PayPayでは個人間送金機能も付いています。
PayPayは5000万人以上の利用者数を誇るので、送金ツールとしても使いやすいです。個人間送金においてはアプリを使っている人の多さがとても重要になってきます。
2022年度のスマホ決済における送金回数シェアはPayPayがシェア92%と発表されていました。なので、今は使っていないという方も使い方に慣れておくといざというときに便利かと思います。
カフェで代表者がPayPayで支払いをした後に、仲間内で送金をしている姿もよく見かけます。
概要
PayPayで送金する方法
PayPayで送金するためには、以下の方法があります。いずれにせよ、相手もPayPayをインストールしている必要があります。
- 相手のQRコードを読み取って送る
- 携帯電話番号・PayPay IDで検索して送る(グループ機能も)
- SNSで送る(リンクを作成して送る)
相手のQRコードを読み取って送る
読み取る側はホーム画面のスキャンを、読み込んで欲しい側は自分のQRコード(マイコード)を提示します。マイコードはアカウントメニューから表示させることが可能です。
相手が近くにいるときには手軽な方法だと言えるでしょう。
携帯電話番号・PayPay IDで検索して送る
「送る」のメニューで相手の携帯電話番号、PayPay IDを検索することで送金可能です。
電話番号やPayPay IDで検索できるかどうかは設定しておくことができます。
グループ支払い
PayPayは事前にメンバーのPayPay IDなどで追加しておけば、グループを作成することも可能です。そしてグループ内でグループ支払いを作成、送金することもできます。
グループを作れば集金が簡単にできます。
↓誰が支払っていて、誰が支払っていないのか一覧で確認できます。
SNSで送る(リンクを作成して送る)
送金リンクを作成して、SNSなどで送ることもできます。
相手はリンクを開いて受け取ります。
もしもPayPay IDなどを知っているようなら、そちらから送ったほうがスムーズではあります。
ポチ袋を送る
↑のSNSで送る機能とほとんど同じです。ポチ袋のようなギミックで送金することができます。
PayPayで送金できるチャージ残高
PayPayでは以下の2種類のPayPay残高を送金できます。
- PayPayマネー・・・銀行口座・ヤフオクの売上金・現金からのチャージ。出金可能。
- PayPayマネーライト・・・PayPayあと払いからのチャージ・ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでチャージ(その他本人未確認時のチャージ)。出金不可。
PayPayポイントを送ることはできません。
【注意点】PayPayマネーライトから優先して送金される(送るPayPay残高の種類を選択できない)
PayPay残高は送金をする際に、必ずPayPayマネーライトから優先的に使われて、PayPayマネーライトがなくなったらPayPayマネーが送られます。
優先順位
- PayPayマネーライト
- PayPayマネー
送る残高の種類を自分で選択することはできません。あくまで優先順位に従って送られます。
↑の場合、PayPayマネーライトが500円分、PayPayマネーが500円分、合計1,000円がチャージされている状態です。600円を送金しようとしていますが、まずは500円分のPayPayマネーライト、次に100円分のPayPayマネー(合計600円)という形で使われています。
PayPayマネーライトは出金不可
ここで問題になるのが出金の可否です。もしも友達に送金したのがPayPayマネーライトだった場合、相手はお金を銀行口座に出金することができません(つまり日本円にはできません)。
PayPayとして決済には利用できるので問題は少ないとは思いますが、ひょっとしたら日本円として受け取ることが前提でPayPayでの送金を受諾したのかもしれません。その場合、ひょっとしたら友情に亀裂が入りかねませんよね。
なので、もしあなたがPayPayマネーライトを持っている状態でPayPayで送金をする際には相手に「銀行口座に振り込む予定ある?それともそのままPayPayで使う?」と事前に聞いておいたほうが良いでしょう。
家族間なら良いかもしれませんが、友達同士なら出金できるかどうかは重要だと思いますのでご注意ください。
PayPayマネーは出金可能です。PayPay銀行以外は手数料がかかります。
- PayPay銀行・・・手数料無料
- PayPay銀行以外・・・100円/回
本人未確認アカウントの方はPayPayマネーを送られてもPayPayマネーライトになってしまう
PayPayは本人「未」確認の方は、出金可能なPayPayマネーを扱うことができません。本人未確認の方でも出金可能なPayPayマネーを扱えてしまうと、犯罪に利用される恐れがあるのでやむを得ません。もしも出金したいのであれば本人確認を完了させておきましょう。
本人未確認だと、チャージ残高は全てPayPayマネーライトになる(出金不可)他、本人確認済みのユーザーからPayPayマネーが送られてきても、PayPayマネーライトになってしまいます。
送金されるPayPay残高 | 本人確認済みアカウント | 本人未確認アカウント |
---|---|---|
PayPayマネー | PayPayマネーを受け取る | PayPayマネーライトを受け取る |
PayPayマネーライト | PayPayマネーライトを受け取る | PayPayマネーライトを受け取る |
本人確認には運転免許証、またはマイナンバーカードが必要です(高校生など運転免許証がまだ持てない方はマイナンバーカードが必要になるので、PayPayマネーライトでのやり取りがメインになるかもしれません)。
PayPayの個人間送金のメリット・デメリットまとめ
メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- PayPayを使っている人が圧倒的に多いので、送金ツールとして提案しやすい。
- UIが洗練されていて使いやすい。
- 出金手数料が安め(ほかは220円とかが多い)。
デメリット
- PayPayマネーライトから優先して送金されてしまう(選択できない)。
- PayPayマネーライトとPayPayマネーの使い分けの説明がめんどくさい。