QUICPayの種類 |
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貯まるポイント名 | クレジットカードやプリペイドカードのポイント→JCBカードならOkiDokiポイント etc |
月々の利用限度額 |
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1回の利用限度額 |
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概要
QUICPayってどんな電子マネー?
QUICPayは国際ブランドのJCBが発行する電子マネーです。
決済音は「クイックペイ」とそのまんまです。
QUICPayは「基本的には」ポストペイ型(後払い型)の電子マネーです。ポストペイ型呼ばれ、紐付けられたクレジットカードと一緒に請求が来ます。
「基本的には」と書いたのは、Apple Pay(WALLETアプリ)、Google Pay(Google ウォレット)にプリペイドカード、デビットカードを登録した際にもQUICPayが付与され、その場合にはチャージ式のプリペイド型(前払い型)、リアルタイムペイ型(即時払い型)になるからです。
例えば、iOSでWALLETアプリにau PAY プリペイドカードを登録して付与されたApple PayのQUICPay+、同様に、Android端末でGoogle ウォレットアプリにみずほJCBデビットを登録して付与されたGoogle PayのQUICPay+。これらはいずれも事前のチャージ、銀行口座の残高が必要となるので、後払い型ではありません。チャージ残高や口座残高から利用した分の金額が引かれます。
QUICPayとQUICPay+の違い
QUICPayには通常のQUICPayとQUICPay+が存在します。QUICPay+加盟店には上記のアクセプタンスマークが貼ってあります。
両者の主な違いは1回の買い物の利用限度額にあります。通常のQUICPayは1回の買い物で利用できる金額が2万円までに設定されていますが、QUICPay+なら2万円以上の買い物も行うことが可能です(Apple Payは上限なし、Google Payは3万円まで(JCBの解説ページ))。
支払手段 | QUICPay払いの上限 | QUICPay+払いの上限 |
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Apple Pay | 税込2万円 | 上限なし |
Google Pay | 税込2万円 | 税込3万円 |
さらに、このQUICPay+加盟店なら、クレジットカードと紐付いたQUICPayだけではなく、デビットカード・ブランドプリペイドに紐付いたQUICPay払いも可能です。
逆にいえば、QUICPay+に対応していないお店では、デビットカード・ブランドプリペイドを登録したApple Pay/Google Payでの支払いは出来ません。
殆どのお店がこのQUICPay+に対応してきていますので、ユーザーはさほど気にする必要はありません。
QUICPayの種類
QUICPayには大きく分けて以下のタイプが存在しています。
- Apple Payで付与されるQUICPay(利用頻度高)
- Google Payで付与されるQUICPay(利用頻度高)
- クレジットカード一体型のQUICPay(利用頻度低)
- カードタイプのQUICPay(利用頻度低)
- その他(キーホルダータイプ、nanaco一体型)
おサイフケータイのQUICPayモバイルは2024年3月31日にサービス終了を発表しました。
Apple Payで付与されるQUICPay
iPhoneユーザーの方はおサイフケータイ機能はありませんが、Apple Payにお持ちのクレジットカードやプリペイドカードを登録すれば、カードの種類に応じてQUICPayが付与されます。
Apple Payを立ち上げて生体認証をすれば支払い可能。おサイフケータイのようにアプリを立ち上げなくても支払えるわけではないのでご注意ください。生体認証が必ず必要になります。
Apple PayでQUICPayが付与されるクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード(一部)
- JCBカード
- Oricoカード
- セゾンカード
- Viewカード
- 楽天カード
- 三菱UFJニコス
- TS CUBIC CARD
- MUFGカード
- ANAカード(JCB)
- JALカード(JCB)
- エポスカード
- ジャックスカード
- アプラスカード
- American Expressカード
- PayPayカード
- UCSカード
- アコムACマスターカード
- ダイナースクラブカード
- J-WESTカード
- みずほJCBデビットカード等
- みんなの銀行デビットカード
- au PAYプリペイドカード
- Kyash Card
- 6gram
プリペイドカードもApple Payを使ってQUICPay+として利用可能
チャージ式のプリペイドカードであるau PAYカードやKyashですが、Apple Payに登録すればQUICPay+が付与されます。
以前はクレジットカードと紐付いて後から請求されてきて「ポストペイ(後払い)」と呼ばれていたQUICPayですが、これらのケースでは事前にチャージして支払いをすることが可能で「プリペイド(前払い)」になります。QUICPay+対象店舗で利用可能です。
Google Payで付与されるQUICPay
おサイフケータイ機能付きのAndroidスマホをお持ちの方は、Google ウォレットをインストールして指定のカードを登録することで、Google PayのQUICPayが利用可能です。
おサイフケータイのQUICPayは廃止されているので、Android端末でQUICPayを利用する際にはGoogle Payを使うことになります。
Apple Payなどと違って認証は生体不要。レジでQUICPay払いであることを伝えてスマホをかざせば決済完了となります。Apple Payと異なり、決済上限は3万円まで、です。
Google PayでQUICPay+が付与されるクレジットカード&プリペイドカード&デビットカード
- JCB発行のクレジットカード(JCB一般カード、JCB CARD W、JCBゴールド、JCBプラチナ、JCB THE CLASS、ANA To Me Card PASMO JCBなど)
- JCB発行のデビットカード(みずほJCBデビットなど)
- JACCS発行のクレジットカード
- Kyash(バーチャルカード/リアルカード)
- LINE Pay
- 楽天カード
- セゾンカード
- ゆめカード
- アコム発行のカード
対応カードは今後増えていくとされています。
プリペイドカードやデビットカードもGoogle Payを使ってQUICPay+として利用可能
基本的にはクレジットカードと紐付けて後から一緒に請求されるポストペイタイプのQUICPayですが、Google PayにKyashやみずほJCBデビットなど一部のデビットカードを登録してQUICPay+として使えば、プリペイドタイプの電子マネーとしても利用可能です。
クレジットカード一体型のQUICPay
QUICPayは、以前はクレジットカードと一体化したものも発行されていますが、数はほとんどありません。FANCL PREMIUM CARD JCBなど。
以前は他にもOrico Card The Pointといったカードに付帯していました(現在はタッチ決済のみのカードに更新されています)。
カードタイプのQUICPay
カードタイプのQUICPayとはクレジットカードの<追加カード>として発行可能なQUICPayのこと。今はApple PayやGoogle Payの普及で殆ど使われているところは目にしません。
カードタイプのQUICPayが追加可能なカード
- JCB発行のクレジットカード(JCBカードなど)
- セブンカードサービス発行のクレジットカード(セブンカードプラスなど)
- オリエントコーポレーション発行のクレジットカード(オリコカード・ザ・ポイントなど)
- アプラス発行のクレジットカード(新生アプラスカードなど)
- SMBCファイナンスサービス(セディナ)発行のクレジットカード(セディナカードクラシックなど)
- トヨタファイナンス発行のクレジットカード(TOYOTA TS CUBICカードなど)
- 日専連発行のクレジットカード(日専連JCBカードなど)
- UCSカード発行のクレジットカード(UCSカードなど)
これらのクレジットカードを保有している方なら、メンバーページから追加申し込みが可能です。
その他
QUICPayには他にもnanaco一体型のものがあります。
nanacoカードに付帯したQUICPay
裏面にQUICPayのマークが付いたnanacoカードをお持ちの方は、申し込めばQUICPayの機能を追加することが出来ます。
nanacoの会員サイトから申し込み、対応するJCBプロパーカードやセブンカードプラスなどを登録すれば完了です。使える人は限られていますが、nanacoの残高が足りなかったら後払い式QUICPayに切り替えるなど便利です。
nanacoカード(QUICPay)のお得な使い方
nanacoカードにJCBカードを登録してQUICPayを利用可能にして、セブンイレブンでQUICPay払いをすれば、nanacoポイントが0.5%(200円で1ポイント)、さらに1.5%のJCBカードのポイント(セブンイレブンはJCB特約店なので)も貯まり、ポイントの2重取りが可能なので、合計2%のポイントが貯まります。
QUICPayが使えるお店
QUICPayはApple Pay、Google Payで採用されて以降、使えるお店がますます拡大してきました。
セブンイレブンやローソンなどの大手のコンビニなら間違いなく使えますし、ファーストフードチェーンでも多くの場所で使えます。
クレジットカード紐付けのものは限度額に注意
QUICPayのうち、クレジットカードに紐付けるものについてはカードの限度額に影響があるため注意が必要です。
クレジットカード紐付けのQUICPayでは、オフラインでも利用できるように実際の利用金額に関わらず累計利用額が3万円を超えるごとに29,999円をクレジットカードのショッピング枠から取る与信処理が発生します。
ざっくりと上記の図で表しているように締め日なると与信枠から実際の利用額を差し引いた分がショッピング枠に戻される仕組みとなっており一時的に限度額を取られたままの状態が続くため、特に学生属性の方や即時発行カードにありがちな「ショッピング枠5万円・10万円」からスタートするカードをお持ちの方はタイミングによっては限度額超過でカードが使えなくなることがあるのでQUICPayはあまり使わないようにしましょう。
特にApple Payで利用する場合、これらの条件に当てはまるカードで利用する場合は、実際の利用金額のみショッピング枠から引かれる「クレジットカードのタッチ決済」で利用することをおすすめします。
QUICPayのメリット
筆者が考えるQUICPayのメリットは以下の通りです。
- Apple Pay・Google Payで便利に利用可能。
- Apple Pay・Google Payで対応カードが多い。
- 普及しているので「QUICPay」で伝わりやすい。
- 一部カード(セゾンパールアメックス)でお得。
QUICPayのデメリット
筆者が考えるQUICPayのデメリットは以下の通りです。
- Google Payでは決済上限は3万円まで。
- 国際ブランドのタッチ決済の普及でQUICPayを使うメリットが薄まった(今後ますます存在感が薄まる可能性あり)。
- American ExpressのクレジットカードでQUICPayを使うと利用明細が見にくい。
- クレジットカードを紐付けるものは、実際の利用金額に関わらず累計利用額が3万円を超えるごとに29,999円をクレジットカードのショッピング枠から取る与信処理が発生