対応している電子マネー | Suica / PASMO / ICOCA / iD / QUICPay / nanaco / WAON楽天Edyは未対応。 |
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対応しているタッチ決済(コンタクトレス決済) | Visaのタッチ決済 / Mastercardコンタクトレス / AmericanExpress Contactless / JCB Contactless登録するカードによって利用可能かが異なる(8-9割利用可能、対応は徐々に拡大中)。Visaのタッチ決済は2021年5月11日から遅れて対応。 |
対応しているクレジットカード | JCBカード / イオンカード/ 楽天カード(AMEXブランドは登録不可)/ au / クレディセゾン / UCカード / オリコカード / セゾンカード / TSカード / dカード / ビューカード / 三井住友カード / NICOSカード / MUFGカード / DCカード / ANAカード / JALカード / リクルートカード / ダイナースクラブカード / TRUST CLUBカードなど多数。登録したクレジットカードは店頭でiD、QUICPayとして使える。 |
対応しているデビットカード | Oliveフレキシブルペイ(デビットモード) / みずほSmartデビット / みずほJCBデビットカード / 三菱 UFJ-JCB / じぶん銀行スマホデビット / とちぎん JCB デビット/ Debit+(福岡銀行、熊本銀行、親和銀行) / みんなの銀行 /その他地方銀行発行のJCBデビットが多数QUICPay+払いとして使える。現在の対応JCBデビットはこちらから検索可能。 |
対応しているプリペイドカード/アプリ | au PAY プリペイド / ソフトバンクカード / dカード プリペイド / Kyash Card / Visa LINE Payプリペイドカード / メルペイ / TOYOTA Wallet / はまPay / ファミペイ / ANA Pay / JAL Pay / MIXI M / モッピー Pay 登録したプリペイドカードは店頭でiD、QUICPayとして使える。 |
その他 | Apple Accountカード |
カードの登録可能枚数 | 25枚程度 Suica、PASMO、ICOCAとクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、合わせて25枚程度(iOS17からセキュアエレメントの上限まで登録可能に(39枚までは登録確認済み)→iOS18で25枚程度に)、Apple Watch Series 3、iPhone 8、iPhone 8 Plusより前の機種では8枚まで。 |
ポイントレート | iD、QUICPay払いは各クレジットカードのポイントレートに準ずる。 |
公式HP | https://www.apple.com/jp/apple-pay/ |
概要
- 1 Apple Pay(アップルペイ)って何?
- 2 Apple Payで使える交通系電子マネー
- 3 Apple Payで使える電子マネー(nanaco、WAON)
- 4 楽天Edyには未対応
- 5 Apple Payにカードを登録する方法
- 6 Apple Payに登録できるクレジットカードの種類
- 7 Apple Payに登録可能なデビットカードの種類
- 8 Apple Payに登録可能なプリペイドカード(アプリ)の種類
- 9 AppleウォレットにAppleアカウントカードを登録&コンビニでチャージ、Apple Storeでの非接触決済が可能
- 10 Apple Payにカードを登録したらそのカードは使えなくなるの?
- 11 Apple Payの支払い方法
- 12 Apple WatchのApple Payの使い方
- 13 Apple PayのPontaポイントカード/dポイントカード機能
- 14 Apple Payが使えるお店
- 15 Apple Payのセキュリティ
- 16 Apple Payに登録可能なカード枚数の上限は25枚
- 17 Apple Pay(アップルペイ)のまとめ
Apple Pay(アップルペイ)って何?
Apple PayはiPhoneに搭載されている決済システム(日本の規格に対応したのはiPhone7から)。Apple Pay自体は電子マネーの名前ではなく、電子マネーやクレジットカードを登録しておく箱の名称です。
Walletアプリにクレジットカード、ブランドプリペイドカード、デビットカードやSuicaを登録して使う形になります(その他ポイントカードなども登録可能)。
各種情報を登録しておけば、わざわざカードケースを出さなくても、iPhone、対応したApple Watchをタッチするだけで電車に乗れますし、Suica、PASMO、nanaco、WAON、iD、QUICPayが使えるお店ならiPhone、Apple Watchをかざすだけで決済が完了します。
Apple Payで使える交通系電子マネー
Apple PayではSuicaとPASMOとICOCAとの3種類の交通系電子マネーが利用可能です。
Apple PayのSuicaについて
Apple PayのSuicaは大きく分けて2つの方法で追加できます。
- 既にあるSuicaカードを登録する
- WALLETアプリ、または、JR東日本が運営するSuicaアプリ(もしくはみずほ銀行WALLETアプリなど)から新規発行&登録する
Apple Payに登録したSuicaはスリープ状態のまま、かざせば支払いも改札の通過もできます(Suicaをエクスプレスカードに設定している場合)。
Suicaアプリと組み合わせることで、エクスプレス予約、グリーン券の購入&利用、定期券発行、オートチャージ機能などが利用可能です。
Apple PayのSuicaについては長くなるので別途まとめています。Suicaについて詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
Apple PayのPASMOについて
Apple PayのPASMOは大きく分けて2つの方法で追加できます。
- 既にあるPASMOカードを登録する
- WALLETアプリ、または、株式会社パスモが運営するPASMOアプリから新規発行&登録する
Apple Payに登録したPASMOはスリープ状態のまま、かざせば支払いも改札の通過もできます(PASMOをエクスプレスカードに設定している場合)。
PASMOアプリと組み合わせることで、鉄道定期券発行、バス定期券発行、オートチャージ機能などが利用可能です。
Apple PayのICOCAについて
Apple PayのICOCAは大きく分けて2つの方法で追加できます。
- 既にあるICOCAカードを登録する
- WALLETアプリ、または、JR西日本が運営するICOCAアプリから新規発行&登録する
Apple Payに登録したICOCAはスリープ状態のまま、かざせば支払いも改札の通過もできます(ICOCAをエクスプレスカードに設定している場合)。
ICOCAアプリと組み合わせることで、鉄道定期券発行、WESTERポイントのチャージなどが利用可能です。
Suica/PASMO/ICOCAは共存可能だが、どの交通系ICカードを優先して使うかのエクスプレスカード設定は必須
設定→WALLETとApple Pay→交通系ICカードのエクスプレスカード、の項目でどの交通系ICカードを優先するかを設定することができます。
SuicaとPASMOはFace IDなどの生体認証なしで利用可能ですが、この設定をしておかないと、Suicaを使いたいのにPASMOが読み取られたり、その逆が起こってしまいます。
生体認証をしないロック画面の状態でタッチして、どの交通系ICを読みってほしいのかを決めて事前に設定しておきましょう。
また、日本ではまだ使う機会は少ないかもしれませんが、各種カードのタッチ決済に対応した改札ではどのカードを使うのかも、SuicaやPASMOの設定とは別に、エクスプレスカード設定が可能です。
↓に詳細をまとめてあります。
Apple Payで使える電子マネー(nanaco、WAON)
Apple PayではnanacoとWAONが利用可能です(2021年10月21日から対応した)。
Apple Payのnanacoについて
Apple Payのnanacoは大きく分けて2つの方法で追加できます。
- 既にあるnanacoカードを登録する
- nanacoアプリから新規発行&登録する
支払いの際にはFace ID、Touch IDによる生体認証が必要です。
Apple PayのWAONについて
Apple PayのWAONは大きく分けて2つの方法で追加できます。
- 既にあるWAONカードを登録する
- WAONアプリから新規発行&登録する
支払いの際にはFace ID、Touch IDによる生体認証が必要です。
楽天Edyには未対応
nanaco、WAONも対応したのでいずれ対応するとは思いますが現状だとは楽天EdyはApple Payに未対応です。
Apple Payにカードを登録する方法
Apple Payにカードを登録するにはカメラを使ってクレジットカードを読み取るだけです。
とはいっても、あくまでカードに記載されている文字を読み取っているだけなので、番号と名前、有効期限を認識した後に、セキュリティコードの入力は自分で行う必要があります(セキュリティコードとはカードの裏面にある3桁の番号)。もしも名前や有効期限などが読み取れなかったらそれも自分で入力します。
最後に、カードの持ち主本人かどうかを確認する認証コードがSMSなどで送られてくるのでそれを入力して完了です。
カードは複数枚登録できます。
Apple Payに登録できるクレジットカードの種類
JCBカード、イオンカード、au、クレディセゾン、UCカード、オリコカード、セゾンカード、TSカード、dカード、ビューカード、三井住友カード、MUFGカード(VISA、MasterCard)、ANAカード(VISA、MasterCard、JCB)、JALカード(JCB)、エポスカード、アメリカン・エキスプレス・カード、ポケットカード(P-Oneカードなど)、アプラス発行カード(新生アプラスカード)、ジャックスカード、ライフカード、セディナ発行カード(セディナカードやOMCカードなど)、UCSカード、メルペイ、OCカード、モデル百貨NCカード、など
基本的にカード発行会社ごとに登録可、不可が決められています。
各種タッチ決済(コンタクトレス決済)が利用可能になる
各種クレジットカードは登録すると、付与された国際ブランドのタッチ決済(コンタクトレス決済)が利用可能になります。
- Visaブランドのクレジットカード→Visaのタッチ決済
- Mastercardブランドのクレジットカード→Mastercardコンタクトレス
- JCBブランドのクレジットカード→JCBのタッチ決済
- American Expressブランドのクレジットカード→American Express Contactless
ただ、一部、Apple Payに登録できてもタッチ決済が使えないものもあるので不安な場合は念の為、事前にカード会社に確認するかセルフレジなどで使ってみることをおすすめします。
登録するクレジットカードによってiD/QUICPayのいずれかも利用可能になる
iDが付与 |
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QUICPayが付与 |
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iDを使うか、QUICPayを使うかは登録するクレジットカードによって違う(選べない)のは残念ですが、Apple PayのおかげでiDのみ、QUICPayのみしか使えなかったお店は殆どなくなってきています。
↓登録するのにおすすめのクレジットカードもピックアップしてみたので参考程度にしてみてください。
Apple Payに登録不可のクレジットカードの一例
日本で発行されているかなりの数のクレジットカードに対応してきました。残りのメジャーどころのクレジットカードでApple Payに登録不可なのは、
・・・などが挙げられます(あくまで一例で他にも登録不可のクレジットカードは存在しますが数は少ないです)。
Apple Payはクレジットカードを持っている人だけしか使えないの?
→いいえ、クレカなしでも使えます。
クレジットカードを持っていなくても、下記デビットカード、ブランドプリペイドカードはApple Payに登録して利用可能です。
Apple Payに登録可能なデビットカードの種類
Apple Payにはみずほ銀行のアプリ、みずほWalletから発行できるMizuho Smart Debit、みずほJCBデビットカード、三菱 UFJ-JCB デビット、住信SBI銀行のデビットカード、じぶん銀行スマホデビット、とちぎん JCB デビット、福岡銀行、熊本銀行、親和銀行のDebit+、十六銀行のじゅうろくJCBデビット、沖縄銀行のおきぎんJCBデビットカード、肥後銀行の肥後銀行JCBデビット、みんなの銀行デビットカードなど、JCBが発行するデビットカードの多くのデビットカード(対応のJCBデビットはこちらから検索可能)、及び、住信SBIネット銀行のデビットカード(Mastercard)が登録出来ます。
現状だとVisaブランドのデビットカードでApple Payに登録できるものはありません。
各種タッチ決済(コンタクトレス決済)が利用可能になる
- JCBが発行するデビットカード・・・JCBのタッチ決済
- 住信SBIネット銀行のデビットカード・・・Mastercardコンタクトレス
iD/QUICPayのいずれかも利用可能になる
JCBが発行するデビットカードにはQUICPayが付与されます。住信SBIネット銀行のデビットカードにはiDが付与されます。
デビットカードなので、Apple Payで支払った分は口座から即座に引き落としされます。
iDが付与 |
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QUICPayが付与 |
他多数 |
また、似たものとして、デビットカードではありませんが、みずほWALLETアプリからApple Payで使えるMizuho Suicaを発行できます。このMizuho Suicaはみずほ銀行の口座残高から直接チャージされるのでデビットカードに近い形で使えます。
Apple Payに登録可能なプリペイドカード(アプリ)の種類
国際ブランド付きのVISAやMasterCardのマークが付いているチャージ式のプリペイドカード、au PAYプリペイドカードやソフトバンクカード、dカード プリペイド等ならApple Payに登録可能です。また、国際ブランドは付与なく、実カードもありませんが、メルカリアプリからメルペイも登録可能となっています。
各種タッチ決済(コンタクトレス決済)が利用可能になる
クレジットカード同様、登録するブランドプリペイドの種類によって各種タッチ決済が利用可能です。
例えば、au PAYプリペイドカード、dカード プリペイドだったらMastercardコンタクトレス、ソフトバンクカードやKyashだったらVisaのタッチ決済が利用可能です。
ただし、メルペイはiDとしては利用可能ですが、現状だとタッチ決済としては利用不可なのでご注意ください。
iD/QUICPayのいずれかも利用可能になる
下記、一例です。
iDが付与 |
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QUICPayが付与 |
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VISAプリペ(三井住友カード発行)は6歳から作れる、au PAYプリペイドカードやソフトバンクカード、dカードプリペイドは12歳以上から作れる、Kyash、メルペイは保護者の同意があれば利用可能なので、中学生、高校生の方でもApple PayのiD、QUICPayを使えます。
ただし、これらのカードはクレジットカードと違ってプリペイド式なので、残高が足りなかったら使えない点はご注意ください。
AppleウォレットにAppleアカウントカードを登録&コンビニでチャージ、Apple Storeでの非接触決済が可能
AppleウォレットはAppleアカウントカード(Apple Accountカード)が登録可能です。2023年10月末から利用可能になりました。
Apple IDに登録したクレジットカード・デビットカードの他、Walletアプリのチャージメニューからバーコードを出して、セブン−イレブンのレジで現金チャージが可能です。
Appleウォレットに登録したAppleアカウントカードの非接触決済機能は、iDやQUICPayなどが付与されるわけではなく、Apple Store(実店舗)でのみ使える独自のタッチ決済機能になります。iDやQUICPay、国際ブランドのタッチ決済ではないのでご注意ください。
ちなみに、AppleアカウントへのチャージはApp Storeの「アカウント」からも可能です(カードからのチャージのみ)。
Apple Payにカードを登録したらそのカードは使えなくなるの?
→Apple Payに登録しても実カードは使えます。
おそらくカードが使えなくなるとお考えの方はSuicaと混同されています。
SuicaはカードタイプのSuicaを登録すると、そのカードは使えなくなりますが、クレジットカードやデビットカードを登録してもそのカードが使えなくなることはないのでご安心ください。
Apple Payの支払い方法
Apple Payは、実店舗ではSuica、PASMO、iD、QUICPay、nanaco、WAON、コンタクトレス決済が利用可能です。オンライン決済では登録した各種カードが利用可能です。
iD、QUICPay、各種コンタクトレス決済、nanaco、WAONの場合はWALLETアプリを立ち上げてから支払います。Suicaはスリープモードのままでも支払いが行えます(ただしFace ID/Touch IDを複数回失敗した状態だと反応しないのでご注意ください)。
実店舗 | Suica / PASMO / ICOCA / iD / QUICPay / nanaco / WAON / Visaのタッチ決済 / Mastercardコンタクトレス / JCBのタッチ決済 / American Expressコンタクトレス |
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オンライン | 各種カード決済 |
詳細は↓記事をご参照ください。
Apple WatchのApple Payの使い方
Apple WatchのApple Payの使い方は別記事にまとめてあるのでご参照ください。慣れればiPhoneでApple Payをするより便利です。
Apple PayのPontaポイントカード/dポイントカード機能
Apple Pay(WALLETアプリ)はPontaポイントカード機能とdポイントカード機能を追加できます。
支払いと同時にポイントを貯めることが可能です。ただし、タッチ式のポイントカード機能のみで、ポイントカードのバーコードは表示できません。
そのため、使えるお店は限られており、現在はローソンでのみ利用可能な機能となっています。
Apple Payが使えるお店
Apple Payが使えるお店は各種タッチ決済、交通系電子マネーのSuica、PASMO、ICOCA(及び相互利用が可能な各種電子マネー)、nanaco、WAON、後払い式電子マネーのiD、QUICPayが使えるお店です。
特にタッチ決済は、海外旅行でもiPhoneだけで買い物ができるのでかなり役立ちます。
iDとQUICPayは登録したカードによって、使える電子マネーが割り振られます。
各種iD、QUICPay、SuicaやPASMO、nanaco、WAONが使えるお店は当サイト上部(スマホならサイドメニュー)の検索システムを利用してみてください。
各種コンビニ、ファミレスなど幅広く使えることがお分かりいただけると思います。
Apple Payのセキュリティ
Apple PayはiD、QUICPay払いをする際には支払い前に必ずデバイスを通じて生体認証をする(CDCVM)ので、生体認証(CVM)がなく誰でも使えてしまうカード払いをするよりも断然セキュリティが高いです。万が一、iPhoneなどのデバイスを落とした際にも遠隔で利用を止めることができます。
Apple Payのセキュリティに関してより詳しく知りたい方は↓をご参照ください。
Apple Payに登録可能なカード枚数の上限は25枚
Apple Payに登録可能なカード枚数はiOS18から25枚程度になっています(セキュアエレメントの容量次第なので人によって異なります)。
上限に達すると↓のような警告がきます。
iOS17で上限が増えた際には最大39枚までカードを登録できることが確認できていたのですが、iOS18から枚数が減っています。
Apple Pay(アップルペイ)のまとめ
Androidのおサイフケータイでは当たり前だったのですが、iPhoneがやっと日本のFeliCa(ソニーが開発した独自の技術方式)に対応するまで長かったですが、対応してから早数年、Apple Payのおかげで随分と快適になりました。
対応している電子マネーの種類も増えて使いやすくなっています(対応の決済手段の変化や歴史はこちら(Apple Payの日本での進化(決済周りの内容に協力しているサイトです))が見やすくて参考になるかと)
兎にも角にも、クレジットカードが使えなくて、iDやQUICPayしか使えないお店でもクレジットカードをApple Payに登録するだけでiD払いが可能=現金いらず、です。クレジットカードのタッチ決済も各種国際ブランドで、幅広いカードで使えます。カードケースすら必要ありません。
iPhoneを持っているのに使っていないという方は心の底からもったいないと思うのでぜひ一度使ってみてください。生活が少しだけ、しかし確実に豊かになると思います。