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キャッシュレス派でも現金払いせざるを得ないシチュエーション

キャッシュレス派でも現金払いせざるを得ないシチュエーション

以前、Twitterでポツリと呟いた#今日の現金払いというタグに共感して頂いたことを記事にしました(参照:#今日の現金払い活動について)。

現在は少なくとも数百の投稿を頂いて、だいぶ落ち着いてきましたが、その後も定期的にキャッシュレス派の方々から現金が使えない場所に関する投稿が続いており、大体の傾向が見えてきたので一度まとめてみたいと思います。キャッシュレス派の人間の悲鳴とも言える実際の#今日の現金払いの投稿はTwitterを御覧ください。

現金払いをせざるを得なかった際のストレス発散にもお使い頂けましたら。筆者が「どんまい」の気持ちを込めて「いいね」をします(笑)。

継続して投稿が合ったものは随時この記事でピックアップしていきます。

医療費

日本でキャッシュレス派なのにも関わらず、現金払いをせざるを得ない場面、現在の最も投稿が多いのは病院の医療費の支払い。

筆者も実際に悩まされました。クレジットカードも電子マネーも使えない病院多すぎます。国で規制するならまずここでは?

ただクレジットカードも電子マネーも使えないのであれば、(まあ、嫌だけど)諦めも付くのですが、最もめんどくさいのは、クレジットカードのVISA、MasterCard、JCB、American Express、Dinersなどのアクセプタンスマークがあるのにも関わらず、

「クレジットカードが使えるのは保険外治療のみです」

と言われてクレジットカードの利用を断られてしまうパターン。この投稿は何件もありましたし、筆者自身も体験しました。

保険内治療でクレジットカードを使われて万が一のことがあったときに諸々の弊害があるのはなんとなくわかりますが、ならアクセプタンスマークを出すなと思いますし、JCBさんなどは、このような形の病院に対する規制をもっと厳しくして頂きたいと切に願います。

わかりにくいし、不便だしの二重苦です。あと体調悪いのにATM行きたくない。

また、病院はその特性上、精算まで料金がわからないので、現金を用意するにしても財布にいくら入れておけば良いのか、という不安がつきまといます。カード払いができればそんな不安はなくなるのですが。

ちなみに、ウェルシア薬局などの大手チェーンの薬局は調剤薬局であってもクレジットカードも電子マネーも使えるしポイントも貯まることが殆どです。

駐車場

街中の駐車場でもまだまだクレジットカードや電子マネーに対応していないところは多いです(大手パーキングチェーンでは対応も増えてきましたが)。事前に停める場所を決めているというケースは少なく、空いているところに入るケースが多いので、たまたま入った駐車場が現金のみという事態も多々起こります。

現金払いのみの駐車場の精算機

最も困惑する、そして現金のみのケースが多いのが、大型ショッピングモールの駐車場。モール内では電子マネーやクレジットカードが使えても、駐車場では現金のみというケース。

モールの駐車場というのは手元に現金がなかったらジ・エンドで、バックをして戻るわけにもいかず手詰まりになってしまいます。あらゆる決済手段を用意すべきではないでしょうか(しかも5,000円以上の紙幣が使えないところも多い)。

実態としては、このパーキング業界は寡占した機器メーカーのせいで未だに現金払いがメインになっているという話を耳にしました。

さらに、路上駐車のパーキングメーター。これは100円硬貨しか使えず、両替もできない。なのに遅れれば駐禁になるという・・・。2024年3月からようやくキャッシュレス対応のものが都内で導入され始めたようです。

パーキングメーター

アメリカでは以前からずっとクレジットカードも使えました。

市役所・行政サービスの届出・登録・証明などの各種サービス

市役所や行政サービスでの届け出や必要書類の申請はまだまだ現金払いのところが多いです。住民票の写し、課税証明証、各種証明書の交付手数料、各種施設の使用料金などで各種電子マネー決済を導入する事例も出てきたので、幅広い自治体でこの動きが続いてほしいものです。

住民票の写しなどはセブンイレブンにいけばマルチコピー機でnanaco払いで発行できるようになっていますが、市役所内、行政サービスセンターなどでは基本的に未だに現金払いのみのところが多いです。

例えば筆者はとある事情で印鑑登録、印鑑証明書の発行をしたのですが、印鑑証明はマルチコピー機でnanaco払いができるのですが、最初の印鑑登録はコンビニでは出来ないので、市役所に行って手続きをした結果、#今日の現金払い、となってしまいました。

市役所での現金払い

国はキャッシュレスを進めるならまずはここ頑張ろうよ、と声を大にして言いたいところ。お役所仕事、とはよく言ったものです・・・。

他にも運転免許証の更新等も現金払いのみです(警視庁では2021年7月からキャッシュレス導入など進んではいます)。

パスポート発行時の収入証紙なども基本的には現金払いのみです(2024年にはネット申請&クレジットカード決済に対応予定)。

自販機

首都圏の駅ナカでは交通系電子マネーが使えない自販機を探すほうが圧倒的に難しくなってきた昨今ですが、街中ではまだ使えないところも多く、現金払いしてしまったという方も多く見受けられました。

現金しか使えない自販機

最近では伊藤園の自販機がLINE Payに対応したりと広がっているので、現金のみの自販機は早いところ撲滅して欲しいところ・・・。

特に夏場はスムーズに水分補給したいです。

子供の学校関連費用

筆者は子供がいないので気付かなかったのですが、これも現金のやり取りのオンパレード。

例えば、学校の給食費とか、いい加減現金以外で支払える仕組みが整っても良いと思うのですが。どうやら未だに子供が給食費が入った袋を学校まで持っていったりするのはあるそうで。

学校関連の費用は現金払い

他にも何かしらの集金、写真代(カメラマンが撮ったやつを番号で選んで買うやつでしょうか?古い?)、制服代金、部費なども現金払いしかできなかったとして投稿されていました。

制服代とか高いから危ないし、ポイントもそれなりに貯まるからクレジットカードで支払いたいですよね・・・。

小学生、中学生がときには1万円以上入った封筒持って歩き回るとか危険極まりないですね。

大学内での各種手続き

大学の学内での現金払いの投稿も多いです。

他大学図書館の資料の文献複写費用、証明書発行手数料、卒業のための再試験料など。

大学内では生協の電子マネーが使えたとしても、これらの手続きはまだまだ現金払いのみです・・・。

生協の出資金や共済金、食堂の年間定期券などの高額な現金払いをした、という投稿もありました。

(主に個人経営の)ごはん屋さん

予想通りではありますが個人経営のごはん屋さんも現金払いせざるを得ない場所の代表格。チェーン店でも一部は使えても店舗によっては使えない場所(大阪王将や餃子の王将など)の投稿も見受けられました。あと、とにかくラーメン屋の投稿が多いです。

そもそもキャッシュレス派の方はカードや電子マネーが使えないお店には殆ど足を運ばない傾向が見られるので、現金払いでも行ってしまうお店はよほど好きなお店だという愛の証でもあるでしょう。笑

現金払いのみのとんかつ屋

筆者も神保町にある某カレー屋や馬喰町にあるとんかつ屋さんは現金のみなのですが、好きすぎて通ってしまうので助けて欲しい・・・。現金払いが主流なラーメン屋によく行くキャッシュレス派の方は辛いと思います・・・。

地方の公共交通機関

首都圏から出ないとあまり想像が付かないかもしれませんが、地方では電子マネーが一切使えない、もしくは使えても地方独自のもので購入していないと使えない私鉄やバス(コミュニティバスなど含む)が存在しています。

投稿があったところだと、

しなの鉄道、松本電鉄上高地線、えちごトキめき鉄道、みなと観光バス、出雲空港連絡バス、加越能バス、函館帝産バス、頸城バス、山交バス、JRバス東北、夕鉄バス、祐徳バス、伊予鉄バス

などなど。

もし他にもありましたら、常時追加したいのでタグ付き投稿で教えてください。

キャッシュレス派の方が地方に旅行に行った際にぶつかる壁です。資本力がない地方の交通会社にとって設備投資は大きな負担なので事情はわかるのですが・・・。

対策として、地方交通で共通したQRコード決済の導入が経済産業省で検討されているというニュースも流れていますが、果たしてどうなるでしょうか。

割り勘

友達とご飯を食べた後の割り勘。このようなケースでも現金は必要です。LINE Payなど割り勘サービスはあるものの、実際に使ったことがある人は圧倒的に少数派。

楽しい食事の場の最後に「こういうサービスがあってね・・・」などと切り出すのも野暮というもの。

そんなこんなで普段キャッシュレス派の方でも食事、飲み会の場では現金払いが基本となっているようです。

停電時の支払い

2018年9月に発生した北海道の震災でのブラックアウトで、キャッシュレス派なんだけど、クレカや電子マネーが一切使えずに詰んだ、といった匿名の投稿が話題になりました。

電子マネーやクレジットカードは停電時のレジでは基本的には使えません。なので、家にも一切現金を置いていないと確かに困ったことになりかねません。キャッシュレス派の方でもお札を1−2枚は常備しておくか、現金は家に多少置いておくことが大切です。

ただし、停電時には銀行ATMも動かないということなので、現金派の方でも普段から大量にお金を持ち歩いている方ならともかく、そうでない方は新規に現金を下ろすことが出来るわけではないという点は忘れてはいけません。

停電時の決済の解決策としては、QRコード決済(スマホ、タブレットの充電が必要、インターネット環境は必要)、Squareのオフラインモード(スマホ、タブレットの充電が必要、インターネット環境がなくてもOK)、インプリンターでの決済(カードの凸凹を印刷する方式でスマホやタブレット必要なし、インターネット環境がなくてもOK)などが考えられます。

余談ですが、セブンイレブンは停電時にも数時間は予備バッテリーでレジを動かしており、その間の支払いは電子マネーやクレジットカードが推奨されているようです(バッテリーが切れた後の現金払いでの釣り銭切れを遅らせるため)。北海道のブラックアウト時にもセブンイレブンだけはレジが動いていてクレカやnanaco払いが出来ていたようでこの取り組みはもっと評価されて良いと思います(セコマはオーナーさんが車のバッテリーから電源を取るなどしていたようです)。

コンビニの電子マネー払い未対応商品(金券や地域指定ゴミ袋など)の支払い

例えばセブンイレブンではnanacoであれば、市が指定するゴミ袋も購入できますが、それ以外の電子マネーやクレジットカードは利用することが出来ません。

筆者も実際セブンイレブンででペットボトルドリンクと市が指定するゴミ袋を購入し、レジでいつもの通り「QUICPayで」と支払いを行おうとしましたが、エラーが出て支払えなかったということがありました。高速で車に戻って小銭入れから小銭をとってきて事なきを得ましたが焦りました・・・。

セブンイレブンの場合は手元にnanacoがあれば良いのですが、ない場合は突如として現金払いに切り替えざるを得なくなります。

他にも、粗大ゴミ処理券、行政サービスの支払いや金券の支払いなどで同じミスを犯している方が何人かいらっしゃいました。対象外商品には注意が必要です。

その他

その他、自治会費(町内会費)、美容院、浴場、飲み会、お祭りやイベントの物販などや、地方のタクシー、地方スーパー、銭湯の牛乳なども現金のみという投稿が複数回ありました。

タクシーは都内に住んでいるとカードも電子マネーも使えて当然という感覚になりますが、地方に行くと、現金のみのタクシーがたくさん走っていて驚きます。福岡レベルの都市でもタクシーは現金払いのみのものが多いです。

地方の駅前のタクシー乗り場とかでタクシーに乗るときはロシアンルーレットをやっている気分になります(クレジットカードが使えないハズレが来ないようにひたすら祈る)。

どうしても現金が必要になる場面が明確になってきた

現在は日本でもキャッシュレスの気風が高まっており、その濃淡のおかげで、どうしても現金が必要になる場面、というのがますます鮮明になってきました。

その筆頭格が病院(保険内治療)ですが、筆者の知っている医者や医療コンサルの人間に話を聞いても、税制に興味はあっても顧客の決済手段には一切興味がない感じがしたので導入は遅れそうな予感。

しかしながら、声を上げ続けていくことでJCBあたりが頑張ってくれるに違いないと思うので、引き続きお手すきの際にでも、思い立ったら<#今日の現金払い>タグで共有していければ幸いです(個人的にもほぼ毎日チェックしております)。

以前と比べて、例えば郵便局など改善したところもありますが、現在でもキャッシュレスを導入していないところは、ここからの歩みは大変そうです。

一連の投稿は決済関連のイノベーションを起こそうとしていらっしゃるベンチャーの方も何かしらの参考になると思いますので、ぜひ一度お目通しを。

現金いらず.com 運営チーム
著者:現金いらず制作チーム
2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず(旧 現金いらず.com)運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー1.9万人)、動画で理解したい方はYouTubeでも日々情報を共有しています。