主に年会費無料のクレジットカードで人気どころのもの、その良いところ、悪いところを両面から本音で挙げたいと思います。
動画で出したのですが、色々な追加意見を頂いて個人的に採用したいもの、ああこれ忘れていたなというものが増えたので改めてまとめています。
概要
三井住友カード NL
三井住友カードのスタンダードなカード、三井住友カード NLです。
賛
- 特約店でポイントがめちゃくちゃ貯まる
これに尽きます。スマホでタッチ決済をするだけで、セブン-イレブン、ローソンなどのコンビニ、すき家やサイゼリヤなどの飲食店で7%還元以上になります。筋トレ終わりにすき家のフリスビー丼をよく食べる私はお世話になっています。
三井住友カードの特約店に関してはこちらの記事をご参照ください。
否
- コールセンター繋がらない
- めちゃくちゃ繋がらない
- 自動チャットサービスをたらい回しにされる
- 初めてのクレジットカードに勧める人が多いが適切か?
- 基本還元率0.5%
三井住友カードが自身で採ったアンケートでも良くないところでコールセンターに繋がらないことが1位になっていました。
それと、特約店の還元率の高さに隠れがちですが、基本還元率は0.5%です。
JCB CARD W
JCBオリジナルシリーズの中のJCB CARD Wです。
賛
- スターバックスカードへのチャージのポイント還元率が高い
- Amazonとかもポイントアップ
- MyJCBアプリの使い勝手が良い
- 海外事務手数料が安い
特約店が多いです。その中でもやはり目立つのはスターバックスカードへのチャージでのお得さではないでしょうか。Amazonでの利用もAmazon Prime Mastercardと同様の還元率を実現できます。
否
- OkiDokiポイントがややこしい
OkiDokiポイントは1,000円で2ポイント、1ポイントあたり最大5円くらいです。いくらポイントが貯まりやすくてもOkiDokiポイント周りが複雑なのは大きなデメリットだと言えるでしょう。
私はJCBプレモにチャージしてからAmazonギフト券にチャージしていますが、毎回面倒くさいです。
楽天カード
楽天カードの一般カードです。
賛
- 楽天市場でポイント貯まる
- クレカ積立は15万円分/月まで
- ポイントは使い道に困らない
やはり楽天市場で使うならこのカードになります。楽天市場でしかないものも多いため、手放すことはできません。
クレカ積立は楽天キャッシュへのチャージ分と合わせて15万円分までポイントが貯まるのは大きいです。
否
- ポイント還元率が下がる利用先が多い
- 改悪が続いている(SPUも)
- 利用即時通知に対応していない
- Google Payでタッチ決済が使えない
- 途上与信が多く、毎月の限度額に変動がある
楽天カードはポイント還元率が下がる利用先(外部リンク)が多いです。そしてそのような利用先が増えています。
楽天市場でのポイント還元率がアップする楽天SPUも改悪が続いているので、今後どうなるのか不安です。
Androidをお使いの方はGoogle Pay(Googleウォレット)上でタッチ決済を使うことはできません。楽天ペイアプリから設定する必要があります。他のカードでもタッチ決済を使う場合、切り替え作業がかなりの手間です。
個人的に最大のデメリットが利用即時通知に対応していないところです。他のカードが対応している中であまりにも怖い。
リクルートカード
上位版リクルートカードプラスは新規に申し込むことができないので、通常のリクルートカードです。
賛
- ポイント還元率常時1.2%
- ポイント使いやすい
- 電子マネーチャージでもポイント優秀
- 生き残っている
ポイント還元率が常時1.2%なのはやはり強いです。
ポイントはdポイント、Pontaポイントに交換できますし、Amazonのパートナーポイントとして連携すれば、1ポイント1円で便利に利用できます。
電子マネーチャージも上限3万円や国際ブランドによる違い(Visa/MastercardとJCBでは異なる)はありますが、未だにポイントが貯まるのは優秀です。
何より、他のカードの尖った部分がどんどん取れていってしまったので、このカードの良さが浮かび上がっている気がする。
否
- 利用即時通知がない(JCB以外)
- 実は意外と出番が少ない?
- ETC発行手数料が高い
JCBカード以外、Visa、Mastercardは利用即時通知に対応していないので不便です。ETC発行手数料もVisa、Mastercardブランドだと1,000円かかるのは高い。
また、あえて言うなら、他のカードがキャンペーンなどをやっていると、実は出番が少なかったりします。
エポスカード
エポスカードの一般カードです。
賛
- マルコとマルオで10%OFF
- 優待も豊富(地方商業施設でも優待多い)
- バーチャルカード対応
- 過不足なし
- 無料ゴールドカードの招待
まずはベタですが、定期的に開催されるマルイで10%オフのマルコとマルオキャンペーンがあるということ。
その他の優待もカラオケ等、特に学生の方とかには嬉しい優待が多いです。地方の商業施設のハウスカードとして指定されているので、日本全国のいろんな商業施設でポイント倍や割引が受けられます。
また、本カードとは別のカード番号が発行されるバーチャルカード機能も安全面で嬉しい。
全体的に過不足はないです。
使い続けていると、年会費無料で持てるゴールドカードの招待が来ます。
否
- 家族カードがない(ゴールドだと似たものはある)
- 全てはエポスゴールドカードのために
結局のところ、エポスゴールドカードのための踏み台です。
アプリに出てくるえぽっけくんというキャラクターに問い続けることになります。「ゴールドまだ?」と。
セゾンパールアメックス
セゾンカードには年会費無料カードが色々ありますが、ここではセゾンパールアメックスを取り上げます。
賛
- QUICPayで2%還元
QUICPayで2%還元なのはやはり強いです。
他に、セゾンキャッシュバックという特定のお店でお得な仕組みもあったのですが、最近は開催されていないのでここでは割愛します。
否
- 永久不滅ポイントがややこしい
- 交換レートも改悪あり
- あとから支払い方法を変更→リボ払いのみ
永久不滅ポイントもJCBのOkiDokiポイント同様、交換レートがややこしいポイントです。1,000円で1ポイント貯まり、1ポイントあたりの価値は最大4.5円くらい。レートの改悪も続いています。
また、セゾンカードは大手カード会社でありながらあとから支払い方法を変更する際に2回払いなどの分割払いを選択することができません。あとから変更できるのはリボ払いのみです。
しかも個別にリボに変更できる期間(選んで「リボ」)が未確定の状態の14日までで、それ以降はひと月分を丸ごとリボにする必要が出てきます。
大きい買い物には使いづらいですね・・・。
ビックカメラSuicaカード
動画ではJRE CARDを出したのですが、やはり年会費無料(実質無料)で統一したいのでビックカメラSuicaカードで。
賛
- Suicaへのオートチャージ対応
- チャージで1.5%還元
- JRE BANKとの連携で特典
- あとから支払い方法を変更→2回払いの手数料が無料
ビューカード発行のクレジットカードはやはりSuicaへのオートチャージが魅力です。チャージで1.5%還元なのも嬉しい。
また、JRE BANKの口座を開設して、このカードの引き落しを行えば、各種特典(外部リンク)を得ることができます。
否
- Google Pay非対応
- 家族カードなし
- タッチ決済(ほぼ)非対応
- アプリから利用制限の設定などができない
ビックカメラSuicaカードを含む、ビューカードはGoogle Payに対応していません。
また、当たり前といえば当たり前なんですが、タッチ決済にもごく一部のカード以外、対応していません。ここまで他のカードがタッチ決済搭載が標準になると存在がロックンロールです。
Suicaのためのカードです。
アプリの利用制限の設定は、私も動画のコメント欄で教えて頂いて初めて気付いたのですが、確かにセキュリテイ的に不安ですね。
PayPayカード
PayPayと連動しているクレジットカードのPayPayカードです。
賛
- PayPayであと払い便利
- Yahoo!ショッピングでお得
- PayPayに紐づけられる唯一のクレジットカード(予定)
- どこでも1%還元、条件を達成すれば1.5%還元
PayPayであと払いをするのは、最初はチャージすれば良いじゃんとか思っていましたが、やっぱり便利です。
Yahoo!ショッピングでの還元率も、残高払いと同じではありますが、お得です。
常時還元率1%なのも悪くないですし、PayPay STEPという条件、コード決済のPayPayと合わせて月に10万円以上、30回の利用があれば、翌月の還元率は1.5%になります。
否
- PayPay Stepハードル高い
- あとから支払い方法を変更→リボ払いのみ
PayPay Stepは達成できる人はできるのでしょうが、やはりハードルが高いです。一般的な学生の方だとほぼ無理ではないでしょうか。
セゾンカードと同じく、あとから支払い方法を変更する際の方法がリボ払いのみなのも不便です。
メルカード
若者に人気のメルカードです。
賛
- メルカリでお得
- 申し込み爆速
- 都度精算をして限度額を回復させることができる
- 利用停止、上限停止が簡単
まずメルカリでお得です。人によって還元率は異なりますが、最大4%還元。
何より、大手ベンチャーがクレジットカードを再発明しているので、色々な体験が新しいです。
申し込みはメルカリの情報を使っているので爆速ですし(私は1分半くらいで申し込み完了した)、都度精算ができるのでプリペイドカードのように利用することができます。
使わないときはアプリから利用停止をしておくこともできます。
否
- Apple Pay・Google Pay非対応
- ETCカード・家族カードなし
- サポートは基本チャットのみ
- あとから支払い方法を変更→定額払いという名のリボ払いのみ
メルカードはApple Pay、Google Pay共に対応していません。対応しているのはプリペイドカードのメルペイのみです。
ETCカードや家族カードはないですし、サポートも基本的にチャットのみで、基本のカードサービス以外のところを割り切っているカードだと言えます。
支払い方法をあとから変更する際には定額払いという名の実質リボ払いのみです。
まとめ
個人的に普段考えていることは一通り網羅したつもりです。
コメント頂いた方もありがとうございました。1人賛否と言いつつ1人じゃ出しきれなかったところに気付けて大変助かります。