概要
- 1 アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)ってどんな決済手段なの?
- 2 アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)が使えるお店とレジでの宣言方法
- 3 アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)が付帯しているクレジットカード
- 4 アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)が付帯しているデビットカード・ブランドプリペイドカード
- 5 アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)が付帯しているスマホ決済
- 6 アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)の交通機関での利用
- 7 アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)まとめ
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)ってどんな決済手段なの?
アメリカン・エキスプレス(アメックス)のタッチ決済は、NFC Type A/Bという国際的な規格を採用したアメリカン・エキスプレスが提供している非接触型の決済手段です。規格はVisaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレス、JCBのタッチ決済など他の国際ブランドと同じです。日本国内においてはVisaのタッチ決済が最もメジャーですが、アメックスのタッチ決済もほぼ同様に使うことができます。
↑のマークがあるカードをタッチ、もしくは、カードに↑のマークがなくてもApple PayにAmerican Expressブランドのカードを登録していれば↓の画面でQUICPayやiDと同様の使い方で決済ができます(一部カードを除く)。
日本のSuica、楽天Edy、iD、QUICPayなどが採用しているFeliCaとは規格自体が異なります。それぞれの特徴や違いなどの詳細は↓記事で解説しているのでご参照ください。
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)が使えるお店とレジでの宣言方法
アメリカン・エキスプレス(アメックス)のタッチ決済は、コンビニやスーパーなど多くの場所で利用可能です。具体的には、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルド、モスバーガー、すき家、イオン、まいばすけっと、トモズなどです。
↑で挙げたお店はすべて支払い時に「クレジットカードで」と伝えると決済端末がカードを差し込んでもOK、タッチしてもOKの状態になるので、最も使いやすいかと思います。
ただし、中には「NFC Payで」などと伝えないと伝わらない(クレジットカードとはメニューが別になっている)ようなチェーン店もあるのでご注意ください。例えばカワチ薬品などはアメックスのタッチ決済は利用可能ですが、「NFC Payで」と伝えたほうがスムーズです。当サイトではそれぞれのチェーン店で、どのような呼称をすれば良いのか掲載しているのでご参照ください(サイト上部の検索システム(スマホの方は右上のボタン)から検索できます)。
Visaのタッチ決済などと同規格ではありますが、契約していなければ使えないので、Visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレスが使えても、American Expressのタッチ決済が使えないというお店も一部あります。
玄人向けですが、決済端末を見るだけで宣言方法を使い分けられるようになりたい方は↓記事もご参照ください。
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)が付帯しているクレジットカード
アメリカン・エキスプレス(アメックス)のタッチ決済はAmerican Expressが発行するプロパーカードを中心に提携カードを含め、以下のクレジットカードに付帯しています。プロパーカードはビジネスカードにも付帯しています。
- アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
- ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード(プレミアム含む)
- マリオットボンヴォイ アメックス(一般 / プレミアム)
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード(ゴールド含む)
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- SAISON CARD Digital
- ANA アメリカン・エキスプレス・カード
- 三菱UFJカード・アメリカン・エキスプレス・カード
- ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・カードが発行しているクレジットカードにはすべて付帯しています。
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)が付帯しているデビットカード・ブランドプリペイドカード
アメリカン・エキスプレスブランドのデビットカード、ブランドプリペイドは日本では出ていません。
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)が付帯しているスマホ決済
アメリカン・エキスプレスブランド(アメックス)のタッチ決済は、Apple Payに対応しています。Google Payにはカードに関わらず一切対応していません。
タッチ決済(コンタクトレス決済)の種類 | Apple Pay | Google Pay |
---|---|---|
Visaのタッチ決済 | 対応 | 対応 |
Mastercardコンタクトレス | 対応 | ごく一部対応 |
JCBのタッチ決済 | 対応 | 未対応 |
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済 | 対応 | 未対応 |
Diners Club Contactless | 未対応 | 未対応 |
カードに掲載されていなくても、Apple Payに登録すれば多くのアメリカン・エキスプレスブランドのカードでアメックスのタッチ決済が利用可能になります。
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)の交通機関での利用
日本では交通系で利用するというとSuicaやPASMO、ICOCAなどの電子マネーが主要ですが、世界ではVisaのタッチ決済(Visa Contactless)、Mastercardコンタクトレス、アメックスのタッチ決済(American Express Contactless)などをタッチして電車やバスに乗るという取り組み(交通系電子マネーなど以外の閉じられた決済手段しか使えないクローズドループに対して、オープンループと呼ばれる)が拡大しています。代表的なものではニューヨークのMTAが運営する地下鉄やバスなど世界中で導入されています。
日本国内においては、Visaが三井住友カードと提携してそのような動きを主導している形です。
アメリカン・エキスプレスはJCBと提携しており、JCBが2021年の末からようやくJCBのタッチ決済の交通利用をごく一部(長電バス)で開始したので、アメックスのタッチ決済も付随して利用可能になっています。とはいえ、使える場所はまだ0と言っても良いくらいなので、日本国内に置いて交通機関でアメックスのタッチ決済が利用できるようになるのは先の未来になりそうです。
アメリカン・エキスプレスのタッチ決済(American Express Contactless)まとめ
日本においてはプロパーカード、及び、直接の提携カードにしか付帯しておらず、認知度もそれほど高くなかったのですが、2022年1月からセゾンアメックスにも搭載されるのを皮切りに、今後利用者も認知されることも増えていくものと思われます。
使える場所自体はかなり増えており、プロパーカードではタッチ決済に限定したキャンペーンも定期的に行われているのでいつでも使えるようにしておきましょう。