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タッチ決済(コンタクトレス決済)を国内でも使うメリット・デメリットをまとめてみた

タッチ決済(コンタクトレス決済)を国内でも使うメリット・デメリットをまとめてみた

日本国内ではクレジットの国際ブランドのタッチ決済(コンタクトレス決済)に対応した加盟店が急速に拡大しています。

対応カードも普及し、大手から中小のお店まで広がっているそんなタッチ決済を国内で使う(または導入する)メリット・デメリットを今回は改めてまとめてみることにしました。

タッチ決済(コンタクトレス決済)とは?

タッチ決済(コンタクトレス決済)とは、一般的な電子マネーとは違いタッチするだけでクレジット決済ができる「クレジットカードの読み取り方法のひとつ」です。(iDやQUICPayといった後払いメインの電子マネーとは違い、こちらは正真正銘なクレジット決済)

世界標準の規格としても知られており、日本だけでなく海外で利用しても少額の利用であればカードやスマートフォンを「タッチ」するだけ、サインや暗証番号は必要ありません。タッチ決済って何?という方はこちらをご参照ください。

加盟店拡大が一段落しユーザーの周知拡大の段階へ

改正割賦販売法やキャッシュレス・消費者還元事業による加盟店の決済端末の置き換え・新規導入も進み、チェーン店でも様々なお店でコンタクトレス決済が導入され、買い物・食事・はたまた乗り物にも・・・日常生活のどこかしらで必ずコンタクトレス決済が使える環境まで広がってきました。

加盟店への導入・拡大が一段落し、カードにも標準搭載が当たり前になってきた現在、次の段階として各カード会社はいかにしてユーザーにタッチ決済を使ってもらうのか様々な周知活動を展開しています。三井住友カードの「タッチ決済で7%還元」といった特典施策もそのひとつで、その効果もよく表れており街のお店で使う人をよく見かけるようになりました。

さらにApple Pay/Google Payの利用を必須とした「カードレスタイプ」も存在感を増しており、スマートフォンやウェアラブルデバイスでも簡単に設定・利用できることからカードでの利用も含めトータルで見てもこの数年で爆発的にタッチ決済を日常的に使っている人が増加してきています。

国内でタッチ決済(コンタクトレス決済)を使うメリット

日本国内では古くからFeliCaを利用した前払い・後払いの電子マネーが広く普及しており、「わざわざ対応加盟店が限られたタッチ決済なんか使う必要があるの?」「iDやQUICPayでいいんじゃないの?」という声もよく耳にするようになりました。

しかしながら日本国内でも対応している加盟店ではタッチ決済を使うメリットも充分あり、使い方次第ではとっても便利なのです。

筆者が考えるメリットは以下の通りです。

  • vs 物理カード(差し込み・磁気):処理速度が速い
  • vs iD・QUICPay:クレジット決済そのものなので明細が統一される
  • vs QUICPay:余計なカード利用枠の利用がない
  • vs おサイフケータイ:FeliCa非対応機種(おサイフケータイ非対応機種)でも使える

※本項においてブランドデビット・ブランドプリペイドの決済は便宜上「クレジット決済」としております

vs 物理カード(差し込み・磁気):処理速度が速い

通常のクレジット決済の場合、カード預かり・差込⇒与信照会⇒カード返却・抜取という基本的な流れが一般的ですが、タッチ決済は「かざす」だけで与信照会となるため処理が終わったら即レジも終了、クレジット決済にかかる時間も差込や抜取にかかわる時間がそもそも無いので1~3秒短縮となり大変スピーディーです。

また、国ごとに設定された上限額を超えない範囲の利用であれば日本でも海外でもサイン・暗証番号は必要ありません。(日本の場合は10,000円が上限額、AMEXのみ15,000円が上限額)

上限額の詳細はこちらをご参照ください。

※スマートフォンやウェアラブルデバイスでさらに便利※

Apple PayやGoogle Payといったスマートフォンやウェアラブルデバイスでタッチ決済を利用するとカードで利用するよりも速く読み込みが可能でさらにスピーディに決済、さらにカード登録や決済時に端末で本人認証が必須という点を活かし一部のお店では上限額を超えてもサインや暗証番号不要で利用することが出来ます。

vs iD・QUICPay:クレジット決済そのものなので明細が統一される

通常、iDやQUICPayで支払いをする場合、通常のクレジット利用と分けて確定明細を上げたり同じ加盟店でもクレジット利用分と表記が異なったりするケースがよくあります。

しかしながらタッチ決済はカード読み取り方法の一種、すなわち「クレジットそのもの」であるため明細上もクレジット決済として上がってくることから統一的に管理することができるのです。

※AMEXユーザーなら断然タッチ決済(コンタクトレス決済)が便利※

AMEX.incのカードをお持ちの皆様の場合、QUICPayよりもタッチ決済の利用が断然おすすめ。

QUICPay利用分においては毎月の締め日にしか明細を確認できなかったり、枠の大半を押さえられたりといったことから解放され、より便利に使うことができます。

vs QUICPay:余計なカード利用枠の利用がない

主にQUICPayの利用ユーザー向けのマニアックなメリットですが、QUICPay利用時には「一定額ごとにカード利用枠の確保」があります。(概ね3万円ずつカード利用枠から減額されます)

このようなことも「クレジットそのものの決済」であるタッチ決済では起きないため、エポスカードをはじめとした入会時に限度額10万円からスタートするカード、さらにはQUICPay利用枠で持っていかれると特にキツイ限度額5万円からスタートするセゾンカードやAMEXといったカードでも余裕をもって利用することが出来ます。

vs おサイフケータイ:FeliCa非対応機種(おサイフケータイ非対応機種)でも使える

タッチ決済ならFeliCa非対応・おサイフケータイ非対応の機種でも利用できます。

おサイフケータイ非対応機種の方の場合、普段からカードを出して決済をすることが多くなるので、タッチ決済ならカードも出さずスマートフォンのみで決済できるのは大きなメリットです。

ここがダメ!国内でタッチ決済を使うデメリット

一方で日本での導入展開も幅広く使えるようになってきたものの、まだまだデメリットも大小存在します。

筆者が考えるデメリットは以下の通りです。

  • vs 物理カード(差し込み・磁気)・電子マネー・QRコード決済:加盟店により実装方法が違う
  • vs 物理カード(差し込み・磁気)・電子マネー:そもそもの知名度が未だ低いため店員から断られることもある

vs 物理カード(差し込み・磁気)・電子マネー・QRコード決済:加盟店により実装方法が違う

タッチ決済は一概に対応している・・・と言っても実は加盟店ごとに実装方法が異なる日本の場合、「クレジット」だけではどこでも通じず別の呼び名を言わないと使えないケースが多数存在します。

現在は「クレジット」「NFC Pay」「タッチ」の3パターンの呼び名にほぼ集約されましたが、これを使い分けるのは素人には未だハードルが高い状況です。

くわしい解説はこちらのエントリーでどうぞ。

vs 物理カード(差し込み・磁気)・電子マネー:そもそもの知名度が未だ低いため店員から断られることもある

先ふたつの理由も影響し、利用できる加盟店であっても店員が知らないことが原因で利用できない、利用を断られるケースも未だ多数耳にします。

さらには契約していて使える状態にしているものの、レジの設定などの都合で使えなくなっているケースも一部では見られるため大変厄介な状況です・・・

世界標準の「かざす」を体験してみよう

加盟店もカードも爆発的に使えるシーンが増え、日本でも日常生活の様々なところで使えるようになったタッチ決済。

以前と比べるとメリットがさらに上回る状況になったものの、依然利用する上で引っかかるデメリットもしぶとく残っています。

しかしながら世界標準の「かざす」決済は日本はもとより海外でもそのまま通用する方法なのです。

まだ使ったことがないも、すでに使っている人もこの機会にタッチ決済を積極的に使ってその利便性を体験してみてください。

余談(加盟店目線のメリット)

利用者目線ではなく加盟店目線の余談になりますが、カード加盟店にもメリットがあるタッチ決済は「クレジットカード決済」そのものであるため、対応する決済端末と利用設定が行われていれば追加の契約をしなくてもクレジットカードの基本契約だけで取り扱うことが出来ます。

さらに、一般的に電子マネーの契約はクレジットカードよりも0.2~1%ほど手数料が高い設定になっていることもあり(端末や契約によります)、タッチ決済で使われることにより電子マネーと似たような決済スピードを得られながらも手数料負担の軽減にも繋がるというメリットがあります。

ちはやるん
著者:ちはやるん
デビット・プリペイドを中心に愛用する長崎県民。 とくにNFCPayは大好物で福岡・大阪・東京に行った時は使って帰らないと気がすまないくらい。Twitter ID: chihayaobachan