
Apple Payでは2021年10月21日から、電子マネーのnanacoが利用可能になりました。
また、2026年8月末に登場したnanacoクレジットカードもApple Payに対応しています。
ただし、Apple Payの「電子マネーnanaco」と、Apple Payに登録した「nanacoクレジットカード」は別の支払い方法です。
- Apple Payのnanaco:事前にチャージして使う電子マネー。レジでは「nanacoで」と伝える
- Apple Payに登録したnanacoクレジットカード:後払いのクレジット決済。JCBのタッチ決済またはQUICPayとして使う
その他の非接触型電子マネー・決済サービスとして、Apple PayにはiD、QUICPay、Suica、PASMO、ICOCA、WAONなども登録できます。
【事前準備】Apple Payでnanacoを使うのに便利なnanacoアプリ
Apple Payでnanacoを発行・チャージ・支払いするだけなら、nanacoアプリは必須ではありません。iPhoneのウォレットアプリだけでも、nanacoの新規発行や対応する実カードの取り込み、Apple Payチャージ、支払いができます。

ただし、nanacoアプリをインストールしておけば、nanacoポイントの確認・交換、センターお預り分の反映、登録したクレジットカードからのチャージ、オートチャージの設定などができます。
なお、「nanacoアプリ」と「nanacoクレジットカードアプリ」は別のアプリです。電子マネーnanacoのチャージやポイント交換にはnanacoアプリを使います。
実カードのnanacoカードをApple Payに登録する方法
実カードのnanacoカードは、iPhoneのウォレットアプリに取り込むことでApple Payに登録できます。

取り込めるのは、下記の虹色デザインのnanacoカードのみです。セブンカード・プラスのnanaco一体型、シニアナナコ、キーホルダー型、虹色以外の限定デザインなどは取り込めません。

実カードのnanacoカードを取り込む際の注意点
- 取り込み後はnanaco番号が変わります。
- 取り込んだ実カードは使えなくなり、残高やポイントを元のカードに戻すこともできません。
- クレジットチャージやオートチャージは再設定が必要です。
- セブン‐イレブンアプリや7iD会員情報、ネットショッピングなどに登録しているnanaco番号も変更が必要です。
- nanacoカードの発行手数料300円は戻ってきません。
- カードにQUICPay(nanaco)を紐付けている場合、取り込み後はQUICPay(nanaco)が使えなくなります。
QUICPay(nanaco)を利用している方や、実カードを手元に残したい方は、既存カードを取り込まず、nanacoアプリまたはウォレットアプリからApple Pay用のnanacoを新規発行するのがおすすめです。
新しくApple Pay用のnanacoを発行する方法
ウォレットアプリまたはnanacoアプリから、新しくApple Pay用のnanacoを発行できます。

発行手数料は無料です。
ただし、ウォレットアプリから新規発行する場合は、発行時にApple Payへ登録した対応カードから1,000円以上をチャージする必要があります。
ウォレットアプリで新規発行したnanacoでも、その後nanacoアプリに登録すれば、ポイント交換やクレジットチャージ、オートチャージなどを利用できます。
Apple Payのnanacoにチャージする方法
Apple Payのnanacoにチャージする方法は、大きく分けて以下の3種類です。
- Apple Payに登録したカードでチャージする
- nanacoアプリに登録したカードでチャージする
- 現金でチャージする
いずれも最低チャージ額は1,000円です。nanacoの残高上限は50,000円です。
Apple Payに登録したカードでチャージする

Apple Payのnanacoは、ウォレットアプリまたはnanacoアプリからApple Payチャージができます。
チャージに利用できるのは、Apple Payに設定したJCB、Mastercard、American Expressブランドのカードです。VisaブランドのカードはApple Payのnanacoへのチャージに利用できません。また、対象ブランドでもカード発行会社によっては利用できない場合があります。
1回のチャージ可能額は1,000円から30,000円までです。金額の設定単位は利用するアプリ・端末によって異なります。
- nanacoアプリ:1,000円単位
- iPhoneのウォレットアプリ:1円単位
- Apple Watch:100円単位
チャージでポイントが付与される?
Apple Payチャージでカード会社のポイントが付くかどうかは、カードごとに異なります。ポイント目的で利用する場合は、カード発行会社の最新の付与条件を確認してください。
nanacoクレジットカードでnanacoにチャージしても、nanacoポイントは付きません。そのため、nanacoクレジットカードからチャージしてnanacoで支払う場合、基本的に貯まるのは支払い時のnanacoポイントのみで、チャージと支払いのポイント二重取りにはなりません。
一方、既存会員向けのセブンカード・プラス(JCB)をApple Payに登録してチャージした場合は、200円につき1nanacoポイントが付与されます。
nanacoアプリに登録したカードでチャージする

nanacoアプリには、nanacoクレジットカードをチャージ用カードとして登録できます。既存のセブンカード・プラス、セブンカードなども引き続き登録可能です。
登録完了から24時間経過後、nanacoアプリで1,000円から1,000円単位のクレジットチャージが利用できるようになります。
nanacoクレジットカードからのクレジットチャージはポイント付与の対象外です。
オートチャージも設定可能
nanacoアプリにnanacoクレジットカードを登録すると、支払い後の残高が設定金額未満になった際に自動で入金するオートチャージも設定できます。
ただし、nanacoクレジットカードによるオートチャージもnanacoポイントの付与対象外です。なお、オートチャージはnanacoが使えるすべての店で実行されるわけではなく、セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマートなどの対象店舗に限られます。
nanacoクレジットカードをApple Payで使う場合
nanacoクレジットカードをApple Payに登録すると、JCBのタッチ決済とQUICPayの両方に対応します。
- JCBのタッチ決済:レジで「クレジットカードで」と伝えてタッチする
- QUICPay:レジで「QUICPayで」と伝えてタッチする
セブン‐イレブンでnanacoクレジットカードの高還元特典を受けたい場合は、Apple PayのJCBのタッチ決済を利用します。QUICPay払いは高還元特典の対象外で、通常の200円につき1nanacoポイントです。
また、nanacoクレジットカードをApple Payに登録しても、電子マネーnanacoへ自動的に残高が移るわけではありません。電子マネーnanacoとして支払う場合は、別途nanacoへチャージして「nanacoで」と伝えてください。
現金でチャージする
Apple Payのnanacoは、セブン‐イレブンなどのレジ、セブン銀行ATM、nanacoチャージ機で現金チャージできます。
レジでは「nanacoにチャージしてください」と伝えてチャージ金額を支払い、ウォレットアプリでnanacoを選択します。Face ID、Touch IDまたはパスコードで認証したうえで、iPhoneの上部を読み取り部分にかざしましょう。
現金チャージは1,000円単位で、1回49,000円までです。ただし、チャージ後の残高が50,000円を超えるチャージはできません。
Apple Payのnanacoで支払う方法
レジで「nanacoで」と伝えて、セルフレジの場合はnanacoを選択して支払います。
Apple Payのnanacoは、支払い時にFace ID、Touch IDまたはパスコードによる認証が必要です。

認証後、支払い準備が完了した画面を確認してからiPhoneの上部を読み取り部分にかざします。Apple Watchではサイドボタンを2回押してnanacoを選択し、ディスプレイを読み取り部分にかざします。
Suicaなどのエクスプレスカードのように、認証なしでそのまま支払うことはできません。よく使う場合はnanacoをメインカードに設定しておくと選択の手間を減らせます。
ポイントの交換方法
nanacoで支払って貯まったnanacoポイントは、1ポイント=1円分として電子マネーnanacoの残高へ交換できます。

nanacoアプリなら、ポイント数を指定してその場で交換できます。お店のレジで「ポイントを電子マネーに交換してください」と伝え、認証後にiPhoneをかざして交換することも可能です。
なお、iPhoneのウォレットアプリで確認できるのは主に電子マネー残高と利用履歴です。nanacoポイント残高や有効期限はnanacoアプリで確認しましょう。
センターお預り分
キャンペーン特典、他社ポイントから交換したnanacoポイントなどは、「センターお預り分」になる場合があります。
センターお預り分はnanacoアプリで確認し、「センターお預りマネー・ポイントを反映」から受け取れます。店頭やセブン銀行ATMで残高確認または現金チャージをして受け取る方法もあります。
なお、Apple Payチャージやnanacoアプリからのクレジットチャージは、その場で残高に反映され、通常はセンターお預り分にはなりません。
Apple Payのnanacoまとめ
Apple Payのnanacoは、iPhoneやApple Watchだけで電子マネーnanacoを持ち歩ける便利なサービスです。ウォレットアプリだけでも基本的な利用はできますが、ポイント交換やセンターお預り分の確認、クレジットチャージ、オートチャージを使うならnanacoアプリもインストールしておくと便利です。
セブン‐イレブンの公共料金や各種税金などの収納代行は、原則として現金またはnanacoで支払えます。交通系電子マネー、iD、QUICPay、クレジットカード、バーコード決済などでは支払えないため、Apple Payのnanacoが役立つ場面です。ただし、一部nanacoで支払えないサービスがあり、収納代行の支払いにはnanacoポイントも付きません。
地域指定のゴミ袋やゴミ処理券もnanacoで支払えますが、nanacoポイントは付与されません。
2026年に登場したnanacoクレジットカードは、Apple PayのJCBタッチ決済とQUICPayに対応し、電子マネーnanacoへのクレジットチャージやオートチャージにも利用できます。ただし、nanacoへのチャージはポイント対象外なので、ポイントの二重取りはできない点に注意しましょう。



