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Revolutについて(外貨両替が出来るマルチデビットカード)

Revolut

申し込み条件20歳以上
発行手数料・年会費
  • スタンダード会員・・・発送料500円
  • プレミアム会員・・・980円/月
  • メタル会員・・・1,980円/月
チャージ手段クレジットカード・デビットカード・ブランドプリペイド(Visa、Mastercard) / 銀行振込(口座振込) ※Visaデビットカード、Mastercardクレジットカード・デビットカードは無料
チャージ限度額特になし 新規発行カードは一定の制限あり
ポイント還元
  • スタンダード会員・・・なし
  • プレミアム会員・・・なし
  • メタル会員・・・1%還元

スタンダード会員、プレミアム会員にはポイント還元はないが、アプリ経由で指定のオンラインストアを利用するとクーポンが利用可能

3Dセキュアあり
Apple Pay未対応
Google PayVisaのタッチ決済
出金イオン銀行の海外発行カード対応ATMにて出金可(クレジットカードチャージ分は不可)
送金銀行口座への送金可(クレジットカードチャージ分は不可)、Revolutユーザー同士の個人間送金、海外送金機能もあり
出金手数料
  • スタンダード会員・・・25,000円/月まで無料
  • プレミアム会員・・・50,000円/月まで無料
  • メタル会員・・・100,000円/月まで無料

それ以上は2%の手数料

送金手数料
  • スタンダード会員・・・毎月1回無料
  • プレミアム会員・・・毎月3回無料
  • メタル会員・・・毎月5回無料

それ以降は手数料が220円かかる(2024年2月から変更された)。

公式サイトhttps://www.revolut.com/ja-JP/

Revolutとは?

Revolutは2015年に設立されたイギリスのフィンテック企業「Revolut」社が提供している金融サービスで、外貨両替・カード決済・支出管理・送金が全てアプリひとつで出来ることから世界1300万人以上のユーザーに利用されています。

日本では2020年春から招待制の先行スタートから始まり、秋には正式スタートとなり現在は誰でも申し込みが可能です。

アカウントタイプはスタンダード会員月額980円のプレミアム会員月額1,980円のメタル会員の3種類から選択可能で、申し込みできるリアルカード券面の種類や両替可能額・出金可能額の上限が異なります。

カードはデビットカードとして扱われるものの、残高チャージが必要な仕組みとなっているためプリペイド感覚で利用することが可能です。

一般的なプリペイドカードのような決済額・残高の上限は設けられていません。

外貨決済を伴う取引がある関係でマイナンバーの提出が必須となっているため、申し込みの際は運転免許証+マイナンバー記載の証明書または個人番号カードが必要です。

Revolutの金属製メタルカードについて

Revolutの最上位クラスであるメタルはその名の通り、発行されるリアルカードが金属製のメタルカードになります。

色はブラック、ラベンダー、ゴールド、ローズゴールド、スペースグレーから選択できます。AMEXプラチナやラグジュアリーカードなど一部の上位ランクのクレジットカードでしか持つことができなかった金属製のクレジットカードが審査なしで手軽に保有できます。

↓はRevolutのメタルカード(ブラックです)。

Revolutメタルカード(ブラック)

Revolutメタルカード(ブラック)の裏面

カードには金属ならではの重量感があります。

ポイント還元率

Revolutはスタンダード会員、プレミアム会員にはポイント還元は用意されていません。メタル会員のみ1%分のキャッシュバック特典が用意されています。

  • スタンダード会員:なし
  • プレミアム会員:なし
  • メタル会員:1%分のキャッシュバック

メタル会員の1%分のキャッシュバックは5,000円分/月が上限です。

その他、ショップによってはクーポンが利用可能です(下記詳細)。

外貨両替

Revolutの特徴的な機能の代表格でもあるのが外貨両替。

最近では日本国内でも外貨両替コストが割安なデビットカードやプリペイドカードも登場していますが、Revolutはさらに割安なレートで両替可能で、さらにリアルタイムでレートが変動するため安いタイミングで両替することも出来ます。

両替出来る通貨も日本国内のアカウントでは22の外貨に対応し、業界トップクラスの豊富な種類からあらかじめ使うものだけを選んで利用します。

Revolutで外貨両替

両替方法はとても簡単で外貨に切り替え後、購入をタップして外貨入金額・円出金額のいずれかを入力して購入をタップすれば即時で完了します。

余った外貨はいつでも円に戻すことが可能で、売却をタップして外貨出金額・円入金額のいずれかを入力すればOK。

両替した外貨はカード決済、海外ATM出金、送金に利用することができます。

Revolutと銀行の外貨両替レート比較

外貨コストが比較的安いと言われているソニー銀行と比較した場合でも安いケースが多く、取引にかかる売買手数料なども発生しません。

もちろん海外加盟店での外貨による決済であれば為替手数料などの余計な手数料も発生しないため、さらなる手数料節約も期待できます。

なお、デメリットとして週末のみ他の外貨預金サービスや他通貨カードよりもレートが高くなることがあるので注意しましょう。

カード決済

Revolutのもうひとつの特徴的な機能が誰でも発行できるデビットカードです。

券面もスタンダード、プレミアム共に表面からカード番号を無くしたデザインとなっており、デザインやカラーがすっきりとした形になっていのもポイント。

デビットカードとして扱われることから一般的なショッピング利用の他、PayPayやd払い、楽天PayといったQRコード決済の紐付けカードとしても利用可能、さらにはAmazonプライムやNetflixといった一部の月額系サービスも利用可能なため使えるシーンが幅広く便利に利用することができます。

また、カードの機能としてVisaのタッチ決済も標準搭載し、対応する加盟店では国内外含めタッチするだけ。

Google Payにも対応しているためNFC対応Android端末があればスマートフォンでもVisaのタッチ決済が利用可能です。

Revolutで決済

カードの発行はアカウントにより以下の通りの条件となっています。

  • スタンダード会員:配送手数料500円。追加でバーチャルカードが1枚発行可能。
  • プレミアム会員:通常デザインまたはプレミアム専用デザインのカードが合計1枚まで無料(2枚目以降2,000円)。バーチャルカードは無制限、使い捨てバーチャルカードも発行可能。
  • メタル会員:メタルカード1枚目は原則無料、ただし14日以内に解約した場合6,000円を支払う必要あり。2枚目以降は発行料1枚につき6,000円(2,000円の発送料がかかる場合もあり)。バーチャルカードは無制限、使い捨てバーチャルカードも発行可能。

以前はスタンダード会員も最初の1枚は無料でしたが、2024年7月から規約が変更されて、最初の1枚も配送料500円がかかるように変更されています。

Revolutの3Dセキュア設定画面

セキュリティ面でも豊富な機能を備えており、ネットショッピングに欠かせない「本人認証サービス」もアプリで確認する方式でパスワードの入力は不要。

また、磁気読取やNFC決済を無効にしたり、オンラインショッピングの利用を制限したりすることも可能、アプリでいつでもON/OFFの切り替えが簡単に行えます。

安心できる決済方法「DISPOSABLE VIRTUAL(使い捨てバーチャルカード)」

Revolutでは通常のバーチャルカードの他に「DISPOSABLE VIRTUAL(使い捨てバーチャルカード)」というカードが発行されます。

RevolutのDisposable Virtual

これは一度使ったらすぐに番号が破棄される使い捨てタイプのバーチャルカードです。カード情報を渡したくないようなオンラインショップ、絶対に1度の課金で解約することを決めていて、解約を忘れたくないサブスクなどの契約でも重宝されているようです。

支払いはチャージ残高から行われます。

残高のチャージ

Revolutはデビットカードを発行していながらも、残高の管理はプリペイドのように都度入金を行うチャージ式を採用しています。

チャージの方法は「クレジットカード・デビットカード・ブランドプリペイドからのチャージ」「銀行振込(口座振込)」の2種類あります。

クレジットカード・デビットカード・ブランドプリペイドからのチャージ(手数料最大1.7%)

このうちクレジットチャージならVisa、Mastercardのクレジットカード・ブランドプリペイドからチャージすることが可能です。Visaブランドのデビットカード・Mastercardブランドのクレジットカード・デビットカードなら手数料無料でチャージ可能です。

チャージ金額は2,000円以上1円単位で指定可能、初回のみ登録元カードの本人認証を求められるものの2回目からは不要で金額入力のみでチャージが完了します。

ただし、一部のカードでは手数料がかかるのでご注意ください。

Revolutのカードからのチャージ画面(手数料あり)

↑KyashのようなVisaブランドプリペイドからのチャージでも手数料は取られます。

カード種類手数料
Visaブランドのクレジットカード1.7%
Mastercardブランドのクレジットカード無料
Visaブランドのプリペイドカード1.7%
Mastercardブランドのプリペイドカード1.3%
Visaブランドのデビットカード無料
Mastercardブランドのデビットカード無料

チャージに登録したクレジットカードは1か月を過ぎるとオートチャージも利用可能。

設定した金額を下回ると自動的にチャージが行われるため手間もかかりません。

銀行振込(口座振込)

Revolutの銀行振込(口座振込)は指定された口座(楽天銀行の口座)にご自身の銀行口座から振り込むことでアカウントに残高として反映されます。

2023年10月からは振込先の口座がモルガン銀行→楽天銀行になり、24時間365日いつでも数分で反映されるようになりました。

↓のように案内が出るので振り込みます。よく使う方は登録しておくと便利でしょう。

Revolutのチャージ用楽天銀行の口座の案内画面

取引の限度額は1,000,000円です。

振込チャージであれば、クレジットカードと違い、1.7%分の手数料はかかりません。

出金

ユニークな機能として「チャージ残高の国内ATM出金」も対応し、イオン銀行の海外発行カード対応ATMで出金することも可能です。

スタンダード会員は25,000円/月、プレミアム会員は50,000円/月、メタル会員は100,000円/月まで手数料無料、それ以上は2%の手数料がかかります。

ただし、クレジットカード・デビットカードからチャージした残高は出金不可なので注意しましょう。デビットカードからチャージした分は以前は出金可能だったのですが、2024年2月末から出金不可になりました。

送金

Revolutは国内銀行口座への送金にも対応しています。

Revolutの送金機能

振込手数料の無料回数は以下の通り。

  • スタンダード会員・・・毎月1回無料
  • プレミアム会員・・・毎月3回無料
  • メタル会員・・・毎月5回無料

無料回数・金額を超えると、振込手数料が220円かかります。2024年2月から2%→220円に変更されました。

出金同様、クレジットカード・デビットカードからチャージした残高は送金不可です。デビットカードからチャージした分は以前は出金可能だったのですが、2024年2月末から出金不可になりました。

Revolut同士の個人間送金

Revolutユーザー同士で送金をする際には手数料はかかりません。

支出管理

Revolutの支出管理画面

Revolutには家計簿の代わりとしても十分利用可能な「支出管理」機能も標準搭載。

カードの利用履歴から加盟店をジャンルごとに自動振り分けするのはもちろんのこと、くり返し利用する店舗については店舗ごとの利用金額合計も自動算出してくれるため、「毎日使うお店だけ金額計算して把握したい」という方にも便利に利用可能。

また、予算設定機能で月の利用金額と加盟店ジャンルごとの支出上限を設定すれば、月末までの支出予測を自動的に表示してくれるため、1日ごとの使える金額の目安も簡単に把握することが出来ます。

ショッピング特典

Revolutは基本的にカード利用時のポイント還元等はありませんが、アプリ経由で指定のオンラインストアを利用すると残高へキャッシュバックされる「クーポン」特典が用意されています。

Revolutのショッピング特典

利用条件はとっても簡単、「クーポン」メニューから購入するサイトへアクセスしてRevolutの各カードで決済するだけ。

後日、購入額の1~5%が残高へキャッシュバックされます。

また、対応するショップも幅広く、普段から使えるようなお店も対象となっておりとっても便利。

対象ショップ一例

  • おうちでイオン イオンネットショップ
  • AEON de WINE
  • WILLER TRAVEL
  • ロフト
  • Oisix
  • チケットぴあ
  • @Cosme SHOPPING

プレミアム会員、メタル会員限定】オリジナルデザインのカードを作れる(パーソナライズドカード)

オリジナルデザインのカードのRevolut(パーソナライズドカード)

Revolutではプレミアム会員、メタル会員であれば、オリジナルデザインのカード(パーソナライズドカード)を発行することができます。↑のようにカードの右側に自由にデザインできます。絵文字スタンプを使ったり、フリーで描くことも可能です。

おしゃれですし、人と違ったカードを持ちたいという方には良いのではないでしょうか。

Revoluのメリット・デメリット

外貨両替やカード決済だけでなく、支出管理といった「お金を管理する」ところまで、明細やカード設定はあのアプリ、家計簿アプリに連携して・・・という様な複数のアプリやサービスを使い分けることなくすべてひとつのアプリ・サービスで完結できてしまうのがRevolutの大きなメリットと言えます。

一方で週末の両替は割高、一部の加盟店ではカードが利用できない、スタンダード会員、プレミアム会員は通常利用でポイント還元などがない、明細は英語表記、アプリそのものの使い勝手のクセも悪い部分があるのはデメリットではあるものの、全体的な使いやすさやシステムは他のサービスではなかなか真似できないようなものばかりです。

なので「他のプリペイドカードがお得じゃなくなった」「クレジットチャージでポイントを無駄にしたくない」「海外加盟店や海外月額サービスで手数料をかけずに使いたい」という方はぜひ使ってみると良いでしょう。

現金いらず.com 運営チーム
著者:現金いらず制作チーム
2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず(旧 現金いらず.com)運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー1.9万人)、動画で理解したい方はYouTubeでも日々情報を共有しています。