ビックカメラの有楽町店とビックロ新宿東口店でビットコイン決済が導入されるという話題は日経新聞の1面を飾るほど大きなニュースになりました。
これまでビットコインはDellのオンラインショップやDMM.comなどごく一部のオンラインサービスや個人店などの限られた場所でしか使うことができず、殆ど投資目的で売買されてきた面があるので、ビックカメラのような大型の実店舗で使えるようになったのはかなり大きな動きだと思います。
筆者はこれまでビットコインは買う専門で、売ったり使ったことがなかったので、ようやく使い道を見つけたと思い、ビックカメラ有楽町店で実際に試してきました。導入初日に。
店内はかなりビットコイン押しのムードでした。
概要
ビックカメラでビットコイン決済をするためには専用アプリが必要
ビックカメラのビットコイン決済は日本における最大手ビットコイン取引所のBitFlyerのシステムを利用しています。なので、決済にはbitFlyerが出しているアプリの「bitFlyerウォレット」が必要になります。
それと当然ながら事前にbitFlyerでビットコインは購入している必要があります。もしくはZaifなど他の取引所からbitFlyerにビットコインを移管している必要があります。
ちなみにbitFlyerだけでなく国内のビットコイン取引所は殆どが本人確認などが完了するとクレジットカードでビットコインを購入できるようになるので、間接的なクレジットカード払いが可能とも言えます。
ビックカメラでビットコイン決済をしたら超簡単だった
まだ始まったばかりでビットコイン払いができるレジは限られているらしく、最初に行ったレジで「ビットコイン払いをしたい」という旨を伝えたら別のレジに誘導されましたが、支払い自体は思っていたよりずっと簡単でした。
手順としては、店員さんがタブレット(スマートフォン)の専用アプリに金額を入力して、決済用のQRコードを表示してくれるので、その表示されたQRコードをbitFlyerウォレットのアプリで読み取ることで支払いを行う、という感じ。
読み取ると、↓のような確認画面が出てきます。
金額を確認して、支払うをタップすれば完了。
超、簡単でした。
以前は決済金額の上限は10万円でしたが、30万円まで引き上げられました。
ビックカメラポイントは現金払いと同等のレートで貯まる
ビックカメラではクレジットカード払いをすると通常10%のポイント還元率が8%ほどに下がってしまうのですが、ビットコイン払いなら現金払いのときと同等の10%分のポイント(商品によって異なります)が貰えます。
これは嬉しい。
>>ビックカメラの支払い方法やポイントに関しての詳細はこちら
ビットコインはますます実店舗で使えるようになっていくと確信
というわけでビックカメラでビットコイン払いでスピーカーを買ってきました。今回はJBLのワイヤレススピーカーを購入したのですが、筆者がビットコインを購入した時から価値は1.4倍くらいになっているのでかなりお得に買い物ができました。
今後、ビックカメラだけではなく、リクルート系のPOSシステムのAirレジを導入している店舗でも、希望すればビットコイン決済が可能になります。Airレジは26万店舗に導入されているので、その影響力は計り知れません。
そして実店舗での支払いもかなり楽だったので(店員さんはちょっと大変かもですが)、近くにご自身の環境でビットコイン払いができるお店がある方はぜひ試してみてください。
ビットコインは9割中国で買われているらしいので、今回のビックカメラでの導入も主に訪日外国人向けとされていますが、実店舗での利用も拡大していったら日本人でも使う人が急増する気がします。