楽天プレミアムカードの特徴(2025年からはラウンジサービスの改悪あり)
クレジットカードにもさまざまな種類がありますが、最も周知されているクレジットカードといえば楽天カード。そんな楽天カードの上位版のクレジットカードがこの楽天プレミアムカードです。名称にゴールドカードという文言は付いていませんが、れっきとしたゴールドカードです。
一般カードの楽天カードは「年会費無料」で学生や専業主婦でも申し込みができるカードのため最も利用されているクレジットカードと言っても過言ではないでしょう。
楽天プレミアムカードはその楽天カードが発行しているクレジットカードで、自ら申し込むことが出来る最上位カードになります(上には楽天ブラックカードがあるが完全招待制のため)。
カードの年会費が税込11,000円(税込)です。ETCカードは年会費無料となっています(一般の楽天カードではETCの年会費として550円かかるがプレミアムカードでは無料になる)。
- 2023年12月から楽天市場での+2倍の特典は廃止された。
- 2025年からはラウンジサービスが改悪される。
国際ブランド | VISA / Mastercard / JCB / American Express |
---|---|
年会費 | 11,000円 (税込) |
還元率 | 1.0% プラスアルファのボーナスポイントや加盟店で利用した際のボーナスポイント多々あり。誕生日月にも還元率は最高3%に。 |
ポイント名 | 楽天ポイント レート:100円で1楽天ポイント(=1円分で楽天市場などで使用可能) |
Apple Pay | QUICPay / Visaのタッチ決済 / Mastercardコンタクトレス / JCB Contactless 対応した国際ブランドのコンタクトレス決済が利用可能。ただし、楽天カードのAMEXブランドはApple Payに未対応のため、QUICPay、タッチ決済(コンタクトレス決済)共に利用不可。 |
Google Pay | QUICPay AMEXは利用不可。Androidの楽天ペイアプリから「Visaのタッチ決済」「Mastercardコンタクトレス」を設定可能。 |
電子マネー/タッチ決済(NFC) |
|
公式サイト | 詳細を見る |
概要
楽天プレミアムカードのポイントプログラム
楽天プレミアムカードで貯まるポイントは楽天ポイントです。
楽天関連サービス以外だと100円で1ポイント貯まり、1ポイント1円で楽天市場などで利用することが出来ます。
1回の買い物につき100円で1ポイント、です。2023年11月以前は月額利用分に対して100円で1ポイントが貯まっていたのですが、現在は買い物毎のポイント付与に変更されています。100円未満は切り捨てられるため、月額利用分の合計に対して付与される場合と比較して、取りこぼしが多くなります。ご注意ください。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)では+2%のポイントアップ対象外に・・・
楽天市場で楽天プレミアムカードを使うと、SPUというポイントアッププログラムで+2%となり、「最低でも3%分」の楽天ポイントが貯まります(通常購入分1倍、楽天カード利用分+1倍、楽天カード利用SPU特典分+1倍)。
2023年12月以前はここにSPUで楽天プレミアムカードSPU特典分+2倍の特典が加わっていたのですが、現在は廃止されてしまいました・・・。通常の楽天カードと比べて、ポイント面での優位性はほとんどなくなったと言えるでしょう。
SPUの詳細は↓をご参照ください。
楽天市場の支払い方法は↓をご参照ください。
選べるサービス
楽天プレミアムカードでは選べるサービスというポイントアッププログラムがあり、楽天市場コースだと火曜日と木曜日に楽天市場での買い物で+1%、トラベルコースだと楽天トラベル利用時に+1%、エンタメコースだと楽天TV、楽天ブックス利用分で+1%となり、楽天市場コースを選択するとSPUと合わせると、楽天市場での買い物時に合計で最低でも4%分の楽天ポイントが貯まります。
一度コースを選択すると6ヶ月間は変更不可になります。
誕生日月特典
楽天プレミアムカードならではの特典で、誕生月であれば楽天市場(または楽天ブックス)で買い物をしたときのポイントが+1倍になります。上記SPU、選べるサービスと合わせると楽天市場でのポイント還元率は5%です。
SPUの期間限定ポイントに注意
SPUなど楽天市場関連のポイントサービスを見ると、楽天カードはポイントが貯まりやすいというのがわかると思いますが、注意点もあります。それはSPUのポイント、例えば楽天プレミアムカード利用分の+2%分などは期間限定ポイントと呼ばれて、ポイント有効期限が短い、ということです
なので、これらの期間限定ポイントは日用品や楽天ポイントが使えるマクドナルドなどのお店で定期的に消化するようにしましょう。
楽天プレミアムカードのプライオリティ・パス
楽天プレミアムカードは国内外の1,300箇所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティパスのプレステージ会員券が無料で手に入ります(会員サイトから申し込み手続きが必要)。
軽食やドリンクを楽しめる他、無料Wi-fiや電源が確保できるラウンジも多いです。
↓のようなカードが届きます。
対象のラウンジで航空券とプライオリティパスを提示するだけでOKです。
申込みは会員サイトの楽天e-naviから簡単に行なえます。
通常年間399ドル、40,000円以上の年会費が無料になるので利用する方は年会費の1万円はこれだけでペイできます。ゴールドカードでプライオリティ・パスが無料で付いているカードとして楽天プレミアムカードは希少な存在で、かつ、年会費も他のゴールドカードと比べると安いので、プライオリティ・パス目当ての入会もあり。
同伴者の方は有料で32ドルがかかる点にはご注意ください。
楽天プレミアムカードのクレカ積立
楽天プレミアムカードは、10万円分まで還元率1%でクレカ積立が可能です。
通常の楽天カード、楽天ゴールドカードは代行手数料年率によって還元率が変わりますが、楽天プレミアムカードは一律1%です。
さらに楽天証券では楽天キャッシュでの投信積立(月に5万円が上限)も提供されているので、追加で0.5%分のポイントが貰えます(※)。
※これは楽天プレミアムカードからのチャージだけではなく、どの手段で楽天キャッシュにチャージをしても充当時にポイントが貯まります(2024年6月から進呈ルールが変更された)。
楽天プレミアムカードの旅行保険
旅行保険も国内、海外共に5000万円と高いレベルで付帯しています。
国内、海外ともに大部分で自動付帯となっています。
楽天プレミアムカードはApple Pay、Google Pay共に対応している(ただしAndroidの方はタッチ決済は別アプリ)
楽天プレミアムカード(AMEXブランド除く)はApple Pay、Goolgle Pay共にQUICPayで対応しています。Apple Payであれば各種タッチ決済(コンタクトレス決済)も利用可能です。
- Apple Pay・・・QUICPay / 各種対応カードのコンタクトレス決済(Visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレス、JCBのタッチ決済)
- Google Pay・・・QUICPay
American Expressブランドは例外で、現状ではApple Pay、Google Pay共に未対応です。国際ブランド選択の際にはご注意ください。
また、玄人向けではありますが、NFC対応のAndoridスマホをお持ちの方は、楽天ペイアプリからVisaのタッチ決済、Mastercardタッチ決済を設定することもできます。詳細は↓をご参照ください。
果たして楽天プレミアムカードを今から作るメリットはあるのか・・・
楽天プレミアムカードはSPUで+2%還元があった以前は目安として大体楽天市場で年間37万円以上使うかどうかを損益分岐点として考えることが出来たのですが、それが廃止された現在、ポイント面ではほとんど作るメリットがなくなってしまったと言えます。
人によってはプライオリティ・パスで元が取れる方もいらっしゃるかもしれないので(2025年からはプライオリティ・パスのサービスも5回までという制限が付きますが)、そこはご自身で判断してみてください。
また、家族カードにはプライオリティ・パスの特典が付いていないことには注意が必要です。家族カードの年会費は5,500円(税込)かかりますが、プライオリティパスは付いていません。楽天プレミアムカードで作れるプライオリティ・パスは本人はラウンジ利用料は無料ですが、同伴者は有料となるので、お得度は大分下がり、使い方によっては元を取るのが難しいという方もいらっしゃるかもしれません。
これらを2023年12月のSPU改定があまりに大きすぎるため、今から作ることはおすすめできないと言わざるを得ません。
楽天プレミアムカードの申し込み方法・注意点
楽天プレミアムカードの公式HPからまずはキャンペーンにエントリーをしましょう。キャンペーンは時期によって違いますが、ほぼ確実に何かしらのキャンペーンが行われています。
エントリーをクリックして楽天IDにログイン、楽天にログインした状態ならワンクリックするだけでエントリーは完了します。
基本情報やETCカード、家族カードの申し込みの有無、勤務先情報を入力したら申し込み完了です。口座振替はオンラインで設定する方法と、カード到着後に郵送で支払口座を設定する方法があります。
審査完了後、カードが発行され、最短で申し込みから1週間ほどで到着します。
楽天プレミアムカードの付帯保険・追加カード等
海外旅行保険 | 【 自動付帯 】 最高5000万円。 |
---|---|
国内旅行保険 | 【 自動付帯 】 最高5000万円。 |
その他保険 |
|
ETCカード | 年会費:0円 完全無料で発行可能。 |
家族カード | 年会費:5,500円 18歳以上のみ。プライオリティ・パス無料の特典は家族カードには付かない。 |
電子マネーへのチャージ(ポイントが付くか) |
|