就職活動、受験など審査をされるというのはいい気分ではありません。クレジットカードの審査も同様。筆者のような心が繊細なガラス細工で出来ている人間はたかだかクレジットカードの審査に落ちただけで砕けそうになります。
今回はそんなガラスのハート仲間の方に向けて、どうやって素早く心を立ち直らせるかをまとめてみたいと思います。
最初に申し上げておきますと、自己啓発とかだと「審査に落とされたことに感謝!」とかいう思考のコペルニクス的転回を勧めてくるのでしょうが、そんな綺麗な心を持てない筆者は悲しみを怒りに昇華するやり方を取ります。
クレジットカードの審査に落ちたからって落ち込んで何よりも大切な身体に活性酸素を貯めこむようなことはないですよ、と言いたいだけです。
概要
クレジットカード会社の審査は一方的で理不尽極まりないので気にしないようにしよう
「嫌われたから、嫌いになる」人間関係ではよくあることです。
常に相手のことを馬鹿にし続けたとか、理由に身に覚えがあれば自分のせいなので諦めるどころか反省しますよね(クレジットカード会社に嫌われた理由に心当たりがある方はこちらを参考に一度ご自身の信用情報を調べてみても良いでしょう)。それなら別にいいんです。
でも、嫌われた理由もわからないまま、一方的に絶交されたらどうでしょうか?
クレジットカードの審査でも、他のカードで支払いもきっちり行ってきたし、審査に落ちる理由に心当たりがないのに何故か落ちるとき、あります。理由も言わずに勝手に去っていきます。
クレジットカード会社は自分勝手な基準で選り好みします。理由がわからずに落とされた側としてはもうね、心がアカンことになるわけです。やつらは組織という大人数だから、孤独な個人の気持ちなんてわかっていません。
例えば受験だったら概ね実力が正当に評価されるからいい。落ちた大学を恨むのは筋違いであることは明白です。でも、クレジットカードの審査は、年収と持ち家があるかといった諸情報だけで勝手に推測されて、ブラックボックスの基準で勝手に落とされる、この理不尽たるや。
いやー、書いているだけでムカついてきます。落としたカードのことは嫌いになってしまいましょう。あなたの心の平穏のほうが大切です。
審査に落ちているのはあなただけじゃないので安心しよう
人間の性とでもいいましょうか、申し訳ないですが、審査に落ちた仲間がいると心が少しだけ落ち着きます。
実際、クレジットカードの審査は落とされている人、結構います。
これは日本クレジットカード協会などからデータとして公表されていて、例えば2017年であれば、申込者数は3,066万人、審査通過者数は2,328万人、なので、大体76%が審査に通過するという計算です。一般カードとゴールドカード以上のステータスカードなどで通過率は変わるので一概には言えませんし、この数値を多いと捉えるかは人それぞれですが、年間約700万回は審査落ちメールが送られていることになります。
ネット上に上がっている口コミは殆どが審査に通った人の声なので、落ちた人間なんて自分だけなんじゃないか・・・と思ってしまいがちですが、あれは審査に通った人間が自慢をしたいだけなのでシカトしましょう。
審査に落ちた人間は悲しみにくれているし早く忘れたいからブログとかに書かないだけです。
未だに古臭い風習が息づいているクレジットカード会社をバカにしよう
クレジットカード会社は未だに審査に古臭い基準を持ち込んでいます。大企業病とも言えるような基準です。
例えば、クレジットカードの古臭い慣習で最も被害にあっているのは自営業、別名フリーランスという自由で孤独な職業に付いている方でしょう。
現代ではITの普及によってフリーランスの方でも活躍しやすい土壌が整っています。しかし、とあるクレジットカードでは、自営業の方でも固定電話の番号がないといくら年収が高くても落とされる確率が格段に上がります。
営業が必要ではない職の場合、クライアントともメールとクラウドサービス、携帯電話でやり取りが完結するので、固定電話を設置するなんてコストのムダ以外の何物でもないわけですが、固定電話がないと信用されないという時代遅れの指針が未だに導入されているわけです。
時代遅れの人が作った審査の仕組みに付き合うのは、バカバカしいです。そんな基準に付き合っていても時間のムダなので気にしないようにしましょう。
あなたを受け入れてくれるクレジットカードを作って自信を取り戻そう
好きな人にフラレて、諦めるために別の人と付き合ったらその人のことを本当に好きになっていった、そんな感じの付き合いがあっても良いではないでしょうか。
もしもあなたが審査に落ちた原因に心当たりがあるのであれば、その対策が最優先ですが、身に覚えがない方なら理不尽な理由で落とされてしまったと思うので、他に受け入れてもらえやすい懐の深いクレジットカードを作ることをおすすめします。自信を付けて、審査落ちしたクレジットカードのことなんて忘れてしまいましょう。
アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカンを名に冠するクレジットカード。懐も体型もBigです。
日本企業のクレジットカードと比べると、自営業などの職業の方に対しても審査が優しいことで有名。日本では、そのおかげで芸能人(多くが自営業)が多数保有しており、イメージも高いという良いスパイラルが生まれています。以前当サイトでモテるクレジットカードのアンケートを取ったところ、ぶっちぎりの1位でした。
イメージの高さゆえに、審査も難しいというイメージが付きまとうのですが、実際はそうでもないというギャップが素晴らしい。筆者もフリーランス1年目で作ることが出来ました。その代わり、年会費はもっともランクが低いグリーンカードでも1万2,000円と中々のお値段ですが、自信をつけるにはもってこいです。
まあ人によるでしょうが、筆者はお金を払って自信を取り戻せるなら払っても良い派です。繊細なんです。
楽天カード
こちらはモテないクレジットカードとして有名な楽天カード。幅広い人に人気で、懐が深すぎるゆえに、モテないクレジットカード代表になってしまった可哀想な子です。
ですが、日本でここまで多くの人を受け入れてくれるクレジットカードは他にありません。筆者は2枚連続で審査落ちして落ち込んでいるときに申し込んだら2分で受け入れてもらえて、かなり救われました。「あなたが神か」(出典デスノート)と思わず私的なTwitterに呟いてしまったほど。
この発行のお知らせが来た瞬間に、審査落ちしたクレジットカードのことなんてとっくに忘れました。
デビットカード
もしも過去の支払履歴に問題があってAmerican Expressや楽天カードも作れない場合、デビットカード(※)という最終奥義があります。
※デビットカードを知らない方のために一応解説しておくと、デビットカードとはクレジットカードと同じようにVISAなどのマークが付いた銀行が発行するカードのこと。キャッシュカードと一体化しているものもあります。クレジットカードのように翌月にまとめて請求が来るのではなく、使った分がすぐに口座から引き落とされます。上の画像は三菱UFJ銀行のデビットカードです。
銀行口座を作れば作れるカードですから、審査は殆どありません(よっぽど問題があったら発行拒否されるかもしれませんが聞いたことがないです)。
最近は日本でもデビットカードの認知度は上がってきましたから、支払いはクレジットカードじゃなくてもコレだけで充分です。あまりの便利さにクレジットカードの審査に落ちたことも忘れてしまえるでしょう。
落とされた記録は6ヶ月で消去される
あなたが「どのクレジットカードに申し込んだ」という情報はCICといった信用情報機関に記録されています。「え、落ちたということが記録されているの・・・」と知ると、さらに落ち込んでしまうかもしれませんが、大丈夫。
申し込んだ、審査に落ちた、という記録は6ヶ月で消去されるようになっています。つまり、6ヶ月後であれば、同じカードにまた素知らぬ顔で申し込めるということです。
別のクレジットカードを使っていれば6ヶ月なんてあっという間、ですからお望みならリベンジマッチしましょう。まあ、あなたを審査で落とした憎き敵ですから忘れてしまうのが一番ですけどね!
さあ、忘れよう!
とにもかくにも、今は落ちたクレジットカードのことなんて忘れることです。筆者なんてどれほど落ちたかわかりません。けど、今でも新しいクレジットカードを作れています。
日本のクレジットカードの審査は、あなたの社会性や優秀さが審査されているわけではありません。そんなよくわからないことでいちいち落ち込んでいるのは時間のムダ。外に出て、あなたという優良顧客を逃したクレジットカード会社の悪口を叫んで、はい忘れた!
明日も笑って過ごしましょう!