高速道路(有料道路)の料金所の支払い方法
電子マネー | 使えない |
---|---|
交通系電子マネー | 使えない ごく一部使えるところもあり。 |
クレジットカード | 使える (VISA / Mastercard / JCB / AMEX / Diners) 料金所の支払いでサインレスで利用可。阪神高速道路以外、殆どの場所で使える。 |
貯まりやすいポイント | ETCマイレージ |
現金いらず得点 | 4.9点(5点満点中) |
公式サイト | https://www.etc-meisai.jp/ |
概要
高速道路の料金所で電子マネーは使えるの?
大半の高速道路・有料道路の料金所では電子マネーが使えません。
ただし、ごく一部の高速道路の料金所では電子マネーが使えます。
現在確認出来ている電子マネーが利用出来る料金所は、埼玉の新見沼大橋有料道路の料金所(Suicaなどの交通系電子マネー・WAONが利用可能)、神奈川の三浦縦貫道路(三浦サンサンライン)の料金所(Suicaなどの交通系電子マネーが利用可能)です。
いずれもETC利用不可の有料道路で、代わりに電子マネーが導入されています。クレジットカードなど、他のキャッシュレス決済手段も使えず、電子マネーのみ使える状況です。
楽天Edyやnanaco、iDやQUICPayが利用できるところは確認出来ていません。
au PAY プリペイドカードやソフトバンクカード、dカード プリペイドといった国際ブランド付きプリペイドカードは高速道路、有料道路の料金所ではクレジットカードが使えるところでも例外的に使えないことが多い模様ですのでご注意ください。使えたとしても思わぬトラブルを招く恐れがあります。
高速道路の料金所でクレジットカードは使える?
→NEXCOが管理する高速道路では全てで上記のクレジットカード払いが可能。基本的にVISA、Mastercard、JCB、American Express、Dinersの各種クレジットカードが使えます。
JCBの公式サイトでも高速道路でクレジットカードで支払える旨が掲載されています。
通行券と一緒にクレジットカードを提示すればOK。ETCほどスムーズではありませんが、サインレスで支払いを行うことが出来ますのでお釣りの受け渡しでワタワタすることはありません。
以下の有料道路の料金所でもクレジットカード払いが可能とされています。
北海道: 札樽自動車道, 深川留萌自動車道, 道央自動車道, 道東自動車道, 日高自動車道
東北: 東北自動車道, 磐越自動車道, 湯沢横手道路, 三陸自動車道, 八戸自動車道, 秋田自動車道, 仙台北部道路, 山形自動車道, 日本海東北自動車道, 仙台南部/東部道路, 常磐自動車道, 東北中央自動車道, 百石道路
関東: 東名高速道路, 長野自動車道, 東京外環自動車道, 館山自動車道, 東京湾アクアライン連絡道, 小田原厚木道路, 西湘バイパス, 関越自動車道, 東関東自動車道, 中部横断自動車道, 富津館山道路, 横浜横須賀道路, 日光宇都宮道路, 八王子バイパス, 中央自動車道, 北関東自動車道, 圏央道, 千葉東金道路, 横浜新道, 東富士五湖道路, 東水戸道路, 上信越自動車道, 新空港自動車道, 京葉道路, 東京湾アクアライン, 第三京浜道路, 箱根新道
東海・北陸: 北陸自動車道, 東海北陸自動車道, 能越自動車道, 東海環状自動車道
近畿: 名神高速道路, 舞鶴若狭自動車道, 関西空港自動車道, 播担連絡道路, 東名阪自動車道, 近畿自動車道, 湯浅御坊道路, 第二神明道路, 伊勢自動車道, 西名阪自動車道, 神戸淡路鳴門自動車道, 新名神高速道路, 伊勢湾岸自動車道, 阪和自動車道, 京都縦貫自動車道, 第二京阪道路
中国: 中国自動車道, 西瀬戸自動車, 山口宇部有料道路, 広島自動車道, 岡山自動車道, 山陰自動車道, 広島岩国道路, 米子自動車道, 山陽自動車道, 浜田自動車道
四国: 高松自動車道, 徳島自動車道, 高松東道路, 瀬戸中央自動車道, 松山自動車道, 今治小松自動車道, 高知自動車道
九州・沖縄: 関門自動車道, 大分自動車道, 那覇空港自動車道, 隼人道路, 九州自動車道, 宇佐別府道路, 東九州自動車道, 長崎バイパス, 宮崎自動車道, 南九州自動車道, 西九州自動車道, 日出バイパス
首都高は2020年7月末から開始されました。
ただし、阪神高速道路はクレジットカードが使えないので、NEXCOの料金と同時に支払う場合、阪神高速道路分はクレジットカードは現金か、ETC専用クレジットカードでの支払いしかできないので注意が必要。ETC専用クレジットカードを持っている人は多くないと思いますので阪神高速道路経由ではカード払いは諦めたほうが良いかも・・・。逆に、一部関門トンネルのようにETC専用クレジットカードが使えない有料道路も存在します。
デビットカードは思わぬトラブルを招く可能性があるので利用しな方が良いでしょう(どうしても使いたい場合はデビットカードを発行している銀行に電話して事前に聞いたほうが良いです)。
高速道路の料金所でETC払い
高速道路で最もスムーズな支払い方法はやっぱりETC払い。究極のキャッシュレス払いです。
普段から車に乗る方はETCレーンでスムーズに支払いをするようにしましょう。ETC2.0の普及に伴い、より便利に安くなっています。
ETC払いをすることによって適応する割引
ETC払いをすると割引が効くのは大きなメリットです。
平日朝夕割引
主にNEXCO東日、中日本、西日本の高速道路(東京や大阪近郊を除く地方限定)で適応される割引。
平日の朝6時から9時まで、及び、夕方の17時から20時までの利用料金の最大50%分のETCマイレージが貯まります(最大100キロ相当分)。
1ヶ月の利用回数が5−9回なら還元率は30% 、10回以上なら50%です。
休日割引
普通車と軽自動車限定の割引。ETCマイレージへの登録が必須条件です。
主にNEXCO東日、中日本、西日本の高速道路(東京や大阪近郊を除く地方限定)で適応される割引。
ETCマイレージが貯まるものではなく、土日祝日に請求される料金が30%割引になります。
地方から東京に来る場合には割引対象区間のみ30%オフ、都内近郊は通常通りの金額で合計額が請求されます。
深夜割引
主にNEXCO東日、中日本、西日本の高速道路などで適応される割引。東京や大阪近郊も対象(ただし、京葉道路、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路は対象外)。
毎日深夜0時から4時までの料金が30%割引になります。
休日割引と深夜割引は併用することは出来ません。割引率が高いほうが適応されます。
ETC払いのために用意するもの
ETC払いをするために必要になるのは2つ。ETC車載器とETCカードです。
車載器とETCカードの組み合わせは「これじゃなくちゃいけない」というものはないので、好きな車載器、好きなETCカードを選びましょう。
ETC車載器の選び方
車載器はイエローハットやオートバックスなどのカー用品店、ホームセンターなどでも売っています。自分で取り付けるのは、車体に合わせてセットアップしたり、ヒューズを探したりする作業があるのでちょっと大変かもしれません。なので、ディーラーやカー用品店などで設置をお願いすると良いでしょう(別途料金がかかると思います)。
これからの主流は高速道路の整備と共にETC2.0に移り変わっていくので、これから揃える方はETC2.0に対応している車載器を選んでおくと長く使うことができるでしょう(価格は高めですが)。
ETCカードを手に入れる方法
ETCカードは主にクレジットカードとセットで発行されます。まずはETCを発行しているクレジットカードを作りましょう。
8割以上のクレジットカードがETC発行に対応しています(学生専用カードでも発行可能です)。ETCを発行しているクレジットカードならクレジットカードと同時に発行するのも可、後からでも申し込めます。同時に申し込んだ場合、ETCカードのほうが発送は遅くなることが多いです。直近で高速道路を使う予定があるという方は注意をしてください。
ETCカードに別途年会費がかかるようなクレジットカードも多いのでお金をかけたくないという方は事前にチェックが必要です。例えば楽天カードはクレジットカードの年会費は無料ですが、ETCカードの年会費は通常500円がかかってきます。
ETC払いした際の支払いはどうするの?
ETCゲートを通って支払いをした際には、クレジットカードの請求と合算して請求されます。
普通に買い物をしたときのように、高速道路(有料道路)の利用分が明細に追加されるだけですので、口座にお金を入れて引き落としを待ちましょう。
ETC払いをした際に貯まるポイント
ETC払いをした際に貯まるポイントは2種類あります。
1つがETCカードを作ったクレジットカードのポイント。もう1つがETCマイレージです。
クレジットカードのポイント
ETCでの高速道路通行料に対するポイントは、カードにもよりますが、大抵のクレジットカードで通常の買い物時と同等のポイントが貯まります。例えば楽天カードなら100円で1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まる形です。
ETCマイレージ
ETCマイレージはNEXCOと阪神高速、本四高速が共同で作ったETCのためのポイントシステム。上記の平日の朝と夕方の30−50%分の割引を受けるためにはこのETCマイレージへの登録が必須です。
ETCマイレージを貯めるためには公式サイトから登録をする必要があります。登録にはメールアドレス、車載器管理番号や車両番号(ナンバープレートの4桁の番号)、ETCカード番号などが必要になります。車載器管理番号は説明書や箱、控えなどに記載されていますが、わからない方は購入店に問い合わせてみましょう。
貯まるポイントは高速道路(有料道路)によってレートやボーナスポイントが異なっており、非常に複雑なので公式サイトを参考にしてみてください。
貯まったポイントは規定のレートで交換が可能です。
ポイントをいちいち交換するのめんどくさいという方は、自動還元サービスに申し込んでおくと、ポイントが一定額貯まったら自動的に還元してくれます。
貯まっているポイントはETCマイレージのサイトにログインをすることで確認可能です。
クレジットカードなしでETCカードを持つ
クレジットカードを保有していなくてもETCパーソナルカードというものを発行することでETCゲートを通過することができます(サービスエリアなどで申込書が配布されています)。
ただし、事前にデポジットが必要なので(しかもかなり高額です)、よっぽどの理由がない限り、クレジットカードを作ってETCカードを発行することをおすすめします。
高速道路の料金所で商品券・ギフトカードは使える?
→使えません。
高速道路や有料道路の料金所でギフトカードを使おうと思う方は少ないでしょうが・・・NEXCO各社の公式サイトにもギフトカードや商品券の利用可能の記載はないので利用不可と思って良いでしょう。
高速道路の料金所で現金必要?
→必要ありません。
料金所での腕を伸ばしての現金のやり取り、お釣りをもらったりするのは大変です。料金所でサインレスでカード払いも可能ですが、出来ればETC払いを徹底したいところ。ETCカード払いならクレジットカード&ETCマイレージでポイントが2重取り出来ます。