銀行振込ではなく、アプリで手軽にお金を送れれば便利なことは誰にでも想像はできると思います。でも、日本ではさほど流行っていません。
日本の現状との対比として、アメリカではPayPalの子会社が運営しているVenmoが流行。また、中国のWeChat Payの凄さはもはや言わずもがなですが、WeChat Payも個人間送金から始まったサービスであることからもその重要性はわかります。
兎にも角にも、この記事で伝えたいことは1つ。飲み会とかで現金で割り勘するのいい加減めんどくさすぎるので、どれでもいいからとりあえず使ってみてください!
個人的におすすめのものには「おすすめ」と記載しています。
概要
ことら送金【管理人おすすめ】
2022年10月11日、10万円以下の無料小口送金サービスの「ことら」がサービスを開始しました。「ことら」というアプリは存在せず、J-Coin Pay、Bank Pay、三井住友銀行のアプリといった各種アプリに組み込まれている送金機能です。
「ことら送金」はJ-Debitで使われている既存の仕組みを使い、APIで銀行間だけではなく、銀行とスマホ決済の資金移動業者とも繋げています。例えば、J-Coin Payのチャージ残高を直接三菱UFJ銀行に送金することが可能です。まだ対応しているサービスが少ないですが、PayPayなど大手決済サービスが対応したら使い勝手が大幅に上がるでしょう(PayPay残高を直接銀行口座に送金できるようになる)。
ここで紹介しているアプリの送金とは仕組みが異なるので、詳細は↓をご参照ください。
エアウォレット
運営会社 | 株式会社リクルートMUFGビジネス |
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本人確認 | 必要(資金移動業者) |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | – |
送金限度額 | – |
残高出金 | 可 |
出金可能な銀行 | 三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、楽天銀行など多数 |
残高出金手数料 | 無料 |
エアウォレットはリクルートとMUFGが提供している送金サービスです。
COIN+残高にチャージをして、その残高で送金や自分の口座間の残高移動が可能です。
メガバンクだけではなく、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、楽天銀行も登録可能。さらに1円単位から送金、出金手数料が無料で利用できます。
詳細はこちらにまとめてあります。
メリット
- ことら送金が利用できないネット銀行など多くの銀行口座を登録可能。
- 出金手数料が無料。
- 1円単位で送金・出金が可能。
デメリット
- 出金は即時ではない。
PayPay【管理人おすすめ】
運営会社 | PayPay株式会社 |
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本人確認 | 必要(資金移動業者) |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | あり |
送金限度額 | 30万円/月 |
残高出金 | 可 |
出金可能な銀行 | PayPay銀行など |
残高出金手数料 |
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支払い | チャージされたPayPay残高(PayPayマネー、または、PayPayマネーライト)から行われる |
PayPayはPayPay株式会社が運営しているQRコード決済サービス。なんとスマホを使った送金の90%以上がこのPayPayを使って行われています(2022年度のデータ※)。
PayPayを利用している方を電話番号やIDから検索、相手のQRコードを読み取り、受け取り用リンクを作成するなどの手段で送金をすることができます。
PayPayマネーの出金にも対応しています。PayPay銀行へなら出金手数料は無料です。
2023年12月20日から出金可能なPayPayマネーから優先して送金されるようになったので、格段に使いやすくなりました(設定でPayPayマネーを優先するか、PayPayマネーライトを優先するか選択可能)。
PayPayで決済をして得たキャッシュバックや入会キャンペーンなどのボーナス(PayPayポイント、PayPayボーナスライト)は送金に使えません。
メリット
- クレジットカード(PayPayカード)・PayPayクレジットでのチャージ残高を送金可能。
- PayPayを使っている人が圧倒的に多いので、使われる頻度が高い。
- 送金するPayPay残高の種類を出金できるPayPayマネーか、出金不可な(PayPayでしか使えない)PayPayマネーライトで選択可能
デメリット
- 銀行口座などからチャージされた分は日本円として出金可能だが、PayPayカードからチャージしたPayPayマネーライトが送られてきた場合、出金できない。
d払い
運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
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本人確認 | 必要(資金移動業者)ドコモ回線契約者以外は要本人確認。 |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | あり |
送金限度額 | 20万円/月 dポイントは3万ポイント/月。 |
残高出金 | 可能 |
出金可能な銀行 | みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行など |
残高出金手数料 | 220円(税込)みずほ銀行の場合月の1回目は110円(税込) |
支払い | チャージ残高から行われるdポイント送金も可能だが、dポイントは出金不可 |
d払いはドコモが提供するQRコード決済です。2019年9月末から送金機能も追加されました。ドコモ回線契約者以外でも本人確認をすることで利用可能です。
通常のチャージ残高を送金する機能以外に、dポイントの送金機能も付いているのが嬉しいサービスです。
チャージ残高を送金されたものは手数料は220円(税込)で出金も可能です。dポイントは出金できませんが、1ポイント1円でQRコード決済のd払いで利用可能です。
2023年8月末からドコモユーザー以外でも電話番号から送金できるようになりました(要本人確認)。
メリット
- チャージ残高を送金できる以外に、dポイントも送金できる。
デメリット
- 出金手数料が220円(税込)かかる。
- d払い利用者はLINE PayやPayPayなどと比べると少ない。
Kyash
運営会社 | 株式会社Kyash |
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本人確認 | 必要(資金移動業者) |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | あり |
送金限度額 | 1回30万円、1ヶ月100万円Kyash Cardユーザーの場合。Kyash Card Lite、Kyash Card Virtualの場合は限度額は15万円/月。 |
残高出金 | 可 |
出金可能な銀行 | みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行など |
残高出金手数料 | 220円(税込) |
支払い | チャージ残高から行われる |
Kyashは2020年9月7日に資金移動業として送金サービスを開始しました。
銀行口座からチャージした残高(Kyashマネー)は手数料は220円(税込)で出金も可能、さらに手数料220円(税込)で相手の銀行口座に振込することもできます。ただし、Kyash CardはVisaブランド加盟店で残高を使えるので、Kyashとして買い物で使ったほうがお得です。
送金をできるのは銀行口座からチャージしたり、コンビニで現金チャージした分、さらに、あらゆるVisaブランドのクレジットカード(デビットカード)からチャージした分も送金可能なのがKyashのユニークなポイントです(クレジットカードチャージ分、本人未確認アカウントからの送金分は出金や銀行口座への振込はできない)。
ポイントでチャージした分は送金自体ができないのでご注意ください。
Kyashのまとめはこちら。Kyashの個人間送金機能のまとめはこちら。
メリット
- チャージ残高はVISA加盟店で利用可能。
- Visaブランドのクレジットカードからチャージした分も送金可能(出金は不可)。
- 銀行口座への振込も可能(手数料が220円(税込))。
デメリット
- 出金手数料が220円(税込)かかる。
- 銀行口座などからチャージされた分が送金された場合は日本円として出金可能だが、クレジットカード(デビットカード)、または、本人未確認アカウントからチャージされたKyashバリューが送られてきた場合は出金できない(残高利用に優先順位が設定されているので受け取り側も送金側も種類をコントロールできない)。
au PAY
運営会社 | KDDI株式会社 |
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本人確認 | 必要(資金移動業者(WebMoney株式会社→2020年4月からauペイメント株式会社が資格を保有)) |
送金手数料 | 無料送金にはじぶん銀行の口座が必要。 |
決済機能 | あり |
送金限度額 | 5万円/月 |
残高出金 | 可 |
出金可能な銀行 | auじぶん銀行 |
残高出金手数料 |
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支払い | チャージ残高から行われる |
auが提供するau PAYにも送金機能があります。
au PAY残高から送金する形です。送金できるau PAY残高はじぶん銀行・ポイント・auショップ・コンビニでチャージした分で、クレジットカードなどでチャージした分は送金できないのでご注意ください。
また、送金をするためにはauじぶん銀行の銀行口座を保有していて、連携をする必要があります。出金もじぶん銀行のみに限定されています。
送金相手はじぶん銀行の口座を保有している必要はありません(出金したければ必要)。
メリット
- Pontaポイントをau PAY残高にして送金可能。
- 自動払出なら出金無料。
デメリット
- 出金にauじぶん銀行が必須。
- 都度払出だと出金手数料が220円がかかる。
メルペイ
運営会社 | 株式会社メルペイ |
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本人確認 | 必要(資金移動業者) |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | あり |
送金限度額 | 10万円/日 |
残高出金 | 可 |
出金可能な銀行 | 三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友銀行、PayPay銀行、楽天銀行など |
残高出金手数料 |
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支払い | チャージ残高から行われる(メルカリの売上金も充当可) |
メルペイはメルカリの売上高をそのままQRコードやiDとして決済に利用可能なサービス。
2020年7月から送金にも対応しました。メルカリの売上金や売上金で購入したポイントを送金することができます。
メルカリの売上金を口座に引き出すのと同様の手段で、各種銀行口座への出金が可能です。
出金手数料は金額に関わらず、200円/回かかります。なので、メルカリをよく使う方でしたらそのままメルカリの買い物に充当するか、iDとして利用したほうがお得です。
メルペイのまとめはこちら。
メリット
- メルカリの売上金を送金可能。
デメリット
- 出金手数料が200円がかかる。
- URLを発行して送金するので面倒(IDなので検索して送金できたら便利)。
Money Tap
運営会社 | SBI Ripple Asia株式会社(マネータップ株式会社に順次運営移行) |
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本人確認 | 銀行口座開設時に必須(電子決済等代行業) |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | なし |
送金限度額 | 1回3万円、1日10万円 |
残高出金 | 可能(口座に直接振り込みのため) |
出金可能な銀行 | –銀行間取引のため愛媛銀行、住信SBIネット銀行、スルガ銀行(一時停止中)、島根銀行、筑邦銀行ならそのまま利用可能。 |
残高出金手数料 | – |
支払い | 口座残高から行われる |
Money Tapは住信SBIネット銀行、スルガ銀行が提携して発表したサービス。仮想通貨のRippleを活用しています。以前はりそな銀行も登録可能でしたが2019年5月13日に連携中止されました。
アプリ上で銀行口座から銀行口座に24時間365日、直接、即送金を行うことができます。自分自身への送金、自分が保有している口座間での資金移動もスムーズに行えます。
現在は同じ銀行宛てはもちろん、住信SBIネット銀行から他行(愛媛銀行、住信SBIネット銀行、スルガ銀行(一時停止中)、島根銀行、筑邦銀行)宛ても現在は無料となっています。
メリット
- 銀行口座間で直接送金(他のサービスで必要な出金すら不要)。
- 自身の口座間での送金も可能。
デメリット
- 対応している口座が少ない(相手も対応の口座を保有している必要あり)
J-Coin Pay
運営会社 | 株式会社みずほ銀行 |
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本人確認 | 銀行口座開設時に必須(電子決済等代行業) |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | あり |
送金限度額 | 25万円/日 Liteは20万円/日 |
残高出金 | 可能(口座に直接振り込みのため) |
出金可能な銀行 | みずほ銀行、三菱UFJ銀行など各銀行 |
残高出金手数料 | – |
支払い | 口座残高から行われる |
ことら送金 | 対応 |
J-Coin Payはみずほフィナンシャルグループが提供するQRコード決済&個人間送金アプリ。UIはpringとほぼ同じです。
登録可能なのはみずほ銀行、三菱UFJ銀行と、地方銀行がメインです(2023年8月に三菱UFJ銀行に接続した)。その他、三井住友銀行など他のメガバンクやネット銀行は現状では利用不可です。
出金(口座に戻す)手数料は無料です。
アプリ内のウォレットに口座残高からチャージをして送金をします。決済機能も備えており、ファミマや松屋などで使えます。
2022年10月11日からは「ことら送金」に対応したので、Bank Payなどに登録した銀行口座に直接送金することも可能です。
メリット
- 残高を利用可能なお店も大手チェーン店を中心に増加中。
- ことら送金に対応しているので、銀行口座への送金も可能。
デメリット
- 対応銀行がみずほ銀行、三菱UFJ銀行以外は地方銀行がメイン。
- 後発のため、まだ利用者が少なく、個人間送金に利用しづらい。
AEON Pay
運営会社 | イオンスマートテクノロジー株式会社 |
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本人確認 | – |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | あり |
送金限度額 | 5万円/日 / 10万円/月 |
残高出金 | – |
出金可能な銀行 | – |
残高出金手数料 | – |
支払い | チャージ残高から行われる |
ことら送金 | – |
AEON Payはチャージ残高を送金する機能もついています。
2023年12月から対応しました。
あくまでチャージ残高を他のAEON Pay(iAEONアプリ・イオンウォレットアプリ)を使う方に送金することが出来る機能です。
出金などはできません。
AEON Payのまとめはこちら。
メリット
- 家族間などのやり取りで便利かも?
デメリット
- 友達同士などの個人間送金には利用しづらい。
- 出金不可。
楽天ペイ
運営会社 | 楽天株式会社 |
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本人確認 | 不要(前払式手段発行業)楽天キャッシュ プレミアム型は資金移動業で要本人確認。 |
送金手数料 | 無料 |
決済機能 | あり |
送金限度額 | 10万円/回 30万円/月(基本型) 100万円/月(プレミアム方) |
残高出金 | △楽天キャッシュ【プレミアム型】の方は2021年7月29日からラクマアプリ、楽天ペイアプリから出金可能 |
出金可能な銀行 | 楽天銀行、他 |
残高出金手数料 |
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支払い | 楽天キャッシュのチャージ残高から行われる |
楽天ペイは楽天キャッシュ(楽天が提供するチャージ型電子マネー)を送金することができます。楽天キャッシュへのチャージは現状だとラクマの売り上げや楽天カード、楽天銀行口座から行なえます(1,000円単位)。チャージした電子マネーを送る形です。
連絡先を同期して楽天ペイの利用者を探して送付する他、専用リンクを作成して、そのリンクを送付することで受け渡しが出来ます。
楽天ペイ(QRコード決済)と同じアプリで利用できるので今後利用者が増えれば便利かも。
メリット
- 楽天カードの力もあって楽天ペイアプリの利用者は多い(楽天ポイントカード機能なども一元化されている)。
- チャージした楽天キャッシュは楽天市場でも使えるので使い道には困らない。
- 楽天キャッシュ【プレミアム型】は出金可能。
デメリット
- 楽天キャッシュを理解している人が少ない(楽天Edyとの違いなどの説明が必要かも)
- 楽天キャッシュ【基本型】は出金不可。
PayPal
運営会社 | PayPal Pte. Ltd. |
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本人確認 | 必要(資金移動業者) |
送金手数料 | 無料海外送金は1回499円。 |
決済機能 | あり送金されたPayPal残高はPayPalでの支払いに充当可能。 |
送金限度額 | 1回100万円1回あたり10万円以上の送金をする場合、受け取る側も要本人確認手続き。 |
残高出金 | 可能 |
出金可能な銀行 | みずほ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、三井住友銀行 |
残高出金手数料 |
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支払い | PayPalアカウントに入っている残高、登録した銀行口座からの口座振替で行われる家族、友人への支払いにはクレジットカードは利用不可(利用した場合、受け取る際に手数料が発生する)。 |
PayPalは以前からPayPal.meでのビジネス利用で送金ができましたが、2019年3月末からアプリ、WEB上から個人間送金も利用可能になりました。
送金は登録した銀行口座から行われ、口座振替という形で引き落とされます。
よって、銀行口座の登録は必須です。PayPalにみずほ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、三井住友銀行のいずれかの銀行口座を登録した人のみが利用可能となります(決済だけに使っていた方の多くはクレジットカードやデビットカードだけしか登録していないと思います)。
個人間送金でクレジットカードは利用不可です。もしも「個人間の支払い」「商品またはサービス」の選択で後者を選択します。クレジットカードによる送付を個人間で行う場合はビジネス用途とみなされて決済手数料がかかってくるのでご注意ください。
支払われたお金はPalPalアカウトの残高に入金され、ネットショッピングなどでPayPal払いの際の支払いに充当することもできるので使い道には困らないでしょう。銀行口座への出金する場合は、5万円以上が無料、5万円以下だと250円です。
PayPalは世界規模のアプリなので利用者が多いのと、PayPayなどを使わない方でも提案しやすいかと思います。
海外の異なる通貨への送金も可能です(送金手数料499円+通貨換算手数料が別途かかる)。
PayPalのまとめはこちら。
メリット
- 世界中で利用されているアプリで信頼性が高い(ご祝儀とかに良いかも?)。
- 入金されたPayPal残高はWEBショッピングで使いやすい。
デメリット
- 友人や家族間での個人間送金ではクレジットカード利用不可。
- 銀行口座に出金したい場合、5万円未満は出金手数料がかかる。
- PayPalアカウントを作っている人は多いがすでに銀行口座を登録している人はそこまで多くないかも(?)
まとめ
ということで各個人間送金サービスを見てきました。
筆者発信のアンケートだと半数近い方が使っていますが、まだ実情はここまで使われていないでしょう(現在は家族間で使われていることが多いようです)。
この他にも、Amazonギフトカードを送る(前払式手段発行業)、という方法もあったりしますが(もらったギフトカードはAmazonでそのまま使えるので使い道に困ることはないし実は最強なんじゃないかという説もあり)、取り急ぎアプリだけご紹介しました。
Amazonギフト券を送る(プレゼントする)方法の詳細は↓をご参照ください。
各社マネタイズしにくい個人間送金よりもまずは決済機能を強化しようとシフトチェンジしているような風潮を感じますが、ここに飲み会の割り勘のたびにストレスを感じている、個人間送金の必要性をひしひしと感じている人間がいるので、ぜひとも頑張っていただきたいところです。
【余談】資金移動業という壁
日本で(送金から出金まで揃った完璧な)個人間送金サービスを行うためには、ユーザーに本人確認を行ってもらう必要があります。現在は主にオンラインバンクにログインをして銀行口座と紐づけることで本人確認が行われます。
この本人確認の諸々を定めている法律が資金決済法で、この法律に基づいて「資金移動業者」として登録されない限り、日本で銀行以外が為替取引(ようはオンライン上のお金)を移動させる完璧な個人間送金サービスは行えないのです。送金ができても前払式で、かつ、引き出すことはできないといった形になります。資金移動業登録には、財産的基盤や組織の整備が必要とされるので、海外のサービスやベンチャーが気軽に参入できません。犯罪収益移転防止法も絡んできます。
筆者は法律の専門家ではないので、あくまで知人に話を聞いたのと自分が本業で参入するとしたらという仮定で調べただけですが、すぐに頭が痛くなりました☆
資金移動業者の一覧は金融庁のサイトで一覧で公開されている(PDF)ので確認をしてみてください。↑で掲載されているPayPay、Pring、メルペイなどが確認できると思います。送金から出金までなんの不便なく使いたいという方はこれらのサービスを利用すれば良いと判断できます。
ただし、慣れていないと銀行口座を登録することすら億劫だという声はよく耳にします。実際、いざ飲み会となったときにその場でオンラインバンクにログインして本人確認をしてもらうわけにもいかないというのもいまいち流行らない原因の1つだと言えるでしょう。
ちなみにアメリカのVenmoでも本人確認はあるのですが、ユーザー登録さえしてしまえば(米国にいて携帯電話でSMSメッセージを受信できたら)始めたいと思ったときに気軽に利用はできます。
もちろん、後から銀行口座を登録すれば現金化できますし、別途本人確認を行うと振込の上限が週に999.99ドルから週に19,999.99ドル、一度に2,999.99ドルが上限にアップするという仕組みです(違っていたら教えてください)。まだ利用もしていないうちから本人確認という面倒な作業を求められるかどうか、こういった小さな差が流行っているかどうかの違いの1つなのかなと思ったりします。
なお、掲載していたものの削除したのは以下のサービスです。
- LINE Pay(サービス終了予定)
- pring(新規登録終了済み)