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個人間送金が出来るサービスまとめ

個人間送金できるアプリ一覧

LINE Payが2019年5月20日11時からLINEの友達なら誰にでも、何人にでも1,000円分のLINE Payボーナスが送れるキャンペーンを開催(受け取れるのは1人1回まで)。これを機にまだ試したことがない方は誰かに1,000円を送ってみて個人間送金を体験してみてはいかがでしょうか?

メールやLINEを送るようにお金を送れれば便利なことは誰にでも想像はできると思います。でも、日本ではさほど流行っていません。筆者に友達が少なくて気付いていないだけかもしれませんが、飲食店などでも割り勘をデジタルなやり取りでしているような行動はほとんど見かけません。

日本の現状との対比として、アメリカではPayPalの子会社が運営しているVenmoは日本で言う「ググる」と同様に動詞になるレベルで流行っているようで(Venmo me $1といった使われ方を目にします)、他にも親会社のPayPalアプリ、米国銀行業界が提供しているZelle、GoogleのGoogle Pay Send、SquareのSquare Cash、FacebookのMessenger Payment、AppleのApple Pay Cashなど様々な個人間送金サービスが存在しており、それぞれがそれなりのポジションを築いているとのこと。

また、中国のWeChatPayの凄さはもはや言わずもがなですが、WeChatPayも個人間送金から始まったサービスであることからもその重要性はわかります。

兎にも角にも、この記事で伝えたいことは1つ。飲み会とかで現金で割り勘するのいい加減めんどくさすぎるので、どれでもいいからとりあえず使ってみてください!

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項目解説

  • 日本円出金可(手数料無料)・・・日本円で銀行に振り込むことができる。手数料はかからない。
  • 日本円出金可(手数料あり)・・・日本円で銀行に振り込むことができる。ただし1回あたりの手数料がかかる。
  • 日本円出金不可・・・送金分を日本円として出金することができない。独自加盟店や国際ブランドなどを通じてお店で使うことが出来る。
  • 送金手数料無料・・・送金に手数料がかからない。
  • 決済機能あり(QR)・・・アプリ内の残高をQRコード決済で利用可能。
  • 決済機能あり(国際ブランド)・・・アプリ内の残高をVISAやJCB加盟店で利用可能。
  • 決済機能なし(送金専用)・・・銀行間取引など残高を店頭決済にアプリから利用しない送金専用サービス。

LINE Pay

LINE Payの送金

運営会社LINE株式会社
本人確認必要(資金移動業者)
送金手数料無料
決済機能あり
送金限度額1回/1日10万円
残高出金可能
出金可能な銀行三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ジャパンネット銀行、じぶん銀行、横浜銀行など(60行以上)
残高出金手数料200円(税別)
支払いチャージ残高から行われる

LINE Payは決済などは本人確認をしなくても行えます。ですが、送金機能は本人確認後しか使えません。欅坂46と組んで10円ピンポンキャンペーンを行うなど、国内では最も積極的に個人間送金を広めようとしているアプリではないでしょうか。

受け取ったLINE残高は手数料200円(税別)で登録してある銀行口座に振り込みも可能です。

LINE Payは送金だけではなく割り勘機能も付いています。

LINE Payのまとめはこちら

メリット

  • アプリを既にインストールしている人の数が圧倒的で薦めやすい。
  • チャージ残高をLINE PayカードでJCB加盟店で利用可能。最大還元率は2%(ランク制)。
  • QRコード決済も加盟店拡大中。

デメリット

  • 利用のために銀行口座への登録が必須。
  • 出金手数料が200円(税別)かかる。
  • 多機能すぎてUIが複雑。

Pring

pringの送金

運営会社株式会社pring
本人確認必要(資金移動業者)
送金手数料無料
決済機能あり
送金限度額1日最大100万円
残高出金可能
出金可能な銀行みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、福岡銀行、西日本シティ銀行、近畿大阪銀行、東邦銀行、北九州銀行
残高出金手数料無料
支払いチャージ残高から行われる

pringはメタップスの子会社で後発でありながら資金移動業者としても登録されています。

登録できる銀行口座はLINE Payなどの比較すると限られているものの、口座を登録すれば残高の出金は無料です。しかも1円から、1円単位で出金可能なのも嬉しい(チャージは500円から)。

個人間送金としてやり取りをした分に対して「現金化するときに手数料かかるからな」という心理的ハードルがないというのはpringの大きなアドバンテージの1つだと言えるでしょう。

親会社のメタップスが社長がお金に関する本を出したりと人気があることから、ネット上でもアーリーアダプターが好んで使っているサービスです。

Pringのまとめはこちら

メリット

  • 出金手数料が無料。
  • セブン銀行ATMで現金としておろすのも1日1回まで無料。
  • シンプルなUI

デメリット

  • 現在のところ利用者はそこまで多くないので相手にインストールしてもらう必要(かつ本人確認のために銀行口座を登録してもらう必要)。
  • 残高をそのまま決済に利用できる加盟店が少ない。

Kyash

Kyashの送金

運営会社株式会社Kyash
本人確認不要(前払式手段発行業)
送金手数料無料
決済機能あり
送金限度額1回5万円、1ヶ月10万円
残高出金不可
出金可能な銀行
残高出金手数料不可
支払いチャージ残高から行われる(残高不足の場合はオートチャージ)

Kyashは資金移動業ではありません。なので本人確認は必要ありません。

Kyashの仕組みは一般的に前払式手段発行業と呼ばれるもので、これも資金決済法にしっかりとした定義が定められているのですが(詳細を知りたい方は日本資金決済業協会の解説ページを参照)、ようするにオンラインでAmazonギフトカードを発行したことがある方はあれを想像してもらうと良いと思います。事前にチャージをして、そのチャージしたものを送る形。

資金移動業ではなく前払式手段発行業であることのデメリットは、送金したもの、受け取ったものを日本円としては出金できない、という点。

Kyashは現金として出金できないというデメリットを、Kyashバーチャルカード、リアルカードを発行して、VISAブランドが使えるお店、WEBショップで使えるようにして、しかもその還元率を2%にすることで補っています。

VISAブランドが使えるお店はこの世にごまんとありますから、出金できなくても使い道に困ることはありません。

Kyashのまとめはこちら

メリット

  • オートチャージがされるのでスムーズ。
  • チャージ残高は2%の高還元率でVISA加盟店で利用可能(モバイルSuicaへのチャージでもポイントが付く)。

デメリット

  • チャージされた分を日本円として出金不可。

PayPay

PayPayの送金

運営会社PayPay株式会社
本人確認不要(前払式手段発行業)
送金手数料無料
決済機能あり
送金限度額
残高出金不可
出金可能な銀行
残高出金手数料不可
支払いチャージされたPayPayライト(PayPay残高)から行われる

PayPayはソフトバンクとYahoo!JAPANが運営しているQRコード決済サービス。

2018年11月末から個人間送金にも対応しました。PayPayを利用している方を電話番号やIDから検索、相手のQRコードを読み取り、受け取り用リンクを作成するなどの手段で送金をすることができます。

出金にもいずれ対応するとされていますが、現状だとまだ出金には対応しておらず、受け取った分はPayPayとして利用するしかありません。

銀行口座やクレジットカードなどからチャージをした分(PayPayライトと呼ばれます)を事前に入金しておくことで送金が可能です。

PayPayで決済をして得たキャッシュバック(0.5%)や入会キャンペーンなどのボーナス(PayPayボーナスと呼ばれます)は送金に使えません。

PayPayのまとめはこちら

メリット

  • クレジットカードから送金可能。

デメリット

  • チャージされた分を日本円として出金不可。
  • 受け取った分はPayPayとしてQRコード決済でしか利用できない(VISAが付与されているKyashのように国際ブランド加盟店では利用できないので使い道は限られる))。

Money Tap

Money Tapの送金

運営会社SBI Ripple Asia株式会社
本人確認銀行口座開設時に必須(電子決済等代行業)
送金手数料無料
決済機能なし
送金限度額1回3万円、1日10万円
残高出金可能(口座に直接振り込みのため)
出金可能な銀行銀行間取引のため住信SBIネット銀行、スルガ銀行ならそのまま利用可能。
残高出金手数料
支払い口座残高から行われる

Money Tapは住信SBIネット銀行、スルガ銀行が提携して発表したサービス。仮想通貨のRippleを活用しています。以前はりそな銀行も登録可能でしたが2019年5月13日に連携中止されました。

アプリ上で銀行口座から銀行口座に24時間365日、直接、即送金を行うことができます。自分自身への送金、自分が保有している口座間での資金移動もスムーズに行えます。

現在は同じ銀行宛てはもちろん、住信SBIネット銀行からスルガ銀行など他行宛ても現在は無料となっています。

メリット

  • 銀行口座間で直接送金(他のサービスで必要な出金すら不要)。
  • 自身の口座間での送金も可能。

デメリット

  • 対応している口座が少ない(相手も対応の口座を保有している必要あり)

J-Coin Pay

J-Coin Payの送金

運営会社株式会社みずほ銀行
本人確認銀行口座開設時に必須(電子決済等代行業)
送金手数料無料
決済機能あり
送金限度額1日25万円サービス開始時、資金移動業ではないので、B2Bで利用できるように上限はアップすると思われます。
残高出金可能(口座に直接振り込みのため)
出金可能な銀行みずほ銀行現状みずほ銀行のみ。今後、対応予定。
残高出金手数料
支払い口座残高から行われる

J-Coin Payはみずほフィナンシャルグループが提供するQRコード決済&個人間送金アプリ。UIはpringとほぼ同じです。

現状、登録可能なのはみずほ銀行のみですが、今後幅広い銀行で利用可能になる予定。出金(口座に戻す)手数料は無料です。

アプリ内のウォレットに口座残高からチャージをして送金をします。同じ銀行が提供するサービスですが、チャージ式な点は異なります。

決済機能も備えており、幅広い提携店で残高から決済可能になります。

メリット

  • 対応銀行が多い(予定)
  • 残高を利用可能なお店も大手チェーン店を中心に多い(予定)

デメリット

  • 後発のため、まだ利用者が少なく、個人間送金に利用しづらい。

楽天ペイ

楽天ペイの送金画面

運営会社楽天株式会社
本人確認不要(前払式手段発行業)
送金手数料無料
決済機能あり
送金限度額10万円チャージ上限が10万円/月、10万円/回でそれ以上は送れない。
残高出金対応予定
出金可能な銀行対応予定
残高出金手数料
支払い楽天キャッシュのチャージ残高から行われる

楽天ペイは2019年3月にリニューアルして楽天キャッシュ(楽天が提供するチャージ型電子マネー)を送金することができるようになりました。楽天キャッシュへのチャージは現状だとラクマの売り上げや楽天カードから行なえます(1,000円単位)。Kyashなどと同じく、チャージした電子マネーを送る形です。

連絡先を同期して楽天ペイの利用者を探して送付する他、専用リンクを作成して、そのリンクを送付することで受け渡しが出来ます。

楽天ペイ(QRコード決済)と同じアプリで利用できるので今後利用者が増えれば便利かも。

現金での受け取り(出金)も予定されているとのことです。

楽天ペイのまとめはこちら

メリット

  • 楽天カードの力もあって楽天ペイアプリの利用者は多い(楽天ポイントカード機能なども一元化されている)。
  • チャージした楽天キャッシュは楽天市場でも使えるので使い道には困らない。

デメリット

  • 楽天キャッシュは楽天カードを持っているか、ラクマの売り上げ、他の人から送付してもらわないとチャージが出来ない。
  • 日本円出金不可(対応予定)。

PayPal

PayPalの個人間送金

運営会社PayPal Pte. Ltd.
本人確認必要(資金移動業者)
送金手数料無料海外送金は1回499円。
決済機能あり送金されたPayPal残高はPayPalでの支払いに充当可能。
送金限度額1回100万円1回あたり10万円以上の送金をする場合、受け取る側も要本人確認手続き。
残高出金可能
出金可能な銀行みずほ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、三井住友銀行
残高出金手数料
  • 5万円以上/回・・・無料
  • 5万円未満/回・・・250円
支払いPayPalアカウントに入っている残高、登録した銀行口座からの口座振替で行われる家族、友人への支払いにはクレジットカードは利用不可(利用した場合、受け取る際に手数料が発生する)。

PayPalは以前からPayPal.meでのビジネス利用で送金ができましたが、2019年3月末からアプリ、WEB上から個人間送金も利用可能になりました。

送金(支払う)、請求の他に、マネープールという大人数からの集金機能も用意されています。

送金は登録した銀行口座から行われ、数日後に口座振替という形で引き落とされます。

よって、銀黒口座の登録は必須です。PayPalにみずほ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、三井住友銀行のいずれかの銀行口座を登録した人のみが利用可能となります(決済だけに使っていた方の多くはクレジットカードやデビットカードだけしか登録していないと思います)。

個人間送金でクレジットカードは利用不可です。もしも「個人間の支払い」「商品またはサービス」の選択で後者を選択し、クレジットカードによる送付を個人間で行ってしまった場合はビジネス用途とみなされて決済手数料がかかってくるのでご注意ください。

支払われたお金はPalPalアカウトの残高に入金され、ネットショッピングなどでPayPal払いの際の支払いに充当することもできるので使い道には困らないでしょう。銀行口座への出金する場合は、5万円以上が無料、5万円以下だと250円です。

PayPalは世界規模のアプリなので利用者が多いのと、ちょっとPayPayなどを使わない方でも提案しやすいかと思います。

海外の異なる通貨への送金も可能です(送金手数料499円+通貨換算手数料が別途かかる)。

メリット

  • 世界中で利用されているアプリで信頼性が高い(ご祝儀とかに良いかも?)。
  • 入金されたPayPal残高はWEBショッピングで使いやすい。
  • 集金機能(マネープール)が忘年会などの飲み会などで使えるかも(?)

デメリット

  • 友人や家族間での個人間送金ではクレジットカード利用不可。
  • 銀行口座に出金したい場合、5万円未満は出金手数料がかかる。
  • PayPalアカウントを作っている人は多いがすでに銀行口座を登録している人はそこまで多くないかも(?)

日本で個人間送金の導入予定のサービス一覧

今後、個人間送金を導入すると発表しているサービスは以下の通り。

  • Origami Pay
  • メルペイ

まとめ

ということで各個人間送金サービスを見てきました。この他にも、Amazonギフトカードを送る(Kyashと同じ前払式手段発行業)、という方法もあったりしますが(もらったギフトカードはAmazonでそのまま使えるので使い道に困ることはないし実は最強なんじゃないかという説もあり)、取り急ぎアプリだけご紹介しました。

各社マネタイズしにくい個人間送金よりもまずは決済機能を強化しようとシフトチェンジしているような風潮を感じますが、ここに飲み会の割り勘のたびにストレスを感じている、個人間送金の必要性をひしひしと感じている人間がいるので、ぜひとも頑張っていただきたいところです。

【余談】資金移動業という壁

日本で(送金から出金まで揃った完璧な)個人間送金サービスを行うためには、ユーザーに本人確認を行ってもらう必要があります。現在は主にオンラインバンクにログインをして銀行口座と紐づけることで本人確認が行われます。

この本人確認の諸々を定めている法律が資金決済法で、この法律に基づいて「資金移動業者」として登録されない限り、日本で銀行以外が為替取引(ようはオンライン上のお金)を移動させる完璧な個人間送金サービスは行えないのです。送金ができてもKyashのように前払式でかつ引き出すことはできないといった形になります。資金移動業登録には、財産的基盤や組織の整備が必要とされるので、海外のサービスやベンチャーが気軽に参入できません。犯罪収益移転防止法も絡んできます。

筆者は法律の専門家ではないので、あくまで知人に話を聞いたのと自分が本業で参入するとしたらという仮定で調べただけですが、すぐに頭が痛くなりました☆

資金移動業者の一覧は金融庁のサイトで一覧で公開されている(PDF)ので確認をしてみてください。LINEやPring、それから今後始めるであるメルペイなどが確認できると思います。送金から出金までなんの不便なく使いたいという方はこれらのサービスを利用すれば良いと判断できます。

LINE Payなどは銀行口座を登録するだけで本人確認はできるので、慣れれば楽なのですが、慣れていないと銀行口座を登録することが億劫だという声はよく耳にします。実際、いざ飲み会となったときにその場でオンラインバンクにログインして本人確認をしてもらうのも気が引けるのが流行らない原因の1つだと言えるでしょう。

ちなみにアメリカのVenmoでも本人確認はあるのですが、ユーザー登録さえしてしまえば(米国にいて携帯電話でSMSメッセージを受信できたら)始めたいと思ったときに気軽に利用はできます。

もちろん、後から銀行口座を登録すれば現金化できますし、別途本人確認を行うと振込の上限が週に999.99ドルから週に19,999.99ドル、一度に2,999.99ドルが上限にアップするという仕組みです(違っていたら教えてください)。まだ利用もしていないうちから本人確認という面倒な作業を求められるかどうか、こういった小さな差が流行っているかどうかの違いの1つなのかなと思ったりします。