毎年の負担増」は分けて考える必要があります。利用者が確実に負担する金額は決まっている一方、その対価となる新しいメリットは、現時点では十分に判断できないということです。

ポイント還元率は同じ。決済額が多いだけでは負担増を埋められない

年会費改定の案内に掲載されている還元率は、チタン1.0%、ブラック1.25%、ゴールド1.5%で、現在と同じです。今回、年会費の上昇に合わせた還元率の引き上げは案内されていません。

同じ金額を使い、同じ特典を利用し続けるなら、年会費が増えた分だけ実質的なメリットは減ります。

例えば、ゴールドの値上げ分75,000円を1.5%のキャッシュバック還元だけで補うには、単純計算で年間500万円の追加利用が必要です。チタンなら200万円、ブラックなら320万円の追加利用に相当します。

※通常の還元率が適用される利用を前提とした試算です。ポイント付与対象外の取引や、別途発生する手数料などは考慮していません。

もちろん、年会費を取り戻すために不要な支出を増やしては本末転倒です。継続するかどうかは、コンシェルジュや旅行・飲食関連の優待など、実際に使っているサービスに新しい年会費を払う価値があるかで判断したいところです。

継続しない場合は、自分の年会費請求月と解約期限を確認

年会費請求月は、カード裏面にある有効期限の「月」の翌々月です。例えば、有効期限が「01/30」なら、年会費請求月は3月となります。Luxury Card Online(My APLUS)のお知らせ欄でも確認できます。

公式FAQでは、新しい年会費が請求される前に解約したい場合、自分の年会費請求月を確認し、その前月末日までに解約手続きを行うよう案内されています。

例えば、2027年3月に年会費が請求される場合は、2027年2月末日までの手続きが必要です。全員共通の期限ではないので、自分の請求月を確認しておきましょう。

現時点では明確な改悪。今後の特典は「自分が使えるか」が重要

今回の変更は、既存特典が一斉に廃止されるものではありません。しかし、通常の3券種で年会費が一度に約34〜36%上がり、既存会員や家族カードも対象になる以上、費用面では明確な改悪です。

今後、新しい優待が追加されたとしても、高額な旅行や特定の店舗の利用が必要な特典なら、全会員が同じように恩恵を受けられるわけではありません。

「特典の総額が大きい」「プレミアムな体験が増える」という説明だけでなく、自分が無理なく使える特典なのか、利用条件や追加費用はどうかまで確認したうえで、新しい年会費に納得できるかを判断する必要があります。

現金いらず.com 運営チーム
著者:現金いらず制作チーム
2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず(旧 現金いらず.com)運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー2.5万人)、動画で理解したい方はYouTubeでも日々情報を共有しています。