三井住友カード プラチナと三井住友カード プラチナプリファードの違い【還元率からコンシェルジュサービスまで】
三井住友カードが発行するカードには、メインとなるシリーズだけでプラチナと付くクレジットカードが2種類あります。「三井住友カード プラチナ」(詳細)と「三井住友カード プラチナプリファード」(詳細)です。
大まかに特徴を述べると、プラチナは優待中心のカード、プラチナプリファードはプラチナと付きながらポイント還元中心のカードです。
それぞれの違い
それぞれの違いを表で見ると以下のようになります。
三井住友カード | プラチナ | プラチナプリファード |
---|---|---|
券面 | ||
国際ブランド | Visa/Mastercard | Visa |
年会費 | 55,000円(税込) | 33,000円(税込) |
申込条件 | 満30歳以上 | 満20歳以上 |
還元率 | 1% 2025年4月から | 1%+継続特典 |
ポイントアップ店 | 通常の三井住友カードと同等 | 多数あり |
家族カード | 無料 | 無料 |
ETC | 無料 | 550円(前年度利用がない場合) |
旅行保険 国内/海外 | 最高1億/最高1億 | 最高5000万/最高5000万 |
プライオリティ・パス | 付帯(申し込めば誰でも) 2025年4月から | – |
空港ラウンジ | 国内主要空港+ホノルル | 国内主要空港+ホノルル |
グルメ優待 |
| – |
コンシェルジュ | 三井住友カードデスクのコンシェルジュサービス | Visaが提供するコンシェルジュサービス(VPCC) |
クレカ積立(SBI証券) | 年間利用額300万円未満・・・1% 年間利用額300万円以上・・・2% | 年間利用額300万円未満・・・1% 年間利用額300万円以上・・・2% 年間利用額500万円以上・・・3% |
ポイント還元の違い
ポイント還元は三井住友カード プラチナ、三井住友カード プラチナプリファードともに通常1%還元です(三井住友カード プラチナは2025年4月から1%還元)。
プラチナプリファードは、ここに更に継続特典といって、年間利用額が100万円を超えるごとに1万ポイントが付与されるサービス(最大4万ポイント)があるので、より還元率は上がります。
また、三井住友カードのポイントアップ店だけではなく、プリファードストアと呼ばれるプラチナプリファード独自のポイントアップ店もあります。
ポイントでの年会費の元の取りやすさでいったらプラチナプリファードが圧倒的かと思います。
クレカ積立の違い
クレカ積立においても両者は違いがあります。
プラチナは年間利用額が300万円以上で2%、プラチナプリファードは年間利用額が500万円以上の利用で3%還元です。
年間利用額が500万円未満では両者変わりませんが、プラチナプリファードは年間利用額が500万円以上というより上位のプランが用意されている形になります。
2024年11月から両者ともに還元率は改悪されたのでご注意ください。
プライオリティ・パスの違い(有無)
プラチナはプライオリティ・パスを申し込むことが可能です。2025年4月まではメンバーズセレクションという年に1回送られてくるカタログギフトの景品の1つですが、それ以降はメンバーズセレクションとは別に申し込めば(プラチナ保有者なら)誰でも保有することができます。同伴者は35ドルです。
一方で、プラチナプリファードはプライオリティ・パスは付帯していません。
両者ともに国内ラウンジとホノルル空港のラウンジは利用可能です。
コンシェルジュデスクの違い
両者ともにコンシェルジュサービスは付帯していますが、提供先が異なります。
- 三井住友カード プラチナ・・・三井住友カードデスク提供
- 三井住友カード プラチナプリファード・・・Visa提供(VPCC)
VPCCはVisaが提供しているコンシェルジュサービスです。LINEなどで相談することができます。ただ、プラチナプリファードだけではなく、その他多くのプラチナカードのコンシェルジュデスクを担っているので、時間帯や季節などによってはかなり繋がりにくいことがあります。
かといって、プラチナに付帯している三井住友カードデスクの質が高いかというとそういうわけではないようです。2024年半ばにメールでの対応も開始しましたが、弊サイトのライターさんで両方とも経験がある方からすると「どっちもどっち(どちらも繋がりにくいときがある)」そうで・・・。
こればかりは好みと言えるでしょう。ただ口コミとしてはVPCCのほうが圧倒的に多いので、体験談を知りたい方はXで見てみると探すことができます(三井住友カードデスクのほうはプラチナ保有者が少ないのか、口コミがほぼ見られない)。
その他優待の違い
プラチナプリファードはあくまでポイントに特化しているカードなので、優待はほとんどありません。
一方でプラチナは以下のような優待があります。
- メンバーズセレクション(カタログギフト)
- プラチナグルメクーポン(2人以上で食べたら1人分無料)
- ダイニング by 招待日和(2人以上で食べたら1人分無料)
- ラグジュアリーダイニング
- 空港宅配
- USJラウンジサービス
- D’sラウンジトーキョー
まとめ
三井住友カード プラチナプリファードのクレカ積立が5%だったときにはプラチナの存在感はこの上なく薄まっていましたが、2025年4月からプライオリティ・パスも(メンバーズセレクションとは別に)発行可能になり、優待が充実したカードとして存在感を増してきました。
ただ、作れるのが30歳以上からなのがネックでしょうか・・・。プラチナカード全般のあり方が変わってきているので、対象年齢を下げて、代わりにより上位のカードが出てきたら面白いのですが・・・。