JALカード naviの特徴
| 国際ブランド | VISA / Mastercard / JCB |
|---|---|
| 年会費 | 完全無料 |
| 還元率 | 1% マイル交換先による。 |
| ポイント名 | JALマイル レート：100円で1マイル。 |
| Apple Pay | QUICPay QUICPayは特約店の対象外になるので注意。 |
| Google Pay | QUICPay JCBブランドのみQUICPayに対応。QUICPayは特約店の対象外になるので注意。 |
| 詳細 | 公式サイト |
JALカード naviは、学生専用のJALカードです。といっても、そこらの学生向けカードよりも特典が充実しているので、飛行機に乗る学生の方なら必携のクレジットカードと言えるのではないでしょうか。改悪は続いていますが、それでもなお、お得だと思います。
在学中は年会費無料、マイルの有効期限を気にせず貯め続けることができます。更に、時期が限られるとはいえ、マイルを航空券に交換するレートまでもがお得になっています。
概要
JALカード naviは、18歳以上30歳未満の学生の方が入会できます。
↓は旧デザインです。
申込時に在学していた学校を卒業するまでがカードの有効期限です。
大学院への進学などで、現在在学中の学校を卒業後もJALカード naviを継続する場合は、卒業直前に送付される書類で手続きをする必要があります。
卒業後就職する場合は、自動的にJALカード(普通カード)に切り替えとなります。切替時には、ボーナスマイルが2,000マイル付与されます。
また、入会は卒業予定の3ヶ月前までとなります。3月卒業の場合、前年の12月中に申し込む必要があります。
在学中は無料となっています。
といってもこのカード、在学中しか保有できないカードになっています。
卒業すると自動的にJALカード(普通カード)に切り替えとなります。普通カードは本来年会費が掛かるのですが、切り替え初年度に限り年会費は無料です。
ETCカードに関しても年会費は無料です。ただしVISA・Master(三菱UFJニコス発行)のカードの場合、発行時に手数料1,100円(税込)が掛かります。
JALカード naviでは、1回の支払額100円につき1マイルが貯まります。
細かく言うと、支払額÷100を計算して出た値の小数点第一位を四捨五入した値がマイルとして付与されます。つまり、50円以上の利用からマイルが貯まるのです。
更に、JALカード特約店では1回の支払額100円につき2マイル(通常の2倍のマイル)が貯まります。
JALカード特約店は、イオン、ファミリーマート、マツモトキヨシ、紀伊國屋書店などがあります。
これはJAL普通カードにおけるショッピングマイル・プレミアム加入時に相当する還元率です。普通カードの場合は別途4,950円（税込）の年会費が掛かるのですが、JALカード naviであれば、別途年会費を支払う必要はありません。学生だけの特権です。
マイルの有効期限は通常3年となっていますが、在学中は無期限です。卒業後3年間有効となります。
4年制の大学生の場合であれば、在学期間4年と、通常の有効期限3年間を合わせて計7年間貯め続けることができます。
フライトマイル
JALカード naviでは、JAL便への搭乗時に貯まるマイル(フライトマイル)が通常よりも多くなります。
JALカード特典として、通常の積算率＋10%のマイルが貯まるうえ、更に、通常は年会費2,200円(税込)が掛かる「JALカードツアープレミアム」に無料で入会することが可能です。
JALカードツアープレミアムに入会すると、「先得」の運賃で搭乗してもマイル積算率が100%となります。
本来、先得運賃で搭乗すると、付与されるマイルが通常運賃の時に比べて少なくなります。しかし、JALカードツアープレミアムに入会すると、付与されるマイルが通常運賃時と同等になるのです。ただし、特典航空券(マイルから引き換えた航空券)での搭乗時はマイル付与の対象外となりますのでご注意を。
ツアープレミアム入会は、カード申し込み時に選択できます。後からでも入会可能ですが、入会しておいて損は全くないのでカード申込時にツアープレミアム入会を選択しておきましょう。
ボーナスマイル
JALカード naviでは、事ある毎にボーナスマイルが付与されます。
まず、カード入会後初搭乗時に1,000マイルが付与されます。更に、毎年初めて搭乗する際に1,000マイルが付与されます。
ここまではJAL 普通カードと同じ特典ですが、naviだとここに以下の特典がプラスされます。
祝卒業！JALカードご継続ボーナス
卒業後、JAL普通カードへの切替時に2,000マイルが付与されます。
語学検定ボーナスマイル
TOEIC600点以上、TOEFL61点以上など、語学検定において所定の点数・位を満たした場合に500マイルが付与されます。
検定合格でボーナスマイルが貯まるユニークなカードはJALカード naviぐらいなものです。
ただし、JALカード navi入会前に受験・合格した検定に関してはボーナスが付与されないのでお気をつけください。
JALマイルの使い道
JALマイルは、1マイル＝1円相当分のポイントや電子マネーに交換することができます。が、JALカードを選ぶ方であれば、JALカード navi割引を使って「特典航空券」に交換される方が殆どでしょう。
特典航空券とは、マイルを使って交換した航空券のことです。現金で購入するよりも大幅に安く搭乗することができますが、1便辺りの発券枚数が限られており、乗りたい日の乗りたい時間の便に乗れるとは限りません。特に休日や繁盛期は尚更です。せっかくマイルを貯めても、希望の便に搭乗出来ない可能性があることは承知しておくことが重要です。
特典航空券の発券に必要なマイル数は、区間によって異なります。
JALカード navi会員であれば、JAL国内線特典航空券の各ゾーンおよび乗り継ぎ旅程の基本マイルの一律50％で乗ることができます。
例えば、東京ー大阪の場合、通常JAL国内線特典航空券（普通席）に必要な基本マイル数は6,000マイルですが、JALカード navi割引なら3,000マイルです。
札幌ー沖縄の場合、通常JAL国内線特典航空券（普通席）に必要な基本マイル数は10,000マイルですが、JALカード navi割引なら5,000マイルです。
JALカード navi会員であれば、国際線も通常よりもお得なマイル数で利用することができます。
ただ学生時代だとやはり国内線の特典航空券のほうが圧倒的にお得ですし、現実的です。
マイルからe JALポイントに交換して使う
マイルから直接交換する「特典航空券」だけではなく、e JALポイントという現金と同じように航空券やツアーパックを購入可能なポイントに一旦交換してから、航空券にする方法もあります。
先得の運賃をe JALポイントで支払うことも可能です。
マイルからe JALポイントへの交換は、5,000マイルから5,000マイル刻みで交換することができます。最低額の5,000マイルの場合、5000 e JALポイントに交換されます。ただしこのレートは参考程度として考えてください。
10,000マイル以上での交換であれば、交換前のマイル数の1.5倍の e JALポイントに交換できます。10,000マイルであれば、15,000e JALポイントです。
獲得されているマイル数が10,000マイルを超えているのであれば、10,000マイル以上での交換をオススメします。
JALカード naviには旅行保険が付帯しています。海外旅行・国内旅行ともに自動付帯です(カードで支払わなくても保険が適用される)。
- 海外旅行時には障害死亡は最高1000万円、傷害後遺障害は30万円-1000万円、障害治療費用は最高50万円、疾病治療費用は最高50万円、賠償責任は最高2000万円、携行品損害は1旅行で最高15万円（累計100万円）、救援者費用は最高100万円。
- 国内旅行時には障害死亡は最高1000万円、傷害後遺障害は30万円-1000万円。
海外旅行の場合、「傷害治療費用」が50万円まで出ますが、この額でははっきり言って不安が残ります。海外旅行の際はJALカード nabiの保険だけに頼らず、掛け捨ての保険を契約した方が良いかと思われます。
なお、ショッピング保険も最高100万円付帯されています。
その他の特典
JALカード共通の特典として、
- 機内販売が10%割引
- 空港の売店や免税店で5から10%割引
などの特典が存在します。
また、12～26歳未満の方限定で、搭乗当日に空席がある場合に、通常運賃の半額程度で搭乗できるスカイメイトというサービスが存在します。
こちらはJALカード会員に限らず、クレジットカードが付帯されていないJMB会員でも適用されるサービスです。
JALカード naviはApple Payに対応しています。
登録することで、QUICPay、Mastercardタッチ決済（Mastercardブランド）、JCBのタッチ決済（JCBブランド）が利用可能です。
QUICPayだと基本的に特約店のマイル2倍特典が対象外になります。ご注意ください。
JALカード naviはJCBブランドのみGoogle Payに対応しています。
2024年1月25日にJAL・JCBカードがGoogle Payに対応しました。
登録することでQUICPayとして利用可能です。JCBのタッチ決済には対応していません。
QUICPayだと基本的に特約店のマイル2倍特典が対象外になります。ご注意ください。
JAL便に搭乗する方であれば作って損はありません。むしろ作らない手がありません。両手をあげてオススメします。特典航空券に交換しない場合でもオススメできます。
もしも月に3万円カードで支払うとすれば、年間で3600マイル貯まります。つまり、2年間貯め続けるだけで国内線往復分(=2区間)のマイルに達するのです。
このように、国内線であればハードルが非常に低いのですが、国際線の航空券へ交換する場合はやはりハードルが高いです。利用額が少ない場合、在学中には航空券に交換できない可能性もあります。マイルをどれだけ貯められるか、戦略を立てられる方や学生ながらに高額決済を繰り返される方であれば、国際線の航空券への交換も視野に入れて良いのではないでしょうか。
JALカード naviの付帯保険・追加カード等
| 海外旅行保険 | 【 自動付帯 】 最高2000万円（賠償責任）、1000万円（障害死亡時） |
|---|---|
| 国内旅行保険 | 【 自動付帯 】 最高1000万円（障害死亡時） |
| その他保険 |
|
| ETCカード | 年会費：0円 発行手数料が1,100円（税込）かかる。 |
