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楽天ブラックカードの特徴(楽天プレミアムカード保有者が申し込めるカードに)

楽天ブラックカード
基本情報
国際ブランド VISA / Mastercard / JCB / American Express
年会費 33,000円 (税込)
還元率1% 1%
ポイント名楽天市場では最低でも5%。 レート:基本100円で1ポイント。スーパーポイントアッププログラムで楽天市場では最低でも5%。楽天ブラックカードならではのポイントアップあり。
Apple Pay QUICPay / Visaのタッチ決済 / Mastercardコンタクトレス / JCB Contactless VisaブランドはVisaのタッチ決済、MastercardブランドはMastercardコンタクトレスに対応、JCBブランドはJCBのタッチ決済に対応。
Google Pay QUICPay AMEXは未対応。Androidの楽天ペイアプリからVisaブランドは「Visaのタッチ決済」、Mastercardブランドは「Mastercardコンタクトレス」を設定可能。
電子マネー/タッチ決済(NFC)
  • 楽天Edy (付帯)
  • Visaのタッチ決済 (付帯(Visaブランド))
  • Mastercardコンタクトレス (付帯(Mastercardブランド))
  • JCBのタッチ決済 (付帯(JCBブランド))
詳細 公式サイト

楽天ブラックカードは、楽天カードの最上位のカード。

楽天カードでは唯一のインビテーション(招待制)カード、知られてはいたものの公ではなかった幻のカードでしたが、2024年7月から申込制に変更されました。

Visa・MasterCard・JCB・AMEXの国際ブランドで発行することができます。

カードには、楽天Edy、楽天ポイントカードの機能が付帯しています。

楽天ブラックカードの申し込みの条件

申込みの条件は、楽天プレミアムカード保有者で、12ヶ月間利用しており、かつ、年間500万円以上の利用、となっています。

なので、(別途飛び級で招待されるケースもあるかもしれませんが)まずは楽天プレミアムカードを作ることが必須となっています。

楽天ブラックカードの年会費

楽天ブラックカードの年会費は33,000円(税込)となります。一般的なプラチナカードクラスの年会費です。

ETCカードは年会費無料で発行することができます。

家族カードは最大2枚まで発行可能で、年会費はかかりません。

楽天ブラックカードの利用限度額

楽天ブラックカード以外の楽天カード(楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードも含む)では、利用限度額は最大でも300万円です。

しかし、楽天ブラックカードの場合、利用限度額は300万円~1000万円と設定されています。

大きい買い物が重なった際でも安心の限度額設定です。

楽天ブラックカードのポイントプログラム

楽天ブラックカードでは、楽天ポイントが貯まります。

100円で1ポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイントから使用することができます。

ポイントは楽天市場など楽天の提供するサービスのほか、楽天ポイント加盟店での利用、楽天ペイでの支払いや、Edy残高との交換(通常ポイントのみ)で使用することができます。

SPU(スーパーポイントアッププログラム)で楽天市場で最低でも5%還元

楽天市場には「SPU」と呼ばれるポイントアッププログラムがあります。

付与上限以内であれば、楽天市場で「最低でも3%」のポイント還元率です。

内訳は以下の通り。

  • 楽天市場で購入した際に必ず付与される基本ポイント 100円で1ポイント
  • 楽天ブラックカード利用時の決済ポイント +1%
  • 楽天カード利用分のSPU特典 +1%
  • 毎週火曜木曜に選べるポイントアップ特典(下記詳細) +1%

その他、楽天市場アプリの利用や楽天モバイルの契約でも還元率が上がります。詳細な条件などは↓をご参照ください。

楽天ブラックカードのその他ポイント特典

楽天ブラックカードでは、「SPU」以外にも、以下のポイント優待があります。

  • 毎週火、木曜日に楽天市場で楽天ブラックカードを利用(楽天ブックス・楽天マート利用分は除く) +1% (期間限定ポイント)
  • 誕生月に楽天市場、楽天ブックスを楽天ブラックカードで利用 +1% (上限10,000ポイント)
  • 楽天トラベルのポイント+1%付与 (期間限定ポイント)

これらのポイントアップは原則として本会員限定です(家族カードは対象外)。

なお、楽天ブラックカード限定のポイント優待は毎月100,000ポイントが上限です。100,000ポイントを超えると付与されませんのでご注意を。

期間限定ポイントについて

楽天ポイントには、期間限定ポイントが存在します。その名の通り、一定の期間で使わないと消滅してしまうポイントです。

楽天ブラックカードの場合、SPUの各種利用特典や、毎週火・木曜日の特典ポイントなどが期間限定ポイントとして付与されます。

月の半ばに付与されて、その翌月末には消滅といったように、期限が短い場合が多いので、ポイントをこまめに確認していないと、いつの間にか消えているかもしれません。

ポイントの期限は期間限定ですが、利用範囲は幅広く、楽天市場に限らず楽天ポイントカードでのポイント利用や楽天ペイでのポイント利用も可能です。ただし、楽天カードのポイント充当支払いや、楽天Edy残高との交換はできません。

ポイントは、「楽天PointClub」アプリでの管理を推奨します。

楽天ブラックカードの付帯保険

楽天ブラックカードには、複数の保険が付帯しています。

楽天ブラックカードの旅行保険

楽天ブラックカードの旅行保険は、国内旅行・海外旅行ともに自動付帯となっています。旅行代金などの決済に楽天ブラックカードを利用しなくても、保険が適用されるシステムです。

楽天ブラックカードの国内旅行保険
国内旅行保険本人の保険金額家族カードの保険金額
傷害死亡・後遺障害最高5,000万円最高1,000万円
傷害入院保険金1日5,000円1日5,000円
傷害通院保険金1日3,000円1日3,000円
楽天ブラックカードの海外旅行保険
国内旅行保険本人の保険金額家族カードの保険金額
傷害死亡・後遺障害最高1億円最高1,000万円
傷害治療・疾病治療300万円100万円
賠償責任1億円5,000万円
携行品損害50万円20万円
救援者費用300万円100万円

ショッピング保険

楽天ブラックカードは、ショッピング保険も付帯しています。

楽天ブラックカードで購入した1万円以上の商品が破損・盗難・火災などで損害した場合、購入から90日以内であれば最高300万円まで補償されます。ただし、貴金属や商品券類、美術品、ノートパソコン・スマートフォンなど、対象外の品目もあります。

補償時の自己負担額は3,000円です。

楽天証券で2%還元

楽天ブラックカードは楽天証券のクレカ積立で2%還元となっています。

10万円までですが、楽天証券では楽天キャッシュでの投信積立(月に5万円が上限)も提供されているので、追加で0.5%分のポイントも貰えます。

楽天ブラックカードで利用できる空港ラウンジ

楽天ブラックカードは2025年からは空港ラウンジ・プライオリティ・パスのサービスも5回までという制限が付きます。

楽天ブラックカードでは、国内外の空港ラウンジを利用可能です。

羽田空港や成田空港など国内28の空港と、ハワイ・韓国の空港ラウンジは、楽天ブラックカードと航空券を提示することで入室できます。楽天ブラックカードの本会員と、家族カード保有者が無料での入室対象です。

入室可能なラウンジは、以下の空港のラウンジです。

新千歳空港 / 函館空港 / 青森空港 / 秋田空港 / 仙台国際空港 / 新潟空港 / 羽田空港 / 成田国際空港 / 富山空港 / 小松空港 / 中部国際空港 / セントレア伊丹空港 / 神戸空港 / 関西国際空港 / 岡山空港 / 米子鬼太郎空港 / 広島空港 / 山口宇部空港 / 松山空港 / 徳島阿波おどり空港 / 高松空港 / 北九州空港 / 福岡空港 / 長崎空港 / 阿蘇くまもと空港 / 大分空港 / 鹿児島空港 / 那覇空港 / ダニエル・K・イノウエ国際空港 / 韓国・仁川国際空港ラウンジ

海外の空港ラウンジは、別途「プライオリティ・パス」の会員カードを無料発行することで利用可能です。(家族カード会員は発行不可)

プライオリティ・パスでは、世界120以上の国・地域で800カ所以上の空港ラウンジを利用できます。

保有者本人と、同伴者が2名までが無料での入室対象となります(3人目以降は税込3,300円)。

同伴者含め3人まで無料となるカードはほとんどありません。3人以上無料となるカードは、アメックスのプラチナカードや、スルガVISAインフィニットカードなどといった最上位級のカードぐらいのものです。

楽天ブラックカードのコンシェルジュ

楽天ブラックカードでは、コンシェルジュサービスが利用可能です。

レストランの紹介・予約、旅行やホテルの案内・手配、観劇のチケットやゴルフコースの情報などの相談を24時間365日、いつでも受け付けています。

例えば海外のレストランの紹介から予約までを全てコンシェルジュに一任したり、急遽ホテルの予約が取りたい時に相談したりと、様々なシーンで活用することができます。

コンシェルジュサービスは、国際ブランドによって相談先が異なります。そのため、コンシェルジュサービスが受けられる内容に関しても若干の差が生じます。

楽天ブラックカードの優待サービス

楽天ブラックカードには、空港ラウンジやコンシェルジュ以外にも、プラチナクラスのカードでは定番のサービスから楽天独自のサービスまで、様々な優待が付帯しています。

楽天のサービスでは、楽天市場の送料が一部無料になるなどの特典がある「楽天プレミアム」が1年間無料で付帯します。

トラベル系のサービスでは、

  • 手荷物宅配サービス (年2回まで、羽田国際線・成田・中部・関空のみ)
  • トラベルデスク
  • Hertzレンタカー優待

が利用できます。

国際ブランドの上級カード特典

楽天ブラックカードでは、楽天ブラックカードが提供する優待サービス以外にも、国際ブランドが提供する優待特典を利用することができます、

MasterCardでは上から3番目のランクである「プラチナ」メンバーとして、「Taste of Premium (Mastercardが提供する優待サービス )」の全特典が、JCBでは「JCB Platinum」特典の一部が、AMEXでは、提携プレミアムカード会員限定の特典「entrée (オントレ) 」が利用できます。

具体的には、MasterCardブランドであれば「国際線手荷物宅配優待サービス」や、対象のレストランにおいて、2名以上の利用で1名分の食事が無料となる「Taste Of Premium ダイニング by 招待日和」などが、JCBブランドであれば「手荷物無料宅配券サービス」や、対象のレストランにおいて代金30%OFFとなる「ダイニング30」、「東京ディズニーリゾート・USJのラウンジ利用券」などの特典を利用できます。(「JCBラウンジ京都」や「グルメベネフィット」は不可)

楽天プレミアムカードとの比較

楽天ブラックカードと楽天プレミアムカードには、以下のような差があります。

参考↓

楽天証券のクレカ積立への還元率が高い

楽天プレミアムカードはクレカ積立の還元率が1%なのに対して、楽天ブラックカードは2%です。

コンシェルジュ

楽天ブラックカードではコンシェルジュサービスを利用できますが、楽天プレミアムカードでは利用できません。

プライオリティ・パス

楽天ブラックカードが同伴者2名まで無料な一方、楽天プレミアムカードでは本人のみ無料となります。頻繁に複数人で海外旅行に行かれる方は楽天ブラックカードがオススメです。

海外旅行保険

楽天ブラックカードの場合、傷害死亡・後遺障害、賠償責任は最高1億円となります。楽天プレミアムカードでも傷害治療・疾病治療、携行品損害の保険額は同額です。

国際ブランドの特典

楽天プレミアムカードの場合VISAは「Visaゴールド」、MasterCardは「ゴールド」特典と、楽天ブラックカードよりも下位のランクの特典しか受けることができません。JCB、AMEXでも同様です。

スマホ決済の対応(Apple Pay・Google Pay)

楽天ブラックカードはApple Pay、Google PayともにQUICPayに対応しています。

またNFC対応のAndroidスマートフォンではVisaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレスも設定可能です。詳細は↓をご参照ください。

楽天ブラックカードの総評

コンシェルジュあり、クレカ積立2%還元、プライオリティ・パスは同伴者2名まで無料、保険も充実、Mastercardであればレストラン1名無料のベネフィットもありといったサービスが付帯されているカードです。

条件があるとはいえ、招待制から申し込み制になって日の当たる場所に出てきたので、ステータスを誇りたい方向けというよりは、お得に特典を活用したい方向けのカードです。

ポイント還元率も1%と高めなので、日常利用から大きい買い物、旅行時まで、メインカードとしての利用にも向いています。

(原則的には)欲しいと思った時にすぐ申し込めるカードではありませんが、インビテーションを受け取った方がいらっしゃいましたら是非とも楽天ブラックカードへのグレードアップを検討してみるもの良いでしょう。

楽天ブラックカードの申し込み方法・注意点

楽天プレミアムカードを作り、12ヶ月間、500万円以上利用します。

楽天プレミアムカードは20歳以上から作成可能です。

条件を達成すると管理画面に申し込みリンクが表示されます。

楽天ブラックカードの付帯保険・追加カード等

海外旅行保険 【 自動付帯 】 最高1億円
国内旅行保険 【 自動付帯 】 最高5000万円
ETCカード 年会費:0円 完全無料。
家族カード 年会費:0円 2枚まで無料。
電子マネーへのチャージ(ポイントが付くか)
  • 楽天Edy (付く) 200円で1ポイント。
  • モバイルSuica (付かない) おサイフケータイ機能付きAndroid端末で楽天ペイアプリで発行したSuicaにチャージした場合、iOS端末で楽天ペイアプリ内のリンクからエントリー後、モバイルSuicaやApple Payでチャージした場合は、200円で1ポイントが貯まる。
  • モバイルPASMO (付かない)
  • モバイルICOCA (付かない)
現金いらず.com 運営チーム
著者:現金いらず制作チーム
2014年から9年以上の間、日々キャッシュレスの情報を集め、店舗やサービスで試しては情報を共有し続けている現金いらず(旧 現金いらず.com)運営チームです。Xアカウント:@nogenkin(フォロワー1.9万人)、動画で理解したい方はYouTubeでも日々情報を共有しています。