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d払いについて(docomoが提供するQRコード決済サービス)

d払い

登録できるカードVISA・Mastercard・JCB・American Expressのクレジットカードやデビットカード要本人認証サービス(3Dセキュア)対応。
登録できる銀行口座三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行などチャージに利用可能。
貯まるポイントdポイント
ポイントレート200円で1ポイントdカード以外のクレジットカード払い時はポイント付与対象外(dカード払い時は合計1%還元(基本還元+dカード支払い特典0.5%))。
送金対応d払い残高、dポイントの送金が可能。
日本円への出金対応d払い残高は出金可能。
使えるお店(代表のチェーン店)ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ウエルシア、マツモトキヨシなど
公式HPhttps://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/

d払いとは

NTTドコモの提供している決済サービスが「d払い」です。実店舗でのコード決済のほか、オンラインショッピングでの支払い機能も提供されています。2019年9月からはウォレット(個人間送金機能)サービスも開始され、d払いの使い方が更に広がっています。

実店頭では、QRコードやバーコードを読み取る/読み取ってもらうだけで支払うことができます。QRコードを用いるため、おさいふケータイ非対応の機種でも問題なく利用できます。

NTTドコモのサービスですが、ドコモの回線を契約していない方であっても、誰でも利用可能なサービスです。

d払いを使うための準備

d払いを使うためには、スマートフォンとdアカウントが必須です。まずはお手持ちの端末に「d払い」のアプリをインストールしましょう。ドコモユーザー以外の方でdアカウントをお持ちでない方は、アプリで会員登録出来ます。

d払いアプリをインストール・ログイン後には簡単な利用設定が必要ですが、職業や利用目的、メール受信設定のみなのですぐに終わります。

QRコードとバーコードの画面が出たら準備は完了。あとは支払い方法を設定すれば完了です。既にdアカウントを利用していて、クレジットカードなどが登録されてる場合はこの段階で利用出来ます。

注意点として、ドコモユーザーの場合はドコモ回線の環境でログインする必要があります。複数回線契約していて、ドコモのSIMを挿していない端末にインストールしたい場合はお気をつけください。

d払いの支払い手段 (チャージやカードの登録)

実店鋪やネットの加盟店でd払いを使って支払うためには、口座やカードなどを紐付け登録する必要があります。

支払手段としては、以下の方法があります。

  • クレジットカードやデビットカードを登録して支払う
  • d払い残高にチャージして支払う
  • dポイントで支払う
  • 電話料金合算払い

クレジットカードやデビットカードを登録して支払う

d払いでは、VISA・Mastercard・JCB・American Expressのクレジットカードやデビットカードが登録出来ます。本人認証サービス(3Dセキュア)に対応していないカードは登録出来ません。

1回の支払い辺りの利用限度額はカードの枠、口座残高に応じます。

なお、dカード以外のカードでの利用はd払いのdポイント付与対象外です(2022年6月から変更された)。ご注意ください。

d払い残高にチャージして支払う

d払いのチャージ画面

d払い残高から支払うことも可能です。以前の「ドコモ口座」はドコモユーザーしか利用出来ないサービスでしたが、現在は誰でも使えるようになっています。

1回の支払い辺りの利用限度額はd払い残高の100万円まで。

チャージする方法は以下の通りです(コンビニチャージは2023年2月に終了しました)。手数料はかかりません。

  1. 銀行口座からチャージする
  2. セブン銀行ATMで現金チャージする
  3. 他の人に送金してもらう、他社ポイントから交換する

    銀行口座からのチャージは、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、ソニー銀行などが対応しています(三菱UFJ銀行は2022年5月16日から対応した)。その他、Bank Payと連携しているので、地方銀行、労働金庫、信用組合にも対応しています(2023年3月30日からBANK Payと連携)。

    また、d払い残高にチャージした残高は、出金することも可能です。出金は以下の方法で可能です。

    1. 銀行口座に出金する
    2. セブン銀行ATMで出金する
    3. 他の人に送金する

      dポイントで支払う

      dポイントの残高で支払うことも可能です。期間・用途限定のdポイントも問題なく使えます。

      dポイント利用設定画面で何ポイントまで利用するのか設定しておけばOKです。1ポイント単位で設定できます。

      d払いのポイント利用設定画面

      以前は「すべて」「100P」「500P」「1,000P」「3,000P」「5,000P」「10,000P」からの選択でしたが、2023年8月末に1ポイント単位で設定できるようになりました。

      電話料金合算払い

      ドコモ(ahamo含む)と回線契約している方は、毎月の電話料金と一緒にd払いでの利用額を請求出来る、「電話料金合算払い」が利用可能です。

      月々の利用限度額は、ドコモの定めた設定によります。19歳までの方は10,000円/月が上限、20歳以上の方は契約年月や信用度に応じて10,000円~100,000円/月が上限となります。これは設定を変えれば、もっと低い限度額にすることも可能です。

      詳細はこちらをご参照ください。

      d払いで貯まるポイント

      d払いで電話料金合算払、dカード払い、d払い残高から支払うと、購入金額200円につき1ポイントが貯まります。

      dカード以外のクレジットカードからの支払いではポイントの進呈はないのでご注意ください。2022年6月からポイント還元が改悪されました。クレジットカードが使えなくてd払いのみが使える店というのはなかなかないので、dカードを持っていない方は使いづらくなったかもしれません。

      また、以前はネット決済のd払いは100円で1ポイントが貯まっていましたが、現在は200円で1ポイントに改悪されています。合わせてご注意ください。

      貯まったポイントは、dポイントカードで利用するのはもちろん、d払いで使うことも可能です。

      余談ですが、d払いアプリにはdポイントカードのバーコード提示機能も付いています。dポイント加盟店で利用する場合はこちらも忘れず提示しましょう。d払いが使えない店舗でも、dポイントのバーコードを提示すればポイントが貯まります。

      d払いのクーポン

      d払いにはクーポン機能も存在します。アプリの「メッセージ」タブから「クーポン」タブに移動すると、クーポンが表示されます。

      クーポンは最大5枚までセット可能。セットしておけば、決済時にクーポンが自動で適用されます。

      非常に便利でおトクな仕組みなのですが、肝心のクーポンが中々現れないのが玉に瑕なところ。

      d払いの支払い方法

      店頭でのd払いの支払い方法は、バーコードやQRコードを「見せて支払う方法」と、QRコードを「読み取って支払う方法」、電子マネーのiDを通じた支払い(d払い(iD))の3種類があります。

      QRコード決済のd払いの場合は、前者の見せて支払う方法が主流です。

      バーコード・QRコードを見せて支払う方法

      d払い残高から支払い

      バーコード・QRコードを見せて支払う方法は簡単です。d払いアプリを起動して、店員にバーコードやQRコードを読み取ってもらうだけです。読み取りが完了すれば支払い完了。

      前述の通り、dポイントを使用することも可能なので、期限の迫った期間限定ポイントを消化したい時にも有効です。もちろん期間限定ポイントから優先して消化されます。

      QRコードを読み取って支払う方法

      QRコードを読み取って支払う場合は、まずd払いアプリを起動し、「読み取る」タブをタップします。

      すると、カメラが起動するので、店員に指示されたQRコードを読み取ります。

      支払金額は自分で入力する場合と、入力しなくても大丈夫な場合の2パターンがあります。入力不要な場合はQRコードを読み取るだけで決済完了です。

      支払金額を自分で入力するパターンの場合は、金額を入力し、「お支払内容の確認」を押すと、「お支払確認」が出てくるので確認した後、「支払う」を押します。

      確認しただけでは支払いは完了していませんのでお気をつけ下さい。

      d払いの場合、このタイプの支払い方法は珍しいかも。

      iDで支払う方法(d払い(iD))

      d払いは2019年11月からd払い(iD)というサービスを提供しています。従来はQRコード決済でしか支払えませんでしたが、スマートフォンの機能を使って、電子マネーのiDとして支払うことが出来ます。

      設定が完了したらお店で「iDで」と宣言をして、スマホをタッチするだけです。「d払いで」といってタッチしても通じないのでご注意ください。

      現在はAndroidスマホでの電話料金合算払いのみ対応していますが、ウォレット残高からの支払い、iOSへも対応予定となっています。

      d払いが使えるお店

      実店舗では、以下の店舗で利用可能です(一例)。

      • ローソン
      • セブンイレブン
      • ファミリーマート
      • ミニストップ
      • ウエルシア
      • マツモトキヨシ
      • 東急ハンズ
      • ビックカメラ
      • ジョーシン
      • 高島屋
      • 松屋
      • かっぱ寿司

       

      ネット加盟店は、以下のショップで利用可能です(一例)。

      • メルカリ
      • ABC-MARTオンラインストア
      • ローチケ

      d払いの送金機能 (「送る・受け取る」)

      d払いの送金画面

      d払いには、個人間送金機能も存在します。2019年9月末に追加されました。

      d払い残高(チャージした残高)のほか、dポイントの送金・受け取りも可能です。

      利用条件は、送金する人・受け取る人ともにd払いアプリを利用していること。

      アプリを使った個人間送金のメリットは、なんといっても履歴が残ること。支払ったがどうか記憶があやふやでも、履歴を見れば一発でわかります。

      残高の送金・受け取り方法

      残高を送金する際は、「d払い残高」をタップし、金額や送金方法を指定します。

      送金金額、受取金額は1円単位で指定可能で、20万円/月まで送金可能です。

      d払い残高の送金画面

      電話番号、d払い番号、QRコード、SNSから送金できます。2023年8月末にはドコモ契約がない方にも電話番号での送金が可能になりました(要本人確認)。

      dポイントの送金・受け取り方法

      dポイントを送金する際は、「dポイント」をタップし、金額や送金方法を指定します。

      電話番号、d払い番号、QRコード、SNSから送金できます。2023年8月末にはドコモ契約がない方にも電話番号での送金が可能になりました。

      ドコモユーザーの方は、dポイントクラブに登録してあれば誰でも利用可能。

      ドコモユーザーではない方は、d払いでの本人確認、または、dポイントクラブの本人確認が済んでいる場合に利用出来ます。

      お店がd払いを導入する場合

      中小規模の店舗であっても、バーコード設置型(お客様読み取り型)であれば導入は容易です。特別な端末も必要なく、ただQRコードが印刷された紙を掲示するだけで済みます。(※売上管理ツールにアクセスする為のPCなどは別途必要)

      ただし、決済手数料3.24%は掛かります。

      d払いは、経済産業省主導の「JPQR」というQR決済サービスの統一企画に準じています。そのため、JPQRに準拠した他の決済サービスの利用者(楽天ペイ、メルペイなど)も同じQRコードを読み取って支払うことが出来ます。

      d払いのメリット・デメリット

      d払いのメリットとデメリットをまとめてみると、以下のようになります。

      d払いのメリット

      • dポイントの期間・用途限定ポイントを消化出来る。
      • 残高やポイントの個人間送金が可能。
      • ドコモ運営なので、潜在的利用者の数が圧倒的。

      d払いのデメリット

      • 中小店舗、個人店の加盟数はそれほど多くない。
      • 基本的には加盟店手数料が掛かる(3.24%)。
      • カードのポイントに加えてdポイントも貯めることができていたが2022年6月からは不可になった。

      d払いのまとめ

      d払いは、ポイント還元の面でも2022年半ばからは改悪があり、お得度はだいぶ低くなりました。

      また、PayPayと比べると加盟店もまだ少ないのが現状ですが、期間・用途限定ポイントを簡単に消費出来るのは嬉しいポイント。ポイントが余ってる人は積極的に使ってみてはいかがでしょうか。

      現金いらず.com 運営チーム
      著者:現金いらず.com制作チーム
      2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず.com運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー1.6万人)でも日々情報を共有しています。