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pringについて(引き出し無料が嬉しい個人間送金、QRコード決済サービス)

pringのトップページ

送金手数料0円完全無料。
出金手数料月に1回まで無料2回目以降は220円(税込)。
出金上限1日 原則50万円
チャージ限度額1日 50万円セブン銀行ATMからの現金チャージは1日10万円。
決済上限1回 100万円
送金単位1円単位
送金上限1日 原則50万円
ウォレット残高上限1億円
チャージ単位500円以上1円単位
QRコード決済還元率ポイント付与はない
チャージの方法銀行口座からのチャージ/セブン銀行ATMから現金チャージ/オートチャージ「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「りそな銀行」「埼玉りそな銀行」「住信SBIネット銀行」「イオン銀行」「PayPay銀行」「楽天銀行」「ゆうちょ銀行」「ソニー銀行」「auじぶん銀行」と、福岡銀行など地方銀行が多数
業態資金移動業
pringが使えるショップローソン、日高屋、トイザらスなどSmart Code導入店舗
公式HPhttps://www.pring.jp/

pringとは

pringは「株式会社pring」が運営する、 “お金コミュニケーションアプリ”です。個人間送金とQRコード決済に対応した複合サービスです。

株式会社pringは、以前から決済系サービスを手掛けている「メタップス」社の子会社で、みずほ銀行も出資しています。

pringを使うための準備

pringを利用するには、iOSもしくはAndroidのスマートフォン、タブレットが必要です。(銀行口座も必要ですがそれは後述します)

pringを開始する手順

お使いの端末にpringのアプリをインストールし、会員登録を済ませれば準備は完了。

なお、pringは、複数端末でのログインができませんのでお気をつけください。

また、機種変更時のデータ引き継ぎは、登録した電話番号の入力となります。

銀行口座の登録

お金の受け取りや送金はpringで簡単に行なえますが、pringはLINE Payなどと同じ資金移動業なので本人確認が必須となっており(口座の登録で本人確認をしている)、受け取ったお金を口座に戻す際、また、pringの残高以上の金額を送金するには、銀行口座とつなげる必要があります。

pringに銀行口座を登録

pringとの紐付けに対応している銀行は、「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「りそな銀行」「埼玉りそな銀行」「住信SBIネット銀行」「イオン銀行」「PayPay銀行」「楽天銀行」「ゆうちょ銀行」「ソニー銀行」「auじぶん銀行」と、地方銀行が多数です。

口座は、一つのアカウントに複数紐付けることができます。

pringにチャージする方法

pringへの残高チャージは、現在銀行口座からのチャージにのみ対応しています。クレジットカードや、コンビニ店頭でのチャージはできません。

ただし、銀行口座以外のチャージ方法も検討中とのことですので今後に期待です。

金額を入力する通常のチャージのほか、残高不足の際に不足額が自動的に銀行口座から引き落とされる、「オートチャージ」の設定が可能です。

いずれのチャージ方法も、手数料は一切掛かりません。

銀行口座からのチャージ

pringにチャージする画面

銀行口座からチャージする場合は、pringアプリで「チャージする」を選択して、チャージしたい金額を入力します。

チャージ画面の「pringにチャージする」を選択すれば、チャージ完了です。

オートチャージ

pringのオートチャージ設定画面

「毎回チャージするのが煩わしい!」という方は、オートチャージの設定をオススメします。一度オートチャージの設定を行えば、いちいちチャージをしなくても、お金の送金や店頭での支払いが可能です。

オートチャージを設定すると、残高不足の際に、銀行口座から不足額が自動的にチャージされます。

最低チャージ金額は500円なので、例えば残高が1円足りない、という場合でも500円がチャージされることになります。

セブン銀行ATMから現金チャージ

pringは2019年8月13日からスマホだけでセブン銀行ATMで現金チャージをすることが可能になりました。入金手数料は無料です。

pringにセブン銀行ATMから現金チャージする

セブン銀行ATMで「スマートフォンでの取引」をタップ後に、QRコードpringのアプリ「チャージする」→「セブン銀行ATMでのチャージ」からカメラを起動してQRコードを読み取りましょう。

あとはアプリに企業番号が表示されるので入力→紙幣を入金という手順でチャージをすることができます。硬貨は入金不可です。

お金をもどす(おろす)方法

pringのチャージ残高は、銀行口座に振込か、セブン銀行ATMでの出金という形で現金化することが可能です。

pringでお金をおろす

pringのチャージ残高を銀行口座に戻す

pringの残高を口座に戻す

チャージ残高を銀行口座に戻すには、pringアプリで「口座に戻す」を選択して、銀行口座に戻したい金額を入力します。

画面の「銀行口座に戻す」を選択すれば、完了です。当日~翌営業日中に、銀行口座に振り込まれます。

銀行口座への出金は基本月に1回まで無料、2回目からは220円(税込)がかかります。2020年7月以前は完全無料でしたが変わっているのでご注意ください。

セブン銀行ATMからおろす

pringの残高をセブン銀行ATMからおろす

pringはセブン銀行ATMから出金することが可能です。

セブン銀行ATMへの出金は基本月に1回まで無料、2回目からは220円(税込)がかかります。2020年7月以前は1日1回まで無料でしたが変わっているのでご注意ください。

月に1回までになってしまいましたが、現金でお金が欲しい人にpringで送金して「現金がいいならセブン銀行のATMで出金できるよ」といえるということです。

比較として、LINE Payもセブン銀行ATMからの出金が可能ですが、月に1回の無料はなく、毎回220円(税込)がかかります。

出金は1,000円から可能。百円単位のお金もATMから出てくるレシートをレジで提示することで受け取れます。

ATMからの現金チャージは現在は対応していません。

セブン銀行ATMでお金をおろす手順

  • pringのお金をおろすのメニューからおろす金額を指定。
  • 確認番号などが出てくる画面をそのままにしておく。
  • セブン銀行ATMで「カードを使わない番号入力での取引」のメニューをタップ。
  • 提携先コード、お客様番号、確認番号などの各種情報を入力して受け取り。

お金をおくる方法

pringでは、チャージ残高の範囲内でお金を送金することができます。送金したい金額がpringにチャージされていない場合は、先にチャージする必要があります。ただしオートチャージを設定している場合は、不足残高が自動的にチャージされます。1日・1回あたり50万円以内の範囲で送金可能です。

送金手数料はかかりません。完全無料です。

送金するには、「お金をおくる」を選択し、送金相手を選びます。「pringのID」「電話番号」で検索する手段のほか、「SMSでおくる」「LINEでおくる」「QRでおくる」方法があります。

送金には、自分だけではなく、送金相手もpringを利用している必要があります。送金相手が既にpringを利用している場合にはID検索や電話番号検索が使えますが、まだ相手はpringを利用していない場合は「SMSでおくる」「LINEでおくる」を選択します。この場合、送金相手にはpringのインストールを促す画面が表示されます。

pringで送る(個人間送金)

検索方法を選んだら、送金金額を選択します。画面には、その日の残り送金可能金額が記載されていますので参考にしてください。

例として、「QRでおくる」を選択した場合、画面にQRコードが表示されますので、表示されたQRを送金したい相手に見せることで送金できます。QRコードの有効期限は60秒ですので、目の前に送金相手がいる時にお使いください。

「SMSでおくる」などを選択した場合、相手がお金を受け取れる期限は3日間(72時間)となります。

上記の通り、送金には有効期限がありますが、もし時間内に送金できなかった場合には、無効となった送金額が自動的にpringのチャージ残高に返却されますのでご安心ください。

お金をもらう方法

pringでお金を受け取る方法は、相手が送金の手続きをする方法と、受け取る側(自分)が相手に請求する方法の二通りがあります。

つまり、「ただ受け取るだけ」か、「自分から請求する」か、の二通りです。

お金の受け取りに手数料はかかりません。完全無料です。

お金を受け取る方法

相手が金額を指定して、自分は「受け取るだけ」の場合です。

アプリホーム画面の上部に、送金した相手と、未読バッジが表示されますので、そちらを選択します。「受取可能」と書かれた取引を選択し、「受け取る」ことで、pringの残高に送金額が追加されます。

お金を請求する方法

pringで請求する画面

自分で金額を指定して、相手に「請求する」場合です。

まず、アプリで「お金をもらう」を選択します。以後の操作方法は、「お金をおくる方法」(→記事内リンク)と同様の方法です。請求相手と請求金額を選び、任意の方法で送信してください。

お店ではらう方法

pringは、店頭でのQRコード決済にも対応しています。

店頭の端末や紙に表示されているQRコードを読み取って支払います。

pringのQRコード読み取り画面

チャージ残高の範囲内で支払うことができます。支払金額がpringにチャージされていない場合は、先にチャージする必要があります。(オートチャージを設定時はあらかじめのチャージ不要)

使えるお店は多くありませんが、JCBが提供するQRコード決済の規格であるSmart Codeに参画しているため、日高屋、トイザらスといったお店で使えるようになっています。

KyashやLINE Payとの比較

個人間送金サービスは、pringのほかにもKyashやLINE Payなどが存在します。これらのサービスとpringにはどのような違いがあるか、比較します。

Kyash

送金可能な人誰でも受け取りにアプリインストール必須
本人確認書類基本必要出金はできないがなくても使える
日本円への出金
出金手数料220円(税込)
残高の利用VISA加盟店

Kyashは個人間送金と、残高を使ってVISA加盟店での支払いが可能なサービスです。

まだアプリをインストールしていない人にも送金可能で、以前は出金はできないサービスでしたが現在は出金にも対応しています。手数料は無料はなく、毎回かかります。

pringの場合、残高のチャージ方法は銀行口座チャージのみである一方、Kyashはクレジットカードからのチャージも可能となっていますが、クレジットカードからのチャージ分は出金できません。出金可能なのは、pring同様、銀行口座からのチャージ分のみです。

LINE Pay

送金可能な人LINEの友だち
本人確認書類必須
日本円への出金
出金手数料220円(税込)
残高の利用JCB加盟店

LINE Payは個人間送金と、残高を使ってLINE Pay加盟店や、JCB加盟店での支払いが可能なサービスです。

LINE Payが有利な点は、なんといってもLINEの普及率。LINE Payの送金・出金機能を使うには本人確認書類の提出、または銀行口座の登録が必要ですが、全く知らないサービスよりは圧倒的に紹介しやすいです。

また、LINE Payの場合、「Visa LINE Pay プリペイドカード」を発行することで、残高をネットショップのVisa加盟店、もしくはスマホ決済で利用することができます。更に、LINE Pay加盟店でのバーコード決済も可能です。pringよりも加盟店は多いです。

LINE Payとpringはどちらも銀行口座への出金に対応していますが、LINE Payは必ず手数料がかかる一方、pringは月に1回までは手数料が無料となっています。

また両者ともセブン銀行ATMから現金を引き出すことが出来ますが、LINE Payは手数料が毎回かかりますが、こちらもpringは月に1回は無料です。

PayPay

送金可能な人PayPayユーザー
本人確認書類必須
日本円への出金
出金手数料100円PayPay銀行宛は無料。
残高の利用PayPay加盟店

QRコード決済のキャンペーンで一躍有名になったPayPayは決済機能ほど有名ではありませんが、送金機能も付いています。

PayPayユーザーはキャンペーンで爆発的に増加したので、アプリをインストールしている人も多く、個人間送金にも使いやすいと言えます。

出金も可能で、PayPay銀行の口座宛なら無料、その他の口座へは手数料100円で出金可能です。

pringのまとめ(メリットとデメリット)

個人間送金サービスとして、pringは銀行口座への出金も無料のサービスとして注目を集めていました。

しかし、現在、出金は月に1回まで無料という形になってしまったので、銀行振込手数料の節約、口座間のハブ的な役割として利用していた方はかなり使い勝手が悪くなったと言わざるを得ません。

それでも、普段ほとんど現金払いをしないような方でしたらまだ月に1回まではセブン銀行ATMからの出金や銀行口座への出金は無料なので、便利に使うこともできるかと思います。

また、操作方法が単純であるため、あらゆる年代の人に勧めやすいのも特徴の一つ。

他のQRコード決済もどんどん送金サービスを実装している中で手数料の改悪となってしまいましたが、今後どのような強みを見せていくのか注目です。

現金いらず.com 運営チーム
著者:現金いらず.com制作チーム
2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず.com運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー1.6万人)でも日々情報を共有しています。