電子マネー、QRコード決済(バーコード決済)、スマホ決済、クレジットカード(タッチ決済含む)で現金いらず、お財布いらず、キャッシュレス生活応援サイト。
  • お店の業種
  • 電子マネー
  • 交通系電子マネー
  • クレジットカード
  • タッチ決済
  • QRコード決済
  • ポイント
  • 店舗名(e.g.スタバ)

地方銀行発行のJCBデビットについて

地方銀行発行のJCBデビット

地方銀行発行のJCBデビットって?

地方銀行発行のJCBデビットとは、全国の地方銀行がJCBへ委託して発行しているブランドデビットカードです。

北は北海道から南は沖縄まで多数の金融機関が発行していますが、発行からシステム運用・会員サポートに至るまですべてJCBが業務を行っているのが特徴です。

北九州銀行のデビットカード:カード裏面

また、このような運営形態を活かし、一部カードを除き「JCB ORIGINAL SERIES(以下、JCB OS)」として取り扱われるため、ポイントアップや旅行保険といったクレジット同様の様々な特典も標準で付いています。

カード裏面に入っているこのマークはJCB ORIGINAL SERIESの対象カードであるその証。

即時引き落としなのに特典は満載、まさに1枚持っていて損はないブランドデビットです。

なお、現在の発行金融機関はこちらから参照できます。

地方銀行発行のJCBデビットの種類

発行金融機関により異なりますが、一般カードとゴールドカードの2種類から選ぶことができます。

一般カード

地方銀行発行のJCBデビットの一般カード

JCB OS一般カードと同じ機能を持ったタイプで、すべての金融機関で発行しています。

国内も海外も、普段の暮らしから旅行まで幅広く使える特典が満載。

年会費:1100円または1,375円(初年度無料、2年目以降は以下のいずれかの条件で無料)

  • 前年の利用金額の合計が10万円または12万円以上
  • ドコモ/KDDI/ソフトバンク(ワイモバイル含む)の支払いに利用
  • 年会費到来月時点で22歳以下
  • ※その他各金融機関独自の優遇条件もあり

ゴールドカード

地方銀行発行のJCBデビットのゴールドカード

一部金融機関で選ぶことが可能、ブランドデビットでありながら空港ラウンジ利用や旅行保険の適用範囲拡大、飲食店特典といったJCBゴールドの特典「Gold Basic Service」が受けられるまったく新しいタイプのカードです。

年会費:11,000円(年会費優遇特典はなし)

地方銀行発行のJCBデビットのポイント制度

福岡銀行・十八親和銀行・熊本銀行・佐賀銀行は独自ポイントのため本項のみ対象外

利用額に応じて貯まるポイント制度は、通常のJCBカード同様に「OkiDokiポイント」が貯まります。

ポイント計算締め日(当月15日~翌月16日)の利用合計額1,000円ごとに1P付与、貯まったポイントは交換先によりレートが変動しますが、他社ポイント・マイル移行や商品交換などへ使うことができます。

貯めたOkiDokiポイントはJCB一般カードなど、一部交換先を除き他のJCB OS対象カードと合算してポイント交換することも可能なため、既に他のカードをお持ちの方は無駄なく利用出来て便利。

さらにJCB OS対象カードでもあるため、JCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗でお支払いをするとOkiDokiポイントの倍率がアップ。

これらのお店ではカードでの支払いの他、Apple Pay/Google PayによるQUICPay+やタッチ決済(コンタクトレス決済)によるお支払いも対象となります。

主なパートナー店舗

  • 常時3倍:セブンイレブン、Amazon
  • エントリーで常時5~10倍:スターバックスカード
  • エントリーで常時2倍:モスバーガー、ビックカメラ、高島屋、成城石井、ウエルシア、タイムズ駐車場など

パートナー店舗のご利用分の合計ポイント数を小数点以下まで合算し1ポイント未満は切り捨て、毎月25日前後に通常ポイントと一緒に付与されます。

デビットならではのお得な交換先も用意

JCBデビットの現金キャッシュバック

JCB OSのOkiDokiポイント交換商品では、ポイントを請求代金へ充当して割引を行う「請求代金充当」が用意されています。

通常のJCBカードでは請求代金へ充当して値引、請求がない場合は現金キャッシュバックという形となりますが、デビットの場合は仕様上充当する請求がないことから全額現金キャッシュバックとして取り扱われるためお得度が実感しやすく大変魅力的。

交換レートは1ポイント3円、1ポイントから交換可能で毎月15日までの申込で翌月10日に口座へ振り込まれます。

なお、本サービスのみ他のJCB OS対象カードとのOkiDokiポイントの合算交換ができません。

JCBスターメンバーズでポイントアップ

カードの年間利用金額の合計に応じて翌年度のOkiDokiポイントの倍率がアップ。

さらにたくさんポイントが貯まるようになります。

  • 年間利用額30万円以上「スターe PLUS」・・・翌年から10%ポイントアップ
  • 年間利用額50万円以上「スターβ PLUS」・・・翌年から20%ポイントアップ
  • 年間利用額100万円以上「スターα PLUS」・・・翌年から50%ポイントアップ

地方銀行発行のJCBデビットの特典

ブランドデビットでありながら、JCB OSの機能が使えるため特典はもりだくさん。

旅行保険

国内・海外共に旅行代金や交通費をJCBデビットで支払いした場合、現地での病気や怪我、重度障害などのトラブルに見舞われた場合、最高3000万円までの補償があります。

海外では携行品補償や救援者費用補償など適用範囲も拡大、さらにゴールドカードの場合は最高1億円まで引き上げられるため手厚く補償されます。

旅行の際はぜひ活用しましょう。

海外でも日本語でサポート!「JCBプラザ・JCBプラザ ラウンジ」

主要都市に設置の海外拠点「JCBプラザ・JCBプラザ ラウンジ」で現地の観光ガイドやツアー予約、加盟店情報はもちろんのこと、カード紛失・盗難時の再発行も可能です。

また、JCBプラザ ラウンジではドリンクサービスや手荷物一時預かりサービスなども受けられます。

利用時にJCBデビットを提示すればすべて無料でサービスを受けられるため、海外旅行でも大活躍。

各金融機関の優遇プログラムの対象

各金融機関が提供しているATM優遇プログラムの判定条件としてJCBデビットが条件として指定されており、利用するだけでATMの無料条件拡大などの特典も受けられます。

地方銀行発行のJCBデビットの発行方法

カードの申込方法は各金融機関のホームページから申込可能です。

オンライン申込が可能な金融機関の場合、MyJCBの登録もスムーズに行えるので便利です。

なお、一部金融機関では窓口でのみ申込受付の場合があるため事前に確認しておきましょう。

東邦銀行の事例

カードが届いたら必ずMyJCBの登録・MyJCBアプリの初期設定を行いましょう。

Visaデビットなどの他ブランドで発行している金融機関とは違い、地方銀行発行のJCBデビットではブランドデビットの部分のシステムは全てJCBそのものなので金融機関の取引アプリとは別で登録を行う必要があります。

もちろん明細確認やカードの機能設定もMyJCBで行うため、最初は戸惑うかもしれないので注意が必要です。

残高の確認は当然、各金融機関のお取引アプリでしかできないので必ず2つ併用の上カードを利用してください。

なお、カードが届いたらカード裏面のサインを忘れずに!

地方銀行発行のJCBデビットの機能・使い方

お店でカード払いとして使う

基本的な使い方はクレジットカードと同じで、「クレジット1回払いで」と伝えてカードを渡しましょう。

磁気取引の場合はサインをするか、IC取引の場合は暗証番号を入力すれば決済完了。

なお、一部のお店は少額の取引(概ね1万円以内)ではサインレス・PINレスで利用可能です。

ネットショッピングでももちろん利用可能で、支払い方法をクレジットカードにしてカード番号や有効期限、セキュリティコードを入力すれば注文完了。

なお、決済時には本人認証サービス「J/Secure」のパスワードが必要な場合があります。

JCBデビットはいつでも利用ができますが、地方銀行発行分においては「北洋銀行」「大垣共立銀行」は一部利用できない時間帯が設定されているため注意が必要です。

電子マネー・タッチ決済(NFC決済)として使う

地方銀行発行のJCBデビットをGoogle Payで使う

地方銀行発行のJCBデビットにおいては、スマートフォンへカードを登録することによりQUICPay+JCBのタッチ決済でもお支払いをすることが可能になります。

QUICPay+の支払いでは1度の会計につき2万円までの支払いに対応し、QUICPay+に対応した加盟店であればカードを出すことなく、使った直後にその場で引き落としがかかるため現金チャージが要らないのにもかかわらず安心して使うことができます。

JCBのタッチ決済での支払いは基本的には1万5千円までのお会計であれば利用可能(お店によっては1万円)で、サインも暗証番号も必要ありません。それ以上だとタッチではなく、IC差し込みでの支払いが必要です。

Androidの場合

おサイフケータイ対応のAndroidスマートフォンをお持ちであればすべてのカードでGoogle Payに登録することでQUICPay+、JCBのタッチ決済として利用可能です。

JCBのタッチ決済はMy JCBアプリから設定します(2024年8月末から順次対応)。

iPhone/Apple Watchの場合

Apple Payにカードを登録することによりQUICPay+として利用可能です。

さらに対応する加盟店ではJCBタッチ決済(コンタクトレス決済)も利用することができます。

海外で使う

もちろん海外でもショッピングに利用したり、現地通貨引き出しとして使うことができます。

特にアメリカではJCBのマークが無くてもDISCOVERの加盟店であれば利用可能、旅行の行き先としてポピュラーなハワイなら現地でのJCB会員向けサービスも多数用意されています。

ただし、利用の際は以下の点に注意しましょう。

  • 利用時または明細確定時点での為替レートに応じた円換算額で残高引落し
  • ホテル利用時にデポジットとして宿泊代金とは別に一定額を引落し(チェクアウト時に返却されます)
  • 海外ATMで現地通貨引き出しの場合、ATM手数料もかかる場合あり

地方銀行発行のJCBデビットの不正利用補償・セキュリティ対策

不正利用補償

紛失・盗難・情報漏えい時に発生した不正利用においては、すべてのカードで連絡を受けた日から最高60日前まで遡って補償されます。

なお、補償金額の上限はないので万が一の時でもしっかりお金が守られます(ただし、デビットカードの特性上、不正利用されたらすぐに口座から現金が引き落とされるので補償されるまで残高が減る点にはご留意ください)。

※JCB発行だからさらに安心※

JCB発行のクレジットカード同様、不正な利用と思われる取引においては自動検知してストップがかかるよう、常にJCB側でモニタリングをしているのでいつでも安心してカードを使うことができます。

本人認証サービス「J/Secure」

ネットショッピングを利用する際に、本人認証サービスを導入しているお店でカードを利用する場合はあらかじめ設定したJ/Secureのパスワードが必須となります。

決済の直前に入力することで本人確認が行われ、決済に進むので万が一のカード情報漏えいによる不正利用も水際でガード。

MyJCBで利用前に設定できるのでカードが届いたら忘れずに設定しましょう。

限度額設定で使わないものは0円に

すべてのカードにおいて、MyJCBより国内・海外それぞれの限度額を設定することができます。

特に海外で使わない方は海外利用を0にしておけば、海外からの不正利用のリスクの低減にもつながり安心です。

  • 国内1回・・・0~200万円(初期値50万円)
  • 国内1日・・・0~200万円(初期値50万円)
  • 国内1か月・・・0~200または1000万円(初期値200または1000万円)海外1回・・・0~200万円(初期値50万円)
  • 海外1日・・・0~200万円(初期値50万円)
  • 海外1か月・・・0~200または1000万円(初期値200または1000万円)
  • 海外ATM1回・・・0~10万円(初期値10万円)
  • 海外ATM1日・・・0~10万円(初期値10万円)
  • 海外ATM1か月・・・0~200万円(初期値200万円)

困ったときにはJCBデビットデスク!電話でしっかりサポート

地方銀行発行のJCBデビット共通の専用コールセンター「JCBデビットデスク」ならクレジットカード同様にJCBのコールセンターで迅速・丁寧に回答。

困ったときにも手厚くサポートが受けられるのでとっても安心です。

まとめ

安心も機能も特典も豊富!加盟店さえ選ばなければメインの1枚としても最適!

地方銀行との提携で実現しているJCBデビットですが、委託という形でブランドデビットの業務は全てJCBが行っている形をとっているため、JCBのクレジットカードで提供している様々なサービスを受けることができます。

当然、安心面もJCB側でガッチリと守られるので安心、サポートも充実。

また、お近くの銀行や普段使っている銀行で申し込み、発行受付を行っているので発行エリア内の方であれば入金拠点も多数ある普段のATMで可能なため普段使いとしてもピッタリです。

カードを使いたいお店がJCBだけ使えない・・・という様な方でなければメインカードとしての活用も十分価値があるためオススメです。

ちはやるん
著者:ちはやるん
デビット・プリペイドを中心に愛用する長崎県民。 とくにNFCPayは大好物で福岡・大阪・東京に行った時は使って帰らないと気がすまないくらい。Twitter ID: chihayaobachan