
| 会員数 | 非公表参考:旧シティカードジャパン(現 三井住友トラストクラブ)として公表されたカード会員契約数は約74万件(2015年3月末時点)。 |
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| 国際ブランド内でのシェア | 非公表Visa/Mastercardなどと比べると小規模なブランド。 |
| 誕生 | 1950年にアメリカ、ニューヨークで生まれた国際ブランド。 |
| 非接触技術 | ダイナースクラブ コンタクトレス2020年12月から国内発行カードにも付帯。 |
| クレジットカードのラインナップ | ダイナースクラブカード(一般にプラチナ相当) / ダイナースクラブプレミアムカード(招待制) |
| 公式サイト | https://www.diners.co.jp/ja/index.html |
概要
- 1 Diners Club(ダイナースクラブ)ってどんな国際ブランド?
- 2 Diners Clubが付与されたクレジットカード一覧
- 3 【2大ブラックカードの一角】ダイナースクラブプレミアムカード(さらに上のダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード)とは?
- 4 Diners Clubのポイント制度
- 5 Diners Clubの国際ブランドのクレジットカードに付帯している主なサービス
- 6 Diners Clubのカードで海外ATMから現金引き出し
- 7 Diners Clubの申し込み条件&審査基準
- 8 Diners ClubはNFC非接触決済(タッチ決済)を提供している?
- 9 Diners ClubとJCBの提携で国内では多くの場所で使えるが・・・
- 10 Diners Clubという国際ブランドのステータスの高さを構成している要素
Diners Club(ダイナースクラブ)ってどんな国際ブランド?
ダイナースクラブは、アメリカ・ニューヨークで1950年に誕生した国際ブランドです。
よく語られるエピソードとして、実業家のフランク・マクナマラがレストランで会計をしようとした際に財布を持っておらず困り、友人で弁護士のラルフ・シュナイダーとともに「現金を持ち歩かなくても食事ができる仕組み」を考えたことが始まりとされています。
このような成り立ちもあって、Diners Clubのマークが付いたクレジットカードはハイステータスなクレジットカードの代表的な存在として広く知られています。
日本でも早い時期から展開され、日本最初のクレジットカードとして紹介されることも多いブランドです。海外の公式年表でも、1960年に日本で発行が始まったことが示されています。

その歴史は紆余曲折があります。
1981年にはダイナースクラブインターナショナルがCiticorp(現Citi)傘下となり、その後2008年にはDiscover Financial Servicesが買収しています。
また日本では、2015年に三井住友信託銀行がシティカードジャパンを買収し、カード事業を引き継ぐ形で三井住友トラストクラブ株式会社が発足。現在、日本国内でのダイナースクラブカードの発行・運営は三井住友トラストクラブが担っています。
こんな経緯がありながらも、コアとなる「ハイステータスな人向けのサービス」という方針は崩さないでいるのがDiners Clubカードです。
Diners Clubが付与されたクレジットカード一覧
ダイナースクラブが発行している(または提携して発行している)クレジットカードは以下の通り(代表例)です。年会費や募集状況は改定されることがあるため、最新は公式情報をご確認ください。
| 提携会社 | Diners Club付きのクレジットカード名 | 年会費(税込)/家族カード年会費(税込) |
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| プロパーカード |
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| プロパーカード(ビジネスカード) |
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| JAL |
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| ANA |
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| デルタ航空 / スカイチーム加盟航空会社 |
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| ユナイテッド航空/スターアライアンス加盟航空 |
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| BMW |
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| 和光 |
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| サンモトヤマ |
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| ニューオータニ |
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| 三井住友信託銀行 |
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ダイナースクラブカードは、一般的に「プラチナクラス以上」のサービス性・年会費帯として認知されているのが特徴です。
The ダイナースクラブカードと呼ばれているのはプロパーカードのダイナースクラブカード。デザイン的にも最もシンプルなものになっています(カード情報は裏面です)。

銀座ダイナースクラブカードは年会費は上がりますが、ダイナースクラブが銀座で運営している銀座ラウンジ(飲み物とお菓子無料、手荷物の預かりあり)、大丸東京ラウンジ(フリードリンク)が利用できます。

その他、提携カードは、例えば航空系との提携カードは特定のマイルが貯まりやすくなるといった特典があるなど、それぞれ特徴が微妙に異なっています。ただ、ダイナースクラブの上位版のダイナースクラブプレミアムカードを目指したい方は、まずはプロパーカードのダイナースクラブカードを保有するのが王道です。
他のクレジットカードのようにプリペイドカードやデビットカードは(日本国内では)基本的に発行をしていません。
【2大ブラックカードの一角】ダイナースクラブプレミアムカード(さらに上のダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード)とは?
ダイナースクラブの招待制カードであるダイナースクラブプレミアムカードは、しばしばAmerican Expressのセンチュリオンカードなどと並べて語られることもある、いわゆるブラックカード級の位置づけのカードです。
現在は、Dinersの公式サイトから年会費や概要を確認できます。
年会費は本会員143,000円(税込)で、招待された人のみが保有できるインビテーションのクレジットカードです。
- プレミアム会員向けの専用デスク(コンシェルジュ等)。
- ダイニング・ホテルなど各種優待(料亭プラン等)。
- 優待特典や特別レート、会員向けの各種オファー。
- 誕生日などの節目にあわせた特典・案内(内容は時期により異なる)。
など、プレミアムカードならではの特典があります。また、貯めたポイントをANAマイル、JALマイル、スカイマイル、マイレージプラスなどに移行することも可能です(カード種類やプログラム参加状況により条件・手数料が異なります)。
さらにその上に、ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカードという最上位クラスの存在が知られていますが、条件や年会費などの詳細は一般公開されていません(公式が個別案内としている領域のため、外部情報は鵜呑みにしないほうが安全です)。
Diners Clubのポイント制度
国際ブランドのDiners Clubが提供しているポイントプログラムはダイナースクラブ リワードポイント(リワードプログラム)です。
基本は100円ごとに1ポイントが貯まり、ポイントは有効期限がありません(一部、換算率が異なる加盟店・対象外となる利用があります)。
また、ダイナースクラブ プレミアムカードは100円につき1.5ポイント貯まる仕組みが用意されています(通常カードより高い積算率)。
貯まったポイントは各種アイテムやギフト券、マイル等に交換できます。交換レートは交換先により変動しますが、例えば、JCBギフトカード5,000円分は13,000ポイントといった交換例があります。
ただ、通常のダイナースクラブカードは、ポイント交換先によっては「還元率が特別高い」というタイプではありません。ステータスカードとしてのサービスを重視しつつ、マイル移行やポイントアップ施策なども併用して“刺さる使い方”を選ぶのがコツです。それと、いくらポイントが貯まるからといって、年会費の元を取るためにはかなりの額を使わなければいけないことはお忘れなく。あくまでハイステータスなカードとしては、という話です。
Diners Clubの国際ブランドのクレジットカードに付帯している主なサービス
ダイナースクラブカードの優待は、グルメ、トラベル、エンタメ、ゴルフなど様々なジャンルで優待が用意されています。
Diners Clubのマークが付いたカードはどれも上位クラスとして提供されているため、以下のサービスは「ダイナースクラブ会員として利用できる代表的なサービス」になります(カード種類・提携カードにより条件が異なる場合があります)。
エグゼクティブ ダイニング
所定のコース料理を2名以上で利用すると、1名分が無料になるサービス。
料亭プラン
通常は紹介がないと入りにくいような料亭でも、ダイナースが予約をサポートしてくれるサービス。
この料亭プランはDiners Clubならではの大きな特徴だといえます。
会員限定ツアー
Diners Clubが主催する「特別な」ツアーに参加をすることができます。
海外クラブホテルズ/国内クラブホテルズ
Diners Clubと提携したホテルを予約すれば優待を受けることができます。
客室をアップグレードしてもらえたり、食事の優待が受けられたりします。
空港ラウンジ
ダイナースクラブカードを保有していれば、空港ラウンジサービスを利用できます。
海外については、プライオリティ・パス提携ラウンジを利用できる仕組みが案内されています。国内ラウンジもあわせると、世界中の幅広いラウンジをカバーしているのが強みです(利用条件や対象施設は改定される場合があります)。
また、ダイナースクラブカードにはMastercard加盟店での決済を補完するためのコンパニオンカード(Mastercard)を発行できる仕組みもあり、使える店の不安を減らすことができます(対象外カードあり)。
トラベルデスク
ダイナースクラブのホテル予約、航空券予約、パッケージツアー申し込みなどを電話一本で行うことが可能。
海外旅行保険・国内旅行保険
ダイナースクラブのクレジットカードには海外旅行保険、国内旅行保険が付帯しています(利用条件付き)。傷害死亡・後遺障害の補償は最高1億円が案内されています。
ショッピングリカバリー(ショッピング保険)
Diners Clubに付帯しているショッピング・リカバリーは年間500万円で、自己負担額は1品あたり10,000円です(利用条件付き)。
海外での病気、怪我のサポート
もしも海外で病気や怪我に見舞われた際のサポートを行ってくれるサービス。
ダイナースクラブ ポイントモール
Diners Clubにも他のクレジットカード会社同様にオンラインショッピングモールが用意されています。
ダイナースクラブ チケットサービス
Dinersのコンサートやライブ、演劇のチケット優待サービス。
ヘルス&ビューティー優待
スポーツクラブの優待や提携ホテル内のフィットネスの優待、乗馬クラブの優待などの健康のための優待が用意されています。
プライベートレッスン優待・ゴルフ練習場優待
提携しているゴルフスクールのプライベートレッスン(最大50%オフ)、屋内外の練習場利用料を優待。
Diners Clubのカードで海外ATMから現金引き出し
Diners Clubのカードで現金を引き出す(キャッシング)を利用できます。
アメリカではATMネットワークであるPULSEのマークがあるところで利用可能で、それ以外の地域でもDiners Clubロゴ等のマークがあるATMで利用できると案内されています。
VisaのPLUSやMastercardのCirrusと“まったく同じ”ネットワークではないため、渡航先によっては事前に調べておくと安心です。
Diners Clubの申し込み条件&審査基準
ダイナースクラブカードの申し込み条件(入会の目安)は、現在は公式サイト上で「当社所定の基準を満たす方」という形で案内されています(年齢・年収などの数値目安は明記されていません)。
一方で、提携カードなど個別ページでは過去に「年齢27歳以上」といった目安が掲載されていたケースもあり、情報が混在しやすいので、最新の募集ページの記載を確認するのが確実です。
当然、これまでのクレジットカードの利用履歴(クレヒス)も重視されます。
Diners ClubはNFC非接触決済(タッチ決済)を提供している?
Diners Clubはダイナースクラブ コンタクトレスという、Visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレス、JCB Contactless、American Express Contactlessなどと同系統のNFC非接触決済を展開しています。
2020年12月から国内発行カードにも付帯した形で、使える場所は拡大中です。
Diners ClubとJCBの提携で国内では多くの場所で使えるが・・・
ダイナースクラブは日本ではJCBと提携しており、日本国内ではJCB加盟店の多くで利用できます。
ただし、決済端末の設定や店舗側の対応状況によってはDiners Clubが利用できないケースもあるため、絶対に使えると決めつけず「念のため確認」できると安心です。
なので、富裕層向けのクレジットカードブランドゆえにシェアは少ない=使えるお店もVisaやMastercardと「比べると」少ないので、大衆店では使えるかどうか少しビクビクしなければいけないようなデメリットはあります。
とはいってもVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubという「5大国際ブランドの中では」使えるところが少ないという話です。
Diners Clubという国際ブランドのステータスの高さを構成している要素
Diners Clubはいろいろな運営元の移り変わりはあったものの、ステータスは変わらずに高い水準を保っていると言えます。このステータスの高さ、印象の良さの理由は大きく分けて2つあると考えられます。
まず、Diners Clubの国際ブランドが付いたクレジットカードは、(一般的には)上位クラスのサービスと年会費で提供されているという点。American Expressもステータス性の高さでは有名ですが、提携カードのセゾンパールアメックスカードのようなクレジットカードでは年会費無料のものも存在します。一方でDiners Clubは“上位クラスとしての設計”が一貫しているのが特徴です。
また、最上位のダイナースクラブプレミアムカードが、日本で発行されているクレジットカードの頂点の1つとして語られるという点。その存在が「Diners Club」というブランド全体のイメージを上げています。
これからもこのブランドを守り続ける方針だと思われます(それゆえに買収や運営体制の変更なども起きてきたわけですが・・・)。


