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【初心者向け】クレジットカードの作り方ガイド

クレジットカードの作り方

クレジットカードの作り方は?どこで作るべきなのか?

クレジットカードは多くの場合、インターネットから申し込んで作ります。百貨店や銀行などの店頭で作る場合にはカードの勧誘スタッフのいうことを聞けば迷うことはほぼないかと思います。たまに大きな駅でブースを設けて勧誘しているようなカード会社もあります。

ただ、あえて作り方という観点から断言させていただきたいのは、店頭などで衝動的に作らず、「インターネットから申し込んで作ったほうがお得」だということです。往々にして特典やキャッシュバックの多さが違います。

クレジットカードの作り方の解説図

カード発行会社目線だと、勧誘スタッフなら話術で一気にクレジットカードを作るところまでもっていけますが(中々断りづらいですよね・・・)、人ってインターネットだと比較検討して申し込むまで時間がかかるので、カード会社は自社のクレジットカードを作ってもらうために各社お得な特典をつけてくれます。

また、インターネットで作る、店頭で作る他にも、クレジットカードを使い続けていくと、カード会社からインビテーション(招待)を受けて「作りませんか?」と誘われることもあります(通常のカードを使い続けていたらゴールドカードに招待されるケースなど)。

他にも郵送で申し込んで作る、電話で申し込んで作ることもカードによっては可能ですが、メリットがほとんどないのでここでは省略します。

インターネットから申し込むのも、記入欄が多く、通販するときなどと違って全部記入するのに5分くらいはかかるので初めてクレジットカードを作る方は戸惑うかもしれませんが、難しいことを聞かれるわけではないので、丁寧に記入していきましょう。

クレジットカードを作るために必要になる書類一覧

クレジットカードを作る際に必要となる書類は大きく分けて2つあります。

  • 本人を確認できる書類
  • 銀行のキャッシュカードor通帳orインターネットバンキングのご契約カード

本人を確認できる書類とは?

本人確認書類は、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」という法律が施行あるため、どのクレジットカードを作る際にも必須です。

「犯罪による収益の移転防止に関する法律」は2020年4月には改正されて厳しくなり、顔写真付き本人確認書類、かつ、本人限定受取郵便で受け取る場合は1種類でOKですが、本人確認書類が顔写真付きではないものは2種類の本人確認書類(もしくはインターネットでの口座振替手続きなど)が必要になっています。

クレジットカードを作る際の本人確認書類の注意事項

↑は某カードを作った際の顔写真がついていない本人確認書類を提出した際の追加の手続きです。カード会社によって多少違いはありますが、概ね以下のようになります。

パターン1本人限定受取郵便(特定事項伝達型)で運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付き本人確認書類を提示受取時に配達員さんが免許証などの書類を見て本人かどうか照合する。
パターン2本人確認書類のコピー2種類基本的に健康保険証、住民票または印鑑登録証明書、在留カード、特別永住証明書などから2種類。
パターン3本人確認書類+領収書のコピー公共料金の領収書、社会保険料の領収書、国税・地方税の領収書(納税証明書)など。

パターン1が1番簡単、かつ、スムーズで、顔写真付きの本人確認書類として代表的なものは万能の運転免許証です。もしくはマイナンバーカードも(普段あまり使わなくても)クレジットカードを作るときには便利ですが現状はまだ運転免許証のほうがスムーズだと言えます。

三井住友VISAカードの運転免許証番号入力フォーム

このように申込時に運転免許証番号を入力して、カード到着時に本人限定郵便で免許証を確認することで本人確認が取るケースも多いです。

銀行のキャッシュカードor通帳orインターネットバンキングのご契約カードについて

銀行のキャッシュカードとご契約カード

クレジットカードは使った分を翌月(もしくは翌々月)に銀行口座から引き落とされるので、銀行口座の登録は必須です。その口座設定をオンライン上で行うために、銀行のキャッシュカードやインターネットバンキングのご契約カード(銀行のWEBサイトでログインをするときに必要となるカード)が必要になります。

オンラインで口座設定するか郵送で口座設定をするか

申し込みの際にオンラインで口座を設定できると、楽ですし、クレジットカードの発送が早くなります(現在では主流の申し込み方法)。利用するためにはインターネットバンキングが使える銀行口座であること、パスワードをきちんと覚えていることが条件になります。また、ワンタイムパスワードを設定している場合はそれも必要になるので準備をしておきましょう。

例えば、三井住友カードでオンライン口座設定ができるのは、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、イオン銀行、その他、横浜銀行、千葉銀行などの各種地方銀行などなど。今は殆どの銀行口座が対応しています。

オンラインで口座を設定しなかった場合(郵送の場合)

もしもオンラインから口座を設定しなかった場合には、後日、カード会社から引き落とし口座を設定する書類が送られてくるので口座情報を記載して返送をしましょう(別途、銀行口座の印鑑が必要になります(ネットバンクで印鑑を登録していない場合は必要なし))。

書類を返送してからカードを発行するタイプのカードの場合、カード発行までの時間はオンラインで口座を設定したときと比べて1週間以上遅くなることが多いです。

クレジットカードを作るためには審査に通る必要がある

クレジットカードは支払った分のお金があなたの口座から引き落とされるのは1ヶ月−2ヶ月先になり、その間はカード会社の持ち出しになるため、あなたに信頼性、支払い能力があるかどうかを見るために審査を行います。

職業や勤続年数は当然見られていますし、過去に借金の返済が滞っていたり、ケータイ料金の支払いを滞納していたりするとどんどんと審査に通るカードは減っていきます。「特に問題はないはず」と思っている方でも、あなたの信頼性を見られて、万が一通らなかったことを考え、作ることを躊躇してしまうかもしれません(審査されるというのは良い気分ではないですよね)。

ただ、結論から申し上げますと、「身の丈に合ったカードを選べばどんな方でもほぼ大丈夫」です。

今はカードの種類も多様化しており、審査の甘さもピンキリです。緩いものは自己破産されたばかりなどといったよっぽどな事情がない限り通るものもありますし、通らないカードはどうあがいても通りません(ブラックカードを持っているようなVIPが庶民が持つカードの審査に通らないということもよくあります)。

カード毎に特徴や作って欲しい人(好み)みたいなものがあるのでそこさえなんとなく見極められれば大丈夫です(e.g.スーパーがカード会社と組んで発行しているようないわゆる流通系カードは主婦の方にこそ作って欲しいので収入がない専業主婦の方でも通ったりします)。

見極めるといっても、カードを作って欲しい人は「申し込み資格」がしっかりと条件が明示されているので自分が条件に沿うのか確認すれば良いだけです。

クレジットカード別の条件面の違い

上の図に示した通り、学生カードには年収の条件は書かれていないので、バイトでもOKということがわかります。

一方でゴールドカードなどは30歳以上、かつ、安定した収入が条件となっていますから、20代の方、学生の方、フリーターの方は申し込んでもムダになってしまいます。

詳細はこちらの記事にまとめてあるので不安な方は参考にしてみてください。

年収欄の書き方

年収(収入)はクレジットカード会社から見られていますが、カード会社には年収を確認する術がないので、勤務会社や勤続年数などから大体の予測をするしかありません。そのため、実は審査基準の優先順位としては低めなのですが、嘘偽りなく書くことを心がけてください。

たまに年収欄の記載を偽って、発行されるクレジットカードの上限額を上げようとする方がいらっしゃるのですが、クレジットカード会社はデータベースから正確な年収を推測し、「この人なら◯◯万円までは支払えるだろう」といった具合に限度額を判断してくれます。決して審査に通す、通さない「だけ」のために尋ねているわけではありません。なので、偽ってもあなたのお財布がキャパオーバーになるだけで、良いことは何もないです。

それに、余程おかしな(怪しい)年収を記載したら源泉徴収の提出を求められることもありますのでご注意ください。

具体的な書き方は、職業によって異なりますが、まず社会人の方でしたら年収はわかると思います(ボーナス含む年収でOKです)。その他の方は、以下、職業・立場別のクレジットカードの作り方の項を参考にしてみてください。

職業・立場別のクレジットカードの作り方

クレジットカードは職業や立場別で作り方が異なります。いわゆるステータスというやつです。クレジットカード会社はあなたのステータスによって審査基準を変えています。

学生の方のクレジットカードの作り方

学生の方はクレジットカードさえ選べば、審査に落ちるということはほとんどありません。最初は優遇されていることが多い学生専用カードや年齢制限カードを中心に検討すると良いでしょう。

年収欄に関しては大学生も専門学生も、学生の方は学業が優先であるということをクレジットカード会社もわかっています。大学生などでアルバイトをしていない方でも年収を「0」としても「学生用のクレジットカードなら」審査に影響はありません(限度額が低めで発行されるでしょうが、学生の方なら似たりよったりです)。

専業主婦の方のクレジットカードの作り方

ご自身に年収があるわけではない専業主婦の方は作れるカードは限られています。カード会社に連絡をしても、ご主人の家族カードを発行することを勧められることも多いかと思います。ただ、一部、楽天カードなど専業主婦でもOKを謳っているところのカードなら作ることができます。

基本的に専業主婦でもOKとしているクレジットカードであれば、嘘をつかず年収は0で申し込んでも大丈夫です。0ではないと勤務先などを記載する必要が出てきます。

個人事業主(自営業者)の方のクレジットカードの作り方

個人事業主の方は事業用のクレジットカードは法人カード(ビジネスカード)を作るのが基本です。ビジネスカードと言っても通常のクレジットカードと違いはありません。ただ、仕事専用のカードになるので、経費の利用をまとめやすくなります。

クレジットカード会社は個人事業主の方のプライベート用のカードに関しては審査が厳し目ですが(最初はフリーターの方と同様に作って、育てていくのが良いと思います)、ビジネスカードであれば開業1年目でも作れるカードはあります。

個人事業主の方の審査が厳し目なのは「所得」(経費を引いた儲け)という基準がサラリーマンの方の「年収」と異なるためです(サラリーマンの方は会社と勤務年数で大体の年収が予測できるが、個人事業主の方の所得は真偽が確かめづらい)。

フリーターの方の年収のクレジットカードの作り方

フリーターの方はゴールドカード以上のカードでない限り、これまで料金の未払いなどがなければ特に問題なく作れます。

若い方なら年齢制限で優遇があるカードを申し込んで育てていくのがおすすめです。

バイトの年収は1年目の場合は当月のバイト代×12を申告、1年以上勤めていらっしゃるのであれば、昨年度の年収を記載すればOKです。

働き始めて1年未満の方(新社会人)のクレジットカードの作り方

新社会人の方は学生同様にクレジットカードが作りやすい時期です。

一般カードならほとんど作れるでしょうし、20歳以上であれば、ゴールドカードも狙えます。

入社したての新社会人の方はまだ1年働いていないので「年収」はまだないと思います。なので、年収の予測、月の給料×12を記載すればOKです。

デビットカードやブランドプリペイドという選択肢も・・・クレジットカードが1番いいの?

VisaやMastercardブランドを冠したカードはクレジットカードの他にも、銀行が発行するデビットカード、Kyashやau PAYプリペイドカードといったブランドプリペイドカードもあります。

例:みずほ銀行JCBデビット

みずほJCBデビット(実物の表面)

例:Kyash

Kyash Card(実物)

これらのカードでもクレジットカードと同じように決済は可能です。なので、何かしらの理由で「クレジットカードを作りたくない」のであればこれらを検討するのも良いでしょう。

ただし、例えばデビットカードは使ったら即時引き落とされるので不正利用対策はご自身でかなり気をつけなければいけません。一部使えないケースもあるので事前に把握しておくことが必要です。

クレジットカードが作れるのであれば、クレジットカードが最も使えるケースが多く、万が一の返金トラブルなどにも強いので、無難な選択肢だとは言えるかと思います。

また、昨今は三井住友グループがOliveフレキシブルペイという、1枚のカードを使って、アプリ上でクレジット払い、デビット払い、ポイント払い(プリペイド払い)を切り替えるカードを出しています。このカードは初めてのクレジットカードとしてはおすすめしません

Oliveフレキシブルペイの実カード

正確に申し上げると、作るのは良いのですが、初めてのメインカードとして選ぶのはおすすめしません。使い勝手にかなり癖があるので、まずは通常のクレジットカードを作ってみて、そちらに慣れることをおすすめします。

満足行くクレジットカードを選ぶために

クレジットカードを作る前の選ぶ段階で、世の中にはこんなにも多くのカードがあるのか、と驚く方は少なくありません。 そんな日本に数多あるクレジットカードの中から上手に選ぶコツは、自分がよく使うお店でお得なこと、そして、カードの付加価値をしっかりと比較する、ということです。

自分がよく使うお店でお得なこと

クレジットカードには特約店、ポイントアップ店などと呼ばれるお得なお店が用意されていることが多いです。例えばAmazonをよく使う方であれば、Amazonでお得なクレジットカードを作ればお得なクレジットカード生活を過ごすことができます。「どこでも超お得なクレジットカード」があれば良いのですが、カード会社も手数料の中からやりくりをしているのでお得にできるお店・サービスは限られてきます。なので、ご自身が普段使うお店でお得なクレジットカードがあれば優先して作ることを検討してみて良いでしょう。

↓に主要なクレジットカードとお得なお店・サービスをまとめてあるので参考にしてみてください。

カードの付加価値

ここで言う付加価値というのは「支払いに使う」以外の目的全般のことを指しています。例えば、海外旅行に行くから保険が欲しい、ラウンジが使いたい、ポイントやマイルが貯まりやすい、ETCカードを作りたい、などといったもの。

クレジットカードにただ支払う機能がついているだけであれば「どのカードを作っても同じ」ということになります。ですが、クレジットカード会社やカード会社と提携してクレカを発行している会社としては自社が発行するカードを作って欲しいので(支払いの度にお店側から手数料を取れる、お客の囲い込みがしたいといった理由のため)差別化するためにカードに様々な付加価値を付けるわけです。

これらのサービス競争がなければ如何に支払いに便利とはいえ、クレジットカードを作る人は一気に減ることでしょう。

「支払えればなんでもいいよー!」という方はもったいないです。選ぶ前にぜひとも付加価値を比較してみてください。様々な「お得」や「便利」があることに驚くはず。

全ての価値を兼ね備えた完璧なカードというのは存在しないので、自分にとって必要な価値なのかどうかを取捨選択することが肝要になってきます。

クレジットカード作りは自分との対話

クレジットカードの画像

すいません、ちょっとカッコよく言い過ぎました。

ただ、あながち大げさでもなくて、当サイトがアンケートサイトを活用し、年齢も職業も違う方々に「どんなクレジットカードを作ったのか、なぜそのカードを選んだのか」といったアンケートを採ったところ、皆さんカードを作ろうと思い立ったきっかけも、カードの選びの動悸もてんでバラバラで「クレジットカードってその人の生活スタイルと直結しているんだなー」ということを強く実感しました。

あなたもご自身に合ったクレジットカードを選び、作って、便利なカードライフを満喫してください。

くどいようですが、クレジットカードは使い方を間違えれば怖いもの、支払いは遅れないことだけお忘れなく。

現金いらず.com 運営チーム
著者:現金いらず制作チーム
2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず(旧 現金いらず.com)運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー1.9万人)、動画で理解したい方はYouTubeでも日々情報を共有しています。