家計簿アプリのマネーフォワードME、使っていますか?
今回は、クレジットカードや電子マネー払いがメインのキャッシュレスライフを送っている人間が、いかに楽に家計簿をつけて、支出や収入を把握しているかを滔々と語ってみたいと思います。
もしもこの記事を読んで少しでも「あら便利」と思ったのであれば今すぐ導入してみませんか。なりましょう。そうしましょう。
ちなみに筆者は実際にマネーフォワードを使っていますが、回し者ではありません(仕事はFreee、プライベートはマネーフォワードで使い分けています)。あくまでキャッシュレス推進派の回し者です。使いやすければマネーフォワードでもZaimでもなんでも良いと思います。
概要
無料会員と有料会員
マネーフォワードMEには無料会員と有料会員(プレミアム会員)があります。
会員 | 連携口座数 | 月会費 / 年会費 |
---|---|---|
無料会員 | 4件 | 無料 |
有料会員プレミアム | 無制限 |
|
連携口座は↓で解説します。銀行口座だけではなく、クレジットカード、電子マネーなどを総合して「口座」と呼称しています。例えば、カード2枚、銀行口座1行、ポイントカード1枚を登録したら無料会員の場合はそれ以上はマネーフォワードMEには登録できません。追加で銀行口座の残高やカード利用額を確認するためには個別のアプリを開く必要があります。
プレミアム会員には無料期間も用意されています。
最初だけ頑張って準備
何はともあれマネーフォワードMEのアプリをインストール。PCのウェブで登録をするのも可。以下の初期設定はPCでやってしまったほうが楽かも。
初期設定だけは頑張ってみていただきたい。
手持ちの銀行口座、クレジットカード、電子マネーを登録
インストール&登録をしたら、まずは手持ちの銀行口座やクレジットカード、電子マネーをマネーフォワードMEに登録します(無料アカウントなら4件まで、それ以上は有料)。有料会員なら、Amazonと楽天市場とかのアカウントも合わせて登録しちゃいましょう。ポイントカードや証券口座、ビットコインの口座(bitflyer)なども登録できます。その先に一元管理というパラダイスが広がっていますよ。
登録が完了すると、マネーフォワードが自動的に全てのデータを取ってきてくれます。これマネーフォワードME、MoneyTree、Zaim、Freeeとか使ったことがないと中々実感わかないと思うんですが、ぜひ一度体感してみてください。いちいち各サービスにログインせず、一気に情報が取得できるのは便利ですし、気持ちが良いです。
たぶんマネーフォワードを使っていない多くの人がこの最初の登録作業がめんどくさくてやっていないと思うのですが、頑張って乗り越えませんか。高尾山よりも低い山なので、ちょっと頑張りましょう。
マネーフォワードMEで登録が多いサービス(クレジットカード、電子マネー、ポイントサービス等)
マネーフォワードMEでは以下のサービスの登録が多いようです。
楽天カード / 楽天市場(my Rakuten) / Amazon.co.jp / モバイルSuica (モバイルSuica ID) / 楽天銀行 / 楽天証券 / 三井住友銀行 / みずほ銀行 / 三井住友カード / VIEW CARD(VIEW’s NET サービスID) / セゾンカード / 三菱UFJ銀行 / 住信SBIネット銀行 / SBI証券 / JCBカード / 千葉銀行 / ゆうちょ銀行 / エポスカード / イオンカード / PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード) / Pontaポイント / dポイント / WAON / 楽天Edy / dカード / イオン銀行 / Yahoo!ショッピング / JALマイレージ / オリコカード など
クレジットカードは国内発行のものならほぼ対応していますし、多くの電子マネーにも対応してくれています。ドトールやスターバックス、上島珈琲店でお得な電子マネー各種も取り扱われていますので有料会員なら全部登録してしまいましょう。
無料会員の方は厳選してメインカードのみを登録するのが良いでしょう。
マネーフォワードMEで一元管理 is ジャスティス
一度登録を完了させてしまえば、銀行口座、電子マネー、ポイント、株、FX口座、ビットコインなどあらゆる資産と支出(月々などの携帯電話料金など自動で取ってきてくれる)を一元管理することができます。総資産と総支出や、金融資産のポートフォリオ、資産の移り変わりの把握も容易です。
プレミアム会員なら1クリックでこれら全ての口座から最新の情報を取ってきてくれます(プレミアム会員以外は1つずつ)。
銀行の残高、Amazonアカウント(Amazonポイントが確認可能)、楽天市場(楽天ポイントが確認可能)、電子マネーの残高。
クレジットカードは引き落とし日が確定したら同じ画面で確認できます。携帯料金の引き落とし日もクレジットカードと同様に一覧画面で確認できます。
各ポイントの残りの他に、ビットコインの残高も確認できます。
キャッシュレスライフを徹底していれば、殆ど手間をかけることなくこれらの資産、支出が「正確に」把握ができます。前日や前月との比較も容易。
一方で現金払いをしている人は資産を現金という現物と交換しているので、正確な把握が困難になります。その時点で節約とかする気あるのかと思ってしまう。
「ほぼ自動で」家計簿の作成 is ジャスティス
マネーフォワードとかZaimにもレシートの読み取り機能があって、精度も高いのですが、いちいちレシートを取って取り込むのはめんどくさい。
一方で、全てクレジットカード払い、電子マネー払いをして、支出をマネーフォワードMEで自動的に取ってきた場合、ある程度自動で分類をしてくれるので、違うところだけ後からぱぱっと分類をするだけです。「記入漏れ」もありません。
自動分類が類推できず未分類、または間違っていた場合でも、一度収入と支出の詳細を登録すれば、クレジットカードや電子マネーの明細から類推して次からは分類を修正してくれます(分類ルールが設定できます)。
現金払いの方は、レシートを読み取ったり手動入力するのに加えて、この2度目以降は自動的に分類してくれるという機能を使えないので、毎回、無駄な労力を使っています。
キャッシュレス生活を送っていれば、気付いたら、わかりやすい家計簿が出来上がっています。月々の収入と支出の合計と収支(いくらプラスだったか(マイナスだったか))も確認できます。
見返すと日記をつけるように自分の動向を思い出すことができますよ。
ポイントの管理が簡単 is ジャスティス
キャッシュレスライフを送っているとクレジットカードを中心にポイントが貯まっていきます。
貯まったポイントはマネーフォワードMEで一元管理することができます。クレジットカードのポイントも、AmazonアカウントなどWEBサービスのポイントも、Tポイントなどの共通ポイントのポイントも全て一元管理をすることができます。
ポイントは自動的にその価値を計算してくれておおよその資産として把握することもできます(交換景品によって違うのであくまで目安です)。
筆者が家族に勧めて1番驚かれたのがこのポイント管理機能でした。それぞれの管理画面にログインしてポイントを確認する必要はありません。
「ポイントの管理とかめんどくさいから現金でいいやー」というそこのあなたもマネーフォワードを使えば価値観が変わるかも。筆者も以前はポイントの管理はほったらかしでいくつものポイントを有効期限切れで無駄にしていましたが、マネーフォワード使うようになってからはなくなりました。
マネーフォワードを使う→キャッシュレスライフを送りたくなる、という順序だと思う
自分の資産を把握したい方、支出を知りたい方、節約して家計を手助けしたい方、どなたもぜひマネーフォワードを使ってみてください。普通に使う分には無料で使えます。
現金払いをする方でもレシートの読み取り機能とか、その正確性に感動すると思います。でも、使っていくうちに気付くはずです。「あれ、現金払いって面倒じゃね?」ということに。
マネーフォワードの戦略としては、レシートの読み取り機能で餌をまいて、現金払い派の人たちを釣り上げて、どんどんキャッシュレス派に移行させていこうとしているんじゃないかなー。
実際、マネーフォワードを使うとクレジットカード利用回数が増えるというデータも出ていました(元記事は古くて消えてしまいました・・・)
以前、当サイトでクレジットカードを使わない理由のアンケートを取ってみたことがあります。その際、1番の理由に上がっていたのが「金銭感覚が狂うのが怖い」というものでしたが、マネーフォワードを使うことで、支出が逐一正確に把握、記録される&引き落とし日や全体の予算も把握できるので、「クレジットカードを使わない理由」が消えます。
さあ、マネーフォワードME(でも何でも良いので家計簿アプリ)を始めてみては?
いやー、ずっと考えていたんです。現金いらずのキャッシュレスライフを推進する当サイトですが、「クレジットカード使おうよ!」とか「電子マネー使おうよ!」とか「Apple Payはマジでスマート!」とか声を高々に言ったところで誰も耳を貸してくれないなと。笑
あと、決済環境充実させたところでそれだけじゃ現金払いの人の習慣は変わらないんじゃないかなと。
でも、「家計簿アプリ、マジ便利だよ」っていうと使ってみてくれる人が結構いて、その人達はどんどん現金を持たなくなる。これに運営3年目に気付いたので、これからはキャッシュレス推進派を増やすために、マネーフォワードMEとかを勧めていきたいなと思った次第です。
↓も合わせてご参照ください。Money Fowardに限らず家計簿アプリ全体のメリットや注意点などを解説しています。
ただ、マネーフォワードMEはカードやポイントを多種類利用している方は有料会員にならないと利便性が低いのも事実なので、ご自身の合う形で試してみてください。