キャッシュレス化の流れと共に取り扱い金融機関が続々と増え続けている国際ブランド付きのデビットカード。
都市銀行、地方銀行、ネット銀行と規模の大小を問わず発行されており、使う方も以前とは比べ物にならないくらい増加しています。
一方で「種類が多くてどれを使えばいいかわからない」「口座直結で大丈夫なの?」といった理由でまだ使ったことがない方も居られるのが現状です。
そこで今回は新たに加わったカードも含めて6種類のタイプからおすすめのデビットカードをご紹介します。
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あなたのタイプにピッタリな1枚を選んでぜひ使ってみましょう。
概要
総合的バランス重視タイプ
総合的におすすめできるバランス重視のデビットカード。
三井住友銀行(SMBCデビット)
年会費 | 無料 |
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利用時特典 | Vポイント(0.5%)/キャッシュバック(0.25%) |
電子マネー | iD |
モバイル決済 | Google Pay(iD) |
NFC | 対応 |
還元率・利便性・セキュリティ面において最もバランスの取れたデビットカードです。
還元方法にポイント制を設定すると三井住友カードの「Vポイント」が0.5%貯まり、貯まったポイントはdポイント・ANAマイルなど他社ポイント交換に加えて「Vポイントアプリ」のプリペイド残高やVisaプリぺ/かぞくのおさいふのプリペイド残高のチャージも可能となりより貯めやすく・使いやすくなりました。
カードの機能性も豊富でiDとVisaのタッチ決済を搭載しておりいろんなお店がタッチだけでお支払いOK、さらにGoogle Payにも対応しておりAndroidスマートフォンでもiDとして利用可能。
セキュリティ面も三井住友カードがしっかりとサポートしており、不正利用検知や様々なサポートも迅速丁寧に対応してくれるので安心して利用できます。
家計の一元管理にも非常にオススメで、三井住友カードのクレジットカードと用途を使い分けつつVポイントを一緒に貯めたり、Visaプリぺ/かぞくのおさいふと一緒に使って子どもの支出管理をしたり・・・SMBCデビットをハブとして様々な用途に活用することも可能です。
還元率重視タイプ
還元率を重視するなら通常デビットカードは適さないですが、中でも還元率が高いもの。
住信SBIネット銀行
年会費 | 一般は無料、プラチナは11,000円(税込) |
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利用時特典 | スマプロポイント(0.6%~1.0%) |
電子マネー | なし |
モバイル決済 | Apple Pay(iD/Mastercardコンタクトレス)/Google Pay(Mastercardコンタクトレス) |
NFC | 対応 |
ポイント制のデビットカードとしては年会費11,000円のプラチナカードで常時1%、一般カード(Mastercard)で常時0.8%と高水準を誇るカードです。
カード券種も幅広く一般カードとプラチナカード、VisaとMastercardと自由に選択することが可能ですが、基本はMastercardの一般もしくはプラチナを選ぶことになるでしょう。(Visaのみ0.6%還元なため)
長らくカード単体でしか決済に利用出来ませんでしたが、現在はApple Pay 、Google Payにも対応しておりiPhone やApple Watch でiD やMastercard コンタクトレスに対応、Google Pay対応のAndroidスマホでMastercardコンタクトレスしたため利便性も向上しています。
カード券面も裏表にカード番号を一切配置しないナンバーレスで、イマのトレンドをふんだんに取り入れたデザインは持つ人・使う人を「スマート」に魅せてくれます。
機能性重視タイプ
幅広い機能が付帯しているデビットカード。
ソニー銀行(SonyBank WALLET)
年会費 | 無料(一部カードは有料) |
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利用時特典 | 種類により異なる |
電子マネー | なし |
モバイル決済 | Google Pay/GARMIN Pay/Fitbit Pay(すべてVisaのタッチ決済) |
NFC | 対応 |
1枚で豊富な機能を備えた機能性に特化したカードです。
外貨預金と連動し、11通貨をこれ1枚で利用できるマルチカレンシー機能で日本だけでなく海外での利用も便利でお得に利用することができます。
また、提携カードが選べるのも魅力でANAのマイルが貯まるタイプや高島屋のポイントが貯まる最上位タイプといったカードも選択可能。
極めつけはモバイル決済の豊富すぎる手段で、Google PayをはじめGARMIN PayやFitbit Payといったウェアラブル端末でもVisaのタッチ決済が利用できるのも面白いポイントです。
優待・割引重視タイプ
ポイント還元ではなく、優待が優れているタイプのデビットカード。
イオン銀行(イオン銀行キャッシュ+デビット)
年会費 | 無料 |
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利用時特典 | ときめきポイント(基本0.5%) |
電子マネー | WAON |
モバイル決済 | なし |
NFC | 対応 |
デビットカードでありながら通常のイオンカードと全く同じ機能を備えており、イオングループの店舗で各種割引やポイント特典が余すことなく受けられるカードです。
イオンカード特典のお客様感謝デーやいつでもポイント2倍はもちろんのこと、レジャー施設などの割引優待も付帯しているためお買い物以外でも使える機能が満載。
現在はカード利用時に貯まるポイントがWAON POINTとなっており、貯めたポイントをイオングループの各店舗ですぐに使え、タッチ決済(JCBコンタクトレス)の搭載やAEON Pay(iAEONアプリ)の対応などカードそのものの利便性も向上しています。
イオン銀行の口座を利用するためイオングループ以外のATM拠点が弱いところが難点ですが、ゆうちょ銀行やろうきんのATMも無料で使えE-netやローソン銀行もデビット利用だけで月2回まで無料で利用できるため困ることはありません。
セキュリティ重視タイプ
デビットカードの中でもセキュリティ性が突出しているもの。
発行形態や決済システムにおいてJCBやVJAのものをそのまま利用しているため、不正利用補償だけでなく問い合わせ時も迅速・丁寧に回答してくれるサポート体制やクレジット同様の不正利用検知システムといった様々な対策が盛り込まれているため安心して利用することができます。
また、JCBにおいてはクレジットとデビットの利用明細や各種設定をどちらか一方のカードのID・パスワードで一括管理できるのでとっても便利です。
地方銀行発行のJCBデビット
年会費 | 有料(発行金融機関により異なる) |
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利用時特典 | OkiDokiポイント(一部対象外) |
電子マネー | なし |
モバイル決済 | Google Pay(QUICPay+)/Apple Pay(QUICPay+ / JCBコンタクトレス) |
NFC | なし(Apple Payで対応) |
全国の地方銀行がJCBへ委託して発行しているデビットカード。
VJA発行のVisaデビット
年会費 | 有料(発行金融機関により異なる) |
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利用時特典 | キャッシュバック(還元率は異なる) |
電子マネー | なし |
モバイル決済 | Google Pay(iD) |
NFC | あり(一部非対応) |
VJA加盟のカード会社各社が発行しているデビットカード。
三菱UFJ銀行(三菱UFJ-JCBデビット)
年会費 | 無料 |
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利用時特典 | キャッシュバック(0.2-0.4%) |
電子マネー | なし |
モバイル決済 | Google Pay/Apple Pay(いずれもQUICPay+) |
NFC | なし(Apple Payで対応) |
みずほ銀行が発行しているデビットカードで、セキュリティ面に加えて利用金額に応じて最大0.4%まで上がる変動制現金キャッシュバックによりお得面も両立できるバランスの良いタイプ。
手軽さ重視タイプ
簡単な設定だけですぐに使える手間いらずのデビットカード。
みんなの銀行(みんなの銀行デビットカード)
年会費 | 無料 |
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利用時特典 | キャッシュバック(基本0.2%) |
電子マネー | QUICPay |
モバイル決済 | Google Pay(QUICPay+)/Apple Pay(QUICPay+/JCBコンタクトレス) |
NFC | なし |
デジタルバンク「みんなの銀行」が発行するデビットカードは実カードを発行しないバーチャルカードとなっており、口座開設をすると同時に発行されるためカードを待つことなくすぐに利用することが可能。
原則オンラインの加盟店での利用となるものの、Apple PayやGoogle Payへ設定することにより実店舗での利用もOK、QUICPay+やJCBコンタクトレスに対応した加盟店であれば使えるのでカードレスといえども利便性は充実しています。
還元率は0.2%のキャッシュバック制となっているものの、月額600円のプレミアムサービスに加入すれば1%まで上がるためとってもお得。
キャッシュバック分は貯蓄預金へ入金される仕組みとなっているため使いたい時だけ残高を移行すればOK、買い物をするだけなのに貯金感覚で貯めておけるシステムはなかなか他にはありません。
生活に密着した1枚を選ぼう
デビットカードは銀行口座と直結になっていることから引落しの請求や給与の受け取りなど、身の回りの様々な収入や出費を一元管理できることから「家計簿」代わりとして利用できる性質も持っています。
生活に密着した使い方となってくることから第一に選ぶポイントとして「身の回りにATMが多数ある」「普段のお出かけルートにATMがある」銀行がおススメです。
いくら機能や還元率がいいからと言っても入出金に困る環境になってしまうと結果的に使い勝手が悪く、手数料負担が増えてかえって損をする事態になりかねません。
まずは入出金のしやすい銀行を重点的に選び、その中から「普段使うお店」や「銀行としての使いやすさ」といった条件を考えながらピッタリな1枚を選んでみてください。