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JCB(ジェーシービー)について(メリット、デメリットも)

JCBのロゴ

会員数約1億6,977万(2025年3月末時点の公表値)
取引店舗数約5,600万店(国内外/概算・推定値を含む場合あり)
発行国数18カ国・地域以上(公表値は集計基準により変動することがあります)
国際ブランド内でのシェア世界的に見ると相対的に小さめ(Visa/Mastercardが圧倒的)
誕生1961年前身である「株式会社日本クレジットビューロー(Japan Credit Bureau)」が誕生。
非接触技術QUICPay(FeliCa) JCBのタッチ決済(JCB Contactless)(NFC)
クレジットカードのラインナップJCB カード S / 一般カード / JCB CARD W / EXTAGE / ゴールド / ゴールドEXTAGE / ザ・プレミア / プラチナ / ザ・クラスJCBオリジナルシリーズのラインナップ(代表例)。
公式サイトhttps://www.jcb.jp/

JCBってどんな国際ブランド?

JCBは日本発の国際ペイメントブランドです。

世界には銀聯(UnionPay)をはじめ、各国・地域発の決済ネットワークも存在しますが、「日本発の国際ペイメントブランド」として長年展開してきたのがJCBです。海外では通称「サムライカード」と呼ばれることもあります。

JCBの前身は、1961年に設立された「株式会社日本クレジットビューロー(Japan Credit Bureau)」です。

またJCBのエンブレムは、青・赤・緑の3色と、“3つのS”をモチーフにしています。現在は「Support(責任感)」「Strength(活力感)」「Sharing(親近感)」のブランドパーソナリティを表すデザインとして説明されています。

JCBは日本国内では最大級の会員基盤を持ち、クレジットカードが使える多くのお店で利用できます。一方で世界全体で見ると、Visa/Mastercardに比べて規模は小さめです。

ただし近年は、海外の金融機関でJCBブランドカードが発行されるなど、国内外での利用環境は拡大傾向にあります。旅行先(例:ハワイ、グアム、アジアの主要都市など)では、JCBを見かける機会も増えています。

また、JCBは国際ブランドでありながら、自社でもプロパーカード(JCBオリジナルシリーズ)を発行しているのが大きな特徴のひとつです。Apple Payでも使えるポストペイ型のQUICPayを提供していることから、日本の決済市場では欠かせない存在だと言えるでしょう。

なお、日本の決済インフラの一部を担うネットワーク事業として、JCBグループの「日本カードネットワーク」が決済ネットワーク(CARDNET等)を提供しています。

JCBは他の国際ブランドと提携して世界でも使えるようになってきた

JCBは、他のペイメントブランドと提携(ネットワーク提携/相互開放)することで、海外での利便性を高めています。

具体的には、米国ではDiscoverとの提携により、Discover加盟店でJCBカードが使えるケースが拡大しています。また、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドではAmerican Expressとの提携により、American Express加盟店でJCBカードが使えるケースがあります。

ただし、実際の取扱いは加盟店側の契約形態や決済端末の設定、通信状況などによって左右されるため、すべての店舗で必ず使えるとは限りません(同じロゴ掲示があっても、取扱いがない場合があります)。

また日本国内においても、American Express、Discover、Diners Club、UnionPay(銀聯)などは、JCBとの提携により利用できる加盟店が拡大しています。

中国で強い銀聯(UnionPay)とも提携関係にあるため、今後も相互の利便性向上が期待されています。

JCBが自らの名を冠して発行しているクレジットカード

JCBがどこかと提携をしないで自ら発行しているクレジットカード(JCBオリジナルシリーズ)が存在します(2021年12月にリニューアル)。

JCB CARD Wの実物

その代表格であるJCB Originalシリーズのラインナップは以下の通り。

JCBオリジナルシリーズ年会費特徴
JCB カード S年会費無料年齢制限無し。2023年12月に登場した新しいスタンダードカード。
JCB CARD W年会費無料39歳以下限定。ポイント常時2倍。
JCBゴールド初年度年会費無料、次年度11,000円(税込)JCBザ・クラスへの入り口になるカード。
JCB GOLD EXTAGE初年度年会費無料、次年度3,300円(税込)29歳以下限定。ポイント1.5倍。
JCBゴールド ザ・プレミアゴールドの年会費11,000円(税込)+ザ・プレミア年会費5,500円(税込)ゴールド保有者で一定条件(例:2年以上連続で年間利用額が100万円以上など)を満たした方に招待される。
JCBプラチナ27,500円(税込)コンシェルジュデスク、プライオリティパス、有名レストラン2名で行くと1名無料。
JCBザ・クラス55,000円(税込)コンシェルジュデスク、プライオリティパス、メンバーズセレクション(年に1回のプレゼント)、有名レストラン2名で行くと1名無料。

国際ブランドが自ら出しているので、そのクレジットカードの信頼性は高いと言えるでしょう。

特に、ブラックカードであるJCBザ・クラスは、手に入れる難易度も高くステータス性が高いクレジットカードとして知られています。

たとえば、JCBゴールドを継続利用し一定条件を満たしてJCBゴールド ザ・プレミアに招待、さらにそこからJCBザ・クラスのインビテーションを待つ、という流れが一般的に語られることが多いです。したがって、一定期間使い続ける必要がある点も特徴です。

JCBザ・クラスは、過去に一部の限定特典が話題になった時期もありましたが、特典内容は随時見直しされます。最新の特典は公式情報をご確認ください。

ほかにも、リボ払い専用のカードや、女性向けカードなど、ニーズ別のラインナップが用意されています(取り扱い状況は時期により変わります)。

JCBが他社と提携をして発行しているクレジットカード

JCBが提携をして発行しているクレジットカードの代表的なものは以下の通り(一部)。

※提携カードは、発行会社の統合・商品改定などにより、名称や受付状況が変わることがあります。最新状況は各社公式をご確認ください。

JCBとの提携会社具体的なクレジットカード
(株)アプラス
  • アプラスアクシスカードプラス
  • 新生アプラスカード
(株)イオン銀行
  • イオンカードセレクト
  • イオンカードWAON一体型
  • イオンカード×ディズニーデザイン(JCBのみ)
EMGマーケティング合同会社
  • シナジーJCBカード
(株)オリエントコーポレーション
  • Orico Card THE POINT
  • Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
  • iB(iD×QUICPay)
近鉄グループホールディングス(株)
  • KIPSカード
九州旅客鉄道(株)
  • BIC CAMERA JQ SUGOCA
(株)クレディセゾン
  • セゾンカードインターナショナル
  • 三井ショッピングパークカード《セゾン》
  • Meiセゾンカード
  • ロフトカード
  • <PARCO カード>
(株)コメリキャピタル
  • コメリカード
(株)ジェイティービー
  • JTB旅カード
(株)ジャックス
  • アルプス・ジャックスカード
  • ETC・ジャックスJCBカード
  • KAMPO STYLE CLUB CARD
  • 美otopeカード
(株)セディナ
  • セディナカード
  • セディナカードゴールド
  • SMBC JCB CARD
  • OMCカード
全日本空輸(株)
  • ANA JCBカード
  • ANA JCB ワイドカード
  • ANA JCB カード プレミアム
デルタ航空会社
  • デルタ スカイマイルJCBカード
トヨタファイナンス(株)
  • TS CUBIC CARD
東京地下鉄(株)
  • ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
  • To Me CARD PASMO(一体型)
ニッセン・ジー・イー・クレジット(株)
  • マジカルクラブTカードJCB
日本航空(株)
  • JAL・JCBカード
  • JAL・JCB CLUB-Aカード
(株)ビューカード
  • 「ビュー・スイカ」カード
  • ビックカメラSuicaカード
  • ルミネカード
(株)阪急阪神カード
  • エメラルドSTACIA PiTaPaカード
  • ペルソナSTACIA PiTaPaカード
ポケットカード(株)
  • ファミマTカード
  • Tカード プラス
本田技研工業(株)
  • JCB Honda Cカード
(株)ゆめカード
  • ゆめカード(ゆめかクレジット)
ライフカード(株)
  • ライフカード
  • 学生専用ライフカード
楽天カード(株)
  • 楽天カード
  • 楽天ゴールドカード
  • 楽天プレミアムカード
(株)リクルートホールディングス
  • リクルートカード
PayPayカード(株)
  • PayPayカード
(株)UCS
  • UCSカード
ユナイテッド航空会社
  • MileagePlus JCBカード

JCBは国内発行の強みを活かして、同じクレジットカードでも国際ブランドによって受けられるサービスやポイント付与条件が異なる場合があります。特に電子マネー・プリペイドへのチャージや公共料金等は、条件が変更されやすいので、最新の条件は各カード会社の公式案内で確認するのが確実です。

筆者のおすすめのJCBブランドのクレジットカードは以下にまとめてあります。

https://no-genkin.com/entry/jcb-brand-osusume/

JCBブランドが付与したデビットカード

JCBが付与したデビットカードは以下のような銀行が発行しています。

※発行状況は変更されることがあります(最新は各銀行の公式案内をご確認ください)。

  • イオン銀行
  • 愛媛銀行
  • 大垣共立銀行
  • セブン銀行
  • 千葉銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 東邦銀行
  • 福岡銀行
  • 北洋銀行
  • みずほ銀行
  • 山口銀行
  • もみじ銀行
  • 北九州銀行
  • 楽天銀行

楽天銀行などはVISAデビットとJCBデビットで選択できる形です。

JCBが付与したプリペイドカード(電子マネー)

JCBが付与した、国際ブランド付きの電子マネーには以下のようなカードがあります。

※発行状況は変更されることがあります(最新は各社の公式案内をご確認ください)。

  • アクアカード(コメリキャピタル)
  • 旅プリカ(JTB)
  • おサイフPonta(ローソン)
  • JCBプレモカード

JCBが提供している電子マネー「QUICPay」

JCBは日本でQUICPayという電子マネーを提供しています。

QUICPayはクレジットカードなどに紐づくことが多い、いわゆるポストペイ型の電子マネーです(詳細はこちら)。ポストペイ型の電子マネーには他にdocomoが提供するiDがあります。

チャージをするわけではなく、タッチをしたらすぐに支払いが完了して、紐付いたクレジットカードと一緒に請求される形です。

Apple Pay(WALLETアプリ)に登録したクレジットカードに付与される電子マネーの1つとしても有名です。

ApplePayで支払い完了

Apple Payの普及などにより、対応店舗が拡大し、知名度と利便性を大きく上げました。

JCBが提供しているコンタクト決済「JCBのタッチ決済(JCB Contactless)」

JCBはタッチ決済(コンタクトレス決済)のJCB Contactlessを提供しています。以前はJ/Speedyという名称でしたが、のちにJCB Contactlessという名称へ移行し、現在は「JCBのタッチ決済」と併記されることもあります。

JCB Contactless対応のカード

一部のカードに付帯、及び、JCBカードをApple Pay(WALLETアプリ)に登録することで利用できます。

日本だと、コンビニ、マクドナルド、ローソン、すき家などで利用可能です。JCBのタッチ決済に関する詳細、対応カードなどは↓にまとめてあります。

https://no-genkin.com/entry/jcb-contactless/

コンタクトレス決済全体の詳細はこちらの記事に詳しくまとめています。

ニューヨークの地下鉄やバス(NY MTAが運営するもの)でも、対応するタッチ決済として利用できる場合があります(カードや環境によって異なります)。

JCBの海外ATM機能

JCBもVISAやMastercardのようにATMから現地通貨を引き出すことができます。

欧米で使えるところが少ないイメージのあるJCBですが、現金の引き出し(キャッシング/海外ATM利用)については対応範囲が広いケースが多いです。

基本的には「JCB」マークのあるATMで利用できます。さらに、カードによっては裏面等に「Cirrus」マークが付いている場合があり、その場合はCirrus対応ATMでも利用できることがあります。

よって、以下のマークが付いたATMで現金の引き出しが可能です。

JCBで引き出せるATMのマーク

CirrusはVISAのPlusと並んで世界最大級のATMネットワークの1つなので、現金の引き出しに関しては困ることは少ないでしょう。

JCBの海外サービス

JCBは海外旅行のサポート窓口として、「JCB PLAZA(JCBプラザ)」を展開しています。観光案内、予約、緊急時のサポートなどを、日本語で相談できるのが強みです。

また、会員専用の「JCBプラザ ラウンジ」も一部都市に用意されています。ドリンクサービス、荷物一時預かり、Wi-Fiなど、旅先であると便利なサービスが受けられます。

現在の設置状況は概ね以下のとおりです(オンライン相談・電話受付のみの都市もあります)。

  • ホノルル
  • グアム
  • ソウル
  • 台北(オンラインサービス・電話受付のみ)
  • 香港
  • シンガポール(オンライン相談・電話受付のみ)
  • バンコク
  • パリ
  • アメリカ本土(オンライン相談のみ)

※「JCBプラザ(窓口)」と「JCBプラザ ラウンジ(会員向けラウンジ)」は別サービスです。
※また、JCBプラザ・ホノルルは2026年2月28日をもって営業終了予定ですが、JCBプラザ ラウンジ・ホノルルは継続して利用できます。

これも日本発の国際ブランドだからこそ、日本人のことを思って実現できたサービスだと言えるでしょう。

JCBは審査が厳しいの?

JCBが審査を行っているクレジットカード(JCBオリジナルシリーズや、JCBが提携管理をしている一部のカードなど)は、審査はしっかりしていると言われることが多いです。

ただし、審査基準はカードの種類や申込条件、申込者の属性などによって変わります。また、個人事業主の方などは「通りにくい」と感じるケースもあるようですが、これはカードや状況によって差があるため、一般論として捉えるのが無難です。

JCBのポイントプログラム「Oki Dokiポイント」

Oki Dokiポイントプログラム

JCBが発行しているJCB Originalシリーズで貯まるポイントはOki Dokiポイント(Oki Dokiポイントプログラム)です。

ポイントは基本的に、1ヵ月のカードご利用合計金額1,000円(税込)につき1ポイントが貯まります(1回の利用が1,000円未満でも月合計で換算)。

また、Oki Dokiポイントは2026年1月に「J-POINT」へリニューアル予定です。リニューアルに伴い、2025年12月26日~2026年1月12日の期間はポイント交換申込みが停止予定となっています。失効予定ポイントがある方はご注意ください。

たとえばJCBギフトカードへの交換は、5,000円分で1,100ポイントが目安です(交換レートは変更されることがあります)。

オンラインショッピングモール(経由して買い物をすることでポイントがアップするサイト)はOki Dokiランドがあります。

Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどではポイント2倍です。

JCBが発行するギフトカード「JCBギフトカード」

JCBが発行するギフトカードであるJCBギフトカード。

クレジットカードをよく使う方はポイントプログラムの交換景品として重宝している方も多いでしょう。

大きなデパートや百貨店をはじめとして全国100万店以上の取扱店で使えるので、使い道に困ることは少ないかと思います。ただ、JCBのクレジットカードが使えるからといって、JCBのギフトカードが必ず使えるわけではないので、その点はご注意ください。

※JCBギフトカードは基本的にオンラインショッピング/海外では利用できません。また、おつりは出ません(額面以上での利用が必要)。有効期限はありません。

JCBが提供するQRコード決済ネットワーク「Smart Code」

JCBはSmart CodeというQRコード決済の“おまとめ”サービスを提供しています。

加盟店はSmart Codeと契約をすれば、様々なQRコード決済を一気に導入できる仕組みです。

ファミペイ、au PAY、銀行Pay、JAL Pay、MyJCB Payなどが加盟しています(加盟状況は追加・変更される場合があります)

Smart Codeを導入しているチェーン店はこちらからも参照できます。

JCBが提供するQRコード決済サービス「MyJCB Pay」

JCBはカード管理アプリのMyJCBで、MyJCB PayというQRコード決済を導入しています。

JCBオリジナルシリーズで利用可能です。

MyJCB Pay

実カードを出さなくてもSmart Code加盟店でカード払いができるという仕組みです。

JCBのこれから

JCBは日本の決済市場においてなくてならない存在です。クレジットカードの国際ブランドとしては言わずもがな、QUICPayでも存在感を増しています。

ただ、プロパーカードの仕様変更やタッチ決済などでは、他社の動きに追随する形に見える場面もあります。

JCBが進化しなければ、日本の決済市場はいつまで経ってもガラパゴスのままで世界基準から乖離してしまうとも言えます。さらなる進化を求めてサムライカードが邁進していってくれることを願いましょう。

JCBのメリット・デメリット(ざっくりまとめ)

メリット

  • 日本国内での使いやすさが高く、プロパーカード(JCBオリジナルシリーズ)も選べる
  • QUICPayやMyJCBなど、国内向けの周辺サービスが充実
  • 旅行時はJCBプラザ/プラザラウンジなど、日本語サポートが頼れる
  • 国内で他の国際ブランドと違って規制から外れて使える場面が多い

デメリット

  • 海外ではVisa/Mastercardほど“どこでも確実”とは言いにくく、地域や店舗で差が出る
  • 提携ネットワーク(Discover/Amex等)は店舗側設定や通信状況で使えないケースもある

※海外利用が多い人は「JCB+Visa/Mastercardの2枚持ち」などでリスク分散すると安心です。

現金いらず.com 運営チーム
著者:現金いらず制作チーム
2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず(旧 現金いらず.com)運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー2.4万人)、動画で理解したい方はYouTubeでも日々情報を共有しています。