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わざわざ使う!?イオンのコード決済「AEON Pay(イオンペイ)」のメリット・デメリット

AEON Pay

AEON Pay(イオンペイ)とは

AEON Pay(公式サイト)はイオンがグループ共通で提供しているお買い物・決済アプリ「iAEON」に用意されたバーコード決済機能です。

イオン、マックスバリュ、ダイエー、まいばすけっとをはじめとするイオングループだけではなく、松屋、くら寿司などグループ外の加盟店も徐々に増えています(下記「使えるお店」参照)。

iAEONは現在キャンペーン中なので紹介コードで100WAON POINTが貰えます。当サイトの紹介コードは「A05-3Q76KVEXMM2」です。

※イオンウォレット・イオンモールアプリ・イオンタウンアプリでも利用可能※

AEON Payはイオンカードの会員アプリ「AEON WALLET(イオンウォレット)」「イオンモール(アプリ)」「イオンタウンアプリ」でも利用することが出来ます。

イオンウォレットでAEON Pay

特にイオンウォレットアプリの場合、アプリ起動時にパスコードまたは生体認証ログインの設定をしていれば面倒な設定もなく利用可能で、iAEONから起動した場合と比べてWAON POINT関連など使えない機能があるため、イオンJMBカードなどのWAON POINTが貯まらない提携カードをお持ちの方におすすめの利用方法です。

AEON Payの機能(iAEONアプリの決済関連)

AEON Payが利用できる「iAEON」アプリは主に2つの決済機能があり、店舗でのお支払いにはこれらを利用します。

実際に支払う際に、一番おすすめなのは、会員コード画面から支払う方法です。

会員コード画面から支払い

AEON Payの会員コード画面

↑の画像のように「AEON Pay支払い」にチェックを入れておくと、会員コードを提示するだけで支払いまで行うことができます。

「支払い設定」からカード払いにするのか、チャージ払いにするのか、事前に設定しておきましょう。

会員コード画面から支払うことで、会員コード・クーポンとAEON Payでの支払いのバーコードの読み取りを1回で済ますことが可能です。

イオンカードのカード払い設定

AEON Payのカード払い画面

AEON Payの対応加盟店では、決済バーコードを読み取るか店舗のQRコードを読み取るだけでイオンカードのクレジット・デビットカード決済(一括払いのみ)が出来ます。

支払い時にWAON POINTを使うことも可能です。

クレジットカードのイオンカードがなくてもイオン銀行キャッシュ+デビットも登録できます。

チャージ払い設定

AEON Payのチャージ払い画面

AEON Payの対応加盟店では、決済バーコードを読み取るか店舗のQRコードを読み取るだけでチャージ残高から支払いが出来ます。

支払い時にWAON POINTを使うことも可能です。

iAEON、イオンウォレットともに利用可能です(以下iAEONアプリの画像ですが、出来ることは両者共に同じです)。

イオンペイへの残高チャージ方法

AEON Payのチャージ方法選択画面

AEON Payへのチャージ方法は以下の3通りです。

  • イオンカードからチャージ
  • 銀行口座からチャージ
  • イオン銀行ATM・イオン店舗に設置されているチャージ機(WAONチャージャーLite)から現金チャージ

イオンペイのチャージ設定画面

イオンカードからチャージは可能ですが、チャージポイントは付与対象外です。

イオンペイの銀行口座チャージ

銀行口座はイオン銀行はもちろん、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、西日本シティ銀行、京都銀行などが登録可能です(登録できる銀行一覧はこちら)。

お釣りにも対応しています。

イオンペイにチャージ可能な銀行口座

現金チャージは現在拡大中です(レジではチャージできません)。上限は1回あたり49,000円となります。

↓はAEON Payの現金チャージ対応のWAONチャージ機です。

イオンペイ現金チャージ対応のWAONチャージ機

請求書払い(ポイント付与・利用対象外)

AEON Payは請求書払いにも対応しています。

ただし、WAON POINTは付与対象外、WAON POINTの利用もできません。

AEON Payが使えるお店

AEON Payはイオングループだけではなく、グループ外のお店でも使えるところが増えています。

イオングループ(一部)

イオングループ以外

など。街のお店、サービスでも使える加盟店が拡大しています。

AEON Payのメリット

AEON Payには以下のようなメリットがあります。

高額な決済でもバーコードひとつ

イオンでのお買い物の場合、イオンカードでお支払いされる方は家電やインテリア商材などの高額商品の支払いを行うこともあります。

AEON Payは一括払いに限られますが1回のお支払いにつき50万円まで利用可能(カード払い時)、その上暗証番号やサインも必要なく決済バーコードの読み取り1回だけでイオンカードのクレジット決済が出来るのでスピーディーです。

基本のポイント付与はカード利用と同じ

AEON Payはイオンカードのクレジット決済と同じ扱い、また、チャージ払い時にも同じレートで、基本となるポイント付与は0.5%(200円で1 WAON POINT)となります。

イオンJMBカード でAEON Payを利用した場合も同様に0.5%(200円で1マイル)の付与となります。

イオンカードからのチャージ時にはポイントは付与されません(あくまで支払い時に付与される)。

イオングループの特典もそのまま適用

イオンやマックスバリュなど、イオングループでAEON Payを利用した場合はイオンカード利用として取り扱われるため、「いつでもWAON POINT2倍」「お客様感謝デー5%OFF」などの特典がそのまま受けられます。チャージ払い時にもこれらの特典は適応されます。

イオンJMBカードでも同様に5のつく日にAEON Payを利用すればマイルが2倍貯まります。

なおAEON Payで利用した場合、お客様感謝デーなどの割引時にはレジで決済バーコードをスキャンした段階で割引後の金額で精算処理が行われます。

AEON Pay限定の特典も不定期開催

AEON Pay限定のキャンペーンの告知画面

※↑キャンペーンの一例

イオングループの各社で開催している「イオンカード期間限定ポイント〇倍」などの特典では、不定期で上記のようなAEON Payのみ対象となる期間、AEON Payの利用で倍率がアップになる期間があります。

このようなキャンペーン期間中では、イオンカードで支払いをした場合にかなりの損をすることがあるためAEON Payで支払うことをおすすめします。

Android端末で手間なく決済できる

イオンカードをスマートフォンで決済できるようにする場合、Apple PayやイオンiDなど複数の手段があり、その組み合わせによって利用できる決済手段が異なります。

Androidの場合、イオンカードはGoogle Payでの設定に対応していないため、「イオンiD」の申し込みが別途必要になりますが、旧来の申し込み方法しか未だ用意されておらず、申し込み後に送られてハガキを使って設定しないと利用できないためハードルが高く、実際に利用できるまでに10日程かかってしまいます。

電子マネーとコード決済という違いはあるものの、一方でAEON Payの場合は初期設定後すぐに利用出来るので手間もそこまでかかることはありません。

また、おサイフケータイ非対応のAndroid端末をお持ちの場合はAEON Pay以外の方法でイオンカードをスマートフォンで利用する方法がないので、必然的にAEON Payを活用することになるでしょう。

電子マネーWAONより簡単に使える

イオンでは従来から提供している電子マネーWAONがありますが、ポイント部分においてWAON POINTでまとめるようになった現在、会員登録をしたWAONでイオングループを利用した場合はWAON POINT、会員未登録・グループ外で利用した場合は電子マネーWAONポイントと付与されるポイントが分かれてしまったため残高やポイントの管理が従来よりややこしくなっている現状があります。

AEON Payはイオンカードの決済に加えてチャージ払いも利用できるようになり、支払い時には全ての取引がWAON POINTとして付与されるため面倒がありません。

特にイオングループの店舗でのみWAONを利用している場合、そのまま使い続けるメリットが全く無いため利便性や特典が圧倒的に上回るAEON Pay(チャージ払い)で使うことをおすすめします。

iAEONアプリでオーナーズカードの提示からのAEON Payで支払いがスムーズ【NEW】

iAEONアプリではオーナーズカードを登録することが可能です。登録をしておけば、実カードを持ち歩く必要がありません。AEON Payとオーナーズカードの提示は両方ともiAEONアプリで完結します。

iAEONアプリからコードを提示して支払えば、特典が適応されます。さらに、半年に1度の還元特典は、カードの場合はキャッシュバックですが、iAEONアプリに登録すると、WAON POINTでの受け取りが可能になります。iAEONにオーナーズカードを登録するためには、必ずWAON POINTが受け取り可能なカードの登録が必要です。

ただ、オーナーズカードの読み取りとAEON Payでの支払いが一度に行えるわけではないので、あくまでAEON Payのついでに提示がし易いという話です。

AEON Payのデメリット

AEON Payには現状だと以下のようなデメリットが挙げられます。

再ログインの間隔が短い

iAEONアプリの登録時とAEON Payの設定時にSMS認証が行われますが、AEON Payをしばらく立ち上げていない場合は再認証が必要となります。

この再認証の期間が短く、1~2週間程度で求められることがあるので少々面倒なことも・・・

また、頻繁に利用しているケースでも1か月程度で再認証を求められるのでいざレジでお支払いしようとしたら認証画面が出て慌てる・・・というシーンも多々あります。

ポイント的なメリットがない

AEON Payには通常のイオンカードで支払うときと比べてポイント的なメリットがなく(カード払い時と同じ)、まだ使える場所も多くないので、わざわざ設定するメリットがある方は限られているかもしれません。

G・Gカードは要注意

55歳以上の方を対象にしたG・G感謝デーの5%割引を受ける場合、AEON Payでは各種G・Gイオンカードのカード払いのみ対象となり、チャージ払いでは割引を受けることができません。

G・G特典をG・G WAONカードでのみ受けている方はそのままWAONで利用することをおすすめします。

チャージ払いの仕様が若干使いにくい

チャージ払いの機能が後から追加となったこともあり、まだまだ足りない部分が多くみられるため少々使いにくい点も・・・。

チャージ払いにおいてはWAONに近い仕様を踏襲し、残高上限・決済金額の上限が5万円までとなっており、他のコード決済のように残高払いでも高額な決済に使うことは難しい仕様となっています。

また、チャージ方法も現在は銀行からの口座振替しか用意されていないため、気軽にチャージ出来る拠点がないのもマイナスに・・・

しかしながらチャージに関しては今後現金チャージなどの手段も提供予定になっているので不便な状況はそう長くはないと思います。

AEON Pay残高の送金機能

AEON Payの送金機能

AEON Payではチャージ残高を送金することも可能です。

電話番号、SNS、相手のQRコードを読み取って送ることが出来ます。

あくまでチャージ残高を送り合う機能で、出金は現状対応していません。

1日/1度に最大5万円、1ヶ月あたり最大10万円までです。

まとめ

イオンカードとWAONで長年キャッシュレス環境を引っ張ってきたイオンが「独自のバーコード決済」という形で新しくスタートしたAEON Pay。

チャージ払いもスタートしたことでWAONに近い使い方も出来るようになり、従来イオングループ内でややこしくなっていた様々な決済サービスやポイント制度を「iAEON」アプリで視覚的にわかりやすく、統合的に利用できるようになりました。

決済サービスとしては足りない部分も結構あるため粗が目立ちますが、イオングループのヘビーユーザーであれば様々なお支払いが「誰でも」「どんな端末でも」「簡単」に使えるようになる決済手段になるので積極的に使ってみてはいかがでしょうか。

ちはやるん
著者:ちはやるん
デビット・プリペイドを中心に愛用する長崎県民。 とくにNFCPayは大好物で福岡・大阪・東京に行った時は使って帰らないと気がすまないくらい。Twitter ID: chihayaobachan