クレジットカード会社は信用情報機関という機関にあなたのクレジットの契約情報を渡しており、私達のクレジットカードの申込状況などはほぼ全てがそこに集約されています。
そしてそれらのデータは日本クレジット協会が統計データとしてこちらで毎年公開しています。
2021年度分が発表されていたので、興味がある方がどのくらいいるのかわかりませんが、個人的に見やすくグラフにしたのを公開します。
以下、数字は元データの表記のまま単位を万で統一しているので、億以上の数字などはちょっとわかりにくいかもしれませんが、お許しを(20,000万=2億です)。
概要
クレジットカードの発行枚数
2021年3月末時点でのクレジットカードの発行枚数は以下の通り(250社の調査)。
一般 | 家族カード | 法人カード |
---|---|---|
26,085万 | 2,355万 | 1,091万 |
合計すると2億9,531万枚のクレジットカードが日本で現役だということです。人口で割ると1人当たり約2.8枚のクレジットカードを持っている計算になります(2021年3月1日の20歳以上の総人口1億493万人で算出)。
うち、家族カードが8%、法人カードが4%です。家族カードは筆者が思っていたより少ないのですがいかがでしょうか?
クレジットカードの申込数と契約者数(審査通過)
2021年12月末のクレジットカードの申込数、契約数、解約数は以下の通り。
申込 | 契約 | 解約 |
---|---|---|
3,141万 | 2,363万 | 1,694万 |
クレジットカードを申し込んだ人のうち、75%が審査に通過して、25%が審査落ち、もしくは何かしらの理由で未契約ということです。審査通過率75%。この割合は数年間ほとんど変わっていません。
契約が2,363万に対して解約が1,694万なので、2021年に流通しているクレジットカードが669万枚増えています。2020年がコロナの影響かそこまで増えていなかった反動で、2021年は大幅に増加しました。
男女別
2021年末の男女別のクレジット契約は全年代以下の通り。
男性 | 女性 | 不明 |
---|---|---|
14,066万 | 12,903万 | 143万 |
若いうちは男女半々、女性のほうが契約数が多いくらい。
でも歳を重ねれば重ねるほど、男性の方が保有率が微妙に高くなっていきます。
22歳以下
男性 | 女性 | 不明 |
---|---|---|
219万 | 224万 | 15万 |
23歳以上30歳以下
男性 | 女性 | 不明 |
---|---|---|
1,175万 | 1,196万 | 34万 |
31歳以上40歳以下
男性 | 女性 | 不明 |
---|---|---|
2,008万 | 1,877万 | 34万 |
41歳以上50歳以下
男性 | 女性 | 不明 |
---|---|---|
2,912万 | 2,688万 | 31万 |
51歳以上60歳以下
男性 | 女性 | 不明 |
---|---|---|
3,071万 | 2,831万 | 19万 |
61歳以上
男性 | 女性 | 不明 |
---|---|---|
4,682万 | 4,087万 | 10万 |
入会経過年数別契約数
経過年数 | 数 |
---|---|
3年未満 | 6,162万 |
3年以上5年未満 | 3,650万 |
5年以上10年未満 | 6,214万 |
10年以上 | 11,087万 |
近年カードの新規申込み件数が増え続けているので、このデータだけで分析するのは難しいですが、入会後、3年から5年がキモでそこを超えれば長年契約し続けるのかも。
10年以上同じカードを保有し続けている人も未だにかなりいるなという印象(11087万枚)でした。
まとめ
まあ、普通の方にとっては「だから何?」ってデータではあるんですが、個人的にはこのデータまとめながら「なんでこんなカード持ってんのにレジで使わないの?」という思いでいっぱいでした。
増加し続けるカードの流通枚数は5年後とかには止まるのでしょうか。ゆるく追い続けたいと思います。
ちなみにこの統計に使われた信用情報機関に渡している情報はご自身のものはいつでも確認できるので、興味があれば確認してみてください(手順はこちらにまとめてあります)。