PayPayでは個人間送金機能も付いています。
PayPayは6000万人近い利用者数を誇るので、送金ツールとしても使いやすいです。個人間送金においてはアプリを使っている人の多さがとても重要になってきます。
2022年の統計では、スマホを使った送金の90%がPayPayで行われているので最も利便性が高い個人間送金サービスだと言えます(PayPayのプレスリリース)。
概要
PayPayで送金する方法
PayPayで送金するためには、以下の方法があります。いずれにせよ、相手もPayPayをインストールしている必要があります。
- 相手のQRコードを読み取って送る
- 携帯電話番号・PayPay IDで検索して送る(グループ機能も)
- SNSで送る(リンクを作成して送る)
相手のQRコードを読み取って送る
読み取る側はホーム画面のスキャンを、読み込んで欲しい側は自分のQRコード(マイコード)を提示します。マイコードはアカウントメニューから表示させることが可能です。
相手が近くにいるときには手軽な方法だと言えるでしょう。
携帯電話番号・PayPay IDで検索して送る
「送る」のメニューで相手の携帯電話番号、PayPay IDを検索することで送金可能です。
電話番号やPayPay IDで検索できるかどうかは設定しておくことができます。
グループ内で請求・送金
PayPayは事前にメンバーのPayPay IDなどで追加しておけば、グループを作成することも可能です。そしてグループ内で請求リンクを作成、送金することもできます。
グループを作れば集金(請求リンク作成)が簡単にできます。
請求者は「1人2500円」などというメッセージと共に請求リンクを添付、残りのメンバーはそこから送金すればOKです。
SNSで送る(リンクを作成して送る)
送金リンクを作成して、SNSなどで送ることもできます。
相手はリンクを開いて受け取ります。
もしもPayPay IDなどを知っているようなら、そちらから送ったほうがスムーズではあります。
ポチ袋を送る
↑のSNSで送る機能とほとんど同じです。ポチ袋のようなギミックで送金することができます。
PayPayで送金できるチャージ残高
PayPayでは以下の2種類のPayPay残高を送金できます。
- PayPayマネー・・・銀行口座・ヤフオクの売上金・現金からのチャージ。出金可能。
- PayPayマネーライト・・・PayPayクレジットからのチャージ・ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでチャージ(その他本人未確認時のチャージ)。出金不可。
PayPayポイントを送ることはできません。
PayPayマネーから優先して送金される(設定で変更可能)
PayPay残高は送金をする際に、デフォルトの状態ではPayPayマネーが優先して送られます。以前は、必ずPayPayマネーライトから優先的に使われていたのですが、2023年12月20日にデフォルトでPayPayマネーから送れるように改善しました。PayPayマネーライトを保有している状態でも相手に「出金できる残高(PayPayマネー)」を送ることができるので、この変更で拡大に使いやすくなったかと思います。
デフォルトの優先順位
- PayPayマネー
- PayPayマネーライト
送る残高の種類を自分で選択することはできません。あくまで優先順位に従って送られます。
PayPayマネーライト、PayPayマネーがのどちらを優先するかは「送る・受け取る設定」で変更できます。
PayPayマネーライトは出金不可
ここで問題になるのが出金の可否です。もしも友達に送金したのがPayPayマネーライトだった場合、相手はお金を銀行口座に出金することができません(つまり日本円にはできません)。
PayPayとして決済には利用できるので問題は少ないとは思いますが、ひょっとしたら日本円として受け取ることが前提でPayPayでの送金を受諾したのかもしれません。その場合、ひょっとしたら友情に亀裂が入りかねませんよね。
なので、もしあなたがPayPayマネーライトをする際には相手に「銀行口座に振り込む予定ある?それともそのままPayPayで使う?」と事前に聞いておいたほうが良いでしょう。
家族間なら良いかもしれませんが、友達同士なら出金できるかどうかは重要だと思いますのでご注意ください。
PayPayマネーは出金可能です。PayPay銀行以外は手数料がかかります。
- PayPay銀行・・・手数料無料
- PayPay銀行以外・・・100円/回
本人未確認アカウントの方はPayPayマネーを送られてもPayPayマネーライトになってしまう
PayPayは本人「未」確認の方は、出金可能なPayPayマネーを扱うことができません。本人未確認の方でも出金可能なPayPayマネーを扱えてしまうと、犯罪に利用される恐れがあるのでやむを得ません。もしも出金したいのであれば本人確認を完了させておきましょう。
本人未確認だと、チャージ残高は全てPayPayマネーライトになる(出金不可)他、本人確認済みのユーザーからPayPayマネーが送られてきても、PayPayマネーライトになってしまいます。
送金されるPayPay残高 | 本人確認済みアカウント | 本人未確認アカウント |
---|---|---|
PayPayマネー | PayPayマネーを受け取る | PayPayマネーライトを受け取る |
PayPayマネーライト | PayPayマネーライトを受け取る | PayPayマネーライトを受け取る |
本人確認には運転免許証、またはマイナンバーカードが必要です(高校生など運転免許証がまだ持てない方はマイナンバーカードが必要になるので、PayPayマネーライトでのやり取りがメインになるかもしれません)。
送金の上限金額
PayPayの個人間送金の上限金額は以下のとおりです(本人確認済みの場合)。
- 過去24時間・・・30万円
- 過去30日間・・・100万円
本人確認を行っていない場合は過去24時間10万円、過去30日間50万円です。
PayPayの個人間送金のメリット・デメリットまとめ
メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- PayPayを使っている人が圧倒的に多いので、送金ツールとして提案しやすい。
- UIが洗練されていて使いやすい。
- 出金手数料が安め(ほかは220円とかが多い)。
- PayPayマネーから優先して送金される(設定可能)
デメリット
- PayPayマネーライトとPayPayマネーの使い分けの説明がめんどくさい。