クレジットカードは、ゴールドカード以上のカードではプライオリティ・パスが付帯したものが多くあります。
ですが、一言にプライオリティ・パスといってもカードによって付帯内容が異なっているので、ここでは比較する形でまとめます。
概要
プライオリティ・パスのランクとクレカ付帯ではなく直接申し込んだ場合の費用
プライオリティ・パスは直接申し込むことも可能です。それぞれのランクと費用は以下のようになっています。
ランク | 年間費用 | サービス(会員) | 同伴者 |
---|---|---|---|
スタンダード | 99ドル | 35ドル | 35ドル |
スタンダード・プラス | 329ドル | 無料10回 その後35ドル | 35ドル |
プレステージ | 469ドル | 無料 | 35ドル |
クレジットカードに付帯するプライオリティ・パスがどのくらいお得かの目安にすると良いかと思います。
ただし、クレジットカードに付帯しているプライオリティ・パスは基本的にプレステージクラスのものが付帯していますが、独自の料金形態や制限を設けているものが多いので、よく確認しておくことが重要です。
プライオリティパスが発行可能なクレジットカード比較・一覧
代表的なプライオリティカードが発行可能なクレジットカードの一覧表です。おすすめだったり人気どころのカードは表の下で解説します。
カード名<発行会社> | プライオリティ・パス | 同伴者料金(税込) | 家族カード | カード年会費(税込) |
---|---|---|---|---|
楽天プレミアムカード楽天カード | 無料 2025年1月からは年5回まで無料に | 3,300円 2025年1月からは35ドルに | ✕ | 11,000円 |
楽天ブラックカード楽天カード | 無料 | 無料 2025年1月からは2名まで無料、以降35ドルに | ✕ | 33,000円 |
セゾンゴールドアメックスクレディセゾン | 無料 | 4,400円 | ✕ | 11,000円(条件次第で無料) 別途プライオリティ・パス発行に11,000円 |
セゾンローズゴールドアメックスクレディセゾン | 無料 | 4,400円 | ✕ | 11,000円(年1回の利用で無料) 別途プライオリティ・パス発行に11,000円 |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードクレディセゾン | 無料 | 4,400円 | ✕ | 22,000円 |
三菱UFJカード プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード三菱UFJニコス | 無料 ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは有料 | 3,300円 | ◯ | 22,000円 |
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ三菱UFJニコス/JALカード | 無料 ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは有料 | 3,300円 | ◯ | 34,100円 |
JCBゴールドザ・プレミアJCBカード | 無料 ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは有料 | 2,200円 | ✕ | 11,000円+サービス利用料5,500円 |
JCBプラチナJCBカード | 無料 ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは有料 | 2,200円 | ✕ | 27,500円 |
JCB ザ・クラスJCBカード | 無料 ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは有料 | 1名無料 2名以上2,200円 | ✕ | 55,000円 |
JAL・JCBカード プラチナJCBカード/JALカード | 無料 ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは有料 | 2,200円 | ✕ | 34,100円 |
ANA JCB カード プレミアムJCBカード/JALカード | 無料 ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは有料 | 2,200円 | ✕ | 77,000円 |
エポスプラチナカードエポスカード | 無料 | 35ドル | ✕ | 30,000円 100万円以上の利用で20,000円 |
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードアメリカン・エキスプレス・カード | 35ドル ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは対象外 | 35ドル | ✕ | 月会費1,100円 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードアメリカン・エキスプレス・カード | 年2回まで無料 3回目以降は35ドル。ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは対象外 | 35ドル | ◯ | 39,600円 |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードアメリカン・エキスプレス・カード | 無料 ラウンジ以外の飲食やリフレッシュ施設などは対象外 | 35ドル | ◯ | 165,000円 |
ダイナースクラブカード三井住友トラストクラブ | 無料 海外ラウンジは年10回まで(以降3,500円) | 35ドル | ◯ | 24,200円 |
ダイナースクラブプレミアムカード三井住友トラストクラブ | 無料 | 1名無料 2名以上35ドル | ◯ | 143,000円 |
UCプラチナカードUCカード | 無料 年6回まで | 35ドル | ◯ | 16,500円 |
ジャックスカードプラチナジャックスカード | 無料 年6回まで | 35ドル | ◯ 年に6回まで無料 | 22,000円 |
Mastercard Titanium Cardラグジュアリーカード | 無料 | 35ドル | ◯ | 55,000円 |
TRUST CLUB プラチナ Visaカード三井住友トラストクラブ | 無料 | 35ドル | ✕ | 38,500円 |
三井住友カード プラチナ三井住友カード | 無料 | 29ドル 2025年4月から35ドル | ◯ | 55,000円 |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード三井住友カード | 無料 | 29ドル | ◯ | 88,000円 |
国内レストラン対象外の条件に注意
プライオリティ・パスは国内のレストランやリフレッシュ施設は対象外の条件が付与されるカードがあります(2024年から増えています)。具体的には以下のカード会社が発行するプライオリティ・パスに制限が付与されています。
- アメリカン・エキスプレス
- 三菱UFJニコス
- JCBカード
お得にプライオリティ・パスが持てる人気どころのカード
プライオリティ・パス目的でカードを検討している場合、お得に保有できるカードとしては以下のカードが挙げられます。
- セゾンゴールド・アメックス
- セゾンローズゴールド・アメックス
- エポスプラチナカード
- JCBゴールド ザ・プレミア
以前は楽天プレミアムカードが人気でしたが、サービス内容の改悪があったので、人気どころとしては外れたかと思います。
セゾンゴールド・アメックス/セゾンローズゴールド・アメックス
セゾンゴールド・アメックス、セゾンローズゴールド・アメックスは年会費とは別に、11,000円を出してプライオリティ・パスを発行するカードです。
↓追加発行画面
「じゃあ、お高いのでは?」と思うかもしれませんが、いずれも年会費は実質無料で持つことができます。セゾンゴールド・アメックスは招待をもらって作れば、年1回の利用で年会無料ですし、セゾンローズゴールドアメックスは直接申し込んでも初年度無料、年1回の利用で翌年度年会費無料で作れます。
エポスプラチナカード
エポスプラチナカードは100万円以上の利用で年会費が20,000円になるカードです。さらに、ボーナスポイントを、2万円相当のポイントが貰えるので、実質年会費無料で持つことができます。セゾンアメックスと違い、別途プライオリティ・パスの発行手数料はかかりません。
ボーナスポイントを加味しなくても、セゾンアメックスと差額9,000円で、海外旅行保険が充実していたり、Visaブランドなので作っても良いカードかと思います。
直接申し込むことも可能ですが、エポスゴールドカードを招待が来るので、育てながら招待経由で申し込んだほうが年会費がお得になります。
JCBカード ゴールド・ザ・プレミア
JCBカード ゴールド・ザ・プレミアはJCBゴールドを年間100万円以上使った方が保有出来る進化版のカードです。JCBゴールドでは申し込めない、プライオリティ・パスが発行できるようになります。
11,000円 +サービス利用料5,500円がかかりますが、他のカードと比べるとコスパ良くプライオリティ・パスを持てるかと。