d払いタッチはNTTドコモが提供しているApple PayのiD/Visaのタッチ決済、Google PayのiDのサービスです。
タッチという名称ですが、Apple PayはiD、Visaのタッチ決済共に対応していますが、Google PayではiDのみです。
↓Apple Payに登録した「d払い」(d払いタッチ)。
↓Google Payに登録した「d払い」(d払いタッチ)。
- d払いタッチはNTTドコモが2024年1月末に開始したサービス。
- d払い(iD)、もっと遡るとDCMX miniの後継サービス。
- d払いタッチは、別途iDアプリが必要なd払い(iD)と違い、Google Payに登録してiDとして利用するサービス。
- iD払いでdポイントが利用可能。
- ドコモユーザー以外も利用可能。
概要
d払いタッチの支払い方法
d払いタッチの支払い方法は以下の4種類です。
- d払い残高(現金バリュー)
- dカード払い
- dポイント(期間限定dポイント含む)
- 電話料金合算払い(ドコモ)
コード決済のd払いと違って、dカード以外の他社クレジットカードでの支払いは出来ません。
d払い残高へのチャージは、(1)銀行口座からのチャージ、(2)セブン銀行ATMからの現金チャージ、(3)dポイントからのチャージがあります。
d払いタッチの5つの特徴
d払いタッチの特徴は、大きく分けて5つあります。
- ドコモユーザー以外も利用可能
- Apple Payに登録してiD/Visaのタッチ決済、Google Payに登録してiDとして使うサービス
- 期間限定含むdポイントが使える
- 還元率はコード決済のd払いと同じ
- Visaブランドのバーチャルカードが発行される
ドコモユーザー以外も利用可能
ドコモは以前からd払い(iD)(旧DCMX mini)というサービスを提供していましたが、これらは電話回線合算払いのみの回線契約者向けのサービスで、ドコモユーザー以外は使えませんでした。
ですが、d払いタッチは、電話料金合算払い以外のチャージしたd払い残高などでも支払いが可能なため、ドコモユーザー以外も使えるようになっています(支払い方法の詳細は後述)。
Apple Payに登録してiD/Visaのタッチ決済、Google Payに登録してiDとして使うサービス
- Apple Pay・・・iD/Visaのタッチ決済
- Google Pay・・・iD
Apple PayのほうがVisaのタッチ決済が使える分、利便性は高いかもしれません。
期間限定含むdポイントが使える
d払いタッチは、支払いにdポイントが使えます。iDでの非接触決済で気軽にdポイントを消化できるのは便利です。
コード決済のときと同様にd払いアプリの「ポイント利用」ボタンを押しておけばOKです(Androidはスクショが取れないので画像はiOSです)。
還元率はコード決済のd払いと同じ(0.5%/1%)
d払いタッチの還元率は、以下のようになります。
- d払い残高払い/電話料金合算払い・・・0.5%還元
- dカードを紐づけて支払い・・・1%還元(基本還元率0.5%+dカード支払い特典0.5%)
コード決済のd払いと同じで、d払いタッチを使ったからポイント還元率が上がる/下がるということはありません。
Visaブランドのバーチャルカードが発行される
d払いタッチの利用登録をすると、同時に、Visaブランドのd払いのバーチャルカードも発行されます。ようするに、d払いタッチは、d払いのバーチャルカードをApple Pay・Google Payに登録したサービスです。なので、ついでに(?)バーチャルカードも使えるようになった形。
ベースポイントの付与対象です。
使わないときにはカードロック設定をしておきましょう。
バーチャルカードを使ってAmazonギフト券のチャージに使える(期間限定dポイントの消化に便利)
d払いタッチの登録時に発行されるバーチャルカードはdポイントの利用も可能なので、Amazonギフト券へのチャージにも使えます。
d払いの設定画面でポイントの利用にチェックを入れば、Amazonギフト券のチャージタイプでd払いのバーチャルカードで決済をすれば期間限定dポイントの消化に便利です。
Amazonギフト券は100円以上からチャージできます。
Apple Payのd払いタッチのSuicaへのチャージは塞がれた
サービス開始当初は、Apple Payに登録したd払いからApple Payに登録したSuica、PASMOに11円以上からチャージが可能だったのですが、1日も経たずに塞がれてしまいました。
最低チャージ額が100円のAmazonギフト券よりも使いやすかったので残念・・・。
実店舗での支払い方法(伝え方)・注意点
d払いタッチは、iD払いのときは「タッチ決済」の名称が付いていても、レジでは「iDで」と伝えてからタッチをします。
間違える人はあまりいないと思いますが、「d払いのタッチで」と伝えても当然伝わりません。
Apple PayでVisaのタッチ決済をするときには基本的に「クレジットで」と伝えてタッチをします(参考)。
d払いタッチのメリット
私が考えるd払いタッチのメリットは以下の通りです。
- dポイントを非接触決済で手軽に使える。
- コード決済のd払い加盟店ではなかった場所でもd払い残高が使える(イオンなど)。
- バーチャルカードを使えば期間限定dポイントの消化に利用可能(アマギフなど)。
d払いタッチのデメリット
私が考えるd払いタッチのデメリットは以下の通りです。
- コード決済のd払いも同様だが、dカードユーザー以外は還元率が良いわけではない。
- d払いタッチ決済の名称がクレジットカードのタッチ決済と混同してややこしい・・・かも?