電子マネー、QRコード決済(バーコード決済)、スマホ決済、クレジットカード(タッチ決済含む)で現金いらず、お財布いらず、キャッシュレス生活応援サイト。
  • お店の業種
  • 電子マネー
  • 交通系電子マネー
  • クレジットカード
  • タッチ決済
  • QRコード決済
  • ポイント
  • 店舗名(e.g.スタバ)

お小遣いもキャッシュレス化!? 子供に使わせる・教えるキャッシュレス決済

子供に使わせる・教えるキャッシュレス決済

カード決済・電子マネー決済・コード決済と多種多様にわたる様々なキャッシュレス決済、最近では子供でもコード決済を使う光景も珍しくなく、家庭でも「子供の小遣いをキャッシュレス決済の残高で渡している」という話も聞かれるようになりました。

一方で親の立場からすると「子供に使わせるのは早い」「お金の使い方が荒くなるのでは?」と不安に思うこともあるかもしれません。

このエントリーでは、すでに使わせている家庭もそうでない家庭も含めて、親の視点からどのようにして子供に安全・安心にキャッシュレス決済と上手に付き合わせられるかを解説します。

今の子供たちは「キャッシュレスネイティヴ」世代

小学生からスマホを持たせるのが当たり前になってきた昨今、今の子供たちはキャッシュレス決済が身近な存在となっている世代です。

実際に筆者が普段から働いているセブン-イレブンでは小学校が面前という立地ということもあり小中学生の子供の来店も多く、小学校高学年以上の子になるとPayPayやau PAY、交通系電子マネーで支払いをしていくケースが全体の3割くらい見られるようになりました。

こうした子供にキャッシュレス決済を使わせている家庭では、共通してお小遣いやお遣いのお金を銀行振り込みやキャッシュレス決済で送っており、親御さんも普段から使っているキャッシュレス決済をそのまま活用しているケースがほとんどです。

一方で親御さんが現金派であること、子供にキャッシュレス決済を使わせるのは早すぎ、トラブルがあったときに対処できるのか不安・・・と様々な理由で「子供がキャッシュレス決済を使いたくても使わせない」ケースも聞かれますが、昨今ではお店で現金が使えないケースも存在することから興味を持った場合には積極的に使わせてあげることをおすすめします。

筆者も妹への毎月のお小遣いはキャッシュレス決済の残高で渡しており、実際に使わせている経験から見えるメリットや注意しないといけない点を以下でご紹介していきます。

子供にキャッシュレス決済を使わせるメリット

支出管理が簡単に出来る

キャッシュレス決済のうち、プリペイドカードやコード決済の大半は家計簿アプリに対応していることが多く、紐付けて使うことにより「お小遣い帳」の役割を果たします。

キャッシュレス決済を利用するだけで明細から支出ジャンルを自動で振り分けて確認することが出来る上、親御さん側から家計簿アプリにログインしておくことにより「いつ、どこで、いくら使ったか」を把握することが出来るので「ちょっと無駄遣いしてないかしら?」と思った時にもすぐに対応することが出来ます。

気軽に送金が出来て用途を限定したお金の使い方も出来る

キャッシュレス決済の残高でお金を渡しておくことで、お小遣い以外にもなにかとある「必要な時に渡すお金」を送る時にも安心して持たせることが出来ます。

基本的にキャッシュレス決済は主にスーパーやコンビニ、メジャーな飲食店など身の回りのお店で使うことが多いため、お遣いの代金や食事代といった用途で渡すときに「渡した目的以外」にお金を使われにくく、無駄遣い防止のひとつにも繋がります。

また、渡す際にも簡単に送金出来るためお手軽、かつ親御さん側としても「いつ、いくら送った」のか履歴に残るので家計全体の管理にも役立つことでしょう。

「現金お断り」な支払いシーンの対策に

小売店の「キャッシュレス専用レジ」をはじめ、昨今では現金が使えないシーンもじわじわと増えてきており、キャッシュレス決済が無いと店舗利用に困るケースが起きる可能性があります。

↓【参考】NewDaysのキャッシュレス専用レジ

NewDaysのキャッシュレス専用店のレジ

特にネットショッピングやチケット、サブスクリプションといった様々なオンラインサービスはクレジットカードの利用が大前提となっており、これらは最低限デビットカードやプリペイドカードが無いと利用できません。

金融教育の一環として、様々な金融トラブルの防止にも役立つ

キャッシュレス決済の使い方や毎月もらう金額の中でやりくりしたり、もらったお小遣いの中から欲しいもののためにお金を貯める目標を立てたり・・・早くから使うことで将来的なお金の使い方を学ぶひとつの金融教育の一環にもなります。

特にお金を使う用途が徐々に増えてくる中学生以上になってくると様々な金融トラブルに巻き込まれる可能性も高くなり、現在では高校生からクレジットカードが持てるようになっている参考)ことから遅くともこの年代くらいまでにはキャッシュレス決済に慣れさせておくことが重要です。

親御さん側の支出管理を一本化、ポイントなどお得な面もあり

キャッシュレス決済の一部では、「クレジットカード」でチャージ出来るものもあります。

お小遣いに充てる資金を親御さんのクレジットカード・デビットカードで行うことにより家計や毎月の支出管理をより集約させられ、さらにはポイントやキャッシュバックも貯まるものもあるのでお得な特典も同時に受けられます。

子供にキャッシュレス決済を使わせる上の注意点

一方で子供にキャッシュレス決済を使わせるにあたり、様々な不安がつきものであることは否定できません。

特に以下に記載する3つのケースは起きる可能性が高いことから、しっかりと対処できるようにしておきましょう。

紛失時の利用停止、再開、再発行、補償の手順は覚えておく

カードやスマートフォンを置き忘れたり、紛失したりするリスクは特に子供の場合は常につきものです。

キャッシュレス決済では大半のサービスで紛失・盗難時の補償や不正利用された際の補償が用意されているので現金を持たせるよりも安心なのですが、いざトラブルが起きた際には何かと慌てがちなものです。

どれも手続きについては難しいものはありませんが、必ず各事業者のサービスのサポートページで利用停止、再開、再発行、補償の手順を確認し、万が一発生した場合は速やかに対処してください。

利用通知サービスがあるものは必ず利用する

一部のキャッシュレス決済については、子供が利用するたびに通知を送信する機能、当月内にあらかじめ設定した金額を超えると通知を送信する機能を備えたものもあります。

事前にキャッシュレス決済を使わせる前に「月に使っていい金額」などしっかりとルールを話し合い、使いすぎ防止のために通知の設定や金額の設定を必ず行いましょう。

キャッシュレス決済を使うための重要情報は慎重に設定

キャッシュレス決済を使うために必要となる「カード暗証番号」や「本人の個人情報」などの設定は慎重に、かつ確実に設定してください。

特にプリペイドカードの場合、カードを作る際に必ず設定が必要な「カード亜章番号」は利用する子供本人と一緒に設定し、親御さん共々忘れないようにしましょう。

また、上記の注意点の他にもこのような点には気を配っておきましょう。

はじめのうちは「親の前」でのみ使わせる

特に小学生から使わせる場合、使い始めのうちは親の前でのみ使わせるようにしてスムーズに使えるようになるまでは使い方をきっちりとサポートしてあげましょう。

また、ひとつで複数の決済方法が用意されているキャッシュレス決済の場合は子供本人が一番利用しやすい手段を重点的に教えましょう。

使って良い範囲、使ってはいけない範囲をよく話して決めておく

使える範囲が幅広いキャッシュレス決済・・・とは言えど何でもかんでも使わせるのは不安がつきものです。

実際に子供に使わせる前に使って良い範囲、ここは使っちゃダメ、こんな場面で使いたい・・・とよく話してしっかりと決めておきましょう。

お金の一部は「現金」で渡すことも重要

いくら子供に渡すお小遣いなどをキャッシュレス決済の残高で渡すとはいえ、時には「現金」で渡すことも子供の金融教育にとっては大切です。

例えば毎月のお小遣いはキャッシュレスで、お年玉などの特別なものはあえて現金で渡す・・・といった感じでも構いません。

始めやすい・使いやすいキャッシュレス決済の種類

実際に子供に使わせるキャッシュレス決済はどれが使いやすいのか・・・筆者の場合は大きく「コード決済」「プリペイドカード」の2種類を強くおすすめしています。

コード決済

小学生のうちから始めさせる場合、視覚的にも分かりやすいコード決済から利用するのがおすすめです。

コードを表示させて提示・スキャンしてもらう・・・お買い物に行った際にこの行動が子供から見ても見慣れた光景であり、使い方にもすぐに慣れることでしょう。

PayPayは特にその存在がとても強く、実際にコード決済の残高で送金してお小遣いとして使わせるケースとしても目に見えてよく使われており、最近では「お小遣い用途の定期送金」などの機能も追加され使いやすくなっています。

また、利用条件が13歳以上の本人名義のau/UQの回線契約であることが前提となりますが、au PAYも簡単な送金操作・視覚的に使いやすい・プリペイドカードやApple Payも対応と子供に使わせる環境としては適しています。

プリペイドカード

中学生以上の場合はプリペイドカードを持たせるとおすすめです。

チャージさえしておけばクレジットカードと使い方が同じなので利用シーンも幅広く、特に貰ったお小遣いをよく使われがちなゲームの課金にも利用出来るためコンビニなどでPOSAカードを買って使う・・・といった手間も省けチャージされたお小遣いの範囲内でそのまま使えるので計画的に使わせやすくなります。

この分野では三井住友カードの「かぞくのおさいふ」がおススメで筆者も妹のお小遣いをこれで毎月渡して使わせています。

カード↓

かぞくのおさいふのカードとスマホ

アプリ画面↓

かぞくのおさいふアプリ

安心・安全に利用できる様々な機能・環境がそろっておりキャッシュレス決済を使ったことがない親御さんにもおすすめ、さらに三井住友カード発行のクレジットカードやSMBCデビットをお持ちの親御さんの場合、クレジットチャージでVポイントが付与されるお得な特典もあります。

「子供のうちはまだ早い」ではなく「今のうちに慣れさせる」ことが重要

これだけキャッシュレス化が叫ばれるようになった現在、使える環境も津々浦々整備され始めるための敷居もグッと低くなりました。

筆者も妹に「かぞくのおさいふ」を使わせて数年経ちますが、小学生のうちから持たせた割にはすんなりとカード決済をはじめバリバリに使いこなしています。

基本的に使える範囲は制限させてはいませんが、明細で一気に数千円を使った時など「あれ?ちょっと使いすぎ?」と思うようなときには何に使ったか必ず用途を聞くようにしています。

このようにキャッシュレス決済を早くから使わせることにより家族のコミュニケーションを取ると同時にお金の使い方をしっかりとコントロールさせ、いざ大人になった時には「お金の使い方に失敗しない」ための経験のひとつにもなるのです。

繰り返しとなりますが、すでに子供に使わせているご家庭は上手に使わせてあげられるようにサポートをしっかりと、使わせていないご家庭はぜひ子供がキャッシュレス決済に興味を持ったタイミングで構わないので当記事を参考に使わせてあげましょう。

ちはやるん
著者:ちはやるん
デビット・プリペイドを中心に愛用する長崎県民。 とくにNFCPayは大好物で福岡・大阪・東京に行った時は使って帰らないと気がすまないくらい。Twitter ID: chihayaobachan